BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【二次創作】さあ廻れ、アルカロイド【BL、NL、GL】
- 日時: 2016/08/11 10:34
- 名前: 夜藍 (ID: y36L2xkt)
- プロフ: https://twitter.com/yaai_ktrlov
百合の根を食んで君は静かに瞳を閉じる。
□リクエスト常時受け付けております!お気軽にどうぞ!詳しくは>>372で。
どうも、初めまして。
夜藍(やあい)と言います。
二次創作のBL、NL、GLを書いています。
文才は限りなくゼロに近いです。
マナーは最低限守ってください。宜しくお願いします。
■最近の作者の傾向■
雑食を極めています。特に松とBSRが熱い
○全体的な作品傾向と注意喚起 >>333
作品別に目次。
○APH >>150
○DRRR!! >>158
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○銀魂 >>168
○KB。 >>174
○ぬら孫 >>200
○HQ! >>260
○うたプリ >>318
○進撃 >>350
○JOGIO >>359
○妖アパ >>373
○サイコパス >>384
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○魔法 >>396
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○BSR >>398
○お粗松 >>395
☆企画のもの→>>151
☆曲お題 >>170
【スレタイ更新履歴】
ヘタリアでBL小説。
箱庭の中で
虹色パレット
くるくるめりーごらんど
永久睡眠時間
泡沫少女
深海魚の笑い声
さよならネバーランド
熱帯魚の憂鬱
さあ廻れ、アルカロイド←今ここ
- Re: 【二次創作】箱庭の中で【BL、NL】 ( No.189 )
- 日時: 2012/08/06 13:41
- 名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=rUY3XUmie68
episode42
「番犬より番犬ですね。」
・曲お題のやつです。曲はサンドリヨンの番犬。シズイザ。パラレルなうえ、女装注意。
「王子様はまだかなあー。」
臨也は窓からぴょこぴょことはねて窓の外を見た。
自分の身長は小さくない筈なのにその身長を上回り、見えないところに窓があるなんて意地悪にもほどがある。
このお城、本当に息苦しい。
「あんまり飛び跳ねちゃダメだよ、臨也。」
優しい声音で臨也を叱るのは幼馴染兼家来の岸谷新羅。
顔もニコニコとして優しそうだし、しっかりしてるようにみえるが恋人の前ではデレデレだ。いくら幼馴染とはいえ臨也も多少引いた。
そんな新羅だが一応臨也の事は理解している。理解できないと言っている事の方が多いが昔から一緒にいるからだろうか、いつも臨也に関しての事は的を得ていることが多い。
そんな新羅に臨也は向き直り、ひらひらとドレスの裾をつまみながら笑う。
「いいじゃん、俺は今幼気な王女様なんだから。」
幼気な、と聞いて新羅は吹き出した。
「お前に一番似合わない単語だよ、それは。」
「あらあら酷い事を言うのね。幼馴染さん。」
「その女口調気持ち悪いからね。」
眼鏡の縁を手でこすりながら新羅の辛辣な一言。
それを気にしまいと長い黒髪を手でいじる。もちろん地毛ではなくウィッグだ。
「なんでそんな女装してるの?」
「今更だね…普通それ最初に聞かない?…まあ新羅は普通じゃないからいいとして。」
先ほどの新羅の言葉にやはりムカついたのだろうか。きつい口調で言葉を返す。
一方の新羅は苦笑し、「わかった、ごめん。」とあっさり謝った。
その様子に臨也は満足げに笑みを浮かべ、腰に手を当て胸を張る。
「それでよし。まあ、簡単に言えば気に入らない奴がいるわけだ。そいつを堕としたいだけだよ、奈落の底に。」
「うっわ、それって隣国の王子でしょ。荒くれ者の…。あーだからか、わざわざ舞踏会になんて行ったの。」
新羅のうへえ、という顔に臨也は「当たりー」と無邪気に笑う。
「ガラスの靴履いて行ってやったよ。」
「どこのおとぎ話ですか。灰かぶり姫?」
「まあそれに似てるけど、俺はあの女の子みたいにおっちょこちょいでも優しくもないからね。ガラスの靴なんて落としてきてあげてないよ。」
