二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ニセコイのニジサク
- 日時: 2012/06/19 12:44
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
栖樺です。
コミック一巻を買ったらなんかこう・・・。
書きたくなったので、
手を出してみました。
栖樺にしては珍しく、本編に出てくるキャラを
中心軸として、話を回していきたいと思っています。
とはいえ、ニセコイって、小説にするの難しそうなので、
キャラ崩壊とか、本編との食い違いは悔い違いは、
できれば目を伏せていただきたく・・・・。
まぁ、察してください。
めだか箱、狐僕と並行していけるか不安ですが、
とりあえず、頑張ってみます。
どうぞ、お口汚しならぬ、
お朽ち汚しを、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいかと
- 小ネタ『シンブン』 ( No.9 )
- 日時: 2012/08/04 22:35
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
壁新聞の記事
・クッキーの威力!!
先日、舞子集氏ら、某クラスの生徒が大量に保健室へ駆け込んだ。
彼らの証言を信じると、どうやら『クッキー』が原因らしい。
そのクッキーを作った人物は未だ不明で、その日は
壮絶な腹痛を訴えていた生徒たちはその翌日、昨日のことが
嘘だったかのように、元気に登校をしていた。
この脅威のクッキー、いったい何者が作ったのか・・・。
目撃者、証言者、または本人求む!
・乙女像!
我が新聞部が、学園の男子生徒50人にきいた
『理想の乙女像ランキング』堂々の一位は
[クッキーやケーキなど、お菓子づくりが得意な子]であることが
判明、上の記事から参考するに、
料理ができない人がいきなりクッキーを作っても、被害者が
出るかもしれないのでご注意を!
・男子に聞いた!乙女像2!
上に記事の通り、お菓子作り女子の人気は高いとの事なので、
もっと詳しく聞いてみると、こんな意見が上がった。
「ふだん、女の子らしく無い子とかが作ってくれて、
それがうまいとか、ギャップがいいですよね〜。」と
似たような意見が多く、どうやら男子は
「女子の普段とは違うところ」にグッとくるらしい。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
あとがき
〜インタビューや目撃者の方々ありがとうございました。
クッキーのナゾについてはこれからも詳しく調べていきます〜
これをみた感想。
楽「へぇー、そういうもんなのか。
しっかしこのクッキー千棘のとか・・・?」
千棘「私と違ってヘタな子もいるのねー。
男子はそういう子がいいのか・・・。関係ないけどね!」
小咲「こ、これはっ!いやまさか、え、でも〜・・。
普段と違うところかぁ、一条君もなのかな・・・なんて。」
るり「まさか、こんなおおごとになろうとは。」
集「なんで俺だけ個人名!?」
鶫「な、ぎ、ギャップ!?私はそんなつもりは!!
しかし、そうか、普段とは違う・・・。」
- 「モウショ」 ( No.10 )
- 日時: 2012/08/16 18:53
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
「・・・あの。お嬢。」
「あ?あぁ、何よ鶫。」
鶫と、千棘、二人で家でゴロゴロしているときのこと。
実際のところはゴロゴロしてるのは千棘で、
鶫は何かしらの書類を処理しているらしい。
「お嬢、その・・・どうなんでしょうか。」
鶫がエンリョがちに、千棘に訊く。
千棘は寝がえりを打って、鶫のほうを向く。
「だから何よ。」
「その、格好とか、体勢とか・・・。」
「え?」
千棘は、
キャミソールに下着の格好で、寝っ転がっている。
扇風機の前にだらしなく。
「だーって、誰も見てないし。いいじゃないの。」
「い、いえ。お嬢。私がいますし。それに・・。」
鶫はまたもや言いづらそうに、
窓の方を見て、
「それに?」
「ギャングのみなさんが・・・。」
「あはは、やだー。家族みたいなものじゃないの。
それに、鶫とは女同士だしねー。平気、平気。気にしないわよ。」
「はぁ・・・。」
鶫はいつもの制服姿。
暑くないわけではないが、ある程度は訓練されたおかげで
我慢できるらしい。
「(なんか、お嬢の羞恥心が、日に日に減っているような
一条楽らと接していると、特に・・・!!) あはは。」
「んー?何笑ってんのよ。」
と、グダグダと過ごしているとノックが。
「お、お嬢、入ってもよろしいですかい?」
「あー、いいわよー。誰でもどうぞー。」
「(だ、だらしない。) どうぞ。」
そして、ドアが開かれた先には、
「千棘ー、親父が暑中見舞いだとー、って鶫?
