二次創作小説(紙ほか)

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東方奇妙譚
日時: 2018/01/21 23:26
名前: 彩都 (ID: 4xvA3DEa)

 始めましての方は始めまして、何度も彩都の作品を読んでいる方は有難う御座います。
 彩都(サイト)と申します。
 もう十作目ですよ、十作目! まぁ、半数の作品は一ヶ月一回更新が多いですねぇ、アハハ。
 まぁ、今回は『東方PROJECT』という原作者『ZUN』さんの三次創作となっております。
 何故二次創作じゃないかって? それは秘密です☆
 
 それでは本編スタート!

目次

>>0
 親記事です、本当に有難う御座いました。
>>1
 金髪の幼女は一体何者なんだろうか? もう一度会えるかな?
>>2
『博礼神社』? 『幻想行き』? 『幻想卿』? 『博麗神社』、『幻想入り』、『幻想郷』の間違いでは……?
>>3
 周理輪廻、スマホを持っていた人物の名前だろうか? もしくは他人のスマホなのか……?
>>4
 霧雨魔理亞(きりさめ まりあ)、博礼霊夢(はくらい れいむ)、霧雨魔理沙と博麗霊夢、名前が少しだけ違いますね、何ででしょう?
>>5
『幻想行き』、『幻想卿』の解説。そして恋符ではなく愛符、魔理沙は『恋符』、魔理亞は『愛符』、魔理亞の方が好きな人との進展があったのかもしれませんね。
>>6
 右手で触れた魔理亞の攻撃が左手に屈折? 不思議な事が起こるもんですね。後、八雲灯、八雲凛、張もまた名前が違う……後、裏話として、橙の名前変更が面倒でした。
>>7
 プロローグ終了。次回から寝泊りは魔理亞の家です。
>>8
 第一章です、此処の章からこの小説のタイトルの意味を理解する人が出るかも?
>>9
 オトギリソウの話は必死で検索して調べました。
>>10
 敵登場、この場面で少しピーン、と来た方が居るかもしれません。
>>11
 魔理亞、『再起不能(リタイア)』──
>>12
 一方的にやられる……輪廻は透明人間に勝てるか……?
>>13
『俺と同じ『力』』? はて、一体何なのでしょう? まさか『鉄鎧を纏った見た目の『何か』』の事でしょうか?
>>14
 このラッシュは相当悩んだ、『何かいいのないかなぁ?』って思いながら必死に考えた、その結末が『修羅』。
>>15
 輪廻、怒られる&第一章終了、何か長かったよね、その所為(違います)で更新が遅れる破目に。
>>16
 第二章開幕、輪廻は『鉄鎧を纏った見た目の『何か』』の正体を心の中でひっそりと探ってたり。
>>17
 まぁ、貫通されてたら、誰だって驚くよね、そしてこの回で色々分かった人が多いかも?
>>18
 輪廻君の『スタンド』、攻撃力(パワー)が低かった、可哀想だねぇ(嘲笑)
>>19
 チェックメイトだぜ!
>>20
 此処でも修羅修羅ラッシュ、とりあえず、『修羅』は10回連呼する事にした。
>>21
 記憶が無い&名前が変てこだ……(輪廻談)
>>22
 ボッコボコ、相当ボコボコだったそうで、輪廻君は大怪我しました、忘れる事はいけない事ですね、と言うのが分かった輪廻君だった……後、第二章完結。
>>23
 第三章ですね、うん、タイトルでもうネタバレ☆
>>24
 左腕が融けてしまった輪廻君、果たして勝つ事が出来るのか?
>>25
 霊夢と魔理亞、強いなぁ。
>>26
 才田時雨、名乗れなくて可哀想ですね、後第三章完……それにしても最後に出てきた『白と青のワンピースを着用した幼女と自分の左手の二の腕を食べた金髪幼女』、知っている人はぴーん、と来たのでは無いでしょうか?
>>27
 今日(4月16日)中に仕上げました、忙しくて大変でした。
>>28
 ルーミィとアルノ、いい加減『キャラの名前違いますよ』とかいう指摘が来そうで少し怖い。
>>29
 割烹着姿の魔理亞、一回見てみたい、そして敵登場。
>>30
 突拍子の発言で輪廻驚く。
>>31
 もー、煽ったから『スタンド』能力発動しちゃったじゃないかーだめじゃーん?
>>32
 輪廻君も少しずつ自分の『スタンド』能力を知り始めました、そして第四章完結。
>>33
 今回も今日中(4月23日)に仕上げました、その所為で筋肉痛になりました、足が。
>>34
 はいはい、新キャラ新キャラ。
>>35
 はい、バトル終了っと。
>>36
 色々話を聞きましたね、そして第五章終了、地味にこの投稿、文字数が多くなってしまった。
>>37
 今回も今日中(4月30日)に仕上げました。
>>38
 名前変えてるじゃん? 十六夜咲夜って、いざよい さ『き』やって、別に命名が面倒になった訳では無いです、そうじゃ無いです。
>>39
 主人公何もやってねー! 泣きそー!
>>40
 第六章完、次は第七章、ていうか『スタンド』の紹介も能力説明もしていない、そして登山家みたいな格好なのに、波戸場って……狩人って……
>>41
『東方奇妙譚』、彩都以外の初のコメントが荒らしだった、笑うしかない、と思っていたけど、熱都の名前を出されるとは思っていなかった、熱都本人に話すと『俺様の名前を使用するとか、あったま可笑しいんじゃねぇの?』とコメントが、まぁ、でも、面白いネタにはなったかな?
>>42
 No.41のコメント返信、巫山戯たコメントで笑って下さい。
