二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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〜とある科学の超電磁砲〜超能力と無能力 『オリキャラ募集中』
日時: 2010/11/09 21:43
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

この小説はとある科学の超電磁砲の二次創作です。

注意事項

1:作者は文章が下手です。無駄なギャグや超展開、都合よすぎる展開などがありますがご了承下さい。
2:主人公はオリキャラで、視点はオリキャラの完全固定視点です。

内容は基本的にオリキャラと科学サイドの人物を中心に話を進め、ちょいちょいインデックスのキャラも織り交ぜて行こうと思っています。

後、余談ですが僕は以前ここで小説を書いていたことがあります。
色々合って前の小説はそのままですが、文章の書き方などで分かる方がいらっしゃるかもしれません。
そういう方は、なつかしんでいただければ幸いです。

それでは、始めます。

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第13話 ( No.39 )
日時: 2010/11/22 20:47
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

ジリリリリリリリリ!

僕「もういい加減ネタ切れだよ!」

今日も元気よく目覚まし時計さんをシバき倒す。こんなに毎日シバいたら壊れないか心配だが、この2ヶ月間シバき続けてもまったく壊れる様子が無い。タフな目覚まし時計だ。
まぁ色々な意味でこの目覚まし時計には朝起こしてもらっているし、愛着も沸いているんだけどね。相変わらず、手はジンジンするけど。

僕「ふぁぁ〜・・・さてと。オイ、起きろインデックス!朝だぞ!」
イ「う〜ん・・・あと5分だけ寝かせてなんだよ〜。」
僕「却下。いいから起きろ。今日は友達の家に行くって言っただろーが。早く起きろ!」

いつまでたってもインデックスが布団から出てくる気配が無いため、無理矢理被っている布団を剥ぎ取る。
すると、剥ぎ取った後からはダンゴ虫のように丸まったインデックスが転がり出てきた。・・・器用なヤツ。

僕「ほら、ダンゴ虫の真似なんかしてないで早く起きろ!でないと朝ごはんにウインナー焼かないぞ!」
イ「ウインナー無し!?それは嫌なんだよー!おはようなんだよ、せいや!」
僕「やっと起きたか。まったく・・・」

アレだけ起きるのを嫌がっていたインデックスを一発で飛び起きさせるとは・・・ウインナー、恐るべし。
さてと、今日は9時集合とはいえのんびりしていたらすぐに時間が来てしまうからな。超高速で料理して、家のことを済ませてしまおう。

〜しばらくして〜

イ「もぐもぐ。ウインナー美味しいんだよ!」
僕「そうか。良かったな。」
イ「うん!せいやの料理は美味しいんだよ〜!」
僕「ありがと。あ、それと今日は9時に集合だから8時半には家を出るぞ。準備しておけよ。」
イ「了解なんだよ!がつがつがつ。」

朝ごはんをかき込むインデックスにそう言っておく。人と待ち合わせをする時は集合時間10分前には到着しておくのが僕のクオリティだ。
それだと相手に待たせてしまったという印象を与えるかもしれないが、僕は集合時間の10分前に好き好んで来てるんだし別に気にする必要は無いと思うけどね。

〜1時間後〜

僕「よーし、それじゃあ出発するぞ。」
イ「おー!」

8時半になったので出発を告げると、インデックスはエライのりのりな返事を返してきた。
そういえば、こいつってまともに遊びに行っているのか?上条さんならどこかに連れてっている様な気はするけど、たま〜にしか行かないんだろうな。

〜15分後〜

と言う訳で、集合場所である駅へと到着した。後の4人は集合時間10分前なので当然来ていなかった。
まぁ、ゆっくりと気長に待っていれば10分なんて光の速さで過ぎていくはずだ。長いようで短い、それが10分と言う時間だ。・・・何をマジで語ってるんだろうな、僕。
インデックスはせわしなく辺りをウロウロしている。・・・そんなにソワソワしなくても、待っていれば時間は嫌でも過ぎていくっての。