臨也のニヤリと笑う顔にまたよからぬことを考えているんだな、と新羅は悟った。
止める気もないが、隣国と戦争とかはごめんだなーと能天気に考えたりする。
「で?じゃあそいつはどうやってお前を見つけるのさ。」
「あいつは鼻がいいからね、うちの番犬並みに________ほら。」
臨也が振り向くと同時に何かの爆発音かと思われるような大きな音がした。
鼓膜が破れてしまいそうな破壊音に新羅は思わず目を瞑る。
「舞踏会を台無しにした最低女なんてすぐ分かると思うよ。ま、女じゃないけど。」
「灰かぶり姫が自ら灰かぶってるよ、それ。」
新羅は呆然と外の様子を見ながら臨也に言う。
「さあ、凶暴な護衛の監視を潜り抜けて彼はここまでこれるかなあ?」
「いや監視潜り抜けるって言うより殴りまくってるからね?武力で制圧しちゃってるからね?っていうか臨也、これどうすんの!?」
「会いに行ってくる。」
凛とした眼差しのまま、臨也は階段を駆け下りる。
門の前、倒れている護衛たちをチラリと見た後、目の前に立っている金髪を見上げる。
「ずいぶんと派手にやってくれましたねー…うっわもう死にかけ。」
目を逸らし、血を流す護衛のもとにしゃがみこむ。頬をつついたりして意識を確かめているのだろう。
「…てめえ、ずいぶんと調子こいてるな。」
「いいでしょ、別に。ごめんなさいね、私ねえ…君の事好きみたい。」
「はあ!?」
「まあ、残念ながら男ですが…。あ、それは知ってるか!」
白けた眼差しを向けてくる金髪に臨也はナイフを首につきつける。
ひんやりとした金属に普通なら息を呑むが金髪は白けた顔のままナイフを掴んだ。
君がほんの少しでも 境界線を越えるのなら
灰まみれに燻るあたしを
丸ごと全部 飲んでくれますか?
悪い事しか考えれないけれど。
「俺と一緒に遊んでくれる?」
「上等じゃねえか。」
- Re: 【二次創作】箱庭の中で【BL、NL】 ( No.190 )
- 日時: 2012/08/06 13:41
- 名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=rUY3XUmie68
episode42
あとがき的な。
サンドリヨンの犬、という天野月さんの歌がモチーフになっています。
わがままで自分勝手な臨也とちょっと怖いシズちゃん。
そんな二人のパラレル書きたい!と思っていたらこの曲でぴーんときました。
ぜひぜひ、聴いてくださいね^^
- Re: 【二次創作】箱庭の中で【BL、NL】 ( No.191 )
- 日時: 2012/08/06 13:43
- 名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=CNzPQy7SAz0
episode43
「さようなら。でも、」
・曲お題。アルアサで人名表記。あんましアルくんは出てこないってばよ。眉毛さん目線で回想的な感じでアルくん登場。
別に、もう、どうでもいいや。
途切れ途切れに心の中に浮かび上がった言葉の羅列が、
自分の存在まで否定しているようだ。
ずっと、なんて叶わない事だ。
貴方を連れて生きてゆく、なんて。
知っている、いやそれはついさっき知った。
一人ぼっちになってしまった。何度目かもう分からない。
アイツに俺は何を与えれたのだろう。
いや、奪い取ってしまったものの方が多いんだと思う。
だからアイツは俺から離れたんだし、俺から逃れて一人、生きていく事を決めた。
強国に、なっていくだろう。アイツもまた。
俺から離れた理由は強くなりたかったのもあるだろう、
本当はそうなってほしくはない。
俺と同じような道を辿っていくのはやめてほしい。
高みを目指すことは、
強くなるという事は、
それと同時に周りに張り合える相手がおらず、
孤高だという事だから。
一人の怖さと、強いがための周りの視線。
妬み、恨み。嫉妬だってある。
それの恐怖だってなにもかも一番俺が知っている事なのに止めれなかった。
仕方ないと思ってしまった。
家の近くにある庭園は花の香りと大きな木が揺れるだけで、
たまに遊びに来ていた無邪気なあの子供だったアイツの声も聞こえない。
アイツが植えた木の苗が育って、育って、高くなって、俺を追い抜かして。
まるで今の状況を形にしたみたいだ。
本当に綺麗に育ってゆく。本当に。
あの雨が止まない日、泣き崩れる俺をお前は真っ直ぐな瞳で見ていた。
責めるように、諭すように。
俺はからっぽだって嘲笑うか?
