二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス —記憶の在処—
日時: 2010/11/24 17:20
名前: 時計屋 (ID: klLmhm9D)

はじめまして。
時計屋と言う者です。

学園アリスの小説をちょこちょこ読んでいて、書きたくなりました。

よろしくお願いします。






オリキャラ

 木錠李麻(きじょうりお)
  年齢 11歳
  性格 人見知り
  アリス 言霊のアリス
  備考 五歳の時、親にZに売られ、それ以来レオの元で育つ。人間自体が好きでなく、近しい人としか関わらない。レオと蜜柑と彼方に懐いている。
 
 彼方(かなた)
  年齢 12歳 
  性格 冷静沈着
  アリス 創造のアリス
  備考 生まれて直ぐ捨てられ、ボスに拾われる。
その為、似たような境遇の李麻と共にいる。レオのことは、好きではないが信頼している。

 国元日下(くにもとくさか)
  年齢 15歳
  性格 お気楽
  アリス 光のアリス
  備考 李麻・彼方・蜜柑の兄役であり、リーダー。面倒見もよく信頼されている。


(その他色々増えるかもしれません。)

それでは、スタートです。

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Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.58 )
日時: 2010/12/16 20:46
名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)

蜜柑が撃たれたのかも気になる((tyw


更新ふぁいとふぁいと☆なのですぅ。

Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.59 )
日時: 2010/12/16 20:54
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)

李麻〜♪可愛いイメージしかない〜♪

Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.60 )
日時: 2010/12/17 20:05
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)

本編が気になる・・・

Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.61 )
日時: 2010/12/17 20:22
名前: 時計屋 (ID: klLmhm9D)

萌衣様
初めまして。
コメントありがとうございます!!!
話のイメージとしては固まっているのですが、文章にするのが大変で・・・苦戦しとります。
今後も宜しくお願いします。

あやのんさん
李麻の形を掴み損ねて居るんです!!!
人見知りの子を書こうと思ったのに・・・・いつの間にかあらぬ方向へ流されてませんか????可愛い女の子って・・・・どんなんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(泣


番外編 幼き日の出会い —世界を与えてくれた人—

存在してはいけない 愛されてはいけない

世界は真っ暗で 言葉も力を失っていたの
あの人の心を救えなかった私 あの人から拒絶された私
生きている意味など最初から持ち合わせていなかった
居場所なんて無かったの
それで良かったんだよ 私は不幸になるために産まれてきた それで良かった それが良かったんだよ
それなのにどうして?
どうして希望をくれるの?
どうして出会ってくれたの?
どうして・・・・・・名前を呼んでくれるの?
ねぇ・・・・彼方・・・・どうして貴方は・・・・・・側に居てくれるの・・・・・・?


玲生からの命令は敵勢力の殲滅。
殲滅とは言っても私は何もしない。彼方が敵を倒し、それをただ見ているだけ。彼方から余計な事をするなと命令されている。彼方の命令は絶対。玲生からも念を押されているし、何より邪魔をして嫌われるのは嫌だから。
彼方は、誰の助けも要らないのかもしれないと思うほど簡単そうに手際よく倒していく。やっぱり私は要らないのかもしれない。急に浮かび上がった考えを押さえ込もうとするが、湧き上がる不安は止められないほど大きく膨らむ。
唇を噛み顔を見られないように俯いた時、衝撃音と共に彼方が蹲るのが見えた。無警戒の後方からの攻撃で対処が遅れたためか、彼方の足に傷が見えた。それほど大怪我でもないが、あれでは立てない。敵が彼方を捕らえようと近づいてくる。

「李麻。俺の事置いて逃げろ。」

自分が死ぬかもしれない状況下に置いても私の事を優先する彼方に、泣きそうになる。
彼方が傷つくのは嫌だ。
気持ちが先か行動が先か、私は庇うように彼方の前に立つ。敵が驚くのが分かった。

「李麻!!!逃げろ!!!!」
「・・・嫌!!!!」

再び強い声で命令されても引くわけにはいかなかった。
分かってる。これは重大な命令違反。Zに戻れば何かしらの罰は免れないだろう。でも彼方の命令を聞くわけにはいかない。私がここで逃げれば、彼方が傷つく。そんなの嫌だよ・・・・・。
こんな私を呆れますか? 怒りますか?
それでも良い。どんな事を言われてもいい。蔑んだって、嫌われても構わない。でも、貴方が傷つく事は、それだけは耐えられない・・・・・。

「避けろ!!!」
「平気・・・。」

彼方の忠告にも振り返らず、敵とその攻撃から目を逸らさない。
違う。振り替えられないんだ。振り返れば顔を見られてしまう。泣きそうな顔なんて見られたくない。
息を吸い、アリスを発動させた。

『消』

アリス時特有の声が辺りに波紋する。
そう言えばあの人はこの声も嫌いだった。

貴方は嫌わないでくれますか?