てか、千棘お前、なんつー格好してんだよ。」
「「!」」
「い、一条楽!?」
「な、何しに来たのよ!?変態!?」
千棘が楽の顔にまくらを投げる。
「ちょ、あぶねぇな! いや、届に来たら、みんな
あがっていってくだせぇ、っていうから来てみたら・・。」
「だ、だからって、普通乙女の部屋に・・・!」
まくらを受け取って投げ返される。
それをまた投げ返す千棘。
しばらくはキャッチ枕しながらの会話。
「乙女って・・おまえ。そんな格好で乙女とか。」
「そ、そんなこと訊いてないわよ!」
「それに、ノックしただろうが。」
「はぁ!? あんただなんて思わないわよ!」
「・・・・。」
鶫は黙って口をパクパク。
どうやら、軽く気を失っているらしい。
「いやいや、誰だろうと、その格好はねぇわ。」
「うるさいわね!人がどんな格好してようといいでしょ!」
「誰がそんな色気のかけらもねー下着姿なんて、
喜ぶわけねーだろ。そんなもん。」
この言葉には、
さすがに千棘も傷ついたらしく、
まくらを戻す、そして息を吸い込み
「帰れーーーーーっ! このもやしーーー!
暑さで枯れろ! 二度と生えないところに帰れ!」
「なっ!」
楽の背中を押して、部屋の外に出す。
鶫を気を戻したらしく、
「あ、しまった。つい・・・。」
「まったく。もう!あのもやしめ・・。」
千棘の顔は真っ赤だった。
「お嬢?」
「ふ、ふん!別に!あー暑くなったわね!」
「・・・・・そうですね。」
(一条楽の前では、恥ずかしがるんですね。)
鶫の胸に少し痛みを覚えた。
(・・・暑さにやられたかな、私も。)
ー胸が痛いのは猛暑のせいー
きっと、そのはずだ。
栖樺です!
マリーちゃんを話に出したいきもするのですが・・。
まだコミックには出ておらず・・・。
うーむ。
気が向いたら、出してみたいかと。あと、
題名だけ、のせることにしました。
順番関係なく読めると思うので、数字いらないかと。
それでは、
- 『モウショ2』 ( No.11 )
- 日時: 2012/08/31 20:15
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
「あ、暑いねー。るりちゃん。」
「そうね。」
小咲とるりの二人。
夏休みということで、
公園に散歩というおざなりなおでかけ。
「セミが、うるさいね〜。」
「鬱陶しいね。」
公園には涼しげなところもあるけれど、
そこまでたどり着くことがだるいのだ。
「なんか背中にいるみたいだよね!」
「・・ついてるよ。背中。」
「えっ!嘘!」
うろたえる小咲。
背中を見える範囲で見る、そして触る。
「な、無いよ〜!!」
「ついてたよ、ほら。」
そういって背中の方に回り、
小咲の背中から何かをとる。
そして、小咲の前に差し出す。
そこには、
『○■○クリーニング!』
という、タグ。
「わ、私もしかして、ずっと・・!?」
「うん。ギャグだと思ってた。」
「違うよ!そんな舞子君みたいなことしないよ!」
「小咲の中の舞子くんのイメージがひどいと思う。」
「あ、いや。そういうつもりではなく・・。」
小咲は手をバタつかせ言いわけを探す。
結局無いようだった。
「まったく。背中よりもあんたは前を気にしたら?」
「うぅ・・。」
小咲は背中をうなだれる。
るりは背伸びをして、小咲の頭も軽くはたく。
「いったいよ!」
「ハエ」
「嘘だ!」
即答だった。
「じゃ、蚊。」
「同じだよっ!」
頭をさすりつつ、背筋を戻す小咲。
「うん。小咲はその方がいいよ。」
「え?どうして。」
「前を向いて、背筋伸ばしてよ。後ろなんかきにしないで。」
「・・・・。」
小咲にはその言葉がわりと重く感じた。
なんだか、
『過去なんて気にしてないで』
そう、言われた気分だったからだ。
