二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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〜とある科学の超電磁砲〜超能力と無能力 『オリキャラ募集中』
日時: 2010/11/09 21:43
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

この小説はとある科学の超電磁砲の二次創作です。

注意事項

1:作者は文章が下手です。無駄なギャグや超展開、都合よすぎる展開などがありますがご了承下さい。
2:主人公はオリキャラで、視点はオリキャラの完全固定視点です。

内容は基本的にオリキャラと科学サイドの人物を中心に話を進め、ちょいちょいインデックスのキャラも織り交ぜて行こうと思っています。

後、余談ですが僕は以前ここで小説を書いていたことがあります。
色々合って前の小説はそのままですが、文章の書き方などで分かる方がいらっしゃるかもしれません。
そういう方は、なつかしんでいただければ幸いです。

それでは、始めます。

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第11話 ( No.34 )
日時: 2010/11/20 20:21
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

ジリリリリリリリ!

僕「毎度毎度うっせぇよ!」

今日も元気よく目覚まし時計をしばく。・・・相変わらず痛いが、目は一気に覚めたから気にしない。
さぁて、今日も一日元気に行くぞ!と言う訳で気合を入れたところで、朝ごはんを作るために台所へ。

イ「んん〜・・・すやすや。」
僕「さて、問題はコイツだな。どうやって起こすか・・・普通にたたき起こせばいいか。」
イ「すーすー・・・」
僕「オイ、起きろインデックス!朝だぞ、早く起きないと朝ごはん抜きにするぞ!」
イ「ふぇ!そ、それはイヤなんだよ!起きるんだよ!おおお、おはようなんだよせいや!」
僕「悪い。少し言い過ぎた。とりあえず落ち着け。朝ごはんちゃんと作ってやるから、少し落ち着け。」

朝ごはん抜きと言う単語に反応したのか、インデックスはものすごい勢いで飛び起きるとわたわたした口調で朝の挨拶をした。
さすがに大食いのこいつに朝ごはん抜きのワードはNGだったか・・・今度からはもう少し起こし方を考えたほうがいいな。朝からテンパられるとこっちまで疲れる。

僕「布団たたむから、ちょっとどいてくれ。」
イ「分かったんだよ。」

〜20分後〜

僕&イ「「いただきます!」」

今日の朝ごはんは超ハイスピードで作ったトースト&ウインナー&タマゴ焼きだ。うん、全力で手抜き料理だね。
まぁそんな全力で手を抜いたにも関わらずインデックスはトーストが4枚積み重なったお皿を前にすごく幸せそうな顔をしている。朝からトースト4枚とか何者だよコイツ・・・

僕「それじゃインデックス。今から僕が学校に行ってる間の事を言うからよく聞いておくように。」
イ「分かったんだよ!もぐもぐもぐ。」
僕「いいか?まずはこのスペアキーを渡しておく。これはこの部屋の鍵だから、絶対に落としたり人に渡したりしないように。分かったな?」
イ「了解だよ!もぐもぐもぐ。」
僕「僕が学校に行っている間にどこかへ出かける時は「必ず」家の鍵をかけて出かける事、いいな?それと携帯の番号を交換しておいたから、何かあったらすぐに電話をかけてくる事。」
イ「はーい。分かったよ。」
僕「それと、昼ごはんはこれから毎日作り置きをして、冷蔵庫に入れておくからそれを食べてくれ。ご飯くらいは自分でよそえるよな?頼むぞ。」
イ「分かったよ!ぱくぱく、むしゃむしゃ。」
僕「留守番してるのならしてくれててもいいけど、出かけたければ遠慮なく出かけろよ。それと僕はなんやかんやで家に帰るのが5時とかになる日もあるから、あまり遅いようなら電話してくれ。」
イ「分かったんだよ!」

とりあえず、インデックスへの説明はこんなもんでいいだろう。さて、僕も朝ごはんを食べて学校へ行くか。
と言うか、ウインナーとかほとんど残って無いじゃん!まったくもー・・・早く食べるぞ!