〜10分後〜

涙「お待たせー桜坂くん!」
僕「うぃーっす。・・・アレ?御坂さんと白井は?誘ったはずじゃなかったのか?」
飾「宇佐美さんを送って桜坂くんと分かれた後にすぐ誘ってみたんですけど、お2人共あいにく今日は補修があるから無理だって言われました。」
僕「常盤台でも補修ってあるのか・・・大変だな、あの2人も。」
涙「そうだよねー。だから、今日は私たちが2人の分までしっかり楽しまなくちゃね!」

そうだな。あの2人が来れない以上は、あの2人の分までしっかりと楽しまないと申し訳が無いからな。
しかし意外だったな。あの常盤台にまさか補修があるとは・・・って、考えてみれば当然か。レベルが高いからこそ、その高いレベルをキープしなきゃ行けない訳だよな。

涙「ところで桜坂くん、その女の子は?」
僕「そのセリフ昨日も聞いたような・・・まぁいいや、こいつは訳合ってウチで預かっている女の子だ。」
イ「始めまして!私の名前はインデックスって言うんだよ!」
飾「インデックスちゃんですね。私は初春飾利です。よろしくお願いします。」
涙「始めまして、インデックス!私は佐天涙子だよ!」
イ「かざりに、るいこね!よろしくなんだよ!」

インデックスは元気よく2人に挨拶をしていた。うんうん。こういうトコきちっとしているあたり、上条さんがしっかりしつけているのがよく分かる。
初対面の挨拶ってのはこれからその人と付き合うのに一番重要な事だからな。挨拶だけでその人の印象が決まると言っても過言ではない。

僕「それじゃ、自己紹介も終わった事だし早く行くぞ。遅れたら時間無くなるしな。」
イ「了解なんだよ!」
飾「えーっと、確か9時10分に電車が出発するはずです。」
涙「よーし、それじゃあレッツゴー!」

〜20分後〜

9時10分発の電車に10分ほどゆられて、学園都市第11学区へとやって来た。
電車を下りて切符を改札口に通し、駅を出るとそこには第7学区とはまた違った街並みがあった。

涙「わー!なんか新鮮だね!」
僕「そりゃそうだろ。僕達はほとんど7学区に引きこもっている状態だったからな。」
イ「わー!大きいビルがいっぱいなんだよ!お店もいっぱいあるんだよ!」
飾「さすが11学区ですね。学園都市一の商業地区と言われているだけのことはあります。」
僕「え?そうだったのか?」
飾「はい!11学区と言えば学園都市一の商業地区。色んなお店や大企業がある事で有名なんですよ!」

へ〜・・・そうだったのか。全然知らなかったよ。・・・まぁ僕はまだ学園都市に来て2ヶ月だし7学区から出た事が無かったからなぁ。知らなくても無理ないでしょ。
(ちなみにこの設定は完全なオリジナル設定であり、実際の設定とは異なります。by作者)

涙「それじゃ、宇佐美さんの寮を探そうか!」
僕「地図によると駅から歩いて7〜8分らしいね。まずは駅を出て右だ。」
イ「それじゃ、レッツゴーなんだよ!」

〜10分後〜

慣れない道なので少し時間がかかってしまったものの、大体予想通りの時間に到着する事ができた。
地図に書いてある目的地である宇佐美の寮は、まるで超高層マンションのごとくそびえ立つメチャクチャ立派な寮だった。

第13話 第2部 ( No.40 )
日時: 2010/11/22 20:47
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)


僕「す、スゲー・・・」
飾「お、大きいですね・・・」
イ「すっごーい!せいや達のお友達ってこんな所に住んでるんだ!」
涙「くーっ!ますます楽しみだね!」

超豪華そうな寮を前にテンションが上がりまくるインデックスと佐天に対し、僕と初春は唖然としながら寮を見つめていた。
ため息をついてチラッと横ではしゃぐ2人を見る。・・・こういうトコで性格って良く出るよね。
とりあえず、部屋番号とかが分からないから電話して迎えに来てもらおう。こういうとき電話番号交換しておいて良かったと思える。

