二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN日常】Distance【俺の弁当だ!!】
- 日時: 2013/03/29 22:24
- 名前: 桜庭 ◆Hy48GP/C2A (ID: uiVbj.y2)
- 参照: http://www3.hp-ez.com/hp/distance-urabana/
亀更新な北大路の駄作小説。
マンガしか読んでないからキャラの特徴はやや掴めていないところもあります。
話が「支離」滅裂だ? 「しり」ません。
・・・あ、スベった。ほらスベった。
・原作のイメージ崩壊が許せない
・ギャグばっか無理 ・荒らし
一つでも当てはまればブラウザの「戻る」をクリック。
【緊急!!】ネタとキャラ募集 >>183
*/オリキャラ募集
投稿にあたって >>16
投稿用紙 >>15
投稿キャラ達( >>26 )
*:お客様/
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△載ってなかったら言ってね
*/目次 >>78
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「ボスのいない世界」>>69
*頂き物/
>>136(ユナのイラスト) 村人Aさんより
>>135(ユウのイラスト) 朔さんより
*OP&ED/>>139-140
*/SPECIAL CONTENTS!
合作 >>181
2011.8.27
桜庭→北大路に改名しました
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- Re: 【REBORN日常】Distance【ネタとキャラ募集】 ( No.198 )
- 日時: 2013/03/08 19:50
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: mYaacdZq)
- 参照: http://p.tl/FKt8
参照3000超記念
#零「月に揺らめく狼二匹」
7月のある日。
太陽がじりじりと地面を照らしつけ、アスファルトから、熱気が跳ね返ってくる。うだるような暑さに人々はクタクタだが、蝉だけはひたすらに求愛—ひたすら鳴いているだけだが—していた。
—お前、このままだったら高校ヤバいぞ、どこも行けないぞ?
ユナの脳内では、先刻の二者面談の担任の言葉が反芻されているのみで、後はただ、早く帰りたいという思いのみだった。
如月ユナ、15歳、中学3年生。現在、絶賛迷走中。
*
3日前、6時間目のホームルーム。この時間は、二者面談に向けての準備をするということらしい。
まず、進路についてのアンケートを配られたのだが、まだ何にも進路について考えていなかったユナは、隣の席の笹川了平という男子のアンケートをチラ見しながら、少し写して誤魔化した。3回近く「極限」と書いた気がする。
そしてその後、学校生活についてのアンケートを配られた。これまた面倒なアンケートだな、写したろか、とユナは考えていたが……。また笹川のアンケートを写す気にはなれなかった。しょうがないから、自分の意見で書くことにした。
『学校は楽しいですか?』
初っぱなからズケズケ来るなあ、と考えつつも、ユナは4段階評価の「そう思う」(ランクは1番上)に丸をつける。
設問は64つあった。これは面倒だと踏んだユナは、全部同じとこに丸してやらぁー! と言わんばかりに、適当に丸を書いていく。
しかし、問題を見ていなかったのがマズかったようで……。
- Re: 【REBORN日常】Distance【参照3000超】 ( No.199 )
- 日時: 2013/05/12 16:55
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: uiVbj.y2)
- 参照: http://p.tl/FKt8
参照3000超記念
#零「月に揺らめく狼二匹」(続き)
放課後、第3相談室。
個人面接なので、先生はユナを含む数名に、放課後残るようにと言った。ユナはほとんど聞いていなかったので、帰りのホームルームが終わった瞬間に帰ろうとしたら、笹川に「今日は面接ではないのか」と言われ、引き止められた。
なんでお前がそんなこと知ってんだよ、とユナは思った。が、どうやら笹川も、放課後は面接で残るらしい。その時一緒に名前を呼ばれたってだけ。それだけのこと。
「極限に面接だー!!」
燃えている笹川を尻目に、ユナは第3相談室へと向かった。第3相談室ってどこだっけ、廊下の突き当りの奥の部屋だったっけ?