〜10分後〜

僕「それじゃー行って来るからな。」
イ「行ってらっしゃいなんだよ!」

インデックスに見送られ、部屋の鍵をかけて階段をかつんかつん音を立てながら下りて学校へと向かう。
今日もよく分からん超能力授業を受けないといけないかと思うと気分が重いが、まぁ仕方ない。学園都市はそういうコンセプトだし。
とにかく、早いトコ学校に行かないとな。いくら歩いて10分とはいえのんびりしすぎるとヤバイからね。よし、それじゃあ行くか!

〜10分後〜

僕「やっと着いたか・・・今思ったけど、10分ってわりと長いよな。」

もうすっかり見慣れた通学路を、10分と言う長いようで長くない時間をかけて学校へと辿り着いた。
下駄箱で上履きに履き替えて教室へ・・・と言うパターンももうお決まりのものになっている。
そして教室へ入ってクラスメイトに挨拶をして・・・授業を受ける。毎日コレの繰り返し。・・・まぁ学生だししょうがないけどね。

「おはよ〜。桜坂くん。」
僕「おはよ。」
「よぅ桜坂。おはよう。」
僕「おはよー。」

こんな風に声をかけてくるクラスメイトとは、軽く挨拶の交換をして自分の席へすたすたと向かう。
そして肩からカバンを下ろして教科書を机にしまい、筆箱を机の上に置いてしばらく窓の外をボーっと見る。
・・・そういえば今日の1時間目の授業は念動能力(テレキネシス)の授業だっけか。まぁ僕はいくら頑張ったところでスプーンすら浮かせないんだ。聞くだけ無駄さ。

〜1時間目〜

「えーと言う訳で、今日は実際に先生がスプーンを浮かせてみるからしっかり見ておいてください。」
僕(退屈だなぁ・・・早く授業終わらないかなぁ。)

早く授業が終わらないかという事ばかりを考えていると、ふと昨日名倉と戦ったときの出来事を思い出した。
あの火の玉を次々と消し去った僕の左手・・・アレはパイロキネシスにだけ有効なのか?それとも異能の力には全て有効なのか?・・・少し試してみるか。

僕「先生。」
「ん?何だ桜坂。」
僕「浮いたスプーンに触ってみたいんですけど、いいですか?」
「あぁもちろんだ。何ならスプーンを握ってみてもいいぞ?先生がこっちへ持ってきてやる。」
僕「いえ、触れるだけでいいです。」

と言うと、僕は左手の人差し指の先でスプーンをちょんとつついた。・・・さぁ、どうなる?
すると、スプーンは一気に浮力を失い真っ逆さまに地面へ。そして渇いた金属音を立てて地面へと落下した。

「!?そ、そんな馬鹿な・・・お、おい桜坂。お前何をした?」
僕「・・・別に。僕はただ触っただけですけど。」
「そ、そうか?おかしいな・・・調子でも悪いのかな?」

と言うと、先生はもう一回スプーンを浮かせると教卓へとフワフワと運んでいった。・・・まぁ、結果は予想通りだった。
何故かは分からないが、やっぱり僕の左手には超能力を打ち消す力が宿っているらしい。今まで超能力に素手で触れる機会なんか一回も無かったから気づかなかったが。
・・・ま、だから何なんだって話だがな。超能力が全てのこの学園都市において超能力を打ち消す能力なんて役に立つかどうか分からない。つか、むしろ嫌がられそうな能力だが。

〜放課後〜

今日もようやく退屈だった授業が終わる。今思えば上条さんはこんな授業を寝る前まで受けてるのか。そう考えると・・・勉強合宿怖っ!
・・・まぁ上条さんにはヒーヒー言いながら頑張ってもらおう。僕は頑張ってインデックスの面倒を見ないとな。しかし、たまには外でのんびりしたい気もする。

涙「あ、おーい!桜坂くーん!」
僕「あ・・・佐天に御坂さん。こんにちは。」

通学路をてくてくと歩いていると、前方から僕を発見したらしい佐天と御坂さんがこちらへと向かってきた。

第11話 第2部 ( No.35 )
日時: 2010/11/20 20:21
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)