プルルルルル・・・ガチャ。

麗「もしもし?」
僕「よっす宇佐美。僕、桜坂。」
麗「あっ、桜坂くん?」
僕「今寮の前まで来たんだけど、部屋番号とかが分からないから悪いけど迎えに来てくれないかな?」
麗「うん、分かった!すぐに行くからちょっと待っててね。」

〜3分後〜

麗「お待たせー。来てくれて嬉しいよ!」
涙「こんにちはー宇佐美さん!それにしても、すっごいトコに住んでるんだね!」
麗「城下南中学の生徒はみんなここに住んでるよ。男女は別だけどね。」
僕「それじゃあ僕が入ったらマズイんじゃないのか?ここは女子寮だろう?」
麗「寮監さんには私から説明しておいたから、大丈夫だよ。それよりも、その子はお友達?」

宇佐美はインデックスのほうを見ながらそう言った。あ、そうか。宇佐美は昨日インデックスと会ってないんだっけか。

イ「こんにちは!私はインデックスって言うんだよ!」
僕「こいつは訳合ってウチで預かっている女の子だよ。さすがに、留守番させるのはかわいそうだから一緒に連れてきたんだ。」
麗「そうだったの。私は宇佐美麗華。よろしくね、インデックスちゃん。」
イ「よろしくなんだよ、れいか!」
飾「すっかり打ち解けたみたいですね。」
僕「とりあえずは良かったよ。んじゃ、行きますか。」

インデックスと宇佐美の自己紹介も終えたことだし、宇佐美に自分の部屋まで連れて行ってもらう事にする。

〜数分後〜

宇佐美の部屋は902号室らしいのでエレベーターで9階まで上って、宇佐美の部屋の前へと辿り着いた。
鍵を開けてもらって中に入ると、僕のボロアパートとは比較にもならないくらい広くて綺麗な部屋がそこにはあった。

イ「わー!おっきいよ!広いんだよ!」
飾「本当に広いですね〜。私の部屋なんかよりよっぽど広いですよ!」
僕「本当だな・・・この部屋を見ていると僕の部屋が倉庫みたいな広さに思えてくるのが悲しい。」

つか、これはもう完璧に寮じゃなくて高級マンションの一室だろう。キッチンも着いてるし風呂もトイレもエアコンも何もかも完備されてるじゃん。
それに比べて5畳半が2部屋しかない上、今はインデックスも居てスペースが圧迫されている僕のアパート。その差はバカが見ても一目瞭然だろう。

麗「ちょっと待っててね。今お茶出すから。」
涙「ありがとう。わー!ソファもふかふかだー!」
僕「あんまり人の家で暴れるなよ。隣にも下にも人が居るんだから、迷惑だろ。」
イ「はーい。分かったんだよ。」

そういうと、インデックスはバタバタ走り回っていたのをやめてソファに座った。・・・やけに素直だな。まぁ・・・いいけど。
佐天と初春は相変わらず目をキラキラさせながら辺りを見回しており、インデックスも走り回るのこそはやめたものの動きたくてウズウズしている様に見える。少しは落ち着けないのか・・・こいつらは。

麗「はいどうぞ。お茶だよ。」
飾「ありがとうございます。ふーふー。」
涙「それじゃ、何しよっか?せっかく学園都市一の商業地区に来たんだし、買い物とかしたいなぁ〜。」
イ「私は美味しいご飯が食べたいんだよ!」
僕「お前は食べ物の事しか頭に無いのかよ!?ビスケットやるから食べ物の話は少し自重しろ。」

そう言って半ば強引にインデックスの口の中にビスケットを押し込み、少しインデックスを黙らせておく。
こいつを会話に参加させると食べ物の話しかしなさそうな気がするからな。少し黙っててもらう事にしよう。

イ「カリカリカリカリ。」
麗「インデックスちゃんは美味しいご飯が食べたいんだね。すごく美味しいレストランを知ってるから、お昼はそこで食べようか?もちろん私がおごってあげるよ。」
イ「ほふぅほぉ!?(本当!?)」
僕「だー!もう食べながら喋るなって!ビスケットの粉が飛ぶだろ!」
涙「ふふ。なんか桜坂くんとインデックスって、お兄ちゃんと妹みたいだね。」
飾「本当ですね。あーだこーだいいつつもアレコレ世話を焼いてあげている辺り、桜坂くんの優しさを感じますね。」

