BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 銀魂−沖田受け多め
- 日時: 2011/07/10 22:31
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
銀魂で沖田受中心です。リクされたら何でも書く基本雑食ですね←。
リクはいつでも受け付けております。
…注意書き…
・銀魂? そんなん知らねぇよ
・マイナーなの苦手
・まずBL無理!!
・荒らし万歳w
という方々はすぐさまブラウザバックプリーズ。
Contents...
>>145■短編 >>146■長編
< New ! >
>>314 そばにいる // 土沖 / *愛来さまへ
>>318 3年S組 沖田先生! 〜志村新八の災難〜 // 新→沖
>>327 無防備な君 // 高沖威 <New !
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- ____Love*sickness(恋煩い) ( No.235 )
- 日時: 2011/03/17 22:30
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
06. 沖田side
「総悟ォォ! 待てコルァァ!」
「嫌でぃ」
"嫌"だなんて、嘘だ。本当は立ち止まって、土方さんを待ってたい。
でも、そんなことをこの俺が言ったら、きっと土方さんは引いてしまう。
……そっちの方が"嫌"なんでぃ。
だから、俺は逃げる。
ただ、ひたすら——土方さんからも、この恋心からも。
俺ぁ、あんたの側に居れれば、それだけでいいから。
それ以上なんて、望まないから。
お願いでさ、土方さん。何があっても、俺を見捨てないでくだせぇ。
万事屋の旦那のとこにいったって、構わないから。
——俺のこと、嫌わないで。
好かれなくても、何とも想わなくていいから。
ただ、嫌われたくはない。
嫌われたらきっと、そこで捨てられてお終いだから。
あんたの傍から離れることが。
——こんなにも怖いことなんて……気付かなかったんでさぁ。
- ____Love*sickness(恋煩い) ( No.236 )
- 日時: 2011/03/18 21:42
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
07. 土方side
総悟。
待ってくれ。どこにも行くな。俺の側に居ろ。——いつも、いつの日も。
お前を縛り付けるための言葉はいくらでもある。だが、使わねえ。
俺はな、総悟。
——お前に、「嫌われたくない」んだよ。
お前に嫌われて、ここからお前が出ていくことが何より辛ぇ。
最近、万事屋のところに寄るの、多くなったよな。
あれだって、本当は引き留めてやりてえ。
「アイツのとこ行くな」って言って、お前をここに縛り付けておきたい。
そうすれば、きっと——俺がこんな不安を抱えることもなくなるに違いないんだろうな。
でも、そうしたら。
お前はきっと、なおさらここから逃げていくだろう。
——俺は、それが嫌なんだ。
総悟に嫌われて、ここから出て行かれる……総悟が、俺の側からいなくなる、ことが。
隣に居た、温もりが——明日には消えている、なんて。
そんなこと、考えたくもねえ。
「——さん、土方さん? ……土方テメー、起きやがれぃ」
「あ、悪ィ……」
怪訝そうな顔をする、総悟。
——……やっぱり、失いたくない。
- ____Love*sickness(恋煩い) ( No.237 )
- 日時: 2011/03/19 22:42
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
08. 銀時side
あーあ。
もうちょっと、早く。君に逢えてたなら。
——土方はさ、小っちゃいころから君のこと知ってたんだろ?
ずるいよねえ、そんなの。
小っちゃいころから見てたってんなら、当然好きになるに決まってるよね。
——なんて、そんなの。
——ただの、言い訳なのだけれども。
銀さん拗ねちゃうよー?