美「こんにちは。桜坂くんは今帰り?」
僕「はい。御坂さん達もですか?」
涙「うん!私たちはこれから初春と白井さんのいるジャッジメントの支部に行くんだけど、桜坂くんも一緒に行かない?」
僕「え?ジャッジメントの支部に行くのか?仕事の邪魔にならない?」
美「大丈夫大丈夫。私たちがいきなり遊びに行っても大体暇そうにしてる事が多いし、ジャマにならなければ大丈夫でしょ。」

そんな適当でいいのか?・・・まぁ、しょっちゅう行っているこの2人が言うんなら大丈夫なんだろうけど。
でもどうしようか。1人なら行ってもいいんだけど、あまり遅くなるとインデックスがなぁ・・・ま、遅くなりそうだったら先に抜けて帰ればいいか。どうせ暇だし、行かせてもらおう。

涙「どうする?無理矢理にとは言わないけど。」
僕「それじゃあ行かせてもらうよ。どーせ暇だしね。」
美「それじゃ、決まりね。行きましょうか。」

〜10分後〜

美「着いたわよ〜。ここがジャッジメント177支部よ。」
僕「なんつーか・・・わりと普通なんですね。ジャッジメントって言うくらいだから、もっとハイテクな建物かと思いましたけど。」
涙「本部はそれはもうスゴイくらいの設備らしいんだけどねー。ここはあくまでも支部らしいからさ。」
僕「ふーん・・・ま、どっちでもいいけど。」

そんな事を話しながら階段を上がり、部屋のドアをがちゃっと開く。

涙「やっほー初春!」
飾「あ、佐天さん!御坂さんに桜坂くんも。いらっしゃいませ!」
黒「まったく・・・お姉さま。ジャッジメントの支部は子供の遊び場ではございませんわよ?」
美「まぁまぁいいじゃない。硬い事言わないでよ。」
黒「・・・仕方ありませんわね。今お茶をお出しいたしますわ。少々お待ちくださいな。」

白井はやれやれと言った表情でお茶を入れに向かった。初春と佐天はあっちでワイワイと何か話している。
御坂さんはソファに座って完全にくつろぎモードに入っている。・・・僕はどうしよう。窓の外でも見るか。

黒「皆さん、お茶が入りましたわよ。」
涙「ありがとう白井さん!」
黒「桜坂くん?そんな所で窓の外を眺めていないでこちらへいらっしゃったらいかがですか?」
僕「あぁ・・・うん。分かった。」

白井に呼ばれ、御坂さんが座っているソファへと座る。そして白井が入れてくれたお茶を・・・緑茶か。

僕「ごくごく・・・」
美「そういえば、桜坂くんは使ってみたい超能力とかはあるの?」
僕「使ってみたい超能力・・・ですか。僕は元々超能力なんて身につけるつもりじゃないですけど、あえて言えばテレキネシスとかですかね。」

僕は無理矢理ここに送られてきたんだ。元から超能力なんて身につける予定は一切無い。
まぁでもあえて使えるならテレキネシスかな。なんかカッコいいしね。・・・まぁ、僕が左手で触れればそれも消えてしまうからどっちにしろ僕に超能力は無理だろ。

美「テレキネシスかぁ・・・アレカッコいいよね!」
僕「まぁ・・・そうですね。」
黒「さてと・・・それでは私は書類をまとめますわ。お二人とも、くれぐれもお静かにお願いしますわ。」
美「分かってるわよ。」
僕「っていうか、騒ぐ相手がいないしね。つか、それなら佐天に言った方がいいんじゃないのか?」

佐天はさっきからあっちで結構なボリュームでワイワイ言ってるぞ?・・・ほとんどはパトロール中なのか、今ココには僕達5人しかいないけど。
まぁ、それでもやっぱりこういう何かの組織の支部で騒ぐのは良くないよなぁ・・・佐天らしいっちゃらしいけどね。