そのせいで、
次のるりの言葉への反応が遅れた。
「・・後ろは、後はあたしが気にすればいい。」
「え?聞こえないよ?」
「気にしないの。」
小咲の肩をたたくと、るりは歩き出した。
それに、小咲もついていく。
「るりちゃん、アイス食べない?」
「あたしなんかより、一緒に食べる人、いるでしょーに。」
るりがそういうと、小咲は首を振って、
「今は、るりちゃんと食べたいんだ。」
「・・・・。」
「だめかな?」
首を傾ける。
るりは浅く溜息をついて、
「今は、ね。小咲もなかなか積極的になったじゃない。」
「えっ!あ、別にこれからも食べたいけど!」
「わかったから、必死にならないでよ。」
さっきまでの調子はどこへ、
小咲はまたあわてだす。
「小咲。」
「なに?るりちゃん。」
「夏も悪くないかもね。」
「そうかな?」
少し首を傾げ、
二人は公園を出ていく。
『小咲を少しだけでも積極的にしてくれるなら。いいかも。』
今は、そう思う。
- キセツのイセキ ( No.12 )
- 日時: 2012/09/19 22:38
- 名前: 栖樺 啾 (ID: j.vAWp8a)
「お嬢!そろそろ秋ですね!まだ暑いですが。」
「そうねぇ、秋ね。」
二人でくつろぐ女子。
内容はあまりガールズトークとは、言いづらかった。
「お嬢は今年の秋は『何の秋』にしますか?」
「うーん・・。ずぅっと『食欲』だったからなぁ・・。」
そこに、男子高校生二人追加。
もちろん、一条楽と舞子集。
「お前は『食欲』だろうな・・。集は?」
「俺は『読書』かなぁ。」
呟く舞子に、追加された、二人のうち一人、宮本るりが
軽蔑の眼差しを向ける。
「どうせ、舞子君の読書なんて、限られてるんでしょ、ジャンルが。」
「なんか、最近宮本オレに、厳しくね?」
「これが、フツーよ。ね、小咲。」
追加された二人のうちのもう一人、小野寺小咲が頷く。
「るりちゃんも、だよね。『読書』。」
「小咲は?『芸術』とか?」
「俺も『芸術』かな、料理的な意味で。」
楽も呟く。
盛り上がる会話。
「私は、『スポーツ』がいいかな。」
千棘が言うと全員頷く。
「それが、一番だな。」
「桐﨑さんには、それしかないね。」
「お嬢は芸術よりも『スポーツ』が似会いますよ。」
「千棘ちゃんらしくて、いいんじゃない?」
「うん、千棘ちゃんなら、なんでも合うよ!」
千棘も満足気だ。
「そうよねっ!あ、ところでー・・。」
千棘が鶫に視線を向ける。
「鶫、あんたは?」
「えっ!?私ですかっ!?」
「うん。言ってないわよね。」
全員が鶫を見る。
「えぇと、特には・・、無いというか・・。
あ、じゃあ、何がいいと思いますか?」
鶫が言うと小咲が遠慮がちに手を上げる。
「小野寺殿なにか、案が?」
「うん。案って、程でも無いんだけどね。」
もったいぶるように言う小咲に、千棘が先を促す。
「なんでもいいから、言ってみてよ。」
もじもじしつつ、小咲は呟いた。
「『恋の秋』なんて、どうかな?」
「「「・・・・っ!!!」」」
楽、鶫、千棘、そして、何故か自分で言ったわりに、
小咲も赤くなる。
「だめ、かな。」
鶫は顔を真っ赤にし、懐に手を入れて、銃を取り出し。
楽に向かって発砲した。
「な、なんでオレ!?」
「う、うるさい!!」
『恋の秋』、寒い季節を前に、進展が図れるキセツになるかもしれない
実るか否かは、本人次第。
頑張ってみるのは、個人の自由。
- 和菓子と小咲 ( No.13 )
- 日時: 2012/10/16 22:50
- 名前: 栖樺 啾 (ID: j.vAWp8a)
「新しい和菓子を?」
「おー、栗使った奴とかさ。」
小咲の母と、小咲。
店番中の会話である。
「こういう時期になるとあるだろ、ほら、あの《期間限定》てきな。」