敵が攻撃する度に私もアリスでそれを消していく。
もう終わりにしよう。

『失』

最後に相手の意識を消して戦いは終わった。


「あれが、あんたのアリス?」
「・・・うん・・・。」

帰還し、最初に口を開いたのは彼方だった。予想はしていたものの、実際聞かれると答えにくい。何とか声を出し、話を繋げる。

「言葉だけで何でもできんだ。」
「・・・全部じゃないよ・・・。私が・・・本質を理解して・・・願いを感じ取れた言葉だけ・・・・。」
「あれも?」
「・・・負の言葉は・・・本質も願いも分かりやすいの・・・・。誰にでも在るから・・・。」
「へぇ〜。」
「・・・私のアリスは・・・傷つける事しか・・・・出来ないの・・・。お母さんの時も・・・・傷つけるだけで・・・怖くて・・・こんな私・・・嫌だよ・・・・。」

言葉にしてしまえば、全てが本当になってしましそうで怖かった。あの人にどんなに虐げられようが蔑まれようが否定出来なかったのはそれが全部本当の事で。望まれないのも、愛されないのも全部私がそう思ってたんだ。
だから、怖かった。本質を知ってしまっていたから。全てを現実にしてしまいそうだったから。信じてなかったから・・・・・・。
涙が流れそうになるのを必死で堪える。今泣くのは卑怯だ。
不意に温もりに包まれた。

「・・・俺は、守られた。」
「・・・彼・・・方・・・?」

何を言っているのか分からない。
彼方の言葉が理解出来なかった。

「俺は、李麻のアリスで守って貰えたよ。」
「・・・・・。」

彼方に抱きしめられていると気付き、少し驚くが嫌ではない。
温かい彼方の言葉に縋りつき泣きたくなるのを押しとどめる。泣いてはいけないと自分に言い聞かせて。

「俺は、好きだよ李麻の事。李麻のアリスも李麻も大好きだ。」
「・・・でも・・・いつか傷つける・・・。そしたら・・・彼方も・・・・離れ・・・・て・・・・」

期待している自分と弱々しい声に呆れてしまう。
側に居てはいけない。彼方の幸せを考えるなら、これ以上近づいてはいけないのに・・・・。
抱きしめられる力が強くなり、切なさが増す。

「離れないよ。俺は李麻から離れない。ずっと一緒にいる。死ぬまで抱きしめてる。」
「・・・でも・・・・」

側に居たいと、ずっと一緒にいたいと願ってしまう。
それは許されない。けど・・・・。

「俺を信じて。李麻に、李麻のアリスに守って貰った。だから、今度は俺が李麻を守る。ずっと側にいて、李麻を守るから。」

望んでくれますか? 離さないと誓ってくれますか?

「・・・・彼・・・・方・・・・。」
「消えたりしない。離れもしない。ずっと大好きだから、側にいて?李麻。」

堪えられずに涙が溢れ出した。辛くても悲しくても、自分にはそんな資格無いと諦めていた。
涙を拭いてくれる人はいないと割り切っていた。
でも、彼方が居てくれた。側にいて欲しいと初めて望んでくれた。
今まで流さなかった涙が止めどなく流れていく。
温かい温もりは、彼方が居る事を証明してくれていた。


貴方の温もりの中 初めて分かったの
世界には色があるって事を 言葉には意味があるって事を
彼方が大好きって事を・・・・・・

おわり


終わりました!!
やったよぉ〜・・・・。台詞などはほぼってか全部が彼方編でも使われている台詞です。李麻バージョンは間に李麻の気持ちを挟んでみましたが・・・・どうでしたでしょうか??
今度は、日下のも書きたいです。
 

Re: 学園アリス —記憶の在処— ( No.62 )
日時: 2010/12/17 20:31
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)

本編〜


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