>>43
 第七章ですね、残り何章書く破目になるか、まだ分からない。
>>44
 魔理亞、てめぇは保護者じゃない、ていうか『蒼魔館』って何だよ!? レミリィ・『スカーレット』なのに蒼かよ!?
>>45
 貞操が危ない(白目)
>>46
 松風風華って新キャラが出たけど、『スタンド』の解説していなかった、『スタンド』能力は『穴を開ける』能力。
>>47
 開始二行目の輪廻の台詞、地味に気に入っている、そして『あの人』について、色々情報が、そして今回も今日(5月14日)に書き上げました、そういえば今日は『東方Project』の『古明地こいし』の日ですね(5がこ、1がい、4がし、でこいしとなる、なので、古明地こいしの日とされている)、ですが、『東方奇妙譚』本編にはこいしちゃんが出るかは不明です……ってか、出ないと思います、多分(汗)
>>48
 第八章開幕、輪廻は咲夜の秘密を知ってしまった様だ。
>>49
 また新キャラだなぁ……
>>50
 まさかのNo.50突破、まぁ、たった一投稿で新キャラはいなされた。
>>51
 荒らしさえ来なければ、No.50で綺麗に新章へ行けた筈……? そして第八章完結、更に次章蒼魔館編開始?
>>52
 うん、蒼魔館編開始したよ、門番ェ……(汗)
>>53
 輪廻、禁句発言。
>>54
 何だか可愛い今回のお話のレミリィ、後、『波紋』を出す事が出来て嬉しい、ジョジョ好きにはたまらないと思ったり。
>>55
 クールでは無い! クゥルゥ!
>>56
 会話ばっかしてみたい時もあるのさ、あとプランドール登場。
>>57
『天上天下俺がルール』、書きながら考えた言葉、案外語呂が良い……って紫色の帽子に三日月のマークをつけた少女? 一体誰でしょう?
>>58
 何とか輪廻勝利……
>>59
 何とか九章完結、それにしてもまた一日で書き上げたんだけど、一投稿500文字程度な訳、つまり八回投稿しているから……約4000文字なんですよねぇ、逆に凄い、後、まだまだ蒼魔館編は続くみたい。
>>60
 ウェンズ様のキャラを借りてのコラボ小説。
>>61
蒼魔館メンバーの自己紹介、ピチュリー・ノーレッジは態とだったり。
>>62
 プランドール、ピチュリーの能力解説、ピチュリーの能力は結構使えそう。
>>63
 レミリィ、お前の能力……そして『スタンド』使い登場。
>>64
 輪廻、右手崩壊!
>>65
 プランドールは個人的に身長170cm以上で考えている、輪廻より身長が高い。
>>66
 第十章、完。
>>67
 いきなり『スタンド』使いが。
>>68
 プランドール、最強だなぁ。
>>69
 多分、エロい回、因みにプランドールの下着はよくある白のフルバックショーツです。
>>70
 多重理論理楼という意味不明な名前、そして第十一章終了。
>>71
 第十二章開始、タイトルが結構適当になった。
>>72
 早くも『スタンド』使い登場。
>>73
 椎名甘楽って名前、この作品では比較的普通だなぁ。
>>74
 遂に『あの人』の情報解禁、一体どんな人物なんでしょうね? さて、第十二章終了、次は魔理亞の家です……何だか男女が一つ屋根の下で寝るって、青春を感じます。
>>75
 遂に蒼魔館を抜け出しました、やっとか。
>>76
 ナイトキャップに抱き枕、そして黄色い『M』のマークが描かれたパジャマを着ている魔理亞って、書いていて可愛いなぁ、と思った。
>>77
 遂に77レス目、大変でした、そしてあっさり倒した、体力が少ないのかな?
>>78
 はい、第十三章終了、まぁた『あの人』について秘匿された、一体『あの人』とは何者なんでしょうか……?
>>79
 十四章、遂に十四章かぁ……何か感慨深い。
>>80
 遂に100レス迄残り20レス! そんな中、『話死合い』という不穏な文字が現れました。
>>81
 一行で片付く戦い。
>>82
 箒に乗れるのか輪廻って? 重量オーバーじゃないのかなぁ?
>>83
 マジックでもやっているのかな? (錯乱)(混乱)
>>84
 まさかの『てけてけ』ネタ、一々ネタが古い彩都さんである。
>>85
 第十四章終了、次回は十五章、そして魔理亞ちゃんは地味に畜生。
>>86
 第十五章開幕、霊夢は優しい。
>>87
 お金持ちな新キャラ登場、そしてもう既に『スタンド』は登場しているッッ!!
>>88
 ゾロ目ですね、嬉しい、そしてお金持ちの男性の名前は風間畦道、言いやすい、そして二日間も探した、食事はどうしていたんでしょうね?
>>89
 風間畦道、まさかの輪廻の味方!
>>90
 はい、十五章終了、果たして『あの人』は輪廻を襲う事を止めるのか……?
>>91
 十六章開幕、頑張って血糊を落とそう、因みに彩都さんは血糊を見た事が無いので、簡単に洗い流せるかは知りません。
>>92
 少女は『スタンド』使いだった。
>>93
 霊夢登場、輪廻助かる。
>>94
 第十六章完結、もう少しでNo.100ですね……!
>>95
 第十七章開始、書いていて、今回の『スタンド』使いは強いなぁ、と思った。
>>96
 攻撃したけど効かなかった。
>>97
 服を脱ぐとか……この子は露出狂かな?
>>98
 霊夢、登場、やっと戦いが楽になる?
>>99
 魔理亞登場、三人でボコボコぉ!
>>100
