BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 銀魂−沖田受け多め
- 日時: 2011/07/10 22:31
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
銀魂で沖田受中心です。リクされたら何でも書く基本雑食ですね←。
リクはいつでも受け付けております。
…注意書き…
・銀魂? そんなん知らねぇよ
・マイナーなの苦手
・まずBL無理!!
・荒らし万歳w
という方々はすぐさまブラウザバックプリーズ。
Contents...
>>145■短編 >>146■長編
< New ! >
>>314 そばにいる // 土沖 / *愛来さまへ
>>318 3年S組 沖田先生! 〜志村新八の災難〜 // 新→沖
>>327 無防備な君 // 高沖威 <New !
▼ 同時運営中スレッド (現在3つ掛け持ちです)
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→ Noise*noisE ( 短編集 ) / 祐希
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.95 )
- 日時: 2010/12/29 15:07
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
16.
家へ帰ると、「俺たち」の両親は、いなくなっていた。
嫌な予感がした。
ふと、テーブルを見ると置き手紙。
ほっとしたのもつかの間。
[————子供たちへ
一週間、新婚旅行に行ってきます]
「「何だそれぇぇぇぇ!!?」」
いつの間にか隣にいた、総悟(心の中ではそう呼んでる)と一緒になって叫んだ。
いや、マジで・・・。
コイツと二人きりとか、どうしよう。
いっかい風呂場で一緒になったときに、コイツの身体を見てしまったことがある。
——正直、ちょっとヤバかった。
本当、どこもかしこも真っ白で女みたいで。
わりにしっかりした、余計な肉のついてない身体で。
湯気であんまり見えてなかったことが不幸中の幸いか・・・。
なのに、一週間——
頑張れ、頑張るんだ。耐えるんだ、俺。
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.96 )
- 日時: 2010/12/29 16:10
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
17.
小さな声でもにゅもにゅと何か呟いている銀兄。
そんなに俺と二人きりが嫌なのかねぃ。
——さすがにちょっと悲しいや。
「銀兄」
「んぁ?」
驚いたように ばっ と勢いをつけて振り向く銀兄。
「俺、先に風呂入ってきまさぁ」
「おっ、おう! 分かった!」
焦って答えてる。
どうしたんだろうか。
隠し事でもしているのか。
「銀兄? どうしたんでぃ?」
尋ねた。
「なっ、ななな何でもねぇ!! 俺も後で入るからっ!!」
「?」
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.97 )
- 日時: 2010/12/30 11:18
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
18.
もし、俺が。
お前——総悟——に欲情してる、って言ったら。
お前はそれでも、俺のことを「銀兄」って呼んでくれるのか?
——シャワーを浴びる微かな水音が、風呂場から聞こえる。
それだけで、俺の心臓ははちきれそうになる。
なぁ、総悟。
お前って確か、土方と幼なじみじゃなかったっけ?
こうやって、アイツとも風呂入ってたりとかしたのか?
土方の気持ちなら手に取るように分かってしまうのに、本当に分かりたい相手の気持ちは全くもって分からない。
え?
土方の気持ちはなんだ、って?
・・・・・・一緒だよ、俺と。
アイツも多分、俺と同じで。
——総悟のこと、好きなんだろうな。
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.98 )
- 日時: 2010/12/30 11:25
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
19.
ばしゃ、とシャワーで誤魔化すように。
静かに静かに、ばれないように。
俺はそのとき、風呂場で泣いた。
「俺って・・・やっぱ、嫌われてんのかねぃ・・・」
気付かないで、気付かないで。
お願いだから。
この思いは、許されないことだと知っているから。
——何で、好きになってしまったんだろう。
あの頃のような俺なら。
憧れで済ますことができただろうに。
「銀兄・・・ごめっ・・・なせぇ・・・」
好きに、なってしまった。
——兄で、先輩で、大切な人でもあるあの人の事を。
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.99 )
- 日時: 2010/12/30 11:35
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
20.
土方side...
隣の家から、坂田と総悟の声が聞こえた。
そう、俺の隣の家は、総悟の家だ。
最近ひそかに噂になっているアイツらは、義兄弟ってやつで。
「弟を名前で呼ばない兄と、兄の事を前から慕っていた弟」
このことは、俺しか知らない事実。
少なくとも後者については、俺と、総悟の同級生の山崎ってやつくらいしか知らないだろう。
総悟の気持ちが分かれば、俺だってふんぎりがついた。
——俺が「総悟を好き」だということに。
きっと、坂田だって俺と同じだ。
坂田が総悟を見る目は、兄が弟を愛でる目ではなく。
——愛情のこもった熱視線。
バレバレなんだよ、アイツの気持ちなんざ。
分かってんだよ、総悟だって坂田のことそういう目で見てるってことくらい。
何で、俺じゃなかったのか。
もっと早く、この気持ちに気が付いていれば。
お前は今、俺の隣にいたのか?
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