まったく・・・つくづく世話の焼けるヤツだ。ぬれたティッシュでインデックスの口周りをふかせる。

イ「れいか、本当におごってくれるの!?」
麗「もちろん。お安いご用だよ。」
僕「本当にいいのか?こいつの食欲は人間の領域じゃ無いぞ?胃袋が四次元空間並だよ?」
麗「大丈夫だよ。キャッシュで払えばいいし、たくさん食べて大丈夫だよ。」
イ「わーい!やったー!」
僕「おい・・・インデックス。こうは言ってくれてるけど、少しは遠慮しろよ。」
イ「むー・・・分かったんだよ。」

インデックスは少しむくれた顔をしてそう言った。まぁ渋々でも分かってくれりゃいいんだ。
いくらたくさん食べて大丈夫って言っているとはいえ、こいつのたくさんは店の材料を全部無くしかねない程の量だからな。少しは遠慮って物を覚えさせておかないと。

涙「ねぇねぇ宇佐美さん。あのお店の多い場所で、何かオススメのお店ってある?」
麗「オススメのお店・・・あ、私がよく行っている服屋さんとかどうかな?可愛い服がいっぱいあるよ。」
飾「いいですね!後で行きましょう!」

おーおー・・・女の子は服の事になると元気になるねぇ。ま、いい事だと思うけどね。

作者とキャラの雑談コーナー その6 ( No.41 )
日時: 2010/11/22 20:58
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

作者「みなさんこんにちは。作者です。」
聖「アシスタントの桜坂聖也だよ。」
イ「アシスタントのインデックスなんだよ!」
当「今回ゲストで呼ばれた上条当麻だ。よろしく。」

作者「と言う訳で、今回はゲストに上条さんを招いての6回目です。」
当「よぉ、みんな。ま、よろしく頼むぜ。」
イ「今回はとうまもいるから、私もテンションが上がってるんだよ!」
当「インデックスがレギュラー化してるのに俺はチョい役なのが悲しいぜ・・・」
僕「まぁ確かにそうですよね。インデックスは魔術サイドの人間なのに、何でレギュラー化してるの?」
作者「それは今後のストーリーにインデックスが関わってくるからなんですが・・・まぁ今はまだ企業秘密という事で。」
イ「私は出番が増えるから、嬉しいんだよ!」
当「俺は出番が少ししかなくて悲しいぜ・・・」
聖「そんなに落ち込まないでくださいよ!後で作者をシバき倒してもっと出番を増やすように言っておきますから!」
作者「おぃ!?それは勘弁して下さいよ。上条さんも今後は出番を用意しますから、シバくのは勘弁してください。」
当「まぁ・・・期待してるぜ。」

作者「まぁそれはともかく、小説には新キャラが登場しましたね。」
当「宇佐美麗華・・・だっけか。何か掴みどころの無いキャラだよな。」
イ「そうかな?優しいし、面白いんだよ。」
聖「それに大人な雰囲気が漂ってるしな、とても同年代とは思えないよ。色んな意味で。」
当「確かにあのボン・キュ・ボンはどう見ても13歳のスタイルじゃねえよな。」
聖「ですよねー・・・ま、別にいいですけど。」

当「このコーナーではまだまだ質問を募集しているぜ!ガンガン質問してくれよ!」
聖「オリキャラも相変わらず募集中だから、どしどし応募してね。」
イ「そして、小説を呼んだら是非一言だけでもいいから感想をくれると嬉しいんだよ!」
作者「それでは、今後も応援よろしくお願いします。」

第14話 ( No.42 )
日時: 2010/11/23 20:21
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

麗「桜坂くん。その青いスカーフ、似合ってるね。どこで買ったの?」
僕「あぁ、これは友達の先輩に買ってもらったんだ。「あたしの顔を立ててくれ」って言われてね。」
麗「そうなんだ。いい先輩さんだね。すっごく似合ってるよ!」
僕「ありがと。」