 遂に100投稿目です! とても嬉しいし、この記念すべきキリ番で十七章完結! とてもとても嬉しいです!
>>101
 はい、第十八章開始、久し振りにあのキャラを書けて嬉しかったです。
>>102
 実は昨日(九月二十三日)、一気にキャラを更新、キャラの在庫がなくなりかけていたから、急いで仕上げました。
>>103
 ていうか滓歓喜ってどんな名前だよ!? ってか、滓って何なの!?
>>104
 はい、久し振りにレミリィ、プランドールを出しました、長身なプランドール、基、フランドールは好きです、長身フランドール、増えないかなぁ……? そんな事を思いながら第十八章終了。
>>105
 第十九章開始、さぁ、今回はどうなる?
>>106
 門番、一体誰なんでしょうか?
>>107
 高身長なプランドール、可愛い。
>>108
 煩悩が爆発したから、早苗が登場。
>>109
 まさかの敵!? だけれど、プランドールがやっつけました。
>>110
 阿仁真人、『スタンド』能力、『武器を生み出す』能力、ただ、自分の記憶の中に武器が無いと作れない、つまり、空想上の武器とかは無理、そして第十九章終了、何気に親記事が長くなる……(汗)
>>111
 第二十章開始、新キャラ登場、名前つけるの、結構適当。
>>112
 平仮名表現は結構気遣いしなきゃ、と思った。
>>113
 今回の『スタンド』、案外強かった。
>>114
 吸血鬼は怪力。
>>115
 一体『四天王』とは……?
>>116
 第二十章終了、物語も大詰めに。
>>117
 今度は『命蓮寺』組です、書くのが楽しかったです、ですが、キャラ紹介で結構な文字数を……(汗)
>>118
 自分の好きなキャラ、『雲居一輪』登場。
>>119
 小傘も登場。
>>120
 寅丸の名前は結構考えましたね、あまり弄りたくなかったので。
>>121
 厄介事を持ってきた。
>>122
 この『スタンド』、案外強い気がする。
>>123
 何とか勝ちました、やった。
>>124
 そして物語は次の章に……
>>125
 お前、またかよぉ!?
>>126
 ヒノケン……懐かし!?
>>127
 荒らしの後の本編、クラウンピース、ヘカーティアが登場、輪廻は『変なTシャツヤロー』と思う、早苗の世界線と輪廻の世界線が繋がった瞬間である。
>>128
 自分、パエリア嫌い。
>>129
 神様キック!
>>130
 本編終了……ってか、とんでもない情報置いていきやがった。
>>131
 第二十三章始まり、今迄長かった……!
>>132
 ぬえ、マミゾウが登場。
>>133
 まぁた『スタンド』使いが……
>>134
 何とか勝ちました。
>>135
 遂に『あの人』登場、さぁ、どうなる?
>>136
 強い……!
>>137
 第二十四章始まり、今回で『あの人』こと、周理外円との戦いです、最後の戦い、と言う事で、何時もの1投稿2000文字以上でお送りします。
>>138
 周理外円の『スタンド』の始まりを書いていて、『本当にこれで良いのか?』と少し困惑していました、でも、書いていて、楽しかったので、忘れる事にする。
>>139
 勝てる訳無いだろ、こんな強敵……! とか、思いながら執筆していました。
>>140
 一体周理外円の左手の能力とは……? 謎過ぎる……
>>141
 修羅修羅ラッシュを大量に書こうと思いました、実際百文字以上使って、修羅修羅ラッシュをしようとしたけど、何時の間にか、その半分の五十修羅修羅ラッシュで終わった、もう少し頑張れば良かった。
>>142
『東方奇妙譚』唯一のパソコン投稿、最後の最後で輪廻と外円を和解させる事が出来て、個人的には嬉しい、ってか、兄貴を置いて、弟である自分が脱出するなんて、輪廻には考えられなかったようで……一緒に『幻想卿』を暮らす事にした周理兄弟、そして次回、ほぼほぼ最終章とエピローグだったり……
>>143
 痛い、痛過ぎる……そんな事を思いながら輪廻は生きる、そして第二十五章、始まり始まり。
>>144
 外円の兄貴を弄りたかったんです、だからあんな冒頭に……えへへ。
>>145
 にとり登場、案外面白い登場になった気がする。
>>146
 はい、第二十五章終了、そして次回の更新で全てが終わります、さぁ、次回の更新は一体どうなる事でしょう? やりたい事が多過ぎて、どんなオチ、どんなネタになるのかが分からないぞ……? 頑張れ、来週の自分、未来の自分……全部全部お前達に掛かっているんだ。
>>147
 今回で最終回(最終章)です、そして書いていて、これを書く事が出来なくなるのは悲しいなぁ、と思いました。
>>148
『幻想卿』本人ねぇ……? 一体誰なんでしょう?
>>149
 そして時間は進んで三時間後──
>>150
 最後はぐだぐだしたけど、完結です、いやぁ、完結出来て嬉しいです、後はキャラ達の設定を投稿し、最後に後書です……本編は完結しましたが、輪廻達のお話はまだまだ続く事でしょう──この作品の続編が書ける事を待っています。
>>151
『東方奇妙譚』の後書です、まさか色々と書き過ぎて、文字数が……(汗)
>>152
『東方奇妙譚』の設定資料集です、色々と書いたけど、使わなかったり……何で使わないのだろう? 後、この投稿で『東方奇妙譚』に書き込む事はなくなります、読者のコメントを待っています!

