二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 学園アリス —記憶の在処—
- 日時: 2010/11/24 17:20
- 名前: 時計屋 (ID: klLmhm9D)
はじめまして。
時計屋と言う者です。
学園アリスの小説をちょこちょこ読んでいて、書きたくなりました。
よろしくお願いします。
オリキャラ
木錠李麻(きじょうりお)
年齢 11歳
性格 人見知り
アリス 言霊のアリス
備考 五歳の時、親にZに売られ、それ以来レオの元で育つ。人間自体が好きでなく、近しい人としか関わらない。レオと蜜柑と彼方に懐いている。
彼方(かなた)
年齢 12歳
性格 冷静沈着
アリス 創造のアリス
備考 生まれて直ぐ捨てられ、ボスに拾われる。
その為、似たような境遇の李麻と共にいる。レオのことは、好きではないが信頼している。
国元日下(くにもとくさか)
年齢 15歳
性格 お気楽
アリス 光のアリス
備考 李麻・彼方・蜜柑の兄役であり、リーダー。面倒見もよく信頼されている。
(その他色々増えるかもしれません。)
それでは、スタートです。
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- Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.22 )
- 日時: 2010/12/01 20:29
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: 3s//keBI)
時計屋sって幾つ?
- Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.23 )
- 日時: 2010/12/03 17:12
- 名前: 時計屋 (ID: klLmhm9D)
やっと終わったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
やっと自由の身ですよ!!!もう勉強嫌だ!!
お久しぶりです、あやのんさん。やっと書けます。PC禁止は地味に堪えました。テスト中も話が浮かんでは消え浮かんでは消え・・・・多分散々な結果に成ったんじゃないかな?テスト。
まぁいいさ!!てなことで、早速書きます。
ちなみに、高三です。
第七話 —逢いたい—
蜜柑が零那として目覚めた部屋に玲生たちは集まっていた。空気は重く、いつもは笑顔な日下も深刻な顔になっている。
「単刀直入に言うと、蜜柑の暗示が説けた。」
「お前が掛けたのにか?」
レイズの軽い言い草に玲生が皮肉を飛ばす。しかし、レイズは気にしたそぶりも見せずに、寝ている蜜柑に近づき、ベッドの端に腰掛けた。
「俺の暗示も完璧じゃない。それは、お前にも言ったはずだ。」
レイズの言葉に玲生は言葉を呑んだ。その玲生を嘲笑うかのようにレイズはため息を吐き、ククっと声を漏らす。
「けど、こんなに簡単に俺の暗示を解くとは、恐れ入ったねぇ〜。黒猫か・・・ククク・・・面白い。」
「あんたが面白いかとか関係ないんだけど。」
「へぇ〜・・・創造主が肩持つとは・・・珍しいな。」
「俺じゃないよ。李麻が零那の事気に入ってるからね。」
彼方はちらっと蜜柑に付き添っている李麻を見た。どことなく、気に入らなさそうな彼方の物言いに納得したようにレイズは頷く。
「言霊のお気に入りか。益々面白い子だ。」
「零那は・・・・優しい人だよ・・・・」
李麻の言葉を聞くとレイズは愉快そうに笑いながら立ち上がり、出口まで歩くと李麻と彼方を見据える。
「だから面白いんだよ。」
それだけ言うと振り返らず出て行った。
「気味が悪いな。あいつは。」
「構わないんじゃない。実害は出てないんだし。」
彼方は悪態を吐く玲生を一瞥すると、李麻の隣に立つ。李麻は未だに目を覚まさない零那を心配そうに見ている。
「それにしても、レイズの暗示を破るなんて、どんな奴なんだ?黒猫って?それに星の奴も。生徒なんだよな?」
「何言ってんの馬鹿日下。玲生が珍しく分かりやすい説明してたじゃん。」
「だっけか?」
呆れたようにため息を漏らす彼方の隣で、李麻がくすっと笑う。日下は説明を求め玲生を見ると、ため息を吐きながら玲生は寄りかかっていた壁から体を離し、ベッドの近くの椅子に腰掛け、日下を見上げた。
「黒猫ってのは日向棗の裏社会での通称。日向棗の事は知ってるよな?」
「知ってる。炎のアリス保持者で、学園の工作員。学園でのアリスレベルはスペシャル。幹部生だっけか?確か・・玲生、あんたが初等部だったあいつを誘拐して失敗したんだよな?」
「余計な事は頭ん中に入ってんだな。」
「そうゆう奴だよ、馬鹿日下は。」
睨みつけても一向に変わらず笑っている日下と、自分たちも見ずに日下を貶す彼方を、玲生は呆れた顔で交互に見た。
「で?そいつが何でレイズの暗示を破れるわけ?」
