社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ワタシのイキル意味
- 日時: 2011/01/06 17:36
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
はじめまして発戸です笑
私は少しでも多くいじめられてる方の辛さが分かって頂けるような小説を書きたいと思っています。
名前の由来も皆様が温かい気持ちになれるようにと^p^
いじめられないのが常識ではないんです。
今もいじめらてる方がいるかもしれません。
私は「頑張って」としか言えませんが、一人でも多くの方に勇気を持ってもらいたいと思っております。
!登場人物!
L川崎 百音 (かわさき もね)
主人公。いじめられてる女の子
L広重 あすか (ひろしげ あすか)
何でもはっきりと言う女の子
過去に辛い事があった。
L小柳 舞 (こやなぎ まい)
いじめの主犯。リーダー的存在
自分より上が居るとすぐ苛める
L柏崎 優奈(かしわざき ゆな)
舞の友達。いじめをしてる
L斎藤 春 (さいとう はる)
舞の友達 いじめをしてる
この人達の物語です。
それでは。
更新遅めかと思いますが、よろしくお願い致します^^
-------------------------------------------
prologue[>>1] 一話[>>2] 二話[>>3] 三話[>>4] 四話[>>7] 五話[>>8] 六話[>>9] 七話[>>10] 八話[>>11] 九話[>>12] 十話[>>13] 十一話[>>14] 十二話[>>15] 十三話[>>16] 十四話[>>17]
→過去の話
十五話[>>18] 十六話[>>19] 十七話[>>20] 十八話[>>23] 十九話[>>26] 二十話[>>29] 二十一話[>>32] 二十二話[>>33] 二十三話[>>36] 二十四話[>>40] 二十五話[>>44] 二十六話[>>47] 二十七話[>>49]
話戻ります★!
二十八話[>>52]
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.32 )
- 日時: 2010/12/28 19:42
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
二十一話[存在]
〜彩加視線〜
私は自分の部屋のベッドに寝転んだ。
屋上であすかちゃんと泣いてから何日もたった。
だけど私への苛めは続いた。
その度にあすかちゃんが助けてくれた。
嬉しさ半分
辛さ半分————・・・。
”お前が存在してるからあすかに迷惑までかかってんだ!!”
前に言われた舞ちゃんの言葉が頭をよぎる。
(もし私が此処に居なかったらあすかちゃんは幸せなのかな?)
そんなことまで考えてくるようになった。
あすかちゃんはこの前、私のために泣いてくれた
”死ぬなんてことはしないでょ・・・”
泣きながら言うあすかちゃん。
私のせいであすかちゃん泣いちゃったんだよね?
私のせいで舞ちゃんと喧嘩しちゃったんだよね?
私せいであすかちゃんや皆を傷つけちゃったんだよね
ごめんね
やっぱり私の存在は邪魔なだけだよね
私が居るからいけないんだよね
私って一体何なのだろう
ごめんね
ごめんね
ごめんね
段々涙が溢れてきた。
私はベッドから起き上がりあすかちゃんに手紙を書き出す。
涙を拭き、手紙を持ち部屋を飛び出し母の元へ走っていく。
『あら?彩加帰ってたんならいいなさいよ』
私が苛められてることを知らない母は頭を撫でてくれた。
「ごめんね〜。」
私は笑いながら返事をする。
「あのね!あすかちゃんと遊ぶことになったんだ」
『私も早くそのあすかちゃんって子見たいわ〜』
母はあすかちゃんの事を見たこと無い。
「あのね!その時にコレあすかちゃんに渡して欲しいんだ!」
さっき書いた手紙を母に渡す。
『自分で渡せばいいじゃない?』
「だって恥ずかしいじゃんっ!絶対に見たらいけないからね〜」
そう言ってまた部屋に戻る。
あすかちゃんもお母さんも舞ちゃんも
皆
大好きだよ
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.33 )
- 日時: 2010/12/28 20:11
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
二十二話[自殺]
〜あすか視線〜
放課後。
学校が終わり教室から出ていく。
すると彩加はバッグも持たずに教室を出ようとしていた。
「彩加どこ行くの?」
『ちょっと先生に呼ばれて・・・。』
「じゃあここで待っとくね」
それだけ言い彩加は教室を出て行った。
誰も居ない教室は本当に静かだった。
ガラガラッ
ドアの開く音がして、視線を向けたら舞が居た。
『あすかどうしたの?何で残ってるの?』
「彩加待ってる」
『谷口なら屋上へ走っていったわよ』
「ぇ」
あたしは教室を飛び出し、屋上へ走っていた。
後ろから舞も付いてきた。
「彩加!!」
屋上の扉を勢いよく開ける。
「さ、、や、、か?」
彩加はフェンス越しに居た。
—————靴を脱ぎ自殺しそうな状態で