確かに、御坂さんはすごく尊敬できる先輩だ。レベル5を鼻にかけていないし、優しいし、フレンドリーだし。
御坂さんの他にレベル5を見た事が無いから分からないけど、中には自分の能力を過信しまくっているヤツもいるだろう。
そういうやつに比べたら御坂さんは何倍もカッコいい。いや、比べたら御坂さんに失礼かもしれないな。

涙「それじゃー、ボチボチ出陣するとしますか?」
飾「そうですね。もうすぐ10時半ですし、今辺りから出かけるのもいいかもしれませんね。」
僕「それじゃ、今から行くか?」
イ「私は賛成なんだよ〜。」
麗「分かった。それじゃ、行こっか。」

宇佐美が言い終わると同時に全員が自分の荷物を持ち始める。僕も肩掛けカバンを肩にかけて準備完了。
インデックスは手ぶらだから忘れ物は無いし、後は宇佐美が準備し終わったら出かけられるな。

〜5分後〜

麗「お待たせ。それじゃ、行こうか。」
涙&イ「「おー!」」

とりあえず、話し合いの結果駅前の店が集中している所へ行く事になった。歩いて7〜8分だから時間はそれほどかからないしね。

〜8分後〜

飾「うわ〜!お店がたくさんありますね!」
涙「本当だねー!どこから回ろうか迷うな〜。」

服屋・アクセサリー屋・本屋・おもちゃ屋・ゲーム屋・CD/DVD屋など等・・・マジで色々な店があるな。
こりゃどこから行っていいやら迷うわけだ。個人的には本屋に行きたいが、まぁここは女子陣に合わせることにしよう。

イ「せいや〜。お腹空いたんだよ〜。」
僕「ビスケットやるから昼ごはんまで我慢しろ。お前の頭には食べ物の事しか無いのか?」
イ「む〜、そんな事ないよ。カリカリ。」

って、結局ビスケットかじってるじゃん。やっぱりこいつはどんなに可愛い服やアクセサリーよりも、美味しい食べ物のほうがスキだって事か。
と言うか、僕のイメージでは「インデックス=修道服」みたいな感じだからこの修道服じゃなかったらインデックスって気がしないけどな。
それよりも、宇佐美も佐天も初春も誰もインデックスの修道服に突っ込まなかったよな。スルースキルが高いのか、それとも気にしてないのか・・・分からん。

イ「カリカリカリ。」
僕「・・・さて、それじゃあまずはどこへ行こうか?」
涙「う〜ん・・・どこにしようかな〜。」
麗「迷ってるのなら、私が良く行ってる服屋さんに行ってみる?可愛い服がいっぱいあるよ。」
飾「いいですね!行きましょう!」

結局、服屋で落ち着いたみたいだな。まぁそりゃ女の子に「服屋と本屋どっちに行きたい?」って聞いたら普通の女の子なら服屋だって言うよな。
僕は休日は本屋とかゲーセンで時間つぶししてるし一緒に行くヤツも居ないから1人で気楽に休日を過ごしていたけど、今日は賑やかになりそうだな。

と言う訳で、しばらく歩いたのちに宇佐美が良く行くという女の子向けの服屋に到着した。
うん。完全に女の子専用の店だよね?女の子向けじゃなくて女の子専用だよね?これって僕も一緒に入らなきゃいけないパターン?だとしたら恥ずかしすぎるんだが・・・

僕「あのさ、さすがに僕がここに入るのは精神的にキツい物があるんだけど。」
飾「えー、困りますよ。桜坂くんには私たちが服を着て、それを見て男の子目線で感想を言ってもらわないと困ります。」
麗「確かに男の子の目にどう映るかも重要だよね。私はあまり今までそういうの気にしなかったけど・・・」
僕「勘弁してくれ・・・ったく、仕方ないな。」
飾「わぁ、ありがとうございます!」
涙「そうだ!インデックスもさ、そんなヘンテコな服着てないでここで似合う服探さない?」
イ「これはヘンテコなんかじゃないんだよ!私にとっては大事な大事な服なんだからね!?」
涙「ごめんごめん。そんなに怒らないでよ。でもさ、ほら気分転換だと思って。ね、ね?」
イ「う〜ん・・・るいこがそこまで言うなら、別にいいんだよ。」
僕「インデックスに似合う服ねぇ・・・」