僕「ジャッジメントも大変だな。毎日治安維持ご苦労さん。」
黒「ありがとうございます。こういった書類のチェックなど日々の積み重ねが事件を未然に防ぐ事もありますので、小さなことも欠かさずに行っておりますわ。」
僕「思ったより、ジャッジメントって大変そうだなぁ・・・初春は何やってんだ?・・・監視カメラ?」
美「初春さんはああやって街中の監視カメラで街中をチェックして、何か事件が無いかとか怪しい人はいないかとかをチェックしてるのよ。」
僕「へぇ〜・・・」

地味に見えるけど、アレも立派なジャッジメントの仕事なんだろう。ああいう細かい事も大事なんだろうな。
初春はああやってカメラを見て無線か何かで前線の行動をサポートするバックアッパーみたいな感じか。なるほど、初春の印象にピッタリだ。

僕「監視カメラの確認お疲れさん。初春。」
飾「あ、桜坂くん。これも毎日の仕事なので、欠かさずにやってますよ。」
涙「初春はマメだからね〜。感心感心!」

ホント、感心するよな。僕だったら絶対に途中で飽きてほっぽり出してしまいそうだしね・・・
少しモニターを覗いてみると、1つのモニター画面にめちゃめちゃたくさんの監視カメラの映像が映っていた。

僕「こんなにたくさんよく一気に見れるなぁ・・・僕だったら頭痛くなりそうだよ。」
飾「練習すれば誰でも出来るようになりますよ。私も最初は頭痛かったです。」
美「こんなチマチマした作業は、私はいくらやっても覚えられそうにないわね〜・・・」
涙「私もです・・・初春は本当によくやってるよ。もちろん、白井さんもね!」
黒「いえいえ。ジャッジメントとして当然のことをしているだけですの。」

いや「ジャッジメントとして当然」ってセリフが言えるだけでも、スゴイしカッコいいと思うけどな。

第12話 ( No.36 )
日時: 2010/11/21 13:24
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

〜1時間後〜

その後は雑談をしたりジャッジメントの仕事内容を聞いたりとかして、のんびりまったりと過ごした。
そして、時が過ぎるのは早いもんでもう既に時計は4時半を回ろうとしていた。・・・それじゃ、そろそろおいとまするとしますかね。

僕「それじゃ、すみませんが僕はこれで失礼しますね。」
美「あ、もう帰るの?気をつけてね。」
黒「さようならですわ。」
飾「さようなら、桜坂くん。」
涙「バイバイ桜坂くん!」
僕「あぁ、それじゃーな。バイバイ。」

みんなと別れの挨拶をして、見送られながら支部のドアを出て階段を下る。さて、それじゃあスーパー行って家に帰るか。
・・・インデックスもお腹空かせてるだろうしな。昼ごはんアレだけで足りたかな?ま、足りなかったのなら明日からもう少し多めに作り置きすりゃいいか。

〜5分後〜

と言う訳で、スーパーへと向かうための道をてくてくと歩く。辺りを見回せば学生がいっぱい。さすがは学園都市。外の街じゃ絶対に見られない光景だ。
・・・と、このまま普通に行ったんじゃ多分家に帰るのが遅くなるな。少し近道をしよう。確かこの辺にあったはず・・・あ、あったあった。
この建物とマンションの間をすり抜ければ目の前がもうスーパーだからね。ココを通ってショートカットするとしよう。
建物とマンションの間なのでさすがに薄暗いものの、真っ暗ではないので小走りで路地を進む。

どすんっ!

僕「痛っ!?」
?「きゃっ!」

わりと狭い路地だから人は居ないだろうと思っていたが、どうやら誰かとぶつかってしまったらしい。
顔をあげると、そこには薄紫色の髪の腰まである長い髪をなびかせた僕と背丈がほぼ同じくらいの女の子がいた。見た目からして、僕と同年代と言った所か。
それにしても、この子の着ている制服はこの辺りでは見かけないな・・・もしかして別の学区の生徒?

