二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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君は何も知らない… イナクロ
日時: 2012/12/03 17:43
名前: 藍紅  ◆JTyw4zQ2h. (ID: ZUkStBmr)
参照: 藍紅のハッピーエンドプロジェクト再始動! 

藍紅です!ハッピーエンドプロジェクト再始動!イエー!←

これは前作「フェアリー・ティターニア」からの続編です!
というか、過去6作見て頂いた方が早いかも(ry


藍紅のハッピーエンドプロジェクト・前作達

・ハッピーエンド
・騎士の振る剣は、
・僕ダケ見テレバ良イノニ…
・幸せを終わらせたい陽炎は嗤う
・運命停止
・フェアリー・ティターニア

FLAで使ってた種族はこちら↓

・火妖精族「サラマンダー」
・水妖精族「ウンディーネ」
・風妖精族「シルフ」
・土妖精族「ノーム」
・闇妖精族「インプ」
・影妖精族「スプリガン」
・猫妖精族「ケットシー」
・鍛冶妖精族「レプラコーン」
・音楽妖精族「プーカ」
・光妖精族「アルフ」
・天使妖精族「ルリア」
・悪魔妖精族「イリス」
・神妖精族「ゼウス」
・氷妖精族「シノン」
・死妖精族「アリス」


キャラ設定 >>1 >>2

更新履歴
・キャラ設定に「魅羅魁翔及び剣城魁翔」、
 「永遠聖夜」、「天宮遥」を追加しました!

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Re: 君は何も知らない… イナクロ ( No.38 )
日時: 2012/11/28 18:11
名前: 藍紅  ◆JTyw4zQ2h. (ID: ZUkStBmr)
参照: 藍紅のハッピーエンドプロジェクト再始動! 

クロ☆

さすがクロ…!
分かってらっしゃる!!(ガッシィイイイイッ←

「双竜に頼り過ぎてるハッピーエンド」を改善する為に
京介さんはあーいう嘘ついて逃げ出しました。
帰って来た剣城さんはかなり強くなってくる設定なので
また頼り癖つきそうだなーとか思いながら(笑)

Re: 君は何も知らない… イナクロ ( No.39 )
日時: 2012/11/29 17:45
名前: 藍紅  ◆JTyw4zQ2h. (ID: ZUkStBmr)
参照: 藍紅のハッピーエンドプロジェクト再始動! 

六話

(魁翔side)



「魁翔!」

練習中。俺は零鬼さんからパスを貰ってゴールへ向かって行く。


「行かせないわよ、新キャプテンさん」


月実さん(と呼べと言われた)が俺からボールを奪おうと走ってくる。
俺はオフェンス技の体勢に入る。



「ホーリーベル!!」


目が眩んだ隙に俺は月実さんを潜り抜け、絶対無敵と言われる
ハッピーエンドの現正ゴールキーパー闇元陽華さん。
彼女からゴールを奪えれば、私は改めてキャプテンと認めてくれるという。

俺は化身を出す体勢を取った。
陽華さんも俺の事を注意深く見ている。



「凍てつく闇のシント…」

俺は化身の名前を呟き、冷たい冷気を放ち、吹雪の中から現れる美しい容姿の化身を出した。


……俺は、氷。炎をも凍らせる、氷…。
京兄がチームを照らす「光」ならば、俺は後ろから支える「闇」でいい。




「シンガーブライド」


光の如く放ったシュートは、ゴールに飛んでいく。


「うん!いいシュートだね!でも止めるよ!!」


陽華さんは可愛らしい声を張り上げて、パンパンと何回か手を叩いた。



「月光の女神ムーン!!」



陽華さんの、化身…。
俺は試合でハッピーエンドが化身を使ったシーンなど見た事が無かった。
それでも京兄はバンバン使っていたのだけれど。
ハッピーエンドは「必殺技、化身を一回も使わず試合を制す」という
噂が充満していたからてっきり俺の化身シュートも
素手で止められてしまうのかと思いきや、化身に出食わせて俺も胸が躍っている。



「ムーンレイ!!」


陽華さんが俺のシュートを止めた。
シントのシュートが止められたのはこれが初めてだった。



「魁翔、止められちゃったね」
「……聖夜は黙ってろ」
「ピリピリしてるね…どしたの?」
「お前には関係ない……!!」



俺が京兄の代わりを務めなきゃならないんだ…!!
京兄は俺の誇り…!!



