二次創作小説(紙ほか)

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東方奇妙譚
日時: 2018/01/21 23:26
名前: 彩都 (ID: 4xvA3DEa)

 始めましての方は始めまして、何度も彩都の作品を読んでいる方は有難う御座います。
 彩都(サイト)と申します。
 もう十作目ですよ、十作目! まぁ、半数の作品は一ヶ月一回更新が多いですねぇ、アハハ。
 まぁ、今回は『東方PROJECT』という原作者『ZUN』さんの三次創作となっております。
 何故二次創作じゃないかって? それは秘密です☆
 
 それでは本編スタート!

目次

>>0
 親記事です、本当に有難う御座いました。
>>1
 金髪の幼女は一体何者なんだろうか? もう一度会えるかな?
>>2
『博礼神社』? 『幻想行き』? 『幻想卿』? 『博麗神社』、『幻想入り』、『幻想郷』の間違いでは……?
>>3
 周理輪廻、スマホを持っていた人物の名前だろうか? もしくは他人のスマホなのか……?
>>4
 霧雨魔理亞(きりさめ まりあ)、博礼霊夢(はくらい れいむ)、霧雨魔理沙と博麗霊夢、名前が少しだけ違いますね、何ででしょう?
>>5
『幻想行き』、『幻想卿』の解説。そして恋符ではなく愛符、魔理沙は『恋符』、魔理亞は『愛符』、魔理亞の方が好きな人との進展があったのかもしれませんね。
>>6
 右手で触れた魔理亞の攻撃が左手に屈折? 不思議な事が起こるもんですね。後、八雲灯、八雲凛、張もまた名前が違う……後、裏話として、橙の名前変更が面倒でした。
>>7
 プロローグ終了。次回から寝泊りは魔理亞の家です。
>>8
 第一章です、此処の章からこの小説のタイトルの意味を理解する人が出るかも?
>>9
 オトギリソウの話は必死で検索して調べました。
>>10
 敵登場、この場面で少しピーン、と来た方が居るかもしれません。
>>11
 魔理亞、『再起不能(リタイア)』──
>>12
 一方的にやられる……輪廻は透明人間に勝てるか……?
>>13
『俺と同じ『力』』? はて、一体何なのでしょう? まさか『鉄鎧を纏った見た目の『何か』』の事でしょうか?
>>14
 このラッシュは相当悩んだ、『何かいいのないかなぁ?』って思いながら必死に考えた、その結末が『修羅』。
>>15
 輪廻、怒られる&第一章終了、何か長かったよね、その所為(違います)で更新が遅れる破目に。
>>16
 第二章開幕、輪廻は『鉄鎧を纏った見た目の『何か』』の正体を心の中でひっそりと探ってたり。
>>17
 まぁ、貫通されてたら、誰だって驚くよね、そしてこの回で色々分かった人が多いかも?
>>18
 輪廻君の『スタンド』、攻撃力(パワー)が低かった、可哀想だねぇ(嘲笑)
>>19
 チェックメイトだぜ!
>>20
 此処でも修羅修羅ラッシュ、とりあえず、『修羅』は10回連呼する事にした。
>>21
 記憶が無い&名前が変てこだ……(輪廻談)
>>22
 ボッコボコ、相当ボコボコだったそうで、輪廻君は大怪我しました、忘れる事はいけない事ですね、と言うのが分かった輪廻君だった……後、第二章完結。
>>23
 第三章ですね、うん、タイトルでもうネタバレ☆
>>24
 左腕が融けてしまった輪廻君、果たして勝つ事が出来るのか?
>>25
 霊夢と魔理亞、強いなぁ。
>>26
 才田時雨、名乗れなくて可哀想ですね、後第三章完……それにしても最後に出てきた『白と青のワンピースを着用した幼女と自分の左手の二の腕を食べた金髪幼女』、知っている人はぴーん、と来たのでは無いでしょうか?
>>27
 今日(4月16日)中に仕上げました、忙しくて大変でした。
>>28
 ルーミィとアルノ、いい加減『キャラの名前違いますよ』とかいう指摘が来そうで少し怖い。
>>29
 割烹着姿の魔理亞、一回見てみたい、そして敵登場。
>>30
 突拍子の発言で輪廻驚く。
>>31