「・・・・・正確には暗示を破ったのは蜜柑自身で、日向棗にそれほどの力はない。日向棗が切っ掛けで暗示が解けたのは事実でも、理由は分からないままさ。」
「・・・・思い出したかったんだよ。『蜜柑』が。」
「李麻?」
李麻に聞き返した彼方の声に、玲生と日下は二人に向き変わる。
「思い出したかった、だと。」
「・・・・『蜜柑』は・・・帰りたがってる。黒猫の名前を呼んだ『蜜柑』の言葉は・・・・とっても・・・・切なかったから。恋人・・・だったんだよだからきっと・・・まだ忘れてないよ・・・・『蜜柑』は・・・まだ『居る』よ。」
躊躇いがちに蜜柑と口にする李麻を彼方が抱きしめる。
「レイズの暗示でも消えなかったってか?」
「うん・・・レイズは・・・アリスが無効化されるって・・・・分かってたから・・・アリスを使わずに暗示を掛けて・・・だから記憶が残っていたんだと思う・・・・・」
玲生の問いに、言葉を探しながら話す李麻の答えを聞いて、玲生は何かを考えるように黙った。
「じゃぁ、あの星野郎は?あいつも蜜柑の関係者かなんか?」
「良くは知らないけど・・・・多分、先輩・・・だと思う・・・」
「なるほど・・・・恋人に先輩か。『大切な人のために』ってあれか。」
「馬鹿らし。大切な奴なら守れよ。それすらも出来ずに何が恋人だよ。」
「・・・お前はそうだよな。」
怒った口調の彼方に日下は苦笑し、李麻は恥ずかしそうに顔を赤らめる。
李麻は肩がぴくっと動くと、今まで赤らめていた顔を先程の心配顔に変え、蜜柑の顔をじっと見守るように見つめた。うっ と呻く声が聞こえ、蜜柑の目がゆっくりと開かれる。
「・・・・こ・・こは・・・?」
「零那。起きた?」
蜜柑_零那の瞳が李麻に向けられると、それが和らいだ。
「李・・麻・・・。どう・・して・・・」
「覚えて・・・ない?・・零那・・・任務に行ったんだよ?」
「・・・そっか・・そう・・だったね・・。任務に行って・・・成功して・・・それから・・・それから・・あれ?」
「零那?」
「どうしてだろう・・・誰か大切な人に逢った気がするの・・・・。とてもとても逢いたくて仕方がなかった人に・・。なのに・・・それが誰だか覚えてないの・・。」
切なそうに話す零那の頭に、玲生が手を乗せた。
「疲れたんだろう。学園の奴らに会ったせいで、嫌な事思い出したのかもしれない・・・。悪いな・・ついててやれなくて・・・。」
玲生の言葉に零那は首を振る。二年前と同じように。言葉はなくとも伝わったのか、玲生は微笑んで零那の頭を撫でた後、四人をぐるっと見渡す。
「零那が目覚めたばかりだが、さっきボスからテレパスがあった。」
「また任務?」
「あぁ。」
彼方の鋭い声に、玲生は臆さず頷く。
「十分後、いつもの場所に集合だ。」
「逢いたいな・・・・」
玲生の姿が見えなくなると、零那がぽつりと零した。李麻は不思議そうに零那を見つめる。
「こんなに・・・・逢いたいのに・・・どうして・・・・忘れてしまったの・・・・?」
切なくて淋しくて・・・でも温かい・・・逢いたいよ・・・。
零那が悲しそうに呟く姿を李麻は寂しげな眼差しで見つめていた。
つづく
前回から登場しっぱなしのレイズ君。自分も掴みきれていないキャラですが、結構お気に入りだったりします。そして、ごめんなさい。レイズ君の設定に少し付け足させて貰いました。そんなに大切じゃないんですが、呼んで矛盾を見つけてしまい後付みたいな感じで・・・。
次回は、棗君達を出したいと思っていますが・・・・大丈夫かなぁ〜・・・。いや!!頑張ります。
あやのんさん。いつも読んでくれてありがと〜!!!
言葉に仕切れないほど感激を貰ってます。
えっと・・・日常でも敬語なので、タメというのが微妙に分からないんですが、↑のような感じですか?
迷惑でなかったら、色々教えてください。
- Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.24 )
- 日時: 2010/12/03 17:34
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: 3s//keBI)
う〜んと、タメは「やっほー元気〜?」みたいな。
友達にも紹介するわ〜
ちなみに私は小5
- Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.26 )
- 日時: 2010/12/03 19:04
- 名前: ☆あんりちゃん☆ ◆PQDrv4a/lY (ID: E8lgSYnB)
わたしもあやのんに進められた
- Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.27 )
- 日時: 2010/12/03 19:22
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: 3s//keBI)
削除しといてやったぞ。(コメント)
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