二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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 冬結晶. 〔 inzm・東方小説集 〕
日時: 2012/03/19 20:33
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
参照: お菓子の袋開けたら中身が飛び散りました。ポップコーンェ……

   

         
       「やっほう、来ちゃった」


                 「……あ、あんたら何人の家でくつろいでるのよッ!」






>>東方幻常記

 :::::::::::::::::::


 始めましての方は始めまして、お久しぶりの方はお久しぶり、こんにちはの方はこんにちは。
<紅闇-くれあ->とか言う者です。はっきし言って読み方とかご自由に。気にしてない馬鹿が此処に。


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*******魔道の世界--旅人達は--(イナズマ二次創作)********

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Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻*  ( No.48 )
日時: 2011/12/18 08:40
名前: ショコラ (ID: sopKm/an)


 いつでも覗きに着てください!!(検索が必要な可能性が大)
 あと改良点などのアドバイスもあればどんどん書いても構いません。
 又書き始めようかな?
 それはさておき、続きが速く読みたいな。
 紅闇さん頑張って!!

 ユーリ:首を長くして待ってるぜ!!
 カノンノ・G:あっ、勝手に出てきちゃダメだよ!!
 チフォン:良いじゃん別に
 ルフォン:よくありません!!
 作者:全員、回れ右して速く帰れ!!!

Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻*  ( No.49 )
日時: 2011/12/18 19:06
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)





@ショコラさん

只今続きを製作中です……いや嘘です。もう出来てます。
このコメと一緒に続きを投稿したいと思ってます!てか絶対やる!

ありがとうございます^^ 

Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻*  ( No.50 )
日時: 2011/12/18 19:11
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)






4話-2





 円堂の言うとおり、茜ともう一人の男は反応が薄い。三日振りに会ったとでも言うような様子だ。そんな二人に、円堂は不服そうに目を細める。


「どうしてって言われてもな……茜が伝えてきたんだよ、近々そっちに行くって」

「私は“二人”に通達したはずだが。どっかで捕まって届かなかったか」

「何だって……俺知りもしない……」



「あ——うん。そうだね、あいつがもう一人の番で、『風丸一朗太』って奴」

「随分とかっこいい方ですね」

「え?」

「いえ、何でもないです。では、三人だと」

「そう。意外に楽しいよー」


 一方では、三人が笑いながら話をしていた。内一人はまだ不満そうな顔をしていたが。
 三人の昔話から桜の木まで、楽しく会話に花を咲かせる三人は、見ていて羨ましいものだとカーナは思った。


「でも懐かしいなあ! 何年ぶりだっけか?」

「二十年前」

「その頃はまだ生まれても無かった気がするが? 俺達二人はその頃の世界を知らないしな」

「勿論、私だけだが。あの時は楽しかった」

「何その実際に見てました反応。まあ、あながち間違いでもないけどさ」


 三人の会話には矛盾が生じている。誰もそのことについて言わない辺りについては、さすが茜の友人。近寄る人間は自分と似ているという迷信があるが、全てが嘘と言うわけでもないのだろうか。
実際、誰も嘘などは口にしていないが、それに気付けるのは他に誰も居ない。


「桜の木はどうだ? 今年も順調に花を咲かせられそうか?」

「ああ。ちょっと開花が早い気がしないでもないけどな。まあ、桜も満開に越したことはないさ」

「桜、桜って。一応あれにも『五年桜』っていう名称あるんだけど?」

「その名称が付く桜は世界に一つだけしかない。この辺で桜と言えば、指すものは一つしかない」


 茜の表情に翳りが見えた。何を思ってそんな顔をするのだろうか。
 

「あ、そうだ。天月ー」

「はーい? カーナちゃんに桜を案内して差し上げろと?」

「言いたいことが分かるって良いよな、羨ましいぜ」

「円堂、話が逸れてる。そうだ、悪いけど宜しく」

「構わないけどね。お弟子さんに聞かせたくない話とあれば、適当に時間つくってきてあげる」

「はい? 何のことですか」


 天月はカーナを振り返り、満面の笑みで言った。


「あたし達邪魔者だってさ、カーナちゃん。桜でも見に行く予定が出来そうかな」


 カーナは茜を見た。茜は困ったように顔をしかめると、手を振り払って行って来いの仕草をした。
 元々興味があった五年桜の森とその桜。出歩くなと言われる覚悟はあったので、驚きと嬉しさが混じったような気がして、良く分からなくなった。取り合えず、外に出るチャンスは逃したくないと思い、カーナは天月の好意に甘えることにした。


「じゃあ……行って来ますね、お師匠様。失礼します」


 カーナは立ち上がって儀式だけの礼ををし、天月と一緒に外に出た。外の天気は変わらず晴天。






「——恨むなよ、天月」




「はて、何のこと? まあ、話は後で聞かせて貰いますけどね」










Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻*  ( No.51 )
日時: 2011/12/23 15:20
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)



5話-1





「——さて」


 小屋を出て歩いていくカーナと天月の姿を見届けると、風丸は扉を閉めた。振り返るその顔は、ここに戻ってきた時と同じように深刻だった。
先程まで談笑していた雰囲気は既に無い。三人は共に顔を見合わせ、細々と話し始めた。