 もー、煽ったから『スタンド』能力発動しちゃったじゃないかーだめじゃーん?
>>32
 輪廻君も少しずつ自分の『スタンド』能力を知り始めました、そして第四章完結。
>>33
 今回も今日中(4月23日)に仕上げました、その所為で筋肉痛になりました、足が。
>>34
 はいはい、新キャラ新キャラ。
>>35
 はい、バトル終了っと。
>>36
 色々話を聞きましたね、そして第五章終了、地味にこの投稿、文字数が多くなってしまった。
>>37
 今回も今日中(4月30日)に仕上げました。
>>38
 名前変えてるじゃん? 十六夜咲夜って、いざよい さ『き』やって、別に命名が面倒になった訳では無いです、そうじゃ無いです。
>>39
 主人公何もやってねー! 泣きそー!
>>40
 第六章完、次は第七章、ていうか『スタンド』の紹介も能力説明もしていない、そして登山家みたいな格好なのに、波戸場って……狩人って……
>>41
『東方奇妙譚』、彩都以外の初のコメントが荒らしだった、笑うしかない、と思っていたけど、熱都の名前を出されるとは思っていなかった、熱都本人に話すと『俺様の名前を使用するとか、あったま可笑しいんじゃねぇの?』とコメントが、まぁ、でも、面白いネタにはなったかな?
>>42
 No.41のコメント返信、巫山戯たコメントで笑って下さい。
>>43
 第七章ですね、残り何章書く破目になるか、まだ分からない。
>>44
 魔理亞、てめぇは保護者じゃない、ていうか『蒼魔館』って何だよ!? レミリィ・『スカーレット』なのに蒼かよ!?
>>45
 貞操が危ない(白目)
>>46
 松風風華って新キャラが出たけど、『スタンド』の解説していなかった、『スタンド』能力は『穴を開ける』能力。
>>47
 開始二行目の輪廻の台詞、地味に気に入っている、そして『あの人』について、色々情報が、そして今回も今日(5月14日)に書き上げました、そういえば今日は『東方Project』の『古明地こいし』の日ですね(5がこ、1がい、4がし、でこいしとなる、なので、古明地こいしの日とされている)、ですが、『東方奇妙譚』本編にはこいしちゃんが出るかは不明です……ってか、出ないと思います、多分(汗)
>>48
 第八章開幕、輪廻は咲夜の秘密を知ってしまった様だ。
>>49
 また新キャラだなぁ……
>>50
 まさかのNo.50突破、まぁ、たった一投稿で新キャラはいなされた。
>>51
 荒らしさえ来なければ、No.50で綺麗に新章へ行けた筈……? そして第八章完結、更に次章蒼魔館編開始?
>>52
 うん、蒼魔館編開始したよ、門番ェ……(汗)
>>53
 輪廻、禁句発言。
>>54
 何だか可愛い今回のお話のレミリィ、後、『波紋』を出す事が出来て嬉しい、ジョジョ好きにはたまらないと思ったり。
>>55
 クールでは無い! クゥルゥ!
>>56
 会話ばっかしてみたい時もあるのさ、あとプランドール登場。
>>57
『天上天下俺がルール』、書きながら考えた言葉、案外語呂が良い……って紫色の帽子に三日月のマークをつけた少女? 一体誰でしょう?
>>58
 何とか輪廻勝利……
>>59
 何とか九章完結、それにしてもまた一日で書き上げたんだけど、一投稿500文字程度な訳、つまり八回投稿しているから……約4000文字なんですよねぇ、逆に凄い、後、まだまだ蒼魔館編は続くみたい。
>>60
 ウェンズ様のキャラを借りてのコラボ小説。
>>61
蒼魔館メンバーの自己紹介、ピチュリー・ノーレッジは態とだったり。
>>62
 プランドール、ピチュリーの能力解説、ピチュリーの能力は結構使えそう。
>>63
 レミリィ、お前の能力……そして『スタンド』使い登場。
>>64
 輪廻、右手崩壊!
>>65
 プランドールは個人的に身長170cm以上で考えている、輪廻より身長が高い。
>>66
 第十章、完。
>>67
 いきなり『スタンド』使いが。
>>68
 プランドール、最強だなぁ。
>>69