だって俺は、出逢って一目惚れして……それでもう、お終いだったんだ。
出逢った瞬間、あの子には好きな人がいたんだよ。
しかも、多串くん。てかコレめんどいからいいや、土方で。
【惚れた弱み】なんてのは、よく言ったもんだ。
俺なんて、そのまんまじゃねえか。
惚れた弱み……か。
——……本当はただ、沖田くんに好かれてる土方に嫉妬してるだけだけど。
- ____Love*sickness(恋煩い) ( No.238 )
- 日時: 2011/03/19 22:44
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
09. 沖田side
俺ぁ、土方さんが好きだ。——まあ、こんな告白を今したって何の意味もねえけどな。
……でも。
——旦那も、嫌いになれねぇんでさぁ。
土方さんも、旦那も……片方を嫌いになんてなれねーし、嫌われたくなんてない。
そしたらさぁ、俺……どうしたらいいんだろうねぃ。
どうやったら、俺ぁ報われるんでしょうねぃ。
——怖いんでさぁ、土方さん。
あんたのその、無意識な優しさとか、他人とは少しだけ違う目線。
俺に向けられたものじゃねえって分かってんのに、……期待しちまう俺がどっかにいるんでぃ。
土方さんに何か言われると、なに言ったらいいか分かんなくて、結局頼まれたこと全部忘れちまう。
ねえ、土方さん。
お願いがあるんでさぁ。
——俺に、優しくしないでくだせぇ。つけあがっちまうから。
そして……この想いも、留まることを知らなくなってしまうから。
- Re: 銀魂−沖田受中心他カプあり ( No.239 )
- 日時: 2011/03/20 21:42
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
「先生ぇ! 〝3S〟が第2弾らしいですよぉ」
「何でィ坂田。〝3S〟って?」
「それは……」
// 3年S組 沖田先生! 〜坂田銀時の発情〜
銀魂高校、3年S組の教室。
今日も、生徒のなかでは『沖田先生』の取り合いが始まっていた。
——沖田先生、とは。
3年S組……もとい、3Sの担任だ。
綺麗な顔に対し、腹黒くドSという点が生徒から何気に好評を受けていた。
……ただし、3Sの生徒にだけだが。
「沖田せんせーい。ココ、分かんないんですけどぉ」
「自分で調べろィ。もしくは土下座して『沖田先生教えて下さいよろしくお願いします』って言うか」
「せんせ……教えてくんねーと、銀さん悪戯しちゃうかも」
「はいはい。土方にでも盛ってきなせぇ、年中発情期野郎」
「土方相手に盛れるわけねえじゃん」
坂田銀時。3S生徒……って、ところでさあ、〝3S〟ってなんて読めばいいの? 「さんえす」?
うーん。……まあいいや。「さんえす」ってことで。
気を取り直して。
坂田銀時——つか、俺は、沖田先生のことが気に入ってる。
それはきっと、自分もSの類に含まれるからだろうな。うん、楽しいもん。あの先生。
——Sは、Sを苛めるもしくは弄ることにより快感を得るのだ。
——って誰かが言ってたような言ってなかったような、そんな感じがするわけなんだけど。
まあ、要するにSを上回るドSってことよ。多分、危険人物にピックアップされるんじゃね?
つか、俺自分で言っちゃってるけど大丈夫? 銀さん墓穴掘ってんですけど。
「坂田、独り言ぼやくぐれぇなら席つけ。それかまた校庭でも走ってくんのかィ?」
「えー嫌だな。銀さん走んの嫌いなんですう。先生と夜の営みなrごふっ!」
「口閉じねえなら、無理やりにでも黙らせやすぜ」
「あら、先生ってば鬼畜っ。真っ昼間からそんなこと」
「坂田。てめぇ今日、放課後 居残り」
こんな会話が日常茶飯事、な俺と先生。
——ん? いま、先生『放課後 居残り』って言ったね。絶対言ったよね。つーことはさ。
「今日、放課後……先生と2人きり」って言う完璧なシチュエーションが出来上がるわけだよね。
先生、気付いてねえのかな。
「沖田せんせーい。じゃあさ、俺と放課後2人きりですね」
「あ? なに言って」
「だってそーゆーことじゃん。銀さんと沖田先生。S組に2人っきりー」
というわけで。
銀さんの理性は、今日の放課後を境目に持たなくなると思われます。
俺と先生に近付いたやつは、巻き込まれる恐れがあるのでご注意を。
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