BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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【二次創作】さあ廻れ、アルカロイド【BL、NL、GL】
日時: 2016/08/11 10:34
名前: 夜藍 (ID: y36L2xkt)
プロフ: https://twitter.com/yaai_ktrlov

百合の根を食んで君は静かに瞳を閉じる。


□リクエスト常時受け付けております!お気軽にどうぞ!詳しくは>>372で。



どうも、初めまして。
夜藍(やあい)と言います。
二次創作のBL、NL、GLを書いています。
文才は限りなくゼロに近いです。

マナーは最低限守ってください。宜しくお願いします。

■最近の作者の傾向■
雑食を極めています。特に松とBSRが熱い

○全体的な作品傾向と注意喚起 >>333

作品別に目次。

○APH >>150
○DRRR!! >>158
○黒バス >>163
○銀魂 >>168
○KB。 >>174
○ぬら孫 >>200
○HQ! >>260
○うたプリ >>318
○進撃 >>350
○JOGIO >>359
○妖アパ >>373
○サイコパス >>384
○とうらぶ >>397
○魔法 >>396
○しょばろ >>399
○BSR >>398
○お粗松 >>395

☆企画のもの→>>151
☆曲お題 >>170

【スレタイ更新履歴】

ヘタリアでBL小説。
箱庭の中で
虹色パレット
くるくるめりーごらんど
永久睡眠時間
泡沫少女
深海魚の笑い声
さよならネバーランド
熱帯魚の憂鬱
さあ廻れ、アルカロイド←今ここ

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.104 )
日時: 2012/04/20 20:09
名前: 夜藍 (ID: xBHsg906)

企画episode1
「見えない星」
・初恋組です。企画のやつです。

春だ。

ふと神聖ローマはそう思った。
色とりどりの花が咲き、その香りがそこらじゅうに広がっている。
甘いような匂い、爽やかな匂い。
それらの花を手に取り、少し微笑む。
可愛らしい花が大好きなあの子に見えたからだ。

最近、泣いてばかりいるあの子を、笑わせてあげたいのに。

そう思い、花を摘み取る。

「これを持っていけばイタリアも笑顔になるかな…」

そう呟いた。

彼女の部屋に行くため小さい歩幅ながらもスピードを上げてゆく。
早く彼女の笑顔を見たい。
その一心で。

やっと着いたかと思うと、その部屋の中からはすすり泣きが聞こえてくる。
また泣いているのか、と思いながら重い木戸を開けた。

いきなり光が射し込んだからか、イタリアは目を細めた。
その頬や睫毛は濡れており、先ほどまで泣いていたことがうかがえる。
だが今は突然の来客に驚き、木戸を閉めた後、目を大きく見開いた。

「神聖ローマ…」
「また、泣いてるのか?」
「…う…ぇ……っ。」

また嗚咽を堪えながらすすり泣きが始まる。
その様子に神聖ローマは困惑した。
泣かれるのは嫌いだ。自分が悪い事でもしたかのように責め立てられるからでもあるが、今はそうじゃない。
____________________好きな人を泣かせてしまうのは酷い事だ。
どこぞの大嫌いな金髪ロン毛がそう教えてくれた。
あいつの事は気に入らないが確かにそうだと思う。

だから___________________________

「…イタリア。」

花を差し出した。摘んできたあの花を。

「これ…は?」
「最近お前外に出ていないだろう?だから今庭に咲いてる花を摘んできたんだ。」

花を手に取り鼻へ近づける。

「ねえ、神聖ローマ。」
「なんだ?」
「おわかれなんでしょう?オーストリアさんが言ってたの。おわかれだって。さよならするんだって。」
「そうだ…けど。」

お前から言われるなんて、と手にきゅっと力をこめた。

奇跡が起こるなら君の笑顔抱きしめさせて最後に…
「イタリア。」
「…なあに?」

ただぎゅっと抱きしめた。




もう、会えないかも知れないから










でも帰ってくる。
帰ってくるから…
だから待ってて。

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.105 )
日時: 2012/04/20 20:18
名前: 夜藍 (ID: xBHsg906)
プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=b5g8sQd_DmU

企画episode1
あとがき的な。

企画、始動いたしました!!

