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銀魂−沖田受け多め
日時: 2011/07/10 22:31
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)


銀魂で沖田受中心です。リクされたら何でも書く基本雑食ですね←。
リクはいつでも受け付けております。

…注意書き…
 ・銀魂? そんなん知らねぇよ
 ・マイナーなの苦手
 ・まずBL無理!!
 ・荒らし万歳w
という方々はすぐさまブラウザバックプリーズ。

Contents...

>>145■短編     >>146■長編


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>>314 そばにいる // 土沖 / *愛来さまへ
>>318 3年S組 沖田先生! 〜志村新八の災難〜 // 新→沖
>>327 無防備な君 // 高沖威 <New !
 

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Re: 銀魂−沖田受中心他カプあり ( No.245 )
日時: 2011/03/21 19:12
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)


「おい総悟。〝3S〟第3弾らしいぜ」
「またかィ。しかも、今度ァ土方とかよ……。うわーつまんねえ」
「つまんねえって言うな! つかお前、坂田とこの前2人きりだったんだって?」
「居残りでィ。近寄ってきたらぶん殴ってたけど。それと土方。お前その、上から目線やめろィ」
「しょうがねえじゃねえか。原作設定では総悟呼びなんだからよ」
「今は〝3S設定〟でィ!!」


// 3年S組 沖田先生! 〜土方十四郎の憂鬱〜


ええっと……? まずは、……俺の紹介? 何だそれ、する必要あんのか?
てか、何だ? じゃあ前の坂田は自分で自分のこと言ったのか?

「——はい。というわけで土方は自己紹介なしっと」
「おいテメ総悟。勝手に仕切ってんじゃねえよ」

すりゃあいいんだろ? 自己紹介ってやつをよ。
俺こと土方十四郎は、3S生徒で総悟のおさななじm((ry

「って、痛ぇ! 何すんだ総悟!」
「だから沖田先生って呼べって言ったろィ。呼ばねえと、もいっぺん殴りやすぜ」
「わぁったよ! 先生つけりゃあいいんだろ!」

はあ……ったく。俺と沖田先生は、小さいころからの幼なじみだ。
小さいころはそれなりに身長とかも沖田先生の方が勝ってたが、今じゃすっかり逆転しちまった。
しかも、だいぶ前から俺は「総悟兄ちゃん」を「総悟」と呼ぶようになっていた。
まあ、2人だけで逢うときだけだが、最近はそれが抜けきらない。
ていうか、俺もしかしてわざと見せつけるようにして言ってんのか……?

「あーあ。全くでィ。昔は「兄ちゃん、兄ちゃん」ってついてくるもんだからそりゃあ可愛かったのに」
「悪かったな可愛くなくて」
「最近じゃ年上に向かって「総悟」だって? 調子に乗るにも程があらァ」
「だから……悪かったって」
「敬語でもねえし」
「そりゃオメーがもうちょっと先生っぽくなったら言ってやらなくもねえよ!」
「なに言ってんでィ土方。俺ァ立派に先生だろィ」
「俺より童顔で背が低くて精神年齢も低いお前がか?」
「殺.すぞ土方この野郎」

とまあ、いつもの会話だ。結局、沖田先生は俺を「殺.す」だの「死.ね」だの言って終わる。
——言うだけだから、許される。俺のなかではな。

「あ、ところでよォ土方。これ頼まれてくれねーかィ? めんどいから嫌なんでィ」
「あ? そんなん知ったこっちゃねえよ。テメーでやれテメーで」
「あーそんなこと言っちゃっていいんですかねィ。お前の給食これからマヨなしにしてもらいやすぜ」
「それはやめろ! 分かったよやりゃあいいんだろ!?」

これは——雑用係、と呼んでもいいのか? いや、多分違うだろうな……。
アイツの、俺に対する嫌がらせだろう。
はあ……まったく、憂鬱だ。

____Love*sickness(恋煩い) ( No.246 )
日時: 2011/03/23 21:31
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)

10. 土方side


「よぉ、総一郎くん。久しぶりだねえ、銀さん嬉しいなあ」

——気だるい声で、馴れ馴れしく総悟に話しかける万事屋。

「なに言ってんですかぃ旦那。しかも、俺ぁ『総悟』でさぁ。何回間違ったら気がすむんです?」

——いつもの無表情を全く崩さない、だがやっぱり隠しきれない悲しげな瞳の総悟。

一見したら、いつもと変わらない2人だった。
だけど何故か、いつもより親しげに見えた……見えてしまった、のは。
俺の、気のせいなのか?
それとも、本当に——俺の知らないところでこいつらは仲良くなっていたのか?