僕「ご、ごめん。急いでたもんだから・・・大丈夫?」
?「え、えぇ。こっちこそあんな道の真ん中でボーっとしていてごめんなさい。」

僕が頭を下げると、女の子もぺこりと頭を下げた。薄暗いからよく分からなかったが、よーく見るとすごい可愛い顔をしているな。
それに、なんかモデルさんみたいな体系だ。出るトコは出て、引っ込むトコは引っ込んでいる。・・・それにしても、こんな夕方に女の子が1人で路地なんかに何の用なんだろうか。

?「あの、実は私道に迷っちゃって・・・良かったら、駅まで案内をお願いできないかな?」
僕「道に迷ったの?そういえば、その制服この辺りじゃ見かけないね・・・別の学区?」
?「うん。私は第11学区の城下南中学1年生の宇佐美麗華よ。よろしくね。」
僕「僕はこの第7学区の中津川中学の1年、桜坂聖也。よろしく。駅だったらすぐそこだから、案内するよ。」
麗「本当!?ありがとう、桜坂くん。」

本当は早くスーパーで買い物をして帰りたいのだが、困っている人を見捨てて放っておくなどお人よしの僕には絶対に出来ない。
まぁ良くも悪くも、僕はお人よし精神だって事だよね。関わらないって決めていても、人が困っているのを見ると助けずには居られないって言う。

僕「こっちだよ、ついてきて。」
麗「分かったわ。」

宇佐美を連れて路地を出ると、それまでご無沙汰だったお日様の光がさんさんと降り注いで少しまぶしいが今はそんな事を気にしている場合ではない。
えーっと、駅はここから歩いて5分くらいだったはずだからさほど遠くは無いはずだ。・・・ごめん、インデックス。どうやら帰れるのは5時回りそうだよ。

涙「あ、桜坂くん!おーい!」
僕「って、佐天に初春!?お前らジャッジメントの支部に居たはずじゃ!?」
飾「今日はパトロールをしてそのまま直接帰宅する事になってたんですよ。なので、今は佐天さんと一緒にパトロール中です。」
僕「そ、そうだったのか・・・」

まさかこんな所でこいつらと出会うとはまったく思っても居なかった。てっきり、まだジャッジメントの仕事とかやってるのかと。
・・・まぁいくら治安維持組織であるジャッジメントとはいえまだ学生だしな。完全下校時刻を過ぎるまでの勤務は駄目って事か。

涙「ところで桜坂くん。その女の子は誰?」
麗「あ、私は・・・」
飾「あ!もしかして、桜坂くんの彼女さんですかぁ〜?」
麗「え!?(赤面)」
涙「そうなの!?すっごく可愛いじゃん!いいなぁ〜桜坂くん。もう恋人がいるなんて。」
僕「いやいやいや!違う!違う!そんなんじゃないって!」
涙「あはは、顔真っ赤だよ〜?照れなくてもいいって!こんなに可愛い子が彼女だなんて、やるね〜桜坂くん。」
僕「だぁ〜かぁ〜らぁ〜!違ぁーう!」

〜事情説明中〜

飾「な〜んだ、そうだったんですか。てっきり彼女さんかと思っちゃいました。」
僕「いきなりとんでもない発言をするなよ初春・・・心臓が口から飛び出すかと思ったぞ。」
涙「だって、仲良さそうに2人で歩いてるんだもん。傍から見れば恋人と同士にしか見えないって。」
麗「そんなに仲良さそうに見えたのかな・・・私たち。」
僕「分からん。こいつらとは付き合いが浅いから、こいつらの物事の基準とかもよく把握できてないし。」

初春や佐天は宇佐美が僕の彼女じゃないって分かった後も、宇佐美にじ〜っと視線を送っている。

第12話 第2部 ( No.37 )
日時: 2010/11/21 13:25
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)


