二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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図書館戦争〜未来編〜
日時: 2012/09/29 16:01
名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)

こんにちわ!メガネ&と申します!

注意!
これは、別冊2終了から数年後のお話です!ネタバレの可能性があるので、閲覧時は気を付けてください!
オリキャラとして、堂上班の子供たちが登場します!
戦闘シーンもあるので、ややグロい表現があるかもしれません!

それでよろしければ、ぜひ読んでください!

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Re: 図書館戦争〜未来編〜 ( No.1 )
日時: 2012/09/29 16:25
名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)

キャラ解説!

堂上遥どうじょうはるか堂上希どうじょうのぞみ
堂上家の子供たち。二卵性の双子で、遥が姉、希が妹。
二人とも運動神経抜群。遥は堂上に似て頭もいいけど、希は郁に似て勉強が不得意(悪く言えばバカ)。
顔はほぼ同じだけど、髪の色が違う(遥が堂上譲りの髪、希が郁譲りの髪)。顔は、両親のDNAを半分ずつにした感じ。
二人とも純粋で、恋愛にはかなり奥手。というか鈍い。

手塚廉てづかれん手塚志保てづかしほ
手塚家の子供たち。廉が兄で、志保が妹。
ともに文武両道、冷静沈着。廉は背が高くて凛々しく、志保は小柄で愛くるしい。二人とも超もてる。
廉は手塚そっくりだが、柴崎譲りの営業スマイルを駆使して女の子の告白を断る。
志保は柴崎そっくりで、兄同様営業スマイルを使う。情報通。

小牧汐織こまきしおり小牧悠斗こまきゆうと小牧剣斗こまきけんと
小牧家の子供たち。生まれたのは、汐織、悠斗、剣斗の順。
汐織は母親そっくりで笑顔がかわいらしい。子供たちの中で最も女の子っぽい。
悠斗と剣斗は髪が母親似。顔は父親似。小牧とともに母と姉を守ろうとする。


変な設定ですみません!

Re: 図書館戦争〜未来編〜 ( No.2 )
日時: 2012/09/29 17:22
名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)

プロローグ 愛しい人の子

—————おぎゃあ、おぎゃあ…
産声が響き、郁は汗にまみれた顔に笑みを浮かべた。

生まれた。私の子供が。私とあの人の、子供が。この世に生まれてきてくれた。

「ご主人を呼びましょうか?」
助産師がそう訊いてきて、郁は頷いた。

分娩室の外にいる堂上にも、産声は届いているだろう。早く、子供を見せてあげたい。

ドアが開く音がして、その二秒後には堂上がそばにいた。

「郁…ありがとうな。俺の子を、産んでくれて…」
「篤さん…」

お礼を言う夫の目が、わずかに潤んでいた。それにつられたかのように、郁の目からもぽろりと涙がこぼれおちる。

「堂上さん、赤ちゃんを抱いてあげてください」

助産師が声をかけ、郁は頷いて両手を広げる。そこにすっぽりと収まったのは、二人の赤ちゃん。堂上夫妻の子は双子なのだ。一気に四人家族になったのである。

「二人とも女の子ですよ。こっちの黒髪の子がお姉ちゃんで、茶髪の子が妹です。性別は一緒ですが、二卵性ですね」

助産師の説明に、堂上と郁は顔を見合わせた。

腕の中でいまだに産声を上げ続けるわが子が、愛おしくてたまらなかった。




やがて郁が回復すると、二人は娘たちの名前を考えることにした。両親ともに名前が一文字のため、子供の名前も一文字なのは自然な成り行きだ。

「なあ郁、こいつらの名前、何か文章からとらないか?双子だしな」

堂上がそう提案してきた。郁はしばらく考え込み、頷く。

「うん、いいよ。この子たち、双子だもんね」

となると、まずは由来となる文章を決めなくてはならない。堂上と郁は紙にいろいろな文を書いた。だが、いまいちしっくりこない。

「あ」
「どうした」
「いいの思いついたんだ!」

郁はにっこりと笑い、紙にペンを走らせる。

“遥かな希望に満ちた未来で輝いてほしい”

「いつか良化法が廃止になる…それが私たち図書隊の願いじゃない?それが叶ったら、きっと遥かな希望に満ちた未来があるんだよ!そんな世界で、輝いてほしいじゃない?」

だから、と続け、郁は赤ペンでその分の中の二つの文字を囲った。

「お姉ちゃんのほうが“遥”で、妹のほうが“希”はどうかな?堂上遥、堂上希。いい名前じゃない?のぞみ、はもう片方でもよかったけど、こっちのほうが可愛い気がしたの」

どうかな…?と、郁は堂上に答えを求めた。

「いいと思うぞ。俺たちの願いがこもってる」

堂上はそう言い、椅子から立ち上がる。郁のベッドの隣に置かれているベビーベッドでや眠る娘たちを抱き上げ、また戻ってきた。

「遥、希。俺と郁がお前たちを守るから、怪我もなく健康に育ってくれよ」
「何があっても、大事にしていくからね。いい子に育ってね」

そう優しく話しかけた両親にこたえるかのように、遥と希は同時に笑った。そして、小さな小さな手を母親に伸ばす。

「あ、反応してる。可愛いなぁ」
「もう母親がわかるんだな」

愛しい子供たちとの日々が、楽しみでしょうがなかった。


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