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魔法少女まどか☆なのは,新しい小説8月30日投下
日時: 2015/08/30 14:20
名前: 千早 (ID: 1qIY/8jn)

これはまどか☆マギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
百合を混ぜました
オリジナル伽羅もでます
ViVidのキャラもでます

オリジナルの登場伽羅
名前:姫川 苺(ひめかわ いちご)
年:13歳、中学二年生
容姿:背は150、黒髪のツインーテルどう顔
魔法の種類:召喚魔法(異世界からも召喚できる
キュゥべえに願ったこと:絶望を打ち抜く光が欲しい

第一話
>>1
第二話
>>2
第三話
>>3
第4話
>>4
第5話
>>7
第6話
前編
>>8
後編
>>9
第7話
前編
>>10
後編
>>11
第8話
>>12
第9話
前編
>>14
中編
>>15
後編
>>16
第10話
>>17
第11話
>>18
第12話
>>20
第13話
前編
>>22
中編
>>23
後編
>>24
第14話
前編
>>25
後編
>>26
第15話
前編
>>27
後編
>>28
第16話
前編
>>30
後編
>>31
第17話(注意、新しい小説投下)
>>36
第18話
前編
>>33
後編
>>34
第19話
>>35
第20話
前編
>>37
後編
>>38

Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.34 )
日時: 2014/12/21 18:37
名前: 千早 (ID: TsdJlnVC)


「私はね、今は動き回る事が出来るけれども昔は足が動かなくて車椅子生活をしていたんや」
「えっ、そうだったの?にわかに信じられないわね…それで今は体は何処も悪くないのかしら?」
「そやで、今は体は何処も悪くないで、体の不調は闇の書が原因やったんやから」
「闇の書って何なのかしら?」
「闇の書ってのは、魔力を持つ者…人間や魔獣からリンカーコアを無理やり抜き取り闇の書に採取する事により、闇の書のページがうまっていって、闇の書のページが全てうまると巨大な力が手に入るんや」
「そんな魔導書があるのね…」
「正確には有ったんよ、話を戻すで、闇の書の魔力が体に蝕んでいたせいで足が動かなかったのは先ほど言ったよね、実はそれだけではなかったんや、闇の書の魔力は全身を徐々に蝕んでいったんや、ほっとけば、死ぬのを待つほどに…」
「はやてさんが死ぬ…?」
「マミちゃん、そんな顔せんといて、今は何処も体は悪くないで」
「そうなの…?それなら良かったわ」
「では話を続けるで、私が生き残る方法は闇の書を完成させるしかなかったんや、闇の書が完成したら私の体を蝕んだ闇の書の魔力が正常になり、闇の書の魔力を蝕んだ体は解放されるはずやったんや」
「はやてさんはそれを実行したのね」
はやてさんは辛そうな表情で顔を横にふった
「それって…どういう事なの?」
「私は何も知らなかったんや、自分の体の事を何も…気づいてたのはヴィータ達や、だからヴィータ達は私の為に一杯傷つきなからリンカーコアを採取してくれたんや、なのはちゃん達とも戦い…なのはちゃん達からリンカーコアも採取して…私のせいで沢山の人が傷ついたんや…」