Re: 東方奇妙譚 ( No.98 )
日時: 2017/09/17 22:13
名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)  

「私を置いてけぼりにしないでよ? 『スタンド』って奴が使えなくても戦えるわよ?」
 そう言って弾幕を放つ霊夢。有難い! 今、この攻撃は隙を見せれる事が出来る! 自分はそう思いながら心の中で安堵する。だが把持安芸文は鼻で笑って弾幕を右手だけで弾く。
「甘いなぁ……そっちの事も怠らない、と思って? 私は色々な場面について対策をしているの、二対一だって考えているし、その攻撃だって、『片手を犠牲にすれば防げる』でしょう?」
「……そ、そんな……」
 霊夢の愕然とした姿に自分は驚く。まさか霊夢迄も……でもこの隙を! 自分は見逃さない! 自分はその場で急いで立ち上がりながら把持安芸文にアッパーを仕掛ける。するとそのアッパーは把持安芸文の顎にぶつかる。
「いでっ!」
「へへっ、甘かったな!」
「でも、『アンタの右手を小さくすれば二度とその攻撃は出来ない』よね?」
 ゾワリ、厭な感覚が脳裏を過ぎる、そして把持安芸文は自分の右手に触れる、すると自分の右腕は段々と細く、小さくなっていく。
「!? 進行が早い!」
「結構痛い攻撃だった、あぁ、ヘルメットでも被っておけば良かった……」
 くそっ、左手だけでは威力が少な過ぎる! 自分はそう思いながら後方へと移動する。すると追いかける把持安芸文。
「待て! 私がアンタを倒す!」
「厭だ! 誰か助けて!」
 自分はそう言って尻餅をついて目を閉じる、把持安芸文は走って自分を追いかける。あぁ、負けた、死んだなぁ……自分はそう思いながら記憶を取り戻せずに死ぬ事に後悔する──