 多分、エロい回、因みにプランドールの下着はよくある白のフルバックショーツです。
>>70
 多重理論理楼という意味不明な名前、そして第十一章終了。
>>71
 第十二章開始、タイトルが結構適当になった。
>>72
 早くも『スタンド』使い登場。
>>73
 椎名甘楽って名前、この作品では比較的普通だなぁ。
>>74
 遂に『あの人』の情報解禁、一体どんな人物なんでしょうね? さて、第十二章終了、次は魔理亞の家です……何だか男女が一つ屋根の下で寝るって、青春を感じます。
>>75
 遂に蒼魔館を抜け出しました、やっとか。
>>76
 ナイトキャップに抱き枕、そして黄色い『M』のマークが描かれたパジャマを着ている魔理亞って、書いていて可愛いなぁ、と思った。
>>77
 遂に77レス目、大変でした、そしてあっさり倒した、体力が少ないのかな?
>>78
 はい、第十三章終了、まぁた『あの人』について秘匿された、一体『あの人』とは何者なんでしょうか……?
>>79
 十四章、遂に十四章かぁ……何か感慨深い。
>>80
 遂に100レス迄残り20レス! そんな中、『話死合い』という不穏な文字が現れました。
>>81
 一行で片付く戦い。
>>82
 箒に乗れるのか輪廻って? 重量オーバーじゃないのかなぁ?
>>83
 マジックでもやっているのかな? (錯乱)(混乱)
>>84
 まさかの『てけてけ』ネタ、一々ネタが古い彩都さんである。
>>85
 第十四章終了、次回は十五章、そして魔理亞ちゃんは地味に畜生。
>>86
 第十五章開幕、霊夢は優しい。
>>87
 お金持ちな新キャラ登場、そしてもう既に『スタンド』は登場しているッッ!!
>>88
 ゾロ目ですね、嬉しい、そしてお金持ちの男性の名前は風間畦道、言いやすい、そして二日間も探した、食事はどうしていたんでしょうね?
>>89
 風間畦道、まさかの輪廻の味方!
>>90
 はい、十五章終了、果たして『あの人』は輪廻を襲う事を止めるのか……?
>>91
 十六章開幕、頑張って血糊を落とそう、因みに彩都さんは血糊を見た事が無いので、簡単に洗い流せるかは知りません。
>>92
 少女は『スタンド』使いだった。
>>93
 霊夢登場、輪廻助かる。
>>94
 第十六章完結、もう少しでNo.100ですね……!
>>95
 第十七章開始、書いていて、今回の『スタンド』使いは強いなぁ、と思った。
>>96
 攻撃したけど効かなかった。
>>97
 服を脱ぐとか……この子は露出狂かな?
>>98
 霊夢、登場、やっと戦いが楽になる?
>>99
 魔理亞登場、三人でボコボコぉ!
>>100
 遂に100投稿目です! とても嬉しいし、この記念すべきキリ番で十七章完結! とてもとても嬉しいです!
>>101
 はい、第十八章開始、久し振りにあのキャラを書けて嬉しかったです。
>>102
 実は昨日(九月二十三日)、一気にキャラを更新、キャラの在庫がなくなりかけていたから、急いで仕上げました。
>>103
 ていうか滓歓喜ってどんな名前だよ!? ってか、滓って何なの!?
>>104
 はい、久し振りにレミリィ、プランドールを出しました、長身なプランドール、基、フランドールは好きです、長身フランドール、増えないかなぁ……? そんな事を思いながら第十八章終了。
>>105
 第十九章開始、さぁ、今回はどうなる?
>>106
 門番、一体誰なんでしょうか?
>>107
 高身長なプランドール、可愛い。
>>108
 煩悩が爆発したから、早苗が登場。
>>109
 まさかの敵!? だけれど、プランドールがやっつけました。
>>110
 阿仁真人、『スタンド』能力、『武器を生み出す』能力、ただ、自分の記憶の中に武器が無いと作れない、つまり、空想上の武器とかは無理、そして第十九章終了、何気に親記事が長くなる……(汗)
>>111
 第二十章開始、新キャラ登場、名前つけるの、結構適当。
>>112
 平仮名表現は結構気遣いしなきゃ、と思った。