麗「あの・・・私の顔に何かついてる?」
飾「あ、いえ!すごく可愛いな〜と思ったんです!」
涙「出るトコは出てるし、引っ込むトコは引っ込んでるし!それに背も高いし!」
麗「あはは・・・そんなに大したことじゃないと思うけど。」
僕「いや、まぁ確かに可愛いとは思うよ。スタイルもバツグンだしね。」
麗「そうかな?あまり自分のそういう事は意識した事が無いから、褒められてビックリしちゃった。」

あはは、と無邪気に笑う宇佐美。・・・こいつは少し天然な部分が入っているのかもしれないな。

飾「そうだ、駅に行くんでしたよね。私たちも一緒に送って行ってもいいですか?」
麗「もちろん。お願いするね。」
涙「それじゃ、駅へ向かってレッツゴー!」
僕「ハイハイ。そんじゃ、早く行きますかね。」

ハイテンションの佐天を先頭に、ウキウキ気分の初春、ニコニコしている宇佐美、そして僕と続く。
駅まではそれほど時間はかからないから、雑談でもしてりゃすぐ着くだろ。

飾「そういえば、宇佐美さんはどこの学校に通っているんですか?」
麗「第11学区の城下南中学校よ。」
涙「城下南中学校?よく分からないけど、なんかすごそうな学校の名前だね!」
麗「そんなにすごくないよ。私なんて、どこにでもいる普通の中学生だし。」
飾「そんな事無いですよ!城下南って言えば第11学区では知らない人はいないって程有名なエリート校じゃないですか!」
僕「マジか!?そんなすごい学校に通ってるのか・・・やっぱスゲーよ、宇佐美。」
麗「そんな、私なんて対した事無いよ。エリート校って言うのも大げさだよ。常盤台とかに比べたらレベルなんて全然低いよ。」

いや、そりゃ常盤台とかは飛びぬけているからな。アレと比べたらどんなエリート校でも見劣りするだろう。
しかし、可愛くてスタイル良くてエリート校に通っているって?・・・まるでどこかのマンガのヒロインみたいなヤツだな。

飾「いいなぁ〜・・・また今度、遊びに行ってもいいですか?」
麗「もちろん。よければお友達も誘ってみんなで来てくれれば嬉しいな。もちろん桜坂くんもね。」
僕「え、僕も行っていいの?・・・うん、是非行かせてもらうよ。」
涙「それじゃあ、早速明日行こうよ!丁度休みだし、御坂さんや白井さんも誘ってさ!」
麗「うん、全然構わないよ。明日は私も予定はないし、駅に付いたら私の寮の地図を渡しておくわ。」

明日か・・・まぁ僕も別に予定は無い。つーか、休みの日に予定が入る事なんか滅多に無いしな。どうせ暇だから、むしろ喜んで行きたいくらいだ。
しかし、問題はインデックスだ。僕がどこかへ出かけると言えばあいつは恐らく僕に付いて来るって言うだろうな。
・・・ま、別にいいか。あいつだけ置いてけぼりは可愛そうだしな。1人増えてもさほど変わらないだろうし、一緒に連れて行ってやろう。

〜5分後〜

その後も宇佐美となんやかんや話しているうちに、駅へと辿り着いた。僕の予想通り結構あっという間だったな。早いもんだ。

麗「それじゃあ、これが私の寮の地図だよ。」
僕「ありがとう。頑張って行くよ。」
麗「後、連絡が取れなかったら困るから、みんな私と携帯の番号を交換してくれないかな?」
涙「もっちろん!」飾「いいですよ!」僕「分かった。」

〜番号交換中〜

麗「ありがとう。それじゃあ、明日楽しみにしてるね!」
僕「うん。気をつけてな、バイバイ。」
涙「バイバイ宇佐美さん!」
飾「さようなら〜!」

僕達が見送ると、電車のドアが閉まって宇佐美を乗せた電車は11学区へと向かって出発していった。
・・・さて、それじゃあ早くスーパーに行って食材買って帰らないと。早くしないとインデックスのお腹がやばい事になってしまう。

