二次創作小説(紙ほか)
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- 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】
- 日時: 2015/03/09 14:31
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: pLBaa8kf)
1年前に止めてしまった物語。
また書きたいと思ったので、1からリメイクしようと思います!
▼ 注意
# 真選組メイン
# 原作/アニオリ沿い(時々主オリ)
# 主人公はオリキャラ
# 全体的にくだぐだ
# 下ネタもちろん
# 原作沿いでも変えてる場面あり
▼ お客様
花火様
楼蘭様
ねね様
吏影様
瑠々様
リーフ様
_
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.23 )
- 日時: 2014/02/26 13:28
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: .5OC3uJw)
土方さんは小さく息をつき、立ち上がる。
「御白、茶を二人分淹れて局長室まで持ってこい。あの人もそろそろ帰って来てるだろ」
二人で話でもするのだろうか。
分かりました、と頷き副長室を後にして食堂へと向かう。
第2訓 すべて笑って流せばいいさ (4)
お盆にほうじ茶の入ったコップを二つ乗せて、局長室へ運ぶ。
すると、局長室から土方さんが出てくるのが見えた。
あれ、なんで出て来たの?
「土方さん、お茶…」
「…甘かったか」
「え?」
土方さんは顔を顰めてこちらを向いた。
え、なに、怖いよ。
「俺の読みが甘かった。近藤さん、まだ帰って来てねェみてーだ」
「…と、言うことは…」
「まだストーキングしている可能性が充分にある」
……マジでか!!
1人の男は、暇そうに横になりテレビを眺めていた。
「変てこペットグランプリィ…?」と番組名を呟いては大きな欠伸を漏らす。
それから3秒が経つ。男の開いた口が塞がることはなく、ぽっかりと開いたままだった。
原因はテレビに映った3人組と1匹だ。
「銀さん達出てんじゃん!!」
秒速でテレビの画面に張り付く。
そんな男を見て、ちょうど帰ってきた女は小さく溜め息をついた。
「そんな間近でテレビ見たら目に悪いですよ、玲さん」
「あ、お妙ちゃん、おかえり。いやァ万事屋がテレビ出てっからついビックリして」
玲と呼ばれた男はお妙の方を振り返ればへらりと笑ってみせる。
「まあ、本当」などとテレビに目をやりながら、お妙はレジ袋を机の上へと置いた。
そしてその中からバーゲンダッシュを取り出す。
「お菓子買ってきたんですけど、食べます?」
「バーゲンダッシュ!? いいの!?」
それを見て目を輝かせた玲に対し、お妙は淡々とした口調でこう返す。
「何言ってるんですか 玲さんはこっちです」
「ビックリマンチョコって、お妙ちゃん…」
俺のこと何歳だと思ってんの、と玲は苦笑を漏らした。
あの男が現れたのは、それとほぼ同じタイミングであった。
「お妙さァァァん!!」
護衛館の外から、大声でお妙の名前を呼ぶ声が聞こえる。
お妙はその声にピクリと反応するも、玲はただキョトリと首を傾げた。
「…ね、今お妙ちゃんの名前が…」
「ゴリラだわ」
「は?」
「あンのゴリラストーカー…」
お妙はイラついたように深い溜め息をつくと、立ち上がり玄関へと向かう。
気になった玲もその後をついて行こうとビックリマンチョコを口の中に投げ入れて立ち上がる。
お妙と玲が玄関を出て門を開けると、そこには近藤の姿があった。
「あっお妙さん!」
近藤はお妙を見るなり目を輝かせるも、隣の玲を見て瞬時に目を見開き後ずさる。
「おッおおおお妙さん、この男は…!?」
お妙は何かを思い付いたように口元に笑みを浮かべると、玲の腕をとりそっと寄り添う。
「私たち同居してるの。ねっ玲さん」
「え? あぁ、まあ」
同居、というのは本当のことではあるが。
正確にいえば居候である。
それを近藤は違う意味で受け止めたのか、大層ショックを受けたようにその場に崩れ落ちた。
「近藤さん、どこにいるんですかね」
「大方あの女の所なんだろうが…女の居場所が分からねェからな、難しいモンだ」
そう言って隣を歩く土方さんはタバコの煙を吐く。
それが風に乗って私の顔に吹きかかるのだからたまったもんじゃない。
眉をしかめゲホゲホと咳き込むも土方さんはまるで知らんぷりだ。( ムカつく! )
横目でバレない程度に相手を睨み付けながら歩いていると、一つの大きな道場を通りかかった。
廃刀令のご時世に道場とは何とも珍しいというか何というか。
その道場の門の前へと歩けば、そこには二人の男と一人の女がいた。( あれ、女の人の隣にいる男の人、なんか見覚えあるような )
その内の男女は腕を組んでおり、もう一人の男は地に膝をついている。
…なるほど修羅場というやつですな?