「絶対決める!!」



たかが練習だと言うのに、俺は火が付いてしまい、何回もハッピーエンドの
先輩たちからボールを奪ってはシュートした。



「どけえええええええええええええええええええっ!!」



きっと、今の俺は怒り狂った獣の様な顔をしているのだろう。
その顔を見た零鬼さんがストップをかけた。



「おい、魁翔…お前、」
「は、はい…?」
「今の怒り狂った顔…マーダラーを出した時の主将のようだ…」
「マーダラー……?」



マーダラーとは何のことだろうか?出した、というのだから京兄の化身か?
否、ミキシマックスか?



「マーダラーとは、主将のもう一つの化身だ。
 ……主将が怒り狂ってしまった時に出てしまう、化身。」
「復讐神マーダラー…キャプテンはそれを出してシュートを決めた後、倒れちゃうの。
 キャプテンは私達の心配を跳ね飛ばしてでも試合に出るんだけど…」
「……剣城は無茶し過ぎたのかもしれんな」
「白竜さん…俺、分かりません。どうして京兄がチームを突然出て行ってしまったのか」
「……俺にだって分からん。だが、剣城が決めた事だ。
 アイツなら、必ず乗り越えて帰ってくるさ」
「そう…ですよね。白竜さん、俺が考え過ぎてただけだったようです」
「それならいいんだがな…」





復讐神マーダラー

俺は京兄のもう一つの「化身」の話を聞いてしまった。
……それを聞いた事によって、俺は思いがけない悲劇にあう。
それを、今の俺はまだ知らない。





続く


うわー、うわー、これ一応ギャグ路線で進めてたのに京介が
居ないだけでこんなに真面目になっちゃってるよ!!←

零「主将に言いつけるぞ」
藍「サーセン!!」

Re: 君は何も知らない… イナクロ ( No.40 )
日時: 2012/11/29 17:49
名前: Dr.クロ (ID: /PtQL6mp)
参照: http://www.pixiv.net/member.php?id

は、始めて陽華の化身&化身技が出たな。

Re: 君は何も知らない… イナクロ ( No.41 )
日時: 2012/11/29 18:17
名前: 藍紅  ◆JTyw4zQ2h. (ID: ZUkStBmr)
参照: 藍紅のハッピーエンドプロジェクト再始動! 

7作目でやっと陽華ちゃんの化身&化身技が出せた…

陽「待たせたな!なんつてw」
月「やめなさい」
京「さよなら…過去の俺……(泣」
藍「京介っ!!!大丈夫だよ、京介!あ、キャラソン発売おめでとう!!!
  な、なっ!?」
京「……さよなら……過去の俺………(号泣」
藍「京介がああああああああああああああああああああっ」

Re: 君は何も知らない… イナクロ ( No.42 )
日時: 2012/11/30 17:54
名前: 藍紅  ◆JTyw4zQ2h. (ID: ZUkStBmr)
参照: 藍紅のハッピーエンドプロジェクト再始動! 

七話

(魁翔side)


「白竜さん、」

俺は白竜さんに話しかけた。
京兄が居なくなって、一番ショックだったのは京兄の恋人である
白竜さんだと思った。
京兄は俺が白竜さんの事どれくらい好き?って聞いた時に「その気になれば地球滅亡させられるくらい好き」
と言っているくらいだから白竜さんは京兄の倍くらいは京兄を愛していると思った。
……将来義兄になるかもしれないと思うと心底ゾッとするがまぁいいだろう。



「……魁翔か、どうした」
「あ、あの…京兄の事、どれくらい愛していますか?」
「剣城を、か…?」
「はい、どのくらい愛していますか?」
「手放したくない、俺以外の奴とは口を聞かせたくない、
 できるなら束縛し、監禁して俺だけの物にしたいくらい愛している。
 アイツにこの言葉をそっくりそのまま言えば殴るなり蹴るなりされるだろうがな」


白竜さんはそう言って寂しそうに笑った。
俺じゃ京兄の代わりにはならない。でも、少しは寂しさを紛らわせる事はできるだろう…。
俺はそう考えていたのだが、二人の間に漬け込む隙などなかった。
二人は結構本気で愛し合っている。
皆の前では仲の悪いカップルに見えるが、二人きりの時は甘い時間を過ごしているのかもしれない。
チームの間では「剣城は女かもしれない」とか噂が立っているらしい。
(京兄は正真正銘男だが)


