二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 言の葉遊び。(inzm/短編)
- 日時: 2011/08/31 19:39
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: l78GGQ1X)
- 参照: http://yaplog.jp/pikota6/
(ばらばらの言葉を並べ立てた)
*
飽きたらずまた手を出す馬鹿一号。
inzmの長編のねたが思いつかずorzなことに。
※ ゆうはプロではありません。可笑しい文、誤字脱字。あると思います、お知らせください。
URLはブログでつ。
—お客様、!—
*刹那さま
*伊莉寿さま
*空音さくらさま
*星兎さま
*哀奏さま
—めにゅー、!—
(ろんぐ)
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(しょーと)
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(ぷろじぇくと)
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(おしらせ)
[>>155] 合作相手募集*お知らせ
合作相手無限募集という、ね?(
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- [010] ( No.73 )
- 日時: 2011/08/22 11:19
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: PdhEocoh)
- 参照: 参照300\(^q^)/
(はぁ……来ちゃった、けど、)
音村さんには断りを入れて、灯台に来てみた、が。
——誰も居ない。しん、と静まった其処にずっと居るのは正直に言えばとても嫌だった。が、キィというドアの開く音にあたしは気付いて慌てて声を掛ける。
「、あの、」
「彩音!?」
切羽詰まったそんな声に、あたしは聞き覚えがあった。——豪炎寺、くん? やがて姿を現したその人は、あたしの見覚えのある大切な仲間。ついこの間まで一緒にキャラバンに居た仲間。豪炎寺くんは驚いたように此方を見詰め、やがて穏やかに笑みを浮かべた。豪炎寺くんがあたしを促す。此方に来いということだろうか。
「……亜美のこと、聞いた」
「、うん」
「あいつが来たんだよ。——お前を攫ったって」
嘘だ。亜美ちゃんが自らどうして豪炎寺くんに言いに来るんだろう。豪炎寺くんは何処か辛い表情を浮かべながらもぽつぽつと言葉を紡ぐ。
「どう、して?」
「——彩音を宜しく、って言ってたんだ」
何で? さらったのに、どうしてそんな台詞が吐けるの? 疑問でいっぱいいっぱいになった頭を回転させ、どうにか思い出そうと必死で唸る。でも、攫われたときのことは何も覚えてない。何かされた形跡もないし——。
「亜美はね、キャラバンの連中からお前を離すために攫ったんだよ」
「、ぇ?」
不意に声が聞こえた。目の前には、黒い髪を流し紫の綺麗な目をした女の子が立っている。豪炎寺くんは少し身構えている様子だ。女の子は冷めた瞳をしたまま言葉を紡ぐ。
「今思えば、下らない独占欲さ」
「——誰?」
名前を尋ねても、女の子は淡々と言葉を発するだけで名乗ろうとはしない。最早女の子の名前は諦め、あたしはただその言葉を聞きとろうと必死だった。でも、よく分からない。亜美ちゃんは一体何をしたのか——いまだに頭の中を回るのは疑問。
「、亜美は——お前を大事にしている。大切な幼馴染、いや、親友だからね。でも、キャラバンの連中に嫌われている、というよりは裏切り者として思われている亜美はお前が自分を嫌わないように攫ったのさ。とっても下らない独占欲だね」
——嫌うわけがないのに。
「まあ、今亜美の元には亜美を大切に想い、信じている連中が集まっている。お前が思っているより、香奈の死はどうやら亜美の心を抉り傷つけたようだ。——救えるのは、誰だろうね」
「あ、なた、誰なの?」
「——————彩音、覚えておきなさい。救えるのは貴女だけ。亜美を知る、ね」
女の子は薄らと綺麗に笑み、消えていった。いや、闇に溶け込んでいったという方が正しいかもしれない。隣に居る豪炎寺くんがはっとしたような表情を浮かべている。
どうしたのか尋ねる前に豪炎寺くんはあたしの頭に手を置いて小さく、悲しげに笑った。意味が分からないよ?
「——亜美を最もよく知る人物だ。勿論お前も知っている」
——嗚呼、もしかして。
香奈ちゃんはまだ、——生きてるんじゃないか。
( 不意に現れる影 )
*
はい、もう誰なのか予想はつきましたよn(((
展開早いとか言わないの!