土方さんもそれを察したのか三人を見ないようにして門前を通り過ぎる。
「「……」」
…が、その膝をついている男の背には見覚えがあった。
黒いジャケット。土方さんの着ているものと同じものだ。
無言で通り過ぎた門の前を、無言でUターンする。
改めて男を見ればそれは確かに真選組のジャケットで、着ている人物も今私たちが探している張本人だ。
女の人の顔を見ると見覚えがあって、そうだ近藤さんがお妙さんと呼んでいた人だ。ついさっきバーゲンダッシュを奪い合った。
「近藤さん」
「何してんだ」
「トシ! それに鈴ちゃん!?」
近藤さんはバッとこちらを振り返ると、驚いたように目を丸くした。
「やっと見つけた…本当ストーカーも大概にしろよアンタ」
「せっかくお茶淹れたのに、もうとっくに冷めちゃってますよ」
土方さんは近藤さんの腕を引っ張り立ち上がせて、「迷惑かけたな」と目の前の二人に軽く頭を下げる。
私も続くように一礼すると、「失礼します」とだけ述べてその場を立ち去ろうと一歩踏み出した、その時。
「鈴?」
ぐい、と後ろから腕を引かれた。
慌てて振り返ると、女の人の隣にいた男の人と目が合う。
その瞬間私は何かを感じた。
さっき彼をちら見したときにも同じ感情が湧いたような気がする。
えっと、これは
” 懐かしさ ”。
そう確信したと同時に、私の口から零れ出た言葉。
「…お兄ちゃん?」
「やっぱり、鈴だ。大人になったなお前! 最初見たとき分かんなかった」
へらりとした笑顔は、あの頃と同じ兄のもので。
「お兄ちゃん! 久しぶり!!」
気付いたときには抱きついていた。
ああ、お兄ちゃんの匂いだ。とても懐かしい。
夢にまで見た兄との再会は、思わぬ場所で果たされた。
( …どういう展開だこりゃ )
( お妙さんの婚約者が鈴ちゃんの兄…俺は嫁も娘も取られたと言うわけか… )
( いや嫁も娘も違ェし…って近藤さんッ! しっかりしろォォ! )
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.24 )
- 日時: 2014/02/20 21:08
- 名前: ねね ◆YI/ePrfQ4o (ID: R1HrIXSx)
初めまして!
リメイク前の作品から陰の読者だったのですが
初めてコメントさせていただきます!
相変わらずの鈴ちゃんの可愛さ…!
苗字が変わったのには何か意味があるのでしょうか!?(o_o)
大好きな作品なので復活して嬉しいです!
更新頑張ってくださいねっ
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.25 )
- 日時: 2014/02/22 16:32
- 名前: 星名 ◆iUiUYbrqM6 (ID: R1HrIXSx)
初めまして!
リメイク前のやつから読んで下さってたんですか..!
何だか前の作品を知る人がいてくれると嬉し恥ずかしいです∵*
ふふふ、意味があるのかないのかどうなんでしょう←
大好きなんて言ってもらえて本当に嬉しいです、
有難うございます! 頑張りますねっ
>ねねさん
- Re: 【銀魂】 真選組女中の非日常 【原作沿い】 ( No.26 )
- 日時: 2014/02/22 20:49
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 7aD9kMEJ)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11777410774.html
お兄ちゃんきたァァァァァっ!(゜∀゜)
近藤さん…。なんていうか、あの…ド、どんまい?(←
鈴ちゃんとお兄さんのさらなる絡みが楽しみです!
きっと…可愛いんだろうn(黙
更新頑張って下さい!(´∀`)
- Re: 【銀魂】 真選組女 ( No.27 )
- 日時: 2014/02/23 00:45
- 名前: 吏影 ◆uljF1A.4JI (ID: x2W/Uq33)
初めまして吏影です。
鈴ちゃん可愛い!
私は以前からの読者では無いのですが…(-_-;)
鈴ちゃん兄妹万歳!とても面白かったです。
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