>>113
 今回の『スタンド』、案外強かった。
>>114
 吸血鬼は怪力。
>>115
 一体『四天王』とは……?
>>116
 第二十章終了、物語も大詰めに。
>>117
 今度は『命蓮寺』組です、書くのが楽しかったです、ですが、キャラ紹介で結構な文字数を……(汗)
>>118
 自分の好きなキャラ、『雲居一輪』登場。
>>119
 小傘も登場。
>>120
 寅丸の名前は結構考えましたね、あまり弄りたくなかったので。
>>121
 厄介事を持ってきた。
>>122
 この『スタンド』、案外強い気がする。
>>123
 何とか勝ちました、やった。
>>124
 そして物語は次の章に……
>>125
 お前、またかよぉ!?
>>126
 ヒノケン……懐かし!?
>>127
 荒らしの後の本編、クラウンピース、ヘカーティアが登場、輪廻は『変なTシャツヤロー』と思う、早苗の世界線と輪廻の世界線が繋がった瞬間である。
>>128
 自分、パエリア嫌い。
>>129
 神様キック!
>>130
 本編終了……ってか、とんでもない情報置いていきやがった。
>>131
 第二十三章始まり、今迄長かった……!
>>132
 ぬえ、マミゾウが登場。
>>133
 まぁた『スタンド』使いが……
>>134
 何とか勝ちました。
>>135
 遂に『あの人』登場、さぁ、どうなる?
>>136
 強い……!
>>137
 第二十四章始まり、今回で『あの人』こと、周理外円との戦いです、最後の戦い、と言う事で、何時もの1投稿2000文字以上でお送りします。
>>138
 周理外円の『スタンド』の始まりを書いていて、『本当にこれで良いのか?』と少し困惑していました、でも、書いていて、楽しかったので、忘れる事にする。
>>139
 勝てる訳無いだろ、こんな強敵……! とか、思いながら執筆していました。
>>140
 一体周理外円の左手の能力とは……? 謎過ぎる……
>>141
 修羅修羅ラッシュを大量に書こうと思いました、実際百文字以上使って、修羅修羅ラッシュをしようとしたけど、何時の間にか、その半分の五十修羅修羅ラッシュで終わった、もう少し頑張れば良かった。
>>142
『東方奇妙譚』唯一のパソコン投稿、最後の最後で輪廻と外円を和解させる事が出来て、個人的には嬉しい、ってか、兄貴を置いて、弟である自分が脱出するなんて、輪廻には考えられなかったようで……一緒に『幻想卿』を暮らす事にした周理兄弟、そして次回、ほぼほぼ最終章とエピローグだったり……
>>143
 痛い、痛過ぎる……そんな事を思いながら輪廻は生きる、そして第二十五章、始まり始まり。
>>144
 外円の兄貴を弄りたかったんです、だからあんな冒頭に……えへへ。
>>145
 にとり登場、案外面白い登場になった気がする。
>>146
 はい、第二十五章終了、そして次回の更新で全てが終わります、さぁ、次回の更新は一体どうなる事でしょう? やりたい事が多過ぎて、どんなオチ、どんなネタになるのかが分からないぞ……? 頑張れ、来週の自分、未来の自分……全部全部お前達に掛かっているんだ。
>>147
 今回で最終回(最終章)です、そして書いていて、これを書く事が出来なくなるのは悲しいなぁ、と思いました。
>>148
『幻想卿』本人ねぇ……? 一体誰なんでしょう?
>>149
 そして時間は進んで三時間後──
>>150
 最後はぐだぐだしたけど、完結です、いやぁ、完結出来て嬉しいです、後はキャラ達の設定を投稿し、最後に後書です……本編は完結しましたが、輪廻達のお話はまだまだ続く事でしょう──この作品の続編が書ける事を待っています。
>>151
『東方奇妙譚』の後書です、まさか色々と書き過ぎて、文字数が……(汗)
>>152
『東方奇妙譚』の設定資料集です、色々と書いたけど、使わなかったり……何で使わないのだろう? 後、この投稿で『東方奇妙譚』に書き込む事はなくなります、読者のコメントを待っています!