『あすかちゃん!!』
彩加は驚いたようだった。
あたしは彩加に近づこうとしたけど彩加に『来ないで!!』って言われて近づけなかった。
『ごめんねあすかちゃん。でも決めたことだから』
彩加の横顔には涙が伝っていた。
「彩加待てよ!ふざけんなよ!!何でそんな馬鹿な真似をっ———!!」
涙が邪魔して言えなかった。
舞も唖然としていた。
『本当にごめん。あすかちゃんと遊べて楽しかったよ』
そう言いながら笑う。
「やめてよ!何で最後見たいに言うんだよ!冗談はよせよ」
必死に叫ぶ。
『舞ちゃんともっともっと仲良くなりたかったなあー』
冗談っぽく言う彩加。
『嘘、、、で、、、しょ?』
舞も信じれていなかった。
『私は死ぬけど、全然あすかちゃんのせいでも舞ちゃんのせいでもないからね』
そう言って笑う彩加。
「お願い。やめてよ!もっともっともっと彩加を支えるから!!」
『ごめん』
「死ぬなんて嫌だよ!考え直してよ!!」
子供のように泣き叫ぶあたし。
『ごめんね。』
そう言って最後に見せた彩加の顔は笑っていた。
「いやあああああああああああああああああああああああああ」
あたしの眼にはもう彩加が映っていなかった。
彩加は一瞬にして私の視界から消え去って逝った。
雲一つない綺麗な空
そんな日
”谷口彩加”という存在は
あたしの眼の前から消え去った
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.34 )
- 日時: 2010/12/28 23:31
- 名前: 羅螺 (ID: 9QYDPo7T)
- プロフ: 初めまして♪
うそでしょ・・・???
彩加c、死んじゃったの???
すみません、タメ口になってしまいましたね・・
羅螺(らら)という者です!!!
全部読ませていただきました。
感動ものです・・・神作ですね!!!!!
続きが本当に気になります!!!
頑張ってくださいね^U^
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.35 )
- 日時: 2010/12/29 19:05
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
〒羅螺さん
彩加は死んでしまいました。←
すみません(´;ω;`)
タメでOKですよ〜〜ww
その代わり羅螺さんにもタメでOKでしょうか(´・ω・`)?
無駄に長い駄作を全部読んで頂けるとは光栄です!!
神作じゃありませんよ^^
ありがとうございます!
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.36 )
- 日時: 2010/12/29 19:21
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
二十三話[葬式]
〜あすか視線〜
周りを見ると皆黒の衣装。
私も黒の衣装だった。
今日は彩加の葬式。
泣いている人がたくさん居た。
壇上には彩加が笑っている写真。
「・・・っ!!」
あたしは彩加を支えられて無かった。
そう思うと悔しくて———————・・・。
『貴方は広重あすかちゃん?』
「そう・・・ですけど・・・。」
多分泣いてたのだろう。
その人は眼が真っ赤だった。
『私ね彩加の母よ』
そう言って彩加によく似た笑い方をする彩加の母。
「初めまして」
すみません。
今のあたし、笑えません。
『彩加と仲良くしてくれてありがとうね』
「————あたし何もしてあげれて、、ま、せ、ん」
段々涙が溢れて来る。
涙止まってよっ!!
あたしの涙を彩加の母はハンカチで拭いてくれた。
『彩加ね。いつも帰ってきたらあすかちゃんの話しをしてくれたのよ!”今日ねあすかちゃんとね〜!!”って。』
「あた、、し、、、は」
『ごめんね。一番辛かったのはあすかちゃんだよね』
そう言って彩加の母は優しく、優しく抱きしめてくれた。
「あたしは、、、辛くな、んて、、無かった。彩加が、一番一番!!」
『一番悪いのは苛められていたことに気づかなかった私よ』
そう言った彩加の母からは一杯涙が出ていた。
「あたし、、支えるなんて、、、言った癖に、結局、、、何も、、できなかった!!」
『ごめんね、あすかちゃん』
もう居ないんだ
もう彩加は帰ってこない
またあの笑顔見たいけどもう居ない————・・・。
『これ。彩加が渡してって』
「て、、がみ?」
そう言って渡されたのは可愛い手紙だった。
『今度遊ぶ約束してたんでしょ?その時に渡してって言われたの』
「・・・」
『あの子本当にあすかちゃんの事が本当に好きだったから・・・。』
「あたしも大好きでした。これ貰ってもいいんですか?」
『当たり前よ!』
そう言って笑った彩加の母。
「っ!!」
一瞬彩加の笑った顔と重なった。
また涙が溢れてきそうになった。
だから彩加の母に一礼をし、葬式会場の外へ向かった。
もう戻って来てくれないんだね?
もう笑ってくれないんだね?
もう一緒に話したり、悩んだり、笑ったり、泣いたり出来ないんだね?
もう一生会えないんだね————・・・。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14