さっきも言ったとおり、僕のイメージでは「インデックス=修道服」と言うイメージが根付いているから普通の服を着たインデックスがあまり想像できない。
・・・まぁ、佐天にほとんど強引に丸め込まれたとは言え本人も店には入る気みたいだしやめとけとは言わないでおくが。

麗「それじゃ、入ろうか。」
僕「うぅ・・・やっぱ恥ずかしいなぁ。」
飾「大丈夫ですよ!桜坂くんは私たちの大事なコメンテーターなんですから!」
涙「そうそう、初春の言うとおりだよ。堂々としてればいいんだって。」
イ「せいやー!行くよ!」
僕「あー・・・はいはいはい。分かったよ。」

インデックスに服の袖をグイグイと引っ張られて店の中へと入る。・・・正直、恥ずかしいにも程がある。
ちなみに、どーでもいい話だが今の僕の服装は長袖のシャツにジャケットを羽織り、ジーパン履いてスカーフを巻いている。・・・まぁだから何だって話だけどね。

僕「うわぁ・・・」
イ「わー!可愛い服がいっぱいあるね。」
僕「そうだな・・・まぁどれでも好きな服見て来いよ。合わせるだけならタダだしな。」
イ「分かったんだよ!」

なんだ、最初は興味なさそうだったのに結構乗り気じゃないか。やっぱり、あいつも女の子だって事か。
さて、それじゃあ僕はさすがにあいつらとはぐれると確実に変人扱いされるだろうから離れないようにしないとな。

第14話 第2部 ( No.43 )
日時: 2010/11/23 20:22
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)


飾「わー!コレ、可愛いですね!」
麗「でしょ?この店だったらそんなのがいっぱいあるよ。」
涙「どれも可愛いな〜。どう思う?桜坂くん。」
僕「あ、う・・・うん。いいんじゃないかな〜・・・って思うけど。」
涙「なんか言い方がたどたどしいんだけど・・・」
僕「仕方ないだろ。僕はまだ女の子の買い物に付き合ったことがこの前のお前らのヤツで一回だけなんだぞ?これでまともなコメントしろって方がヒドイよ。」
麗「それじゃあ、桜坂くんはもっともっと経験を詰んでもらわないとね。」
飾「最初は誰でもそんな感じですよ!経験さえ詰めば立派なコメンテーターになれます!」
僕「いや、コメンテーター目指してないし。経験詰めってどういう意味だよ?」
イ「ねぇみんな!これなんてどうかな?」
涙「わぁ!可愛いじゃん!合わせて見れば?きっと似合うって!」
麗「でもそれだけじゃなぁ・・・よし、私が似合いそうなのを選んであげるよ。」
イ「本当?ありがとう!」
麗「それじゃあ、インデックスちゃんがどんな格好になって出てくるか楽しみにしておいてね〜。」

そういうと、宇佐美はインデックスを引き連れて服選びへと向かっていった。残された佐天と初春はワイワイ言いながら服を見ている。
・・・こうしてみていると、完全に僕は浮いてるよなぁ。いくらコメンテーターとはいえ、まともにコメントできないコメンテーターなんてチャーシューの無いラーメンみたいなもんだ。

飾「これなんてどうでしょうか?」
僕「いいんじゃないか?ここのボタンとかが意外性があっていいね。」
涙「それじゃあコレは?」
僕「えーっと、ユニーク?フリフリいっぱい付いてるけど、私服で着るのはきつくないか?」
涙「え〜、そうかな?」

なんだかんだいいつつ、不慣れながらもこうやってアドバイスしている僕って何なんだろうな・・・
ま、素直にお人よしだって言っておこうかな。嫌味に聞こえるかもしれないが、そんなつもりは一切無いのでご心配なく。

麗「これなんてどうかな?」
イ「わー!可愛いね!」
麗「インデックスちゃんならコレも似合いそうだね。」

服の棚をひとつ隔てた向こう側からは服を選んでいる宇佐美とインデックスの楽しそうな声が聞こえてきた。
すっかり打ち解けたみたいだな、あの2人。・・・アレ?もしかして僕だけ浮いてる?2つの意味で。

