二次創作小説(紙ほか)

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泉君のカノジョ
日時: 2017/10/21 14:11
名前: 奈狐 (ID: w4lZuq26)

初投稿です!奈狐と言います。ご存知でしょうか「おおきく振りかぶって」。野球が大好きで、この漫画がお気に入りです。推しキャラは泉孝介なのですが、彼に可愛いカノジョがいたらどうなるんだろうと思い、二次創作ということで書くことにしました。拙い文章ですが、もし宜しければ見ていって下さい。

因みに、これは西浦高校が一年の夏の県予選で負けた後のお話です。夏休み中なので、毎日練習が有ります。



物語は泉視点で展開するので、言葉が所々悪いです。すみません。







紹介だけになってしまいましたが、近いうちに本編をアップしたいと思います。宜しくお願いします。

Re: 泉君のカノジョ ( No.22 )
日時: 2018/01/07 17:58
名前: 奈狐 (ID: 7xKe7JJD)

明けましておめでとうございます!といっても、三賀日はとっくに過ぎてるし、松の内ギリギリの挨拶で申し訳ありません……。今年も皆さんが良い年を送られることを心より願っております。敬語が下手くそですみません。相変わらず拙い文ですがよろしくお願いします!

Re: 泉君のカノジョ ( No.23 )
日時: 2018/01/07 18:40
名前: 奈狐 (ID: 7xKe7JJD)


—本日は栄口サイドです—










「退部届は出してないんです。まだ。野球してるときは、ホントに皆真剣で、上手くて、輝いて見えるから。そのために尽くしたいと思っているので。でも、もう良いかなと思います。西浦の皆さんは中学生のガキどもと違って大人で、優しくしてくれて。前は独りぼっちだったけど、今はこーすけとそのチームメイトの皆さんがいるから。結城君は良い子だから、きっと今はうまくやってるんです。私は器用じゃないし、耐えられなくて弾けてしまったんで。」

柚梨ちゃんはそう言って、それっきりうつむいてしまった。

「君は、どうしたいの?」

俺は、自分にできる精一杯の気遣う声で話し掛けた。

「え?」

柚梨ちゃんは怪訝そうにこちらを見てくる。

「泉に伝える気はあるのかってこと。いじめは許されることじゃないし、君が辛い思いをしてたことはよく分かったよ。俺だって、篠岡がそんな惨めな気持ちをしてたとしたら、耐えられない。けど、泉に言いたくないのは、何で?君の彼氏だろう?」

「それは……………………。こーすけには、野球に集中してほしいから。私の勝手な私情なんかで、こーすけが野球をすっぽかしたら嫌だから。こーすけは足も速いし、スイッチヒッターだし、守備も上手い。お世辞じゃなくて、贔屓でもなくて、野球が上手いと思う。だから、心配させたくない。」

俺は首を傾げてしまった。

「泉は、そんな簡単にうろたえたりしない。むしろ、君の様子がおかしいことには何となく気づいてるはずだよ。」

柚梨ちゃんの驚く様子を見て、俺は少し意地悪を言ってみることにした。

「このまま話さなかったら、泉は寧ろ心配とストレスで病んじゃうかもね〜?」

「えっ?!そ、そんな!!どうしよう?孝介が死んじゃう?!」

「気になるんだったら、今すぐ泉の所に行ってきな。部屋の場所分かる?突き当たりを右に行ってすぐのとこね。」

「は、はい!!ありがとうございます!」

柚梨ちゃんはパタパタ走っていった。少々騙した感じで後ろめたいけど、少しは役にたてたかな。

「あんなこといっちゃって良かったの?」

篠岡の声に振り向く。怒ってんのかとおもったら、篠岡は笑っていた。

「死んじゃうとかいってたよ?」

「俺は死んじゃうとまでは言ってないって。」

篠岡と顔を見合わせて、フッと笑った。

「栄口も戻りなよ。もう遅いし、明日のために寝なくちゃ。」

篠岡に諭されて、俺はよいしょと立ち上がった。

「そうだね。じゃ、篠岡も早く寝なよ。おやすみ〜。」






マネージャーやってるような子は、大体すぐ人の事を優先する傾向がある。良いことか悪いことかは時と場合によるけど、評価されないのはおかしいと思う。例えば柚梨ちゃんのような子とかね。そういう子の周りの人に限って、優しくない。そんなの俺は間違ってると考えるけど………………。






世間的にはどうなんだろうな。





人間というのはまったく難しい生き物だよね。そう思わない?






