二次創作小説(紙ほか)
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- 泉君のカノジョ
- 日時: 2017/10/21 14:11
- 名前: 奈狐 (ID: w4lZuq26)
初投稿です!奈狐と言います。ご存知でしょうか「おおきく振りかぶって」。野球が大好きで、この漫画がお気に入りです。推しキャラは泉孝介なのですが、彼に可愛いカノジョがいたらどうなるんだろうと思い、二次創作ということで書くことにしました。拙い文章ですが、もし宜しければ見ていって下さい。
因みに、これは西浦高校が一年の夏の県予選で負けた後のお話です。夏休み中なので、毎日練習が有ります。
物語は泉視点で展開するので、言葉が所々悪いです。すみません。
紹介だけになってしまいましたが、近いうちに本編をアップしたいと思います。宜しくお願いします。
- Re: 泉君のカノジョ ( No.1 )
- 日時: 2018/07/26 18:32
- 名前: 奈狐 (ID: SypwfE3m)
入道雲が遠くに見える青い空に、透明なぬるい風が吹き抜ける。まだ朝だってのに、夏は暑い。特に、ぎゅっと握っている右手が汗ばんでいた。今日から俺はこいつを練習の度に西浦に連れてくことにした。………そう。俺の彼女だ。
「ごめんな、柚梨。手、暑くない?つか、湿ってない?」
俺が問いかけると、橘柚梨はこちらを見上げて頷いた。しばらく歩いていくと、西浦のグラウンドが見える。
「おはー泉!ってその小っこいの誰?」
失礼なことを言いながら畑の向こうから飛び出してきたのは田島だった。
「おはよう田島。誰って………………………。俺のか……カノジョだよ。」
田島は目をパチパチと瞬き、それから
「はぁぁぁぁぁぁっ?」
と叫んだ。
「なんだよ泉!彼女かよ!リア充かよー?!ずりーよーなんで隠してたんだよー!」
ブーブー文句を言う田島を軽く睨みながら、俺は
「隠してねーよ。最近なんだよ、付き合い始めたのが。」
と言った。嘘じゃない。柚梨は俺の中学の後輩で、二個下の学年だ。つまり、今中二。野球部のマネージャーとして入ってきて、自分で言うのもなんだが俺の事をまあまあ慕ってたと思う。そんな柚梨が甲子園の県予選を学校があった二戦目以外は全部見に来てくれていて、試合に負けた日にメールをくれた。その後も色々なやりとりをして、………………………………………………。今に至る。
「中学の野球部が今部亭らしくて、だから夏休みの間は篠岡と一緒にマネジやるって言うから……………………っておい田島!!」
田島は俺の説明を聞かずに
「おーーーーい!大変大変!号外だよーーーー!!」
と言って走って行ってしまった。全く、いつもいつもバカな奴だ。ま、一緒に居て飽きないけどな。
蝉の鳴き声がうるさく聞こえる中、俺は柚梨の手を引いてグラウンドへと歩いていった。