「良いのか? カーナはともかく、天月ぐらいには話してやっても良かったんだが」

「カーナを一人で出す訳にはいかないだろ! 最近どうも辺りが怪しい。誰かが監視しているような」

「——二人で居れば何とかなると。まあ、そこは納得しよう。円堂、上手い具合に話を振ってくれて助かった。正直言って、追い出す口実が見当たらなくてな」

「聞かせたくない話なら、小屋にさえ入れないと思ったからなー。そもそも此処に来ること事態が可笑しい」


 茜は自分の口下手を久しぶりに呪った。——あいつ、勘が良すぎるからな。今頃疑い始めてるかも知れん。
暫くの間交流と取っていなかったとしても。自分の考えを見抜ける友人は頼もしいと感じた。また同じように、恐ろしくも感じるようになった。
 だが、そんなことはどうでもいい。今自分が知りたいと思ったことだけを聞けばいい。


「じゃあ話すが……天月以外、他言禁止だ。まだ推測の域を出ていない」




「そもそも、私達が此処に来た理由は、あれだ、<災厄の言霊>をやったんだ。ジェネードでな」

「ヒロトの所……そっちも久しいな。あいつはどうだった?」

「相も変わらず病人のような青白い顔をしていた。で、話を戻すが……。『創造の神』によれば、災厄の発祥が此処だった」

「……まさか。此処は五年桜があるんだぞ? 見守る神様も居る」

「だから訳が分からなくなってるんじゃないか。
 ——ここでお前達に問う。最近どんな様子だ? 桜じゃない、“この地を見守る神様方の方だ”」


 茜は語尾を強めた。他人が見たら脅しのように見えるだろう。一方の二人は怯えるようすもなく、考える素振りを見せた。変に肝が据わっているところも、らしいと言えば、らしい。
 んー、と迷った挙句、円堂が口を開いた。


「確証を得ないけど……そう言われると、少し弱まってる節はあるかもな」

「というか、俺は薄々可笑しいと感じていたが。さっき言った看板、あれも文字が消える=何かが可笑しいって意味なんだよ」

「え、そうなのか?」

「俺がこの前少し細工させて貰った。悪い……とは思ってない」

「そうか……。それは神の力そのものが弱まっているのか。誰かの力が加えられているからなのか。——お前ら、変なことした?」

「「しない。する訳ない」」


 二人揃ってキッパリ言い切った。お前らが何かやってくれていれば楽なのになと、茜は頬杖をついた。無駄に動きたくない自分は、これ以上他の土地に行くことを望んでいない。
 








 話が途切れ、皆が黙り込む。だがそれも一瞬の内で、風丸によってまた会話が戻る。


「さっきから神様やら言ってるけどさ……お前、信じてるのか? 何と言うか……信仰って奴」


 この世界に、『神』の存在は強く信じられている。魔道のことや、平和のことや……色んな場所に神が宿っているとされる。
勿論、くだらない噂だと言う者もおり、双方亀裂が走っている部分もある。
 此処、五年桜の森にも神がこの地を見守っているということで、番の者も“外面では”神を信仰している。


「<創造の神>の知識を借りてるんだから、勿論……と周りに言っているな」

「……信仰は無いのか」

「お前らと一緒だよ。信じたいが、余りにも話が出来過ぎていて疑っているってな。同じだろ?」

「俺は……昔の人から見て、神レベルの魔道の使い手が居たと思ってるな。人間で」

「それが一番現実的だ。多分それで合ってると思うが、そんなのを爺婆に言ったらお叱りを受けるからな」


 かなり無礼なことを言った気もするが、茜は無視し、扉の方へ向かった。横に立てかけて置いた短槍を手に持ち。


「どこへ行くんだ?」

「話も終わった。カーナを呼び戻すさ」

「俺も行こうか? 桜までは道を外れているから、結構迷うぞ」

「必要——……あるな。有り難い」

「よし。円堂は、」

「留守番は遠慮するぞ、俺だって一人は暇なんだよ。それに……もうじき暗くなるし、人数は多いほうが良いんだろ?」


 風丸の言葉を遮って、円堂は部屋の奥のほうに向かった。ゴソゴソと何かを探す音がすると、カンテラを持って戻ってきた。


「……何か……古いな」

「五月蝿い。村はこれ位しか支給してくれないんだよ」

「結局、この森の存在意義も薄れ掛けてるって所だな。なーにが神様信仰だ!」










「はいはい。んで、暗いと何かいけないことがあるのか?」







Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻*  ( No.52 )
日時: 2011/12/23 17:47
名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: Dscjh0AU)

久しぶりイイイイイイイイイイイイ!!
あんま来れなくてごめん!
んでもって茜ちゃんとカーナちゃん可愛い!!
ちょっともらっていきますn((

…信仰と聞くと、スイーツ(笑)の巫女さんを思い出してしまう俺…
もう死んだ方がいいのかな((
死ぬんだったら瀟洒なメイドさんにナイフで殺されたいww
んでその後に閻魔さまに裁かれたい((
ってか、幽霊になって幻想郷へ行きたいww
みょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!(www

これからも頑張って!
応援してるよ!


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