*
第3相談室には、既に何人か教室の前で先生を待っていた。皆男子だった。
「如月嬢じゃねーか」
その中の一人が声をかけてきた。名前は忘れたが、かなりチャラい頭髪をしており、制服もかなり着崩している。要は、調子に乗っているってこと。
「今日は何やらかしたんだぁ?」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、そいつはユナに質問してきた。ユナは「お前こそ何やらかしたんだ?」と聞き返したが……。ユナも、大概調子に乗ってるよなと思われてもしょうがないような、ギャルっぽい見た目と生活態度。
「面接だー、面接」
「俺ら優良だから」
そこにいた野郎は皆、そう言って笑った。誰が優良だよと思いつつ、ユナは「ま、私もだけどさ」と言って笑った。
「しっかし如月嬢、妹に似ないよな」
初めに話しかけてきた男子が言った。唐突過ぎるその発言に、その付近にいた生徒全員に苦笑いした。通り過ぎていっただけの生徒ですら、クスリと笑い出す始末。
「急に何だ」
ユナはふてぶてしく答える。本当に急である。しかも結構失礼なこと言ったぞ、今。
というか、「妹に似ない」って言うより、「姉妹そっくりじゃないよな」っていう方が自然な気がする……。
「いやさーこの間、俺、見たんだよなー。妹嬢」
人の妹を妹嬢と呼ぶのってどうなの、と言いそうになったが、黙ってユナはそいつの話を聞いていた。
「超かっけーな!! 妹嬢!! 楽器吹いてるのとかマジサイコーじゃん?!」
そいつは、急にテンションハイになった。私の妹の話で。何だコイツ……。
「だよな!! マジかっけーよな!!」
「イケメンだな!! 彼女になってくんねーかな?」
イケメン、かっけーといった褒め言葉が飛ぶが、女子にとってそれらの言葉は、全くもって嬉しいと思わない。しかも、イケメンだから彼女にしたいって、何でそういう発想になるんだろう?
あ、バカなんだね、彼らは。
「ユウはやらん。少なくともお前たちには」
ユナは毅然とした態度で言った。野郎どもから「いや、お父さんかよ」というナイスなツッコミが飛んできた。
「つーかアイツ、おっさんだけど?」
ユナがそう言った途端、野郎どもから野次が飛んできた。野次を飛ばすときが一番怖い。こやつらの場合。とも考えたが、ちょうど先生がやってきた頃なので、ユナは先生に軽く会釈をした。会釈の理由は、特にないです。
「お前もなかなかのオッサンだろ!! ハゲ!!」
そう言って叫んだ男子共だったが……、その叫びはユナではなく、
「ほほ〜う」
最近、ちょっと(本人申告)抜け毛に悩んでいるという……、
「上等だ……表へでろ、お前ら」
学年主任であり、我らの担任の先生へと飛んでいってしまっていた。
*
- Re: 【REBORN日常】Distance【参照3000超】 ( No.200 )
- 日時: 2013/03/15 13:32
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: mYaacdZq)
- 参照: http://p.tl/FKt8
参照3000超記念
#零-弐「月に揺らめく狼二匹」
野郎どもの面接に加え、笹川との(一方的な)面接を終えた先生は、もはや人の顔ではないような、そんな顔をしていた。あえて言うなら、『銀魂』の屁怒絽さんみたいな顔である。
「まったく……最後はお前か」
先生が嫌そうな顔をした。なぜならユナは、学年トップを争う(もちろんワーストの方)学力、授業態度、生活態度、成績、進路など、一番話すことが多い相手である。
急に抜け毛の症状を患ったのは、実はユナのせいなのではないだろうかと、先生は密かに思っている。
「ごめんね最後が如月で」
そう言いながら、ユナは席に着いた。相談室は、普通の教室と同じ広さなのだが、椅子と机が2対あるのみなので、だだっ広く感じてしまう。
「うん、許さん」
そう言いながらも、先生はさっきユナ書いたアンケートを見ながら話し始めた。
「で、お前さ、何か悩んでんのか?」
先生は顔を上げるなり言った。いきなり言われたのでびっくりしたユナだったが、ユナは「美しすぎることです」と半笑いで言った。
先生は「あ、そんなことかよ」と軽く流した。しかし次に、
「アンケートに書くくらいなんだから、もっと深刻な悩みかと思ったけど……」
え? とユナは思った。アンケートには「そう思う」(ランクは1番上)にだけ丸をつけたのだが……、というところまでユナの思考が至った時には、もう遅かった。
「真面目にやらんかあああ!!」
炎属性、パゲドラゴンJr.、level99、戦闘力54万。怒涛のファイヤブレス攻撃!!