「京兄は白竜さんの事、大好きだって言ってましたよ?」
「剣城が?」
「はい。その気になれば地球を滅亡させられるくらい好きだって」
「アイツらしいな…そんな話、今されたらアイツに会いたくなる…
 だが、今は俺達でハッピーエンドを支えなきゃならん。
 ……次の行先は「蒼藍中学」だ。聞いたことあるか?」
「はい、蘭藍がいる学校ですから…」
「蘭藍?」
「はい。桜蘭の蘭に藍色の藍で「らん」と読むんですよ」
「珍しい名前だな。お前と聖夜もそうだが」
「そうですか?」


魁翔。女の俺には珍しい名前なのだろう。
ちなみにかいとと読む。
聖夜は俺も珍しいと思う。これで「のえる」と読むのだからなお珍しい。

蘭藍は俺のライバルだった奴だ。
唯一俺の走りを止めた馬鹿野郎だ。
蘭藍が居る蒼藍中は強豪チームで桜桃学園サッカー部を
5−0で打ち負かした学校でもある。

桐谷蘭藍。コイツは強い。
また会う事になろうとはな…。






〜蒼藍中〜



「オイ、蘭藍。聞いたか?ハッピーエンドが蒼藍に来るんだってよ!」
「……ふーん…面白いじゃん。魁翔の野郎の兄貴が居るってチームだろ?」
「そうなんだけどさ…今、兄貴の方じゃなくて魁翔がキャプテンをしてるって噂だぜ?」
「おいおい、マジかよ。アタシは魁翔の野郎と戦いたいんじゃないぜ?」
「オイ、喧嘩ブッぱなすなよ、蘭藍の姉貴っ」
「喧嘩は売らねぇが、売られたら買うぜ」
「さっすが蘭藍の姉貴!」








俺たちは、蒼藍中に着いた。


「さぁ、行くぞ魁翔」
「は、はい、零鬼さん。では皆さん行きましょう」
「ねぇねぇ、魁翔お姉さん!ウルは試合出られるの?」
「え?あ、…えっと、麗流さんでしたっけ」
「そうだよ!ウルには敬語ダメなの!魁翔お姉さん!」
「え、う、うん…」
「魁翔さん、緊張してるんですか?」
「わっ!?あ、えっと…黒月さん、ですよね?」
「そうですよ?黒月九六です。」
「そ、そうですか…」
「魁翔、チームの皆の名前くらい覚えろ。主将は一回聞いただけで完璧に覚えていらっしゃったぞ」
「えぇ!?きょ、京兄凄い…」




蒼藍中の校門で零鬼さんに色々うるさく言われていると、
特攻服のような服装の女が俺達に話しかけてきた。



「ねぇ、アンタらさぁ、もしかしてハッピーエンド?」
「蘭藍…!!」
「よぉ、魁翔。つーかお前、ホントにハッピーエンドのキャプテンしてたんだァ?
 アタシ、お前の兄貴の方と戦いたかったんだけど?」
「お前…京兄には勝てない。俺が代わりに相手してやる。
 俺だって京兄の血を引いてる………昔の俺とは違う……!!」
「あっそ。まぁ、期待し過ぎないようには期待してやるよ。」


桐谷蘭藍。
コイツに勝つ自信はある。
今の俺には「ハッピーエンド」って心強いチームが居る。
桜桃学園のメンバーも心強いのがいっぱい居たが、
ハッピーエンドは訳が違う。
京兄の育てたチームだ。強いに決まってる。



「FWは、俺と白竜さんで行きます。
 MFは綺埼くんと零鬼さん、無月、真紅さん、月実さんで。
 DFは封李さんと斬さん、GKは陽華さんでお願いします!」
「剣城様の妹さんの言う事ですからね、俺は従いますよ」
「……オイ、妹さんよ。お前は主がどれだけの奴か知らないだけなんだよ…」
「斬、押さえろ。マスターの妹だぞ…口答えするな」
「チッ…分かったよ……」
「まぁいいんじゃないの?」
「えー!?ウルベンチ!?いーやーだー!」
「麗流ちゃん、今日は我慢しよう?ルールがあるでしょう?」
「うぅ〜〜……分かったよ〜、ウル我慢する!」


ルー、ル?


「あ、あの九六さん。ルールって…?」
「あぁ、ハッピーエンドには「大将に無礼な口は聞いてはいけない」って暗黙のルールがあるんです」
「へぇ…」



京兄、そんなこと仕組んでたんだ……。



続く


魁翔ちゃんの初陣!!
蒼藍中は「せいらんちゅう」って読みます。
桐谷蘭藍→キリタニ ラン です!


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