おっと、柚梨ちゃんが泉に一生懸命話をしている。これで距離が縮まると良いな、泉!!

Re: 泉君のカノジョ ( No.24 )
日時: 2018/01/10 07:22
名前: 奈狐 (ID: xV3zxjLd)

—泉視点に戻ります—


「だからそのぅ………………。言ってなかったこと、あんまり怒んないで欲しいんだけど…………。」

柚梨がおずおずとこちらを見てくる。

「栄口には話せたのに、俺には話せなかったんだ?」

思わず口に出てしまった。柚梨を責めたいんじゃなくて、これは〜、んっとー?

「な、なんでもない。その…………………………。ただの嫉妬だから。ごめん。」

自分でも真っ赤になってるのが分かるくらい恥ずかしかったけど、言うしかなかった。

「何でこーすけが謝るの?私の方こそ、ごめんなさい。」

驚いたと思いきや、急にシュンとする柚梨を見ていたら、自然と頬が緩んでしまう。

「いいって。俺を心配してくれてたんだろ?」

言うが早いか、俺は柚梨の頭に腕を回して、ぎゅっと抱きしめた。

「柚梨が辛かったこと、気付けなくてごめんな。でも、俺だってそんなヤワじゃないんだから、ちゃんと相談しろよな。お前の彼氏なんだし。昔からお兄ちゃん役してきたんだし。な?」

ゆっくり語りかけると、柚梨は大分落ち着いたみたいで、

「うん。」

と頷いた。

「じゃあ、遅いんだしもうもどれよ………って、何でお前らじろじろ見てんだよ!!」

いつのまにやら大注目を浴びていた。

「いやぁ?」

沖が軽く首を振りながら答える。

「お前らこそ何やってんの。リア充したいなら部屋ン外でやってくれる?」

「「……………………………。すみません。」」




ただの廊下とはいえ、怖がり(つーかビビり)の柚梨を一人で帰らせるのは不安だったから、俺は柚梨を篠岡の所まで送ることにした。ホンとは同じ階だし、怖がる必要ないんだけどな。

「じゃ、早く寝ろよ?……………おやすみ。」

思い立って、おやすみのキスを………したかったんだけど、俺にそんな勇気は無い。

Re: 泉君のカノジョ ( No.25 )
日時: 2018/01/14 17:35
名前: 芯 (ID: aU2V5DNl)

サイト作ったZE☆

Re: 泉君のカノジョ ( No.26 )
日時: 2018/01/16 07:12
名前: 奈狐 (ID: 06in9.NX)

5日目も試合だった。そのあと、何か桃李(←漢字あってンのか?!)高校と合同練習させてもらえた。

「柚梨ちゃーん!ボトルちょーだーい!!」

「はーい!千代先輩、そっちのスポドリの粉取ってくださーい!」

「柚梨ちゃーん!!手伝って!」

「はーい♪」

他校のマネジとも上手くやってるみたいだし、相変わらず篠岡とは仲良いし、ちゃんと自然に笑ってるし、明るくなってるし、可愛いし、これでよし。

「泉〜。ポジション別ノックだってー。サブのポジションに行って色々教えてもらう?」

ボケッとしてたら、水谷に割と重要な事を聞かれていた。素早く考えを巡らせる。

「んー。秋大のこと考えたら、やっぱレギュラーポジションのが良いんじゃない?」

「そうだな。じゃ、それで。」

パッと散って、ノック場所に行く。

「センター、行くぞ〜!!」

コーチ達の声がグラウンドに響いた。


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