僕「それじゃ、また明日な!」
涙「うん、バイバイ!」飾「さようなら〜。」

〜20分後〜

僕「ただいま〜。」
イ「やっと帰ってきた!せいや、遅いんだよーっ!私のお腹はもうぐーぐー鳴ってるんだよ!」
僕「ハイハイ、今すぐご飯作るからそんなに怒るなよ。」

部屋のドアの鍵を開けて扉を開くと、インデックスがものスゴイ勢いで飛んできた。やっぱり・・・遅くなるとこうなるよなぁ。
とりあえず、このまま放置してもいいのだがさすがにそれは可愛そうなので早くご飯を作る事にする。

〜しばらくして〜

イ「がつがつがつがつ。美味し〜!やっぱり、せいやのご飯は最高なんだよ!」
僕「褒めてくれるのは嬉しいけど、もう少し落ち着いて食べたらどうだ?」
イ「がつがつがつがつ!」
僕「聞いてないし・・・っていうか、もうおかずがほとんど無くなってるじゃん!」

まったく・・・どこまで食意地が張ってるんだっつーの。ま、インデックスの機嫌が直ってくれて良かったけどね。悪いままだと色々気まずいしな。

僕「あぁそうだインデックス。明日に僕友達の家に遊びに行くんだけど、お前も一緒に来るか?」
イ「うん!行く行く!連れて行って欲しいんだよ!」
僕「そう言うと思ったよ。集合時間は9時だ。明日も6時半に起こすから、起きなかったら置いていくぞ。」
イ「分かった!頑張って起こされるんだよ!」

頑張って起こされるってのも変な言い方だよな。・・・ま、別にどーでもいいけどさ。
さてと、それじゃあインデックスにおかずを食い尽くされる前にご飯を食べてしまってお風呂に入るか。

〜数時間後〜

僕「ん・・・もうこんな時間か。インデックス、寝るぞ。」
イ「分かったんだよ!」

昨日と同じ容量でインデックスの布団を隣の部屋にしき、電気を消してそれぞれ寝る場所へともぐりこむ。
んじゃ、明日も早いことだし・・・さっさと寝よう。おやすみぃ〜・・・

イ「せいや・・・おやすみなんだよ。」
僕「・・・あぁ、いい夢見ろよ。インデックス。」

・・・さて、寝よう寝よう。おやすみ!すーすー・・・Zzz。

新キャラ紹介 ( No.38 )
日時: 2010/11/21 13:26
名前: エリック (ID: uDwIp9sO)

宇佐美麗華(うさみれいか) 163cm AB型

第11学区の「城下南中学校」に通っている1年生。薄紫の腰まである長い髪と、女の子にしては高い身長が特徴。
結構生真面目な性格で、やる事はキッチリやらないと気がすまないタイプ。優しく穏やかで怒る事はあまり無いが、怒ると大人でもビビるくらい怖い。少し天然。
わりとエリートぞろいの城下南中学の中でも、成績も優秀かつスポーツ万能と言う優等生。料理上手で家事も上手く「女の子」と言うイメージを絵に描いたような存在。
中学1年生にも関わらずモデルも顔負けなくらいスタイルがよく可愛い顔つきをしているが、恋愛にはオクテなので初々しくそう言う系の話を聞くと顔が真っ赤になる。
能力はレベル4の念動能力(テレキネシス)でレベル5も夢ではないと言われているほどの才能を持っている。
普段はわりと大人しく落ち着いているため争いごとを好まないが、いざ戦いになると目の色を変えて戦う。
聖也曰く「自分が知っている女の子の中で一番で女の子って感じがする」らしい。彼女自身も聖也には好感を持っており、積極的に話しかけたりしている。

城下南中学校(じょうかなんちゅうがっこう)

学園都市第11学区に存在する私立の中学校。わりとレベルが高く「エリート」と呼ばれる人材が生徒数の半分を占めているそこそこ名の知れた名門校。
11学区の駅から歩いて5分と近い場所にあるため、生徒は放課後や休日には他の学区へ遊びに行くことも多い。
宇佐美麗華が籍を置いており、常に学年トップレベルの成績をキープしている。


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