「あぁ、あるね。」
だるそうに言う母を横目で見ながら言う。
休日の朝、常連さんが来るのにはまだ早い時間。
「そーそー、そういうのなんかない?新しい感じの。」
自分で考えるつもりは無いらしく、イスに座ってのびている。
「なんで私に訊くの?」
「いや、細かいことはいーんだよ。材料とか調理法とかは。
デザイン的な奴を作ってくれればいーや。」
「え?それだけでいいの?」
小咲が首を傾げると、母の怪訝そうな顔。
「いや・・、小咲に材料とか考えられても・・。
秋刀魚とか入れられそーで、怖いし・・・。」
母の台詞に、小咲は頷くしかなかった。
「そ、そーだけど・・。」
逆に仕上げしかできない自分にそこまでやれと言われる方が無理だ。
(さ、さすがに秋刀魚は入れないけど・・。)
「私こういうの考えるのが得意ってわけでも・・。」
小咲が落ち込んでいると、母が言う。
「なんかそーいうの考えるの上手いクラスメイトいないの?」
「えっと・・・。」
(一条君とか・・・かな?)
普段から料理してるし、器用だし・・。
(でも、そんなこと頼める仲でも・・・。
あ、でも千棘ちゃん達も誘ってなら・・・。
あれっ!なんか私千棘ちゃんを口実にしようとしてるっ?
うわ・・・、どうしよう、うーんと、・・・。)
小咲がひたすら考えていると、母が見かねたように、
「いるの?いないの?」
と、溜息をつきながら聞いてきた。
「えぇと、いるには、いるけど・・でも頼めないというか、
頼みづらいというか、なんというか・・・。」
もじもじしながら答えると母からざっくり言われてしまった。
「え、何!?なんか怖い感じの子なのっ!?」
「えぇっ! 違うよっ!!・・・あ、でも。」
(お家のほうは、ヤクザさんだから、
決して怖くないとも言い切れないよね・・。)
言い淀む小咲を見て、再び溜息をつく。
「まぁ、とにかく得意そうな人がいるってことだけ
覚えておくわ。あんま頼りにならなそーだけど・・。」
「ちょ、ひどいよっ!いちじょ、・・その人は頼りになるよっ!」
名前をいいかけあわてる小咲に母はにやける。
「へー、人見知りだったあんたがね〜。」
「変なこと考えないでよ!」
きっと今自分の顔は真っ赤だと、小咲は思う。
実際に、真っ赤だった。
「ま、あんたがそこまで言うなら、そうかもね。」
母がそういい、小咲は笑った。
「そこまで言うならいつか、うちの店に手伝いに来てもらおうか。」
ははは、と笑い、厨房に消えた。
「そ、そんなことあるわけっ・・・ないよ。」
少しずつ、声が小さくなる。
(今はまだ、そんなこと頼めないよ。)
自分の意気地のなさに、反省しつつ、
楽と一緒に働いているところを想像しているうちに、
お客さんが来た。常連のお母さんだ。
「おはようございます。松原さん。」
「あぁ、おはよう小咲ちゃん。えらいわねぇ。いつも。」
「い、いえいえそんな。」
いつものやりとりを終えるといつものモノを買って、
松原さんが帰ろうとした時に、一言。
「そういえば、お店に入ってくる前に小咲ちゃんずいぶん
ご機嫌だったみたいだけど、何考えてたんだい?」
「・・・・。」
「まぁ、いいんだけどね〜。」
松原さんを送ると小咲はその場にしゃがみこんだ。
顔が熱い。
(そ、そんなに顔に出てたんだーーーっ!)
恥ずかしさを必死にこらえて、次のお客さんに向けて、
立ち上がろうとした時に、厨房から、
にやにやしている母と目があった。
「うぅぅ・・・。」
その日の小咲は店が閉まるまで、ずっとそのことを思い返していた。
(ホントにいつか、一条君がうちの店にくることが・・。
あったりして・・・・。)
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