二次創作小説(紙ほか)
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- 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】
- 日時: 2015/03/09 14:31
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: pLBaa8kf)
1年前に止めてしまった物語。
また書きたいと思ったので、1からリメイクしようと思います!
▼ 注意
# 真選組メイン
# 原作/アニオリ沿い(時々主オリ)
# 主人公はオリキャラ
# 全体的にくだぐだ
# 下ネタもちろん
# 原作沿いでも変えてる場面あり
▼ お客様
花火様
楼蘭様
ねね様
吏影様
瑠々様
リーフ様
_
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.3 )
- 日時: 2013/10/26 22:48
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 0lEaUB5k)
当たってましたかー! いろんな意味で嬉しいです(´∀`)!
私、星名(いちか)様の作品大好きなんです!((
頑張って下さい! リメイク版全力で応援します!
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.4 )
- 日時: 2013/10/26 23:05
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: qdhAso1A)
嬉しすぎるんですけれどどうしましょうこれ…!←
主人公の境遇など変更点多いですが
全力で頑張らせていただきます!
>花火さん
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.5 )
- 日時: 2014/02/20 19:35
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: R1HrIXSx)
第0訓 黎明
『 鈴。俺は江戸に行ってくる 』
『 江戸? それって… 』
『 ここから遠い場所だ 』
『 わ、わたしも行く! 』
『 お前はまだ早いよ 』
『 じゃあいつならいいの? 』
『 1人でも生きていけるようになったら、かな 』
『 それまで江戸で待っててくれる? 』
『 うん、待ってる。…ああそうだ 』
江戸に行くこと、父さんと母さんには秘密だからな。
ー
ーーー
ーーーーー
17歳になって、やっと兄の心情が解った。
かれこれ102年続いた神社の神主という役割を継ぐ気はなく、
武士として生きていきたいのだと。
そのために、侍の集う町"江戸"へ行ったのだと。
「ねえ、1人でも充分やっていける歳になったんだ」
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.6 )
- 日時: 2013/10/27 00:46
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: qdhAso1A)
保留
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.7 )
- 日時: 2013/10/27 00:50
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: qdhAso1A)
兄を追いかけて訪れた江戸。
侍を象徴する町と聞いていたのだが、何だろう。
遠くにそびえる無駄に高いタワー。
空に飛び交う飛行機。
町を触れ歩く人ではない人の形をした生物。
これが江戸?
…なにはともあれ、私が目指すは真選組の屯所。
第1訓 小さな勘違いは大きな間違いになる ( 1 )
「…真選組の屯所ってどこだよ」
江戸でかいよ分かんないよ! ばーか!
町の人たちに聞いても曖昧な答えしか返ってこないし。
江戸の地図も持ってないんだよな。
てなわけで、まだ昼だけど今日は休んで明日また探そう。
私はホテル池田屋にチェックインしました、ええしましたとも。
エレベーターで15階まで上がり、部屋へ入る。
荷物ぱんぱんの大きな風呂敷(ちなみにウサギさん柄)を下ろし一息ついた、その時。
「御用改めである。神妙にしろテロリスト共!」
低くてドスのきいた声が、部屋の外から聞こえた。
「しっ…真選組だァっ!!」
「イカン、逃げろォ!!」
「一人残らず討ちとれェェ!!」
なんか逃げろとか討ちとれとか真選組とか…
「…ん? 真選組?」
………。
「真選組ィィ!?」
思わず勢いよく戸を開け大声をあげた私に気付き、1人の男が振り返る。
それはさっきドスのきいた声を発していた人で、瞳孔がかっ開いていた。
「なんだお前は」
「えっと…怪しい者ではないんですけど」
「てめーも桂の仲間か?」
「カツラって誰ですか、違います私はっ」
「怪しいな。オイ総悟! この女縛ってパトカーん中突っ込んどけ」
「人の話聞けよお前!」
なんだコイツ! 腹立つな!
何が「怪しいな」だよ怪しくないって言ってんだろ!
人の話を聞け、と言う私の言葉をも無視して
瞳孔ガン開き男はどこかへ去ってしまった。
その代わりに違う男が姿を表す。
亜麻色の髪に甘いマスク。
先ほどの男が"総悟"と呼んだ人だろうか。
「アンタかィ、縛られてーって奴は」
「断じて違います」
逆になんで縛られたいって風に解釈するの? 馬鹿なの? ドSなの?
「ま、どっちでもいいや。つかパトカー突っ込んどけとか下まで降りなきゃなんねェじゃねーか」
「突っ込まなくていいです私何も関係ないんでマジで」
「怪しいな。とりあえず縛って…おいザキ、この女パトカー突っ込んどけ」
だから怪しくないっつってんだろ何なのコイツら!!
亜麻髪の男はどこからか取り出した縄を私に巻きつける。
謎の手際の良さで10秒も経たぬうちに私の体は縄でぐるぐる巻きだ。
え、マジで? オイオイオイ待てよ。
私が呆気にとられている間に亜麻髪の男も消え、
次はいかにも地味な男が現れた。
えっと、なんだっけ。ザキとかなんとか呼んでたな。
「ザキさん、マジで私をパトカーにぶち込む気ですか」
「うーん…まあ上司からの命令だし仕方ないよね」
ハイ終わった。
ザキさんは私を肩に担ぎエレベーターで下まで降りる。
外に出ると徐々に遠ざかるホテル池田屋の扉。悲しくなった。
そしてまあ、ね、普通にパトカーの中入らされて。
放置される。
…と思いきや。
「で? 君は桂の仲間?」
何故かザキさんもそのまま車内に残った。
つーかその質問さっき受けたわ。
「違いますって、大体カツラって誰なんですか」
「とぼけてるの?」
「とぼけてない! 私田舎から出てきた者なんで」
「…と言うと?」
「武州から列車に揺られ来ました」
武州か、とザキさんは呟いた。
「これまた何のために?」
「…真選組で働かせてもらうために、です」
正確に言えば、真選組に"いるはず"の兄に会いに来た。だけど。
「働くって言っても..ウチ女隊士は募集してないよ」
「隊士なんて無理ですよ! 女中として働きたいなと」
「…物好きだね」
「そうですか?」
まあ女中って言っても、ただの雑用だもんな。
屯所に住み込ませてもらえるなら私は何だってするつもりだけど。
「ま、何ていうか…桂の仲間ではなさそうだね」
「さっきからそう言ってるじゃないですか」
まあ、こうやってザキさんと落ち着いて話が出来たおかげで、
ホテルでの騒動が落ち着いたら屯所で改めて話をする機会を設けてもらえた。
…と言っても、局長や副長の許可が出たら、らしいけども。
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