社会問題小説・評論板

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ワタシのイキル意味
日時: 2011/01/06 17:36
名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)

はじめまして発戸ほっとです笑

私は少しでも多くいじめられてる方の辛さが分かって頂けるような小説を書きたいと思っています。
名前の由来も皆様が温かい気持ちになれるようにと^p^
いじめられないのが常識ではないんです。
今もいじめらてる方がいるかもしれません。
私は「頑張って」としか言えませんが、一人でも多くの方に勇気を持ってもらいたいと思っております。

!登場人物!
 L川崎 百音 (かわさき もね)
  主人公。いじめられてる女の子
 L広重 あすか (ひろしげ あすか)
   何でもはっきりと言う女の子
   過去に辛い事があった。
 L小柳 舞 (こやなぎ まい)
   いじめの主犯。リーダー的存在
   自分より上が居るとすぐ苛める
 L柏崎 優奈(かしわざき ゆな)
    舞の友達。いじめをしてる
 L斎藤 春 (さいとう はる)
    舞の友達 いじめをしてる

この人達の物語です。
それでは。
更新遅めかと思いますが、よろしくお願い致します^^

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→過去の話
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話戻ります★!
二十八話[>>52]

Re: ワタシのイキル意味 ( No.52 )
日時: 2011/01/06 17:34
名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)

二十八話[死なない]

「そんな事、、、聞いて、なかった、」
私は小柳からあすかの過去を始めて教えてもらった。
何で教えてくれなかったんだろうか。
それが頭に出て来る。
『カスに教えてあげる理由が無かったんじゃないのかしら?ねえ。”あすか”?』
「—————ぇ?」
小柳の言葉と同時に私は小柳の後ろに視線を向ける。
「あ、、、、す、、か?」
すると私の視線の先にはあすかが驚いたように立っていた。
————少し震えてる?
『ごめん。百音』
そう言って私に背中を向け走り出した。
「あすか待って!!!」
私も走り出そうとしたら近くに居た斎藤に腕を握られた。
「離してよっ!!」
一生懸命腕を振る。
すると小柳が私の前に立つ。
『あすか、自分の過去を聞かれて怖くなって逃げちゃったね。』
そう言ってお嬢様ぶりながら笑う小柳。
私、勝手にあすかの過去聞いちゃったんだ。
馬鹿な真似したな————・・・。
『あすかの過去どうだった?あの子、苛められてる子を助けられなかったのよ。カスも助けられないまま死んでいくんじゃないの?』
そう言ってまた笑う。
すると近くに居た、他の二人も笑う。
「——っ!!私は死なない!!それとあすかを馬鹿にしないでっ」
そう言って私は前に居た小柳のお腹を思いっきり蹴った。
『っ!痛!!』
そう言ってお腹を抱え込む。
すると二人は小柳に近づいて『大丈夫?』何て声をかけてる。
「私はあすかと一緒なら絶対に死なない!あすかに出会えて生きる意味を知ったの!!」
私は必死に訴える。
多分だけど、その彩加ちゃんって子もあすかに支えられてたよ。
『あははははは』
小柳が笑う。
「何?」
『”死なない”ねえ』
すると小柳は柏崎さんに耳打ちをした。
するとニヤッとして近くにあった鉄の棒に手を伸ばした。
「ぇ?」
『じゃあ私が殺してあげようか?それでも死なないって言うの?』
そう言って狂った笑いをする。
小柳は柏崎さんから鉄の棒を受け取った。
「馬鹿、、、、じゃ、、ないの?」
後ろから斎藤さんに捕まえられて、身動きできなくなった。
『馬鹿はあんたでしょ?』
小柳はそう言って鉄の棒を思いっきり頭上に構えた。
「止めてっ!!」
泣きながら叫ぶ。
『SEE YOU 次会えたらまた苛めてあげる。会えたらだけどね』
笑いながら私の頭に思いっきり鉄の棒を振り落とした。

「」

ここは何処


何も見えないし、聞こえない


暗い

暗い


私死んじゃったのかな—————・・・・。

Re: ワタシのイキル意味 ( No.53 )
日時: 2011/01/07 16:29
名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)

二十九話[病院]

『———ね!百音!!』
アレ?
この声はお母さん?
どうしたの?
そんなに大きな声出して。
『百音!!百音っ!!』
待ってて・・・。
今目を開けるから————・・・。