Re: 東方奇妙譚 ( No.99 )
日時: 2017/09/17 22:15
名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)  

「おいこら、何をしている!?」
 いきなり大声が空中で聞こえ、自分は目を開ける。すると其処には魔理亞が箒に乗って自分達二人を睨んでいた。
「おいおい、弱い者虐めはダメだぞ? 仮に記憶が無い弱い者なんだから……!」
「煩いなぁ、まぁた、邪魔者ですかぁ? でも三対一の事は考えていなかったなぁ……」
 把持安芸文がそう言うと、箒だけが把持安芸文の方に向かい、縦にぶつかる。
「!? 箒の柄を使わず、『箒全体で私の体を叩いた』だと!?」
「霊夢! 今だ!」
 魔理亞の大声を聞き、頷く霊夢。
「え、えぇ! 行くわよ……手加減はしない!」
 霊夢はそう言って何発も弾幕を放つ。把持安芸文は箒の攻撃をどけて避けようとする。だが自分と『スタンド』を使用して、把持安芸文の逃亡を阻止する。
「待てやこらぁ!」
「待つ訳無いでしょ! くっ! 『スタンド』! 周理輪廻、周理輪廻の『スタンド』のサイズを縮小!」
 把持安芸文はそう言って、耳につけてあるイヤリングを外し、自分に当てる。って、これが『スタンド』!? 吃驚、色々な姿形の『スタンド』があるんだな……と思い、自分は段々と小さくなっていく──『スタンド』も小さくなっていく、そして把持安芸文は動き始める。まさか体重も縮小するのか、と思い、自分の阻止の失敗が先か、霊夢の弾幕が把持安芸文にぶつかるのが先か、それは分からない──

Re: 東方奇妙譚 ( No.100 )
日時: 2017/09/17 22:16
名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)  

「うおぉ! 間に合え! 弾幕!」
「は、早く逃げないと……! えぇい! 離せ邪魔だ!」
 把持安芸文と自分はそう言って逃亡の攻防を行う。そして霊夢の弾幕が把持安芸文の足に当たり、把持安芸文はその場で膝を曲げて痛みを感じる。
「いっつ……」
「あっ! おい!?」
 把持安芸文が膝を曲げた瞬間、脇腹に当たる筈だった弾幕が把持安芸文の頭部に当たり、把持安芸文は気絶する。気絶すると同時に自分の肉体が元に戻る、そして『スタンド』を出し、右手を確認する。すると元のサイズに戻っており、安心する。これで終わったな……自分はそう思い、その場で溜息を吐く──

