二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説)
- 日時: 2010/02/28 20:34
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
レイトン教授とルークが別れてから6年後、霧深いロンドンの海に、一艘の船がやってきた。「懐かしいなぁ、ロンドン…」それはルークの乗った船だった。
霧が晴れて、ビッグ・ペンの時計台が見えたとき、ルークは懐かしさに胸がしくしくと痛み、何だか泣きたいような気分になった。「僕も入学するのか、先生が教えている、グレッセンヘラーカレッジに…」
そう、ルークは現在19歳。これから、レイトン教授が教鞭をとっているグレッセンヘラーカレッジで大学生活を送るために単身ロンドンに帰ってきたのだ。
だが、このとき、ルークはまだ知らなかった。これからは自分が、仲間と共にに謎解きの大冒険に出発することになるなんて…
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プロローグは以上です。皆さん、ふるってご参加ください。よろしくお願いします!
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- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.42 )
- 日時: 2010/03/09 21:20
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
第3章の続き
その言葉を聞いた僕とケイティは目を丸くして驚いた。
「ジュリアを知ってるんですか?」
僕はその女性を見て呟きながら質問した。
「・・・ええ、そうよ。ジュリアはあたいの姪っ子だよ」
「なるほど・・・ジュリアは親がいないんですか?」
ケイティはその女性を見て思わず首を傾げた。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.43 )
- 日時: 2010/03/10 11:13
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
「ああ、あたいの兄貴とその嫁は、空襲で死んじまった…」ウエンディさんがさみしそうな笑みを浮かべる。
「どうして、ウエンディさんがジュリアを引き取ってあげないんですか?」とケイティ。
「考えてもみなよ。あたいは娼婦からは足を洗ったと言っても、しがないパブの歌手で収入は不安定だし、それに、ドイツ兵との間に子どもを作ったってだけでも『売国奴』呼ばわりされて、警察や軍部に追われる。こんな私と一緒にいるより、シスターと一緒にいる方があの子にとっては幸せなのさ」
「ジュリアだって、叔母さんの事情は分かっていると思います。それでも会いたいに決まっています。あの子は、自分の友人や知っている人がジャック・ザ・リッパ—にどんどん殺されていくと言って落ち込んでました。叔母さんがジャック・ザ・リッパ—に襲われても生きていて、しかも自分に会いに来てくれたと知ったら、きっと喜びますよ」僕はウエンディさんを励ますように言った。
「そうかい…まあ、あの子はアリスのことを知っていて、生まれるのを楽しみにしていてくれたからねぇ…この子を見せに行くくらいならいいかねぇ…」
ウェンディさんはおくるみに包まれた赤ちゃんのほおを指でなでた。赤ちゃんは可愛い笑い声を立てて笑う。ウエンディさんの表情は、それまでには見せたことのない、優しい、母親の表情になっていた。
その時…
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ここまでです、続きをどうぞ。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.44 )
- 日時: 2010/03/10 20:30
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
その時、見覚えのある女の子が入ってきた。
「あっ・・・」
ジュリアだった!なぜ、ここに・・・?
「ジュリア!久しぶりね・・・」
「おばさん!怪我は大丈夫なの?」
ジュリアはウエンディさんを見て呟きながら駆け寄った。
「ジュリア・・・赤ちゃんが生まれたよ。見てみるかい?」
ウエンディさんはジュリアを見て微笑みながら答えた。
「えっ!?マジで?」
ジュリアはウエンディさんを見て赤ちゃんのところに行き、見に行ったのだった。
「ジュリア、すごくはしゃいでるね・・・」
ケイティが僕を見て笑いながら呟いた。それに対し、僕もコクッと頷いた。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.45 )
- 日時: 2010/03/11 12:18
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
「かわい〜!」
「ア〜ッ!」赤ちゃんはジュリアに向かって笑いかける。
「ジュリア、どうしてここがわかったの?」
ウエンディさんが思い出したように尋ねた。
「今日、孤児仲間の間で持ち切りだったの。昨日、ホワイトチャペル地区で人気の女性歌手が切り裂きジャックに刺されて、ここの病院に運ばれたって。私、叔母さんのことじゃないかと思って、急いで来たのよ。無事で良かった…」
ジュリアは嬉し涙を流しかけながらウエンディさんに抱きついた。
「この人達のお陰で助かったのよ」
「ありがとうございます。え〜と…」
「僕はルーク・トライトン」
「私はケイティ・キャンベルよ」
ジュリアが僕達の名前のために言葉をつまらせていると気付いた僕達は自己紹介をした。
「改めてよろしくお願いします!」
ジュリアはこれまでに見せたことのない、明るい笑顔を見せた。そう言えば、ウエンディさんの言葉遣いが少しだが普通になっている気がする。無意識に、姪への教育的配慮の気持ちが働いているのだろう。
「そう言えば、ゲオルグおじさんは?」
ジュリアはハッとして尋ねた。僕は、「ゲオルグ」と言うのが、ウエンディさんが「あの人」と呼ぶ、ドイツ兵の夫だということに瞬時に気付いた。
「それが…」「連れてかれちまったんだよ、警察に、ドイツ人と言うだけでナチの信奉者だと疑われてね…」ウエンディさんの体が怒りに震えている。言葉も、怒りのせいで元に戻っている。
「ひどい…」またも落ち込むジュリア。
「今は行方不明だけど、きっと生きて戻って来るさ」
ウエンディさんの言葉の雰囲気を察したのか、赤ちゃんが急に泣き出した。
「ああっ! よしよし、ごめんねぇ、アリスのパパはきっと戻って来ますからねぇ〜!」あわててあやすウエンディさん。
「叔母さん、私決めたわ。切り裂きジャックのことを調べるのと同時に、7つ集めると世界を平和にできるっていう水晶ドクロを探す!」
僕達2人とウエンディさんはとても驚いた。
「ジャック・ザ・リッパ—のことを調べる!?」
「お願いです、ケイティさん、ルークさん、一緒に調べさせて下さい、叔母さんを傷つけた切り裂きジャックを放ってはおけません! 今は戦争中だから切り裂きジャックだってどさくさに紛れて犯行を行えるけど、世界が平和になれば、犯行が目立ってしまって、そう簡単には犯罪はできないわ。切り裂きジャックのことを調べながら水晶を集めるなら、一石二鳥よ!」
「ダメだよ、ジュリア、私は可愛い姪まで失いたくないの! それに、水晶ドクロは世界中に散らばっていて、集めたとしても使い方を一歩間違えれば、さらに大きな戦争や天変地異が起きるっていう伝説の品よ!?」
「もう決めたんです。叔母さんだって私を止められないわ。それに…」
「それに?」
「水晶ドクロの1つの在りかだって知ってるもの!」
「ええっ!? どこにあるの?」
僕とケイティ、ウエンディさんは同時に叫んだ。
「それは…」
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ここまでです、続きをどうぞ。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.46 )
- 日時: 2010/03/11 14:05
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
すげぇ・・・(ビックリ)
水晶ドクロか・・・面白そうだな♪
よく思いつくね(笑)
なかなか思いつかないものだなぁ・・・私も負けないようにして頑張るか!
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