涙「桜坂くん!これはどうかな?」
僕「あ、あぁそれは・・・可愛いと思うよ。佐天には青とか似合いそうだしね。」

〜しばらくして〜

麗「みんな〜。インデックスちゃんのセットアップ、完了したよ。」
涙「お!出来ましたか!それじゃ、見に行こう!」
僕「アイツは修道服ってイメージしかないからなぁ・・・あまり想像出来ないが。」
飾「女の子はいつもと違う服を着るとガラッとイメージが変わるものなんですよ。」
僕「ふーん・・・」

そういわれても、あまりイメージが沸いて来ないけどな・・・とまぁそうこうしてるうちに、試着室の前へと到着した。

麗「はい!それじゃあ行くよ。じゃーん。」
涙「おおっ!」
飾「あっ!かわいいじゃないですか!」
僕「・・・え、インデックス?」

試着室が開いたそこには、ロゴの入った黒いTシャツに丈の短いジーパン。黒いニーソに赤と黒のキャスケットを被ってサングラスを帽子にかけた水色の長髪の女の子がいた。
・・・え?コレ、本当にインデックスか?まるで別人・・・と言うか、別人にしか見えないぞ?

イ「ど、どうかな?」
麗「インデックスちゃんは真っ白な服を着ていたから、それと正反対のイメージを出すために黒を中心に選んでみたよ。」

インデックスはあんな短いジーパンを履くのに慣れていないのか、少し恥ずかしそうにしている。
・・・まぁ無理も無いだろう。あのジーパンは太もものかなり上までしか丈が無い。ニーソで足はほとんど隠れているけど、ロングスカートだったのにいきなりアレじゃスースーしそうだもんな。

涙「うん!すっごく可愛いよ!」
飾「今までのインデックスちゃんのイメージがガラッと変わりましたね!」
僕「服次第で変わる物なんだな・・・似合ってるぞ、インデックス。」
イ「本当!?嬉しいんだよ!」
麗「うんうん。それじゃ、その服買おうか。」
僕「えぇ!?ちょっと待ってくれ。僕にそんなお金は・・・」
麗「大丈夫だよ。私が払ってあげるから。城下南は成績がよければ学校から特別ボーナスが出るの。私、もらったんだけど結構余っちゃって。他に使う予定もないし、遠慮しないで。ね?」
僕「・・・ごめん。ありがとう、宇佐美。良かったなインデックス。」
イ「うん!ありがとうなんだよ!れいか!」

〜15分後〜

インデックスが修道服では無くいきなり買った服を着たい着たいと言い出したので、着替えるのを待っていたら15分ほど時間が過ぎた。ちなみに、インデックスが元着ていた修道服は服屋の袋に入れている。
・・・そういえばコレ、上条さんから聞いたけど特殊な防御壁なんだって?大丈夫なのか?脱いじゃって。ちなみに持ってるのはもちろん僕だ。

イ「♪〜♪〜♪」
僕「しっかし、マジで別人だよな。」
イ「私もこう言う服が着れてうれしいんだよ!」

声や性格は変わっていない・・・まぁ当然だが、見た目がヤバイ程変わってしまっているのでよく確認しないとインデックスだって気づかないレベルだ。
いや、マジでヤバイよ。劇的ビフォー○フターも真っ青だよ。まさに「なんということでしょう」だよ。
キャスケットの上からサングラスって言うのもオシャレだよな。この辺りに宇佐美のセンスを感じる。

涙「さぁて!それじゃあ次はどこに行こうか?」
麗「私はどこでもいいかな。みんなが決めちゃっていいよ。」
飾「そうですね〜、どこにしましょうか?」
僕「まぁ僕はどこでもいいよ。さっきみたいな恥ずかしい思いしなくていい場所ならね。」

横でテンションが上がりまくっているインデックスを見ながら、そう言う。まぁ正直な所は本屋に行きたいんだが、女子陣の事も考えてそれは却下しておく。


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