……などと言っている場合ではなかった。本当に火を噴きそうな勢いで怒る怒る。怖いなんてものではなかった。
ユナは慌てて教室から逃げ出した。パゲドラゴンJr.は、更にたくさんの火を噴いてユナを追いかける。
「なぜ逃げるんだああああああ!!!」
「先生怖いですもん!!!」
ユナは振り返ることなく逃げ続けた。
*
午後5時45分、並盛商店街。
パゲドラゴンJr.から逃げ切ることは叶わず。みっちりと面接を、かれこれ40分行ったのだろうか。怒っているせいもあって、先生は「将来のことは考えてるのか」「お前それじゃ公立高校受からないぞ」など、耳にいたい言葉を吐きまくる。
「好き放題言いやがって……」
何だかむしゃくしゃとした気持ちになったが、だからといって、どうなる訳でもない。ユナはイライラしながら、商店街のアーケードをくぐり抜けていく。
そーだ、ゲーセン行こうかなー。ふとそんなことを思ったユナ。お金があったかどうかは、気にしなかった。とりあえずゲーセン行きたい。それだけだった。
*
- Re: 【REBORN日常】Distance【参照3000超】 ( No.201 )
- 日時: 2013/03/15 15:12
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: mYaacdZq)
- 参照: http://p.tl/FKt8
参照3000超記念
#零-参「月に揺らめく狼二匹」
ゲーセンまでの道のりには、夕方でも昼でも薄暗い近道がある。たまに蛇とか狸が出る、などという話を聞くが、ユナは全く気にしない。とにかく早くゲーセン行きたい。で、ガンシューティングとかやりたい。そういう気分だった。
しかし、その道には、どっかの不良な男子高校生が群れていた。相当危険な匂いがする。そのうちの一人と、ユナの目が合ってしまった。
「おっ、あの娘も並中生じゃん」
一人がそう言うと、不良全員がこっちを向いた。なかなかに怖かったが、ユナはものともしていなかった。不良の半分が不細工だったからである。
「てーか如月嬢じゃね?」
「まじかよ、じゃあ学年違くね?」
こっちをチラチラ見ながら、不良たちは何か話していた。そして時折、誰かのほうを向く。仲間……ではなさそうだ。
「何? 何か用?」
一体何を話しているか気になり、痺れを切らしたユナは、不良に向かってこう言った。しかもタメ口で。
「如月嬢、コイツも並中生だよな?」
そう言って、グループで最もガタイのいい男が、誰かを蹴って一歩前に進ませた。名札の色で言えば、私の2つ下の学年……つまり、1年である。
1年坊主は、銀髪でシルバーアクセをたくさん身につけていた。チャラいしイカツい。
コイツ、完全に調子に乗ったな——それが一年坊主に対する第一印象であった。
「そうなんじゃない? ウチの制服だし」
そういえば……。ユウが話していた転校生のことだろうか。6月くらいに転校してきた奴が、半端なくイカツくて怖い。そして頭が良い、めっちゃ賢い。羨ましい。などと散々言っていた。
その一方で、あの1年もうマジでイケメン、という話も聞いた。主にユナはイケメンが大好きだったのであるが、年下不良ってちょっとなーと思っていたので、軽く流す程度で気に留めなかった。
「……転校生だったと」
肝心なところで名前が出てこない。ユウから聞いた名前が思い出せない。ものすごくイカツい名前だった気がする。牢獄の「獄」という字を書くという話を聞いたのだが……。