「———ぉ、、母、、さ、、ん?」
目を開けると、母の心配そうな顔と眩しい光が見えた。
薬品の匂いがする・・・。
『百音!良かったあー』
目を潤ませながら言う母。
「ここどこ?」
私。
小柳に殺されたんじゃないっけ?
そう思いながら重い体を起こす。
「っ!痛い!」
すると頭に激痛が走る。
『百音!大丈夫?寝てていいのよ?』
母が体を支えてくれた。
「ん。大丈夫。ここどこなの?」
私は体を起こして聞く。
『百音。学校の古い体育倉庫に頭から血を流して倒れてたのよ。』
そうだよね。
私てっきりもう死んじゃったのかと思ったよ。
『上から鉄の棒が落ちてきたみたいね。』
違うよ。
それは事故じゃないんだよ。
もう少しの所で殺人に変わる所だったんだよ?
「ここって病院?」
『うん。少しだけ入院することになったの』
今思ったけど個室だ。
個室って高いんだよね?
でも、こういう場合って学校側からお金が出るんだっけ?
『命には別条がないみたいで良かった〜』
「そうなんだ」
頭思いっきり殴られたのにね。
今思えば、頭は包帯でグルグル巻だった。

シンッと静まり返る病室。
母が急に真剣な顔になり尋ねて来る。
『ねえ。百音。どこかの学校に転校しない?』
「何で?」
『苛めが悪化しなうちに・・・ね?』
———もう悪化してるよ?
私殺されそうだったもん。
『今日病院に運ばれたって聞いて、怖くなったの』
「今転校したら駄目だよ。」
『何で?』
「だって。逃げてるみたいじゃん。それにあすかも居るし」
『・・・でも』
「大丈夫だって!私は絶対に自殺しないし、ずっと笑えるよ。」
『・・・。』
「あすかも居るもんっ!それに———・・・。」
『それに?』
「心配してくれるお母さんだって居るから」
そう言って笑う。
すると母も私につられて笑う。
『頑張ろうね!』
「うん!」
とびっきりの笑顔で返事。

私はまだ死んでないよ

ココロも生きてるよ

私意外と弱くないんだよ

死にたいって思っても皆近くに居てくれるから

大事な人が出来たから

学校でも家でも笑えるようになってきたよ

だから


これからも


頑張って生きるよ—————・・・。

Re: ワタシのイキル意味 ( No.54 )
日時: 2011/01/07 16:39
名前: なーこ☆(元なな) ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)
プロフ: 名前かえましたぜ☆

あすかぁぁぁぁ・・過去を知られて・・逃げちゃったか・・・
でも、しょうがないよね・・・・・

舞・・・鉄の棒って・・・・お前にもしてやろうかぁぁ(怒)

百音・・強いな・・・泣けてきた・・・・

Re: ワタシのイキル意味 ( No.55 )
日時: 2011/01/07 18:38
名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)

〒なーこ☆

しょうがないよ(´・ω・`)

ウチも一緒に舞を殴r(((((ヤメロ

Σ

泣くなっ!!←

ウチも泣きそうになるやん^p^

Re: ワタシのイキル意味 ( No.56 )
日時: 2011/01/08 19:37
名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)

三十話[馬鹿]

〜あすか視線〜

過去を知られた。
何故か百音と目が合った瞬間に逃げてしまった。
百音は何て思ったかな?
 馬鹿だとか
 酷いだとか
 最悪だとか・・・・。
何にせよ、あたしがした事は決して許されることじゃないんだ。
ねえ百音。
あたし今度全てを話すね?
黙ってて・・・ごめんね。
 
    *      *     *

次の日。
百音は登校時間になっても来なかった。
いつもと同じクラスなのに百音が居ないだけでこんなにもつまらないものなのか?
すると前のドアから担任が入って来た。
『ぇー。昨日、川崎が入院した。』
はあ?
どういう意味だよ。
『古い体育倉庫あるだろ。そこの鉄の棒が落ちてきたみたいだ。』
何だよそれ。
本当なのかよ。
『頭から血を流してる所を、小柳が見つけたみたいだ。だからもう近付くなよ〜』
そんな軽く終わらせるつもりかよ。
あたしは小柳の方を見た。
するとアイツは————————————・・・。

——————かすかに笑って居た

「っ!!」
まさかコイツが殺ったのか?
殺人未遂だろ!

担任が居無くなると同時にあたしは席を立ちあがり、小柳の前に立ちはだかった。
『・・・何か言いたそうな顔ね?』
「お前が百音を鉄の棒で殺ったのか?」
嗚呼、
今のあたしの声低くて怖い
『あはは。冗談はやめてよ』
「本当の事を話せ」
『私はカスをただ見つけただけよ?どこにそういう証拠があるのよ?』
すると柏崎と斎藤が小柳の近くにやって来た。
『そうそう。証拠が無いのに決めつけないでよ?』
柏崎が言う。
『カスがそんな古い体育倉庫に行くから悪いんじゃないの〜』
斎藤も続けて言う。
「お前らまだ百音の事を、カスって呼んでんのか」
『あすかー・・・。』
小柳が笑いながら言う。
『また苛められてる子を助ける事出来なかったわね』
そう言ってあたしの隣を過ぎ去っていく。
「っ!」

そうか

あたしはまた助けることが出来なかったんだ

言葉ではいくらでも「助ける」だなんて言うけど

全然助けてなかったね————・・・。

あたしって


どんだけ



馬鹿なのかな?


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