社会問題小説・評論板

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教室=世界?
日時: 2012/01/11 21:18
名前: 劣音レツ (ID: A4fkHVpn)

『生きている意味が分からない』
『そんなもんねーだろ。人は意味不明に生きて理不尽に死んでいくだけさ』


はじめまして、劣音(おとりね)です。
気軽にレツって呼んで下さるとうれしいです。

題名やら最初の会話文からして、何じゃああこいつはって感じですが、そこはスルーしてください、マジでorz

注意

※劣音え? どこの馬の骨だあ? な人
※いじめ小説? ばっかじゃねえの? な人
※荒らしにきたよん、ぶいぶい。な人
※本場インドのカレーより辛口な人
※ちぇんめはっつけちゃうぞな人
※荒らしは撃退! と荒らしに反応しちゃう人

は、今すぐお逃げくださいさあ早く。

それでは、始まり始まり。

>>1




Re: 教室=世界? ( No.53 )
日時: 2012/01/04 12:46
名前: 劣音レツ (ID: hVaFVRO5)

レミ様

いえいえ^^
キャラは変なところがなかったでしょうか?

二、三回に分けて出していきたいので、納得のいかないところはなんなりとご指摘ください。

Re: 教室=世界? ( No.54 )
日時: 2012/01/05 12:54
名前: 水音 レミ (ID: AtgNBmF5)

まったく変なところ無し!だよ。

もう、言うこと無し!


ってあったわw

人の作ったキャラをこんな上手に使えるなんてすごい!

Re: 教室=世界? ( No.55 )
日時: 2012/01/07 18:08
名前: 劣音レツ (ID: A4fkHVpn)

励『希望の光』

「……ひなたちゃん」

 長い沈黙のあと——実際には十秒もなかっただろうが、あたしには永遠のように感じられた——シホ姉ちゃんが、静かな声で言った。

 うつむいていて、表情は分からない。
 ただ、その声からは一切の感情が欠落していた。

「いじめ……られてるの?」
「……うん」

 あたしは、小さく頷いた。
 シホ姉ちゃんが、地面に落ちたノートを拾いながら言う。

「……いじめてたんだ、私も」
「!」

 あたしは、ただただ驚愕する。
 シホ姉ちゃんがいじめをしているところなんて、到底想像できそうもなかった。

「大事な親友だったのに……いじめのリーダーに逆らえなくて、私が、この手で、水をかぶせたり、たくさん酷いことをして、自殺寸前まで追い込んだの……」

 クラスの中のいじめの主犯格にいじめを強制されて、シホ姉ちゃんは友達をいじめることを余儀なくされたのか。
 シホ姉ちゃんのことだから——罪悪感と自己嫌悪のせめぎ合いだっただろう。

 シホ姉ちゃんは、涙を必死にこらえているようだった。

「でもね……最後には、いじめのリーダーの子も友達になれたし……また笑い合える日々が訪れたんだ……だからきっと、いじめはなくせるから」

 いじめはなくせる、だって?
 あたしは、シホ姉ちゃんの言葉に反論した。

「綺麗ごとでしょ、そんなの」
「うん。綺麗ごとかもしれない……でもね」

 シホ姉ちゃんは、ノートのホコリを落として、立ち上がった。
 そして、顔を上げ、あたしを見る。
 優しくて——強い瞳をしていた。
 そこには、強い信念が宿っている。


「希望の光はすぐ近くにある。それを見失わないで」


 希望の光は、すぐ近くにある……?
 シホ姉ちゃんだろうか、それとも別の——例えば。

 例えば——黒澤。

 クラスメイト殺しだろうがなんだろうが、きっとあいつは、あたしの希望の光なんだ。
 闇の中で輝く、蛍みたいに。

「シホ姉ちゃん——ありがとう」

 あたしは、その強い言葉に応えるべく、はっきりと言った。
 シホ姉ちゃんは、

「辛い時は、私の事も頼ってね。甘えることも優しさの一つなんだよ」

 甘えることも、優しさ。
 甘えて、いいのだろうか。
 今更、誰かに支えてもらえるのか。
 そんな資格はないはずだ。

 でも——無条件に甘えても、いい?
 誰かに優しくされても、いい?

 そのとき、あたしの頭に浮かんだのは——ただ一つ、黒澤の笑顔だった。































シホちゃん、いかがでしたか?

孤独だったひなたちゃんに、人に甘えることを教えてくれるいい人でしたww

この作品は、基本暗めだったので、シホちゃんはいい癒し(?)キャラになりました! ありがとうございました!


 

Re: 教室=世界? ( No.56 )
日時: 2012/01/08 12:33
名前: 劣音レツ (ID: A4fkHVpn)

決『共に戦う』

『盾よりも剣を』
『孤独より仲間を』
















「んんー? ひなたちゃんが俺に何のようかにゃー?」

 猫みたいに目を細めて、黒澤は聞き返す。
 あたしは、それに特に反応しない。

 あたしは、登校中、黒澤に声をかけた。
 あることを伝えるために。
 その目的は——


「……黒澤。あたしと一緒に、戦って」



 黒澤は、しばらく「……」と目を細めていた。
 そして、沈黙を破る。

「……菱野たちと、戦うってことか?」
「いじめと戦うってことよ」
「へえ」

 黒澤は、面白そうにしている。
 
「あたしは、今まで頑固に、一人で生きてきた。でも、甘える事だって、頼ることだって大事だって、気付いたの。——だから」
「……別に、俺はあんたが一人だなんて思ってなかったぜ」
「え?」


「俺がいるだろうが。黒澤時雨が、ずっとあんたのそばにいるだろ?」


 黒澤は、不敵な笑みを浮かべた。
 その笑みを見て、安心する。
 ああ、これが信頼なんだって。

「俺はさ。いじめが大嫌いだ。詳しいことは言わないが、とにかく大嫌いだ。戦う覚悟はできてる」
「あっそ」

 こうして、あたしたちは戦友になった。
 明日から、教室という世界を戦場に変える。



























 前の話、最初の名言? 的なの忘れてましたね。
 すいません……。

  

Re: 教室=世界? ( No.57 )
日時: 2012/01/08 21:45
名前: ユラ (ID: fhGKSFmU)

す、すごく面白かったです!!
続きが楽しみ・・・・更新頑張ってください!!


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