あの雨を吸ってこの木も、お前も大きくなったように思える。
「アーサー、君は、君は、小さくなったね。弱くなったね。」
「あんなに、大きかったのに。」
何を言おうと構わない。でも、裏切った事を忘れたとは言わせない。
さようなら。でも、
もう二度と私の敷居を跨ぐな。
心の奥底に静かにそれを仕舞い込んだ。
- Re: 【二次創作】箱庭の中で【BL、NL】 ( No.192 )
- 日時: 2012/08/06 13:44
- 名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=CNzPQy7SAz0
episode43
あとがき的な。
「眉毛こんな真っ黒な事思ってねえよ…」
書きあげてからの一言これです。書き上げといてこれです。
つっこさんの曲「天の樹」が曲お題です。
曲の歌詞まんま使ってたりしたりして私の表現力のなさを恨みたいです。
ブログに書いてあった曲のライナーノーツも参考にさせていただきました。
最後らへんの「さようなら。〜」はライナーノーツに書いてあったことまんまうつさせていただきました。すいません。
これは孤高の歌だそうです。
満足できないから高みを目指す。どうして高みを目指すのか。
それは幸せじゃないから。
だとしたらアルは高みを目指して自ら孤高の道を歩んだんだと思いました。
でもアーサーも同じだったからこそ、強国だったからこそ止めたかった。
だけど何もアルに与えれていないからこそアルは上を目指した。
アーサーでは満足できなかった。そして一人になっていく。
そんな感じの重たい内容の小説でした。すんません。
書いてる途中「あれ?これ青峰でもいけんじゃね?」とか思っちゃいました。「誰を連れて生きていきたかったって?まさか黒子か?なにそれ萌えるひゃっふう!!」とか思っちゃいました。
でもなんか、「青峰ってそこまで黒子に依存してる?」という疑問と、
アルアサのほうが色々と合っていたのでこちらなったというわけです。
青峰は孤高、と私は思いますがね。
だがもう一人じゃないさ!桃井ちゃんがいるもんね!
青桃大好きですスタッフよくやったぞエンドカード。
はやく結婚すればいいよ青桃もアルアサも。
- Re: 【二次創作】箱庭の中で【BL、NL】 ( No.193 )
- 日時: 2012/08/04 16:10
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: eldbtQ7Y)
イザヤが女装って!!
ぷっ。
今すぐイザヤの所行って、笑って責められたいっ!!
あ…いや…私は変な態ではありませんからね!?(・_・;?
青桃は良いですよ〜!!
もちろん、黒子と桃衣は捨てられないけど…。
アル君やバスです//
「アーサー、君は、君は、小さくなったね。弱くなったね。」
このセリフめっちゃ気に入っちゃいました*^^*
何か、こうっグッとくるっ♪
王子様、まさかのシズちゃんっ!?
で、女装イザヤ…//
この設定良いですねっ!?
まったく…発想力豊かで羨ましいですぜ…。
何気に森羅とイザヤがイケそう(笑)
今回もむふふでウフっ(#^.^#)でしたっ((何語だオラッ
更新頑張ってくださいね!!
((私は夏期講習で…最悪やっ!!」
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