Re: 東方奇妙譚 ( No.113 )
日時: 2017/10/22 21:57
名前: 彩都 (ID: 5VUvCs/q)  

 自分は静かに息を吸って、両手を確認する。と、とりあえず、『肩は動く、だが腕全体は動かない』……『そう思っている』と、さとりが口を開く。
「あれっ? 何故か口が開く……?」
「そりゃそうよ、『口を閉じる』って案外大変なんだから?」
 巨乳な女性はそう言うと、静かに口の端を歪ませながら言う。
「私の名前は小見 古海(おみ ふるみ)、アンタが追う『あの人』が作った『四天王』の一人!」
「!?」
 四天王だと!? 何なんだそれは!? 自分は『そう思い』ながら巨乳な女性──基、小見古海を見つめる。そして、自分は言葉を発す。
「お前……!」
「あら? 怒っちゃった? でも、私の『スタンド』能力には勝てないから無駄よ?」
「煩い! それは分からない!」
 自分が小見古海にそう言うと、レミリィが静かに言う。
「輪廻……実は私の両手も動かないわ。だから、相手の『スタンド』能力は相当幅広い、と考えられるわ」
「お、おぅ……」
「あら? そこのおチビちゃん、中々良い発想ね?」
 小見古海がそう言った瞬間、一瞬、しん、と静かになり、咲夜の眼光を感じる。そして『レミリィが左腕を上げて、指を鳴らす、すると小見古海の首に咲夜のナイフが当たる』、その状況に自分は驚愕してしまう。
「…………咲夜、やっちゃいなさい?」
 レミリィの言葉を聞いて、咲夜は静かにナイフを小見古海に放つ──

Re: 東方奇妙譚 ( No.114 )
日時: 2017/10/22 21:57
名前: 彩都 (ID: 5VUvCs/q)  

「なっ……!?」
 小見古海にナイフを刺そうとする咲夜、だが、『手は一向に首へと刺さらない』、どうしてだろう……? そう『思って』いると、小見古海が言う。
「ハハハ! 馬鹿め! 私の『スタンド』能力は半径5m以内! だから『私の範囲内に来た奴は全て私の『スタンド』能力を受けてもらう』のだッッ! そして今発動している能力は『腕の動きを制御する』! だから、其処の銀髪メイドも能力を受けてもらう!」
「くっ……申し訳ありませんお嬢様! 能力を使用して、仕留めておけば……!」
 今更後悔する咲夜に静かにレミリィは言う。
「いいわよ。でも、『此処迄来た』のは褒めてあげる」
 レミリィは小見古海に近づきながら咲夜に言う。そしてレミリィは小見古海に言う。
「で、『私の両手はもう動く』けど、それはどうしてかしら?」
「はっ……はぁ!? な、何故動く!? 何故私の『スタンド』能力が効かないの!?」
 焦る小見古海に対し、レミリィは体を反らせ、腰に手を置いて言う。
「あら? 私の種族が分からないの? 私の種族は『吸血鬼』よ? アンタみたいな下等な人間と下等な『スタンド』に縛られて、堪るかっての」
 レミリィはそう言って、小見古海にアッパーを放つ。アッパーはそのまま小見古海の顎にぶつかり、小見古海は吹っ飛ぶ。
「全く……弱い人間ね」
 レミリィはそう言って、腕を組んで、鼻から息を吐く。つ、強い……流石吸血鬼、プランドールの様に強いな、と『思い』ながら自分は静かに安堵する──

Re: 東方奇妙譚 ( No.115 )
日時: 2017/10/22 21:59
名前: 彩都 (ID: 5VUvCs/q)  

「も、申し訳無いわ、まさか貴方の敵をストーカーさせていたなんて……」
 謝りながら頭を下げるさとり、自分はさとりの頭を上げて言う。
「お、おいおい? お前も不注意だったんだから、頭を上げろって。その方が可愛いから」
「なっ!? か、可愛いですって!? は、初めて家族以外に言われました……」
「そ、そうなのか……そういや、その妹は?」
 自分がそう言うと、さとりは妹の自己紹介をする。
「あぁ、妹は古明視 こいし(こめいし──)と申します、一緒に蒼魔館に向かったのですが……多分料理でも食べている、と思います」
「そ、そうか……」
 自分はそう言って、静かに頷く。後は小見古海に話を聞くだけだ。そう『思い』ながら小見古海の目覚めを待つ。すると、不思議に思った事を聞く。
「そういや、おチビって言われた時、腕が上がったよな? あれはどうしてだ?」
「あぁ? あれ? 私、『チビ』って言われるの、嫌いなの。妹の件もあるし。だから切れたら、腕が動いたって訳」
「な、成程……」
 レミリィの話を聞いて、自分は少し納得する。そんな事があったのか……と、『思って』いると、静かに小見古海が起きる。するとレミリィが小見古海を見て、睨む。
「もう一度『スタンド』を出して、動きを制限すると、もう一発殴る、殴られたくなかったら輪廻の話を全て返答しろ」
「は、はい……」
 レミリィの発言に涙目になりながら返答する小見古海、さぁ、『四天王』とは何か? 自分は静かに考える──