暫くは彩音のターンですw
- 重ねられた影 ( No.74 )
- 日時: 2011/08/22 11:33
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: PdhEocoh)
- 参照: 参照300突破\(^q^)/
「——亜美?」
放課後の教室。夕日に照らされながらぼんやりと黒板を見詰めているその儚げな姿に、不覚にも胸が高鳴った。偶々忘れ物を取りにきただけだというのに、とても幸せな気分になる。何時も見ていた姿、横顔。どうして今こんなにも彼女に釘付けになっているんだろうか、俺は勿論知らない。
「、円堂くん」
ふんわりと微笑を浮かべた亜美に再び胸がどくんと脈打った。俺、亜美に恋してんのか? そんなはずは、無い、のに。普段の亜美らしからぬ弱々しさにどうしたのかと首を傾げてしまうけど、聞けるほど仲は良くないし、——そもそも、聞くこと自体が不躾な行為なんじゃないか。
亜美を如何にか慰めようとでもしたらしき伸ばしかけた手は、亜美の暗い表情によって行き場を無くし、ゆっくりと下ろされた。亜美は傷付いた表情を浮かべ痛々しい笑みを見せるだけだ。嗚呼、苦しい。そんな表情やめろよ、なんて言えずただ何をするわけでも無く己の席に向かった。亜美の、斜め後ろ。喋ることは一切ないそんな席。
「なあ、亜美」
「——どうしたの?」
「何でそんな、表情なんだよ、」
ただ亜美は笑うだけだ。何も言わず、ただ、ただ。なあ、亜美、お前の赤いその瞳に、俺は映ってないんだろ? なあ、お前は俺と誰を重ねてるんだよ? 俺は——俺は、
「風丸、くん、」
俺じゃない人物の名を呟いて、亜美はただ傷付いた笑顔を此方に向けるだけだった。——やめてくれ。
(少年はただ、遠さを知る)
- Re: 言 の 葉 遊 び。(inzm/短編) ( No.75 )
- 日時: 2011/08/22 11:32
- 名前: 刹那 (ID: ieojggCq)
ティアラ「彩音!!大丈夫?!」
ラティア「亜美は大丈夫かしら…」
うん、似た者同士です;コメに来てくれた亜美ちゃん&彩音ちゃんみたいだね。
参照、300突破おめでとう(^○^)
そして、あの謎の少女はまさかもしかして…
ティアラ「言っちゃ駄目〜><」
ラティア「貴方、本当に分かってるの?」
えっと…微妙な感じです^^;んじゃ、更新ガンバだぜ☆
- Re: 言 の 葉 遊 び。(inzm/短編) ( No.76 )
- 日時: 2011/08/22 11:37
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: PdhEocoh)
- 参照: 参照300突破\(^q^)/
彩音「だいじょーぶb」
亜美「暫く私の出番ないって……死ね作者」
∑亜美!?
最近暴言にも慣れてきましたゆうです(笑)
そう、あの謎の少女は(以下略
亜美「言ったらぶっ潰す」
彩音「亜美、怖いって……><」
ありがとー! これもみなさんのお陰でry
300突破嬉しすぎる!(
有難う! 更新頑張るね^^
- 安堵の言葉 ( No.77 )
- 日時: 2011/08/22 17:37
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: PdhEocoh)
「——豪炎寺、君?」
ふわりと、病院特有の薬品の香りがする。とある病室から現れた豪炎寺君に思わず声を掛けてしまった。豪炎寺君は驚いたように此方を見、小さく首を傾げて見せた。
「何で此処に——?」
「ああ、あのね、薬を取りに来たついでに先生に顔出そうと思って、」
「薬? 、どうして」
「ちょっと風邪気味でさ、」
くすくすと笑えば気を付けろよという温かい言葉が聞こえた。分かってると笑み、豪炎寺君に何で此処に居るのか尋ねる。
「豪炎寺君こそ、何で此処に?」
「、妹が事故に遭ったんだ。もう意識もあるけどな」
だから心配しなくていいと笑む豪炎寺君。妹さんのことが心配なのか少し顔を曇らせている。——心配しなくていいと言われても、心配してしまう表情だ。もしかして無自覚? くす、と口許を緩めると豪炎寺君はいかにも不審げな目を向けてきた。——おおう、怖い。
何でもないとはぐらかせば、顔をがっちりと手で挟まれた。その目は「絶対何かあるだろ」と言っているようにも見えて小さく吹き出してしまう。
「人の顔見て笑うなんて失礼な奴だな」
むぎゅっと頬をつままれる。うにゅー、なんて言葉にならない言葉を発しつつ少し楽しげな豪炎寺君に小さく笑んだ。
「よかった」
その呟きはきっと彼には聞こえていないんだと思う。
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