 自分は把持安芸文を縛って、身動きを止める。これで逃げられない。
 すると把持安芸文が目覚める。
「おっ? 目覚めたな? 一つ聞きたい事がある」
「な、何なんだ……?」
「お前等の言う『あの人』ってどんな存在なんだ? 教えてくれ」
「……そうだな、私からしてみれば『カッコいい存在』だな、『スタンド』使いを受け入れてくれる存在。あっ、お前、『『スタンド』使いは惹かれあう』って知らないか?『スタンド』を使う者同士、何時の間にか『惹かれて出会ってしまう』ってよ」
 把持安芸文の発言を聞き、じゃあ色々な『スタンド』使いと戦ったのは『スタンド』使いが惹かれあったからか? と考えるが、そもそもとして、自分を襲った『スタンド』使い自体、『あの人』の刺客だった事を思い出す。そして自分は把持安芸文の縛っている縄を解く。
「もう帰れ、結構面白い事を聞いた、それで免罪符にしてやる、もう俺を襲うなよ?」
「それはどうだかな?」
 把持安芸文はそう言って、自分の目の前から走って消える──これで血糊を洗い流す作業に戻れる……自分はそう思いながら洗濯板と血糊がついた服が置いてある場所に移動する──

 第十七章 スモール・ワールド 完

 第十八章に続く──

Re: 東方奇妙譚 ( No.101 )
日時: 2017/09/24 22:42
名前: 彩都 (ID: lDBcW9py)  

『東方奇妙譚』 第十八章 鈍足なる鈍行

 時間は夕方、自分はやっと血糊を落とす事に成功した。
「はぁ……時間が掛かった……」
 自分はそう思いながら溜息を吐く。すると目の前に魔理亞が現れる。
「おっ、どうしたんだ? やっと血糊は落とせたか?」
「あぁ、落とせた」
「それは良かったな」
「あぁ……後はこれを干してっと……よし、明日から着れるな」
 自分はそう言って服を干す。自分があまりの疲労でその場で座ると、一人の少年が現れる。
「貴様が……周理輪廻だなぁ? 俺の名前は滓 歓喜(おり かんき)、『あの人』の命で貴様を殺害しに来た! お命頂戴!」
 少年──基、滓歓喜はそう言って、自分に向かって『スタンド』を出した。滓歓喜の『スタンド』は針金の様に細く、素早そうな感じがした。
「……ッッ!」
 自分は避けようと思ったが、血糊を落とす疲労の所為もあってか、避ける事が出来ずに『スタンド』の攻撃を受けてしまう。
「いでっ……って、あまり痛く無いな……?」
「そりゃそうだろ? だって俺の『スタンド』の力は一般人と同レベル。だが『能力』は強いぜ?」
 滓歓喜がそう言うと、指を鳴らす。何も起きていないぞ? そう思いながら瞬きをしようとする、すると『自分の瞬きするスピードが遅くなったような感覚を覚え』た、不思議、そして次の瞬間、決定的な事が理解出来た。
 何と『自分の手を使って立ち上がるスピードが遅くなっていた』のだ。まるで、年寄りのように遅くなった感覚。何だこれは……? 自分はそう思いながらゆっくりとゆっくりと滓歓喜を見ようとする──

Re: 東方奇妙譚 ( No.102 )
日時: 2017/09/24 22:42
名前: 彩都 (ID: lDBcW9py)  

「おぅいぃおぅいぃ。なぁんでぇそぉんなぁにぃ、おぉそぉいぃんだぁぁ?」
 体が動かしにくくなった、と思えば滓歓喜の言葉でさえ、ゆっくりに感じてきた……何なんだこれ……? そう思っていると、一つだけ思いつく。これ、『スタンド』能力か……? でも、指鳴らししただけでそんな能力が……? 自分はそう思い、『スタンド』を出そうとする。あっ、『スタンド』は出すスピード関係ないのか、それならすぐさま滓歓喜の体に攻撃を! 自分はそう思い、『スタンド』を飛ばし、滓歓喜の前に移動させる。
「行けぇ! 『スタンド』よ!」
 自分はそう言って『スタンド』を飛ばすが、滓歓喜が耳を澄まして声を聞こうとする。まさか、自分の声は普通に通っていると思ったが、『自分の声も遅くなっている』のか!? 自分はそう思いながら魔理亞をゆっくり見る。すると魔理亞は箒に乗って逃げようとしていた。
 おいおい……逃げるなよ……自分はそう思いながら味方を失った感覚を覚える。
 そして自分の『スタンド』は滓歓喜を攻撃する。だが、滓歓喜の『スタンド』攻撃を受け、滓歓喜は指を鳴らす、すると自分の『スタンド』も遅くなってしまう。
 万事休すだ……! そう思っていると滓歓喜の背後から三人の存在が現れる。一人は十六夜咲夜、もう二人は『レミリィ・スカーレット』と『プランドール・スカーレット』だった──


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