Re: 東方奇妙譚 ( No.116 )
日時: 2017/10/22 22:01
名前: 彩都 (ID: 5VUvCs/q)  

「は、話は何だ?」
「そんなの簡単だ、『四天王』とは? 『あの人』とは何者だ?」
 自分の言葉を聞いて、静かに小見古海は言う。
「『四天王』か……それは私含む四人の『スタンド』使いの事だ、そして『あの人』は何者か分からん、私は出会った事が無いからな」
「……えっ?」
 最後の言葉に自分は不思議がる? じゃあ何で『四天王』を決める事が……? するとさとりが言う。
「貴方、嘘を吐いていると、全て私が代理に言いますよ? 私は貴方の心を読む事が出来る……」
「はっ、読んでも無駄さ、私は嘘を言っていない」
「本当ですか……?」
 さとりは静かに小見古海を見つめる、するとさとりは静かに首を横に降る。
「輪廻さん、彼女は嘘を吐いていません、本当に『あの人』は知らないし、『四天王』も同様に……後、知った方法は封筒に送られてきた、からだとか」
「へ、へぇ……」
 生憎その情報は要らないな、と『思い』、自分は小見古海に言う。
「それじゃあ、死ぬか、元の世界に戻るか、どっちがいい?」
「私は『四天王』だぞ? ヘマしたら、死ぬに決まっている」
「そうか……」
「それなら私の食事になるわね、咲夜、小見古海とやらを調理場に運んで頂戴? 私とプランドールが食べる」
 小見古海の言葉に喜んでレミリィが言う。まぁ、小見古海の選択だ、自分は関与しない。
 そして、小見古海を倒した自分は椅子に座って、溜息を吐く。
 だからもう『スタンド』使いは現れるなって思っているのに……自分はそう『思い』ながら手元のグラスに手を運び、ジュースを飲む──

 第二十章 ストッピング・ポーズ 完

 第二十一章に続く──

Re: 東方奇妙譚 ( No.117 )
日時: 2017/10/29 22:43
名前: 彩都 (ID: tVX4r/4g)  

『東方奇妙譚』 第二十一章 デリート・メモリーズ

 自分こと、周理輪廻は呑気にジュースを飲んで、色々なメンバーが集まるのを待機していた。すると、目の前に一人の女性が現れる。服装は胸の所に紐をクロスさせている黒っぽい格好だ。そして見るからに『尼』って雰囲気がする。そんな事を思っていると、その女性が自分に近づいてくる。
「え、えーと……貴方が周理輪廻、さんですか?」
「えぇ、如何にも。貴方は?」
「あっ、申し遅れました! 私は『命蘭寺(みょうらんじ)』の尼、聖 白蘭(ひじり びゃくらん)と申します、以後お見知り置きを」
 そう言って尼こと、聖白蘭が会釈する。自分も立ち上がって、同じ様に会釈する。すると出入り口から色々な存在が現れる。すると白蘭が大声で言う。
「あっ、こっちですよー!」
「ん? あ、姐さんだ」
 そう言って、青い袈裟を被った女性が現れる。手には金色の輪を持っている。
「こんにちわぁ、私、雲居 七輪(くもい しちりん)って言うの、宜しく。えーと、周理輪廻君?」
「あっ、はい……」
 自分はそう言って右手を指し出す雲居七輪に向かって、右手を出し、握手をする。何だろう……? 芸人集団っぽく感じてしまう。自分はそんな事を思いながら、七輪以外のメンバーを見つめる──色とりどりだなぁ。


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