最初の曲ははアルジュナさんご紹介の「黒色矮星」でございます。
存在しても観測不能な天体という黒色矮星。
歌を聴きましたが…すっごくいいです。

CPの指定がなく、「誰に合うんだろう」と考えた結果が初恋組でした。

もっと書いていたのですが、文字数オーバーしてしまい…
仕切り直しです;;
後半がもう、イタちゃんにしか聴こえず…。
ぶわっと来てしまいました…

皆様もぜひぜひ聴いてくださいね。


曲を紹介して下さったアルジュナさん、ありがとうございました。

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.106 )
日時: 2012/04/21 20:33
名前: 黒猫ミシェル (ID: nBTAWo35)

お久しぶりです、夜藍さん☆

酷いリクエストを、叶えて下さってありがとうございました<(_ _)>
とても、カッコ良かったです//

菊もうさいこうですねっ!
イヴァン本日も絶好調dした^^

昔大切な人をなくしたことがあったなんて!
しかもそれを笑顔で語るなんて・・・・。

イヴァン惚れますね//

あ、別に、アレですよ?
私が束縛好き!されたい!なんて思ってませんからね!?

更新頑張ってくださぃ!

追伸
1000突破おめでとうございます!
これからも楽しい小説待ってますっ<*)) >=<

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.107 )
日時: 2012/04/22 10:08
名前: 夜藍 (ID: xBHsg906)
プロフ: http://www.youtube.com/watch?v

黒猫ミシェルさん>>
イヴァ菊気に入ってもらえてよかったです…!!
はい、ろっさまは可愛くもありかっこよくもあり怖くもあり…
というまさにオールマイティな人なんでw
もうろっさま私大好きです。三日三晩ボルシチでもいけるさ。((

私も束縛は小説、漫画の二次元で見る分にはいいですが、
現実世界で自分がやったりやられるってのは無いと思いますw

はい。これからも皆様に喜んでいただけるように…
精一杯頑張ります!!


では、コメントありがとうございました^^

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.108 )
日時: 2012/04/23 16:44
名前: 夜藍 (ID: xBHsg906)
プロフ: http://www.youtube.com/watch?v

episode23
「求めて愛する」
・アルマシュです。家庭的で、でも少し変態チック。


暖かい…とアルフレッドは呟いた。
眼下にある湯気の立つ食べ物…ホットミルクと一緒に並べられたホットケーキを交互に見、その後に作ってくれた彼の顔を見た。

「マシュー、君は本当にホットケーキが好きだね。」
洗い場で先ほどまで目の前にあるホットケーキの生地を焼いていたフライパンを洗っているマシューに半ば呆れ気味にアルフレッドは問いかける。
マシューはフライパンに「ご苦労様」なんて可愛らしい事を言い、フライパンを片付けると、サッと手を洗い、タオルで拭くのが面倒だったのか服で手を拭きながらアルフレッドのいるテーブルまで来た。
片手にはメイプルシロップが握られている。

「昨日のおやつだってホットケーキだったじゃないか〜」
「ホットケーキじゃないよ!昨日のはパンケーキっていうの!」
ムッとしながらマシューが言い返す。
わざと頬を膨らませて木の実を頬袋に詰めたリス状態だ。
「そんなの知らないよ!第一あれだってこれが小っちゃくなっただけじゃないのかい?」
「…アルは味覚音痴だからわかんないんだよ。ちゃんと味の違いもあるからね?」
アルフレッドの話を聞きながらマシューは片手でメイプルシロップをホットケーキに大量にかけている。

「味覚音痴なのは俺のせいじゃないんだぞ。」
「それは…まあ知ってるけど…」

苦笑しつつマシューは口にホットケーキを運ぶ。
「でも一概にアーサーさんのせいとは言えないよ」とアーサーを庇いつつアルフレッドの話を聞く。
一方のアルフレッドは口を尖らせたり、「えーっ」とわざとらしく大きな声で叫んでみせる。

そんな時にアルフレッドがいきなり立ち上がった。
ガタン、と大きな音を立てて食器が揺れる。

「アル、どうかしたの?」
マシューが不安そうな声音で聞くが返事はなく、代わりに頬に手を当ててゆっくり顔を近づけた。

触れ合う、睫毛と唇。

一瞬の事でよく分からず、不覚にもマシューは口を開けたままだった。
あ、ヤバい…と思った時にはもう遅く、アルフレッドの舌が口の中に侵入してきた。
マシューの口の中にはホットケーキが残っていたがアルフレッドの舌はそれおも絡めっとってゆく。

「ちょ…アル…っっ…んん…ぁ…」

シン…とした部屋の中舌が触れ合う音とマシューの声だけが聞こえる。
力がだんだんと抜けていく。
マシューの手からホットケーキを食べていたフォークが滑り落ちた。

カシャン…

金属独特の音がした時、堰を切ったようにアルフレッドは唇を離した。


「もう!!いきなりなにするのっ!?」
「え、求愛行動なんだぞっ!」
「何がだよも〜〜〜〜!!」

マシューはアルフレッドの体をぽかぽかと殴った。


二人は今日も平和です。

















「マシューの声、可愛かったんだぞ。」
「はあっ!?」


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