総悟の悲しげな瞳が、揺らいだ。
万事屋は、それに気付いたかのように、さり気なく総悟を振り仰いだ。
——総悟が、ふっと肩の力を抜いて安心しきった顔を見せる。

……何なんだ、これは。
ああもう、苛立ちが募る。何だコレは。何でこんなに苛ついてんだよ俺は。
こんな——何もならないようなことに、一喜一憂して。

____Love*sickness(恋煩い) ( No.247 )
日時: 2011/03/23 22:42
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)

11.  銀時side


昨日、万事屋に沖田くんが来た。
ちょうど、神楽も新八の家に泊まりに行ってたから、まあ……その、2人っきりだったわけで。
とはいっても、最近はよく来るんだけどね。
あの2人——神楽と新八がいない間に、2人して酒飲んで愚痴をこぼしたりする。
——うん。「おっさんみたい」とか言わないで。
つか俺すでにおっさんだから。それ言われても何の抵抗もできないから。素直に認めるから。
20後半って大体おっさんじゃね? ……って、言いたいのはそういうことじゃないんだけど。

沖田くんはきっと、覚えてないんだろうな。
かなり酔ってたっぽいし。
……気付いてないだろうけど、沖田くんって酒飲んだら記憶飛ぶんだよねえ。困った子だ。
だから、泥酔しながら言った一言も、その日何してたかも、すっかり忘れてるんだろうな。


ねえ、沖田くん。銀さんさあ、確信しちゃったわ。

——沖田くん、土方のこと好きなんだろ?

何となく、気付いてたことだったけど。
さすがにあんなことあったら信じるしかないわ。

——君は昨日、土方のために普段は絶対見せない……涙を、流してたんだよ。

あんときは悔しかったな。まさか、土方がここまで沖田くんの中で大きい存在になってただなんて。
——ああ、悔しい。だって、銀さんとアイツ、似てるだけあってすっげえ悔しい。

——何で、俺じゃなかったんだろうな。

____Love*sickness(恋煩い) ( No.248 )
日時: 2011/03/26 18:50
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)


12.  沖田side


昨日、旦那のいる万事屋に行った。
しかもあろうことか、酒飲んで爆睡。うーん、俺って酒に強いはずだったんだけどねぃ。
あの人は——旦那は、俺の恋敵のようなものなのに。
おかしいや。
全然、そんな感じ——恋敵のようには、思えない。
どうして? これは何? 俺のエゴ? 押しつけ?
……ああ、そっか。

旦那が土方さんを好きなわけじゃないんだ。
——土方さんが、旦那を好きなんだ。

いっつも好きなのは、俺ばっかで。土方さんは、誰か別の方を向いてて。
——馬鹿みてぇだ。こんなの。
旦那にも、迷惑かけてらぁ。つまり、俺はとんだ見当違いをしていただけ。
本当は、旦那は恋敵でも何でもないんだ。つか、そんなこと毛ほどにも思ってないだろう。

いつも、好きなのは——やっぱり俺ばっかりなんでぃ。

Re: 銀魂−沖田受中心他カプあり ( No.249 )
日時: 2011/03/26 18:51
名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)


13.  土方side


昨日、総悟が外泊した。
あいつはもともと行き先を伝えねえ奴だから、どこに行ったかも分かんねえ。
そして、近藤さんを迎えにいった。
万事屋んとこのあの眼鏡の姉が経営している道場へ行ったら、あのチャイナ娘までいた。
——何かが、俺の中で渦巻く。

気付いたこと。——つまり、万事屋はいま、1人ってわけだ。
そして、総悟の突然の外泊。

それらがすべて、同じ場所で起きていたら?
——背後を、嫌な汗が伝っていった。


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