「マジかよー、ありがと如月嬢」
何でこいつらが私のこと、しかもあだ名を知っているのだろう。気になって「何で私のこと、しかもあだ名知ってんの?」と聞いてみた。
すると不良は、苦笑しながら「こないだナンパして振られたんだよねー」といった。ユナはというと、完全に覚えていなかった。
「あっそ。で? この1年坊主はどーするつもり?」
しばらくの間おざなりにされていた銀髪1年坊主を見ながら、ユナは不良に尋ねた。すると、睨まれた。1年坊主に。よく見るとかなり怪我を負っているようだった。
「こいつさー、ダイナマイト持ってやがんだよ」
「おう、もう切れちまったけどな」
おや、何とも物騒な1年坊主じゃないか。これ以上関わるのって危険かも。だって受験生だし? と自問自答してみた。
「ま、俺にかかったらこいつバラすのなんて、簡単っしょー」
「なー」
並中生をこんなところでバラされんの、気分悪いんですけど。てーか、ブスのくせに調子乗ってんな、お前ら。鬱陶しいからアンタたちバラしてやろーか?
そんなことを考えていたら、自然と体が動いていた。
「んなこと、させっかよ」
一番ブサイクで、一番調子に乗っていた不良の顔面めがけて、蹴りを入れた。それから間髪いれず、腹パンを5発ほどお見舞いした。あまりに急すぎる展開には不良も驚いたが、反射に近い感じで、残りの奴らもユナに反撃しようとした。
それから先は、何も覚えていなかった。
全て終わったあと、ユナの前には血まみれの一年坊主の姿があったのみだった。そしたら、警察が来た。ユナは無意識に、1年坊主の手を引いて逃げ出していた。
警察官はどこまでも追ってきそうだったので、ユナは狭い裏路地に逃げ込んだ。
「待たんかい!!」
警察官は、大通りへと走っていった。ユナはほっと胸をなでおろす。そして、1年坊主の方を見た。
月の光に照らされた彼の顔。さっきは暗くて見えなかったが、かなり整った顔立ちである。イケメンレーダーがビビビと反応した。レベル4。
「お怪我の具合は?」
使ったことのない敬語(?)で、1年坊主を気遣うユナ。何かおかしいが、何がおかしいかはユナには分からない。アホだから。
「……別に、大したことねーよ」
そう言ったが、1年坊主。腕からかなり出血しているようだ。見かねたユナは……、
「!!」
制服の半袖ブラウスの袖を、何と片方引きちぎってしまった。それを1年坊主の腕に巻いて、止血の処置をした。その一挙一挙の見目麗しいこと。やってることはバカの極みだけど。
「できた!! 後はもう大人しくすることだな」
「……」
袖をちぎって処置してやったまでは良かったが、ちぎられたブラウスが、ワイルドな状態になっていたので、ユナは思わず苦笑した。
「可愛イルドだろー、けどこれで帰るのは嫌だぜぇ」
「……わりぃな」
ちょっとスベった。ユナの中では、まあまあいい線いったと思ったらしいが。
「あんた、名前は?」
ふと、ユナが尋ねてみた。深い意味はなかった。
月光が照らす、茶髪狼と銀髪狼。
*END
- Re: 【REBORN日常】Distance【参照3000超】 ( No.202 )
- 日時: 2013/03/15 15:46
- 名前: 朔良 (ID: 2IhC5/Vi)
参照3000なんて……すごすぎます\(゜ロ\)(/ロ゜)/
いつも応援しています!
頑張ってくださいませ(^o^)丿
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