「それは仕方なかった事よ、ヴィータさん達がしなかったらはやてさんが死んでいたもの…私でもはやてさんが死ぬのならヴィータさんと同じ事をしていたわ」
「それでも私が起こした罪は変わらへんよ…この罪はいつか清算せんといかん事や」
「はやてさん…」
「話に続きがあるんよ、闇の書が完成すると絶大の力は確かに手にはいるけれども、それは一瞬なんよ、実際の所は完成した闇の書に術者はのみこむだけではなく、全ての物をのみこむ魔力の塊にと変貌するんや、しかも闇の書が破壊されても、闇の書が他の場所で再生して、次の闇の書の主の元に転送されて、それが永久に続く悪魔の書だったんよ、私も闇の書の魔力にのみこまれるはずだったんや、でもフェイトちゃんやなのはちゃんやそれにリンフォースのおかげで、闇の書の呪縛から解放されたんや」
「そうだったのね、でもリンフォースさんて誰なのかしら?」
「リンフォースは闇の書や、闇の書自体が悪魔の書って訳ではないんよ、闇の書に組み込まれた術式のバグのせいで悪魔の書へ、と変わったんや、だからなのはちゃん達とリンフォースの助けを借りて、闇の書からバグを切り離して、バグを破壊したんや、でもリンフォース…闇の書がいるかぎり闇の書のバグが再生するんや、闇の書を破壊するしか方法は無かったんや、だからリンフォースはなのはちゃんとフェイトちゃんの力を借りてリンフォースは天に召されたんや…結局、私は家族のリンフォースを助ける事は出来なかったんや…」
はやてさんは辛そうに俯いた
「はやてさん…」
「これが私の犯した罪や、私の話を聞いて、マミちゃんは、私の事、軽蔑したやろ」
「そんな事はないわ、そんな事ではやてさんを軽蔑する訳ないわ!!でもどうしてはやてさんはこんな重大の事を話してくれたの?」
「マミちゃんに私の全てを知ってもらいたかったんや、それにな、マミちゃんの抱えてる重みを私の話を聞いて少しでもやわらいでくれたらって思ったんや」
「ごめんなさい、はやてさんに気を使わせたみたいね…」
「マミちゃんが謝る必要はないんやで、私が話したかっただけやから」
はやてさんは優しく微笑むと、はやてさんは眠たそうに右手で口を押えてあくびをした
「はやてさん、眠たそうね、最近、忙しそうだったものね、それに私達の魔法少女の為に陰で色々してくれていたものね…」
「マミちゃん、気づいてたんやな」
「そんなの気づくわよ、だってはやてさんの事だもの…眠たいのなら少し眠っても良いわよ、遅くなる前に起こすから大丈夫よ、私の膝では枕かわりにならないかもしれないけれども…私ので良かったら膝を貸すわよ」
「それならマミちゃんの好意に甘えさせてもらうで…」
はやてさんは私の膝の上で目を瞑り眠ってしまった
「はやてさんは、まだ小さいの沢山苦労しているのね、私と比べられないほどに…」
私ははやてさんの髪を優しく撫でた
「うんん…マミちゃん……」
「はやてさん、私ね、はやてさんの事を愛してるのよ、でもはやてさんが帰るのを止めないわ、だからそれまではやてさんのそばにいるのを許してくれるかしら?」
私ははやてさんの頭を優しく撫でるとはやてさんは少し体を動かした、私ははやてさんの口を見つめた
「はやてさんとキスをしたのよね…それがたとえはやてさんの気まぐれでも嬉しかったのよ、ありがとう、はやてさん」
私は眠っているはやてさんに、この幸せがいつまでも続くのを願いながら、はやてさんの口に二度目のキスをした
〜つづく〜

Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.35 )
日時: 2015/01/18 11:40
名前: 千早 (ID: SuDcL78Z)

〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この19話は八神がやての視点で書かれています
〜第19話〜
私は、大きな罪を抱えている、それでこそとても大きな罪を…私のせいで沢山の人を傷つけて、友達…クロノ君のお父さんを死へと追いやった原因とでも言ってもいい、だから私達、家族ついたあだ名が殺人一家、罪深い私にぴったりのあだ名だと思う、でも私はともかくヴィータ達がそう呼ばれるのは、辛かった…マミちゃんに私の罪を話したのは、マミちゃんの抱えてる苦しみを少しは和らいだらと思っていた、でも本当の所は、軽蔑して責められたいと思っていたからかもしれない、でもこんな私をマミちゃんは軽蔑しないで受け止めてくれた。私は、そんなマミちゃんだからこそ魅かれたんだと思う、だから私は理由をつけてマミちゃんとキスをした、それも隙をついて強引とも言える感じで、マミちゃんは驚いていたけれども、嫌ではなかったみたいだ。でもそれは多分、マミちゃんが優しいから、私は、マミちゃんの優しさを利用したんだと思う。私は最低なのかもしれない…
私はかすかに呼ぶ声に気がついてゆっくりと目を開けた、上を向くとマミちゃんの顔があっておでこにマミちゃんの手が置かれていた
「おはよう、はやてさん、もう少し眠らせておきたかったんだけれども、時間的にもそうは言ってられないみたなのよ。」
「う〜〜ん…、今は何時なん?」
私は、マミちゃんの膝の上から起き上がると両手をあげて背伸びした
「今は午後の四時半よ」
「私は、そんなに眠っていたんやな…ごめんな、マミちゃん、ずっと私がマミちゃんの膝の上にいて辛くなかった?」
「そんな事ないわよ、はやてさんの寝顔を見れて得した気持ちよ」
「そうやったんやな、でも何だか少し恥ずかしいな…私、変な寝言とか言ってなかったん?」
「ええ、言ってなかったわよ」
「それなら良かったで、でも私が眠ってる時に悪戯とかせんかった?」
「そ、そんなのしてないわよ」
「口ごもったて事は、私に何かしたんやな?」
「本当にしてないわよ!」
「どうやろ、それくらい慌てられたら説得力はないで。」
「うっ…」
「くすくす、冗談や、マミちゃんがそんなせん事は解ってるさかい」
「もうはやてさんたらからかわないでくれるかしら?」
「ごめんな、マミちゃん、でもマミちゃんになら悪戯されても良かったんやで」
私は色っぽく微笑んだ
「も、もうはやてさんたらからかわないでくれるかしら?」
マミちゃんは恥ずかしそうに顔を赤らめながら横を向いた、私は座ってるマミちゃんに抱くついて頭を撫でた
「もうマミちゃんは可愛いいな」
「ひゃん、も、もうはやてさんたらいきなり抱き着いたら恥ずかしいわよ」
私は顔を赤くしたマミちゃんの耳元で囁いた
「…ごめんな、マミちゃん。」
「はやてさん…?」
私は、マミちゃんから離れると無理に笑って見せた
「うんん、なんでもないで、マミちゃん、そろそろ帰ろうか?」
「そうね、今度はヴィータさんも一緒に来ましょう。」
「そやな、今度は三人で行こうな。」
それから私達はマミちゃんの家に向かった
私は、マミちゃんの気持ちには気づいていた、でもマミちゃんに告白はできないと思う。私は、いずれ元の世界に帰らないと行けない、私には、初めて出来た家族のヴィータやシグナム、シャルマ、ゼフィーラが元の世界で待っていてくれるから…私は、家族を裏切るわけにはいかない、だからマミちゃんは選べない、心ではわかってるはずなのに、マミちゃんに告白しようとした、だからこの思いを封印しないといけない…私は、横を歩くマミちゃんに向かって「本当にごめんな、私はマミちゃんを選ぶことはできんのや。でも私は、マミちゃんの幸せを願ってるで。こんな我儘の私を許してな。」マミちゃんに聞こえないくらいの小声で呟くと、マミちゃんの右手を掴んだ、マミちゃんは少し驚いたけれども、すぐに私の左手を握り返してくれた。
私は、『私が元の世界に戻るまではそばにいさしてな』って思った。
私は、この幸せがいつまでも続くのを願わずには、いられなかった。
〜つづく〜

Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.36 )
日時: 2015/07/16 11:40
名前: 千早 (ID: ZGMmo6SO)

〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この17話は美樹さやかの視点で書かれています
〜第17話〜
私は魔女の秘密を目のあたりをして目の前が真っ黒になり、全てに絶望した
悪い事は続くと言うけれども、その通りだと身をもって体感した
あの日…ひなたって奴が、魔女になるのを目のあたりにした、わたしは何もかもやけになり、マミさんともまどかとも会わずにただひたすら、魔女狩りに打ち込んだ、そんな日々が続いた、ある日、学校の放課後に話しかけれた
「さやかさん、最近、まどかさんと話されていないみたいですわね、どうされたのかしら?」
「なんだ、仁美か…どうでもいいだろ、ほっておいてくれよ…」
「そんなのほっておけないですわ、ライバルがそんな事では困りますわ」
「ライバルってなんだよ、勉強は仁美の方ができるじゃないかよ」
「…さやかさんは恭介君の事をどう思ってるのかしら?」
「な、何だよ、いきなり、そんなの好きだよ、友達としてな」
「それは本心かしら?」
「そ、そんなの私の本心に決まってるだろ…」
「私、恭介君の事が好きなのですわ」
「ヘ、へ〜〜〜恭介もすみにおけないね」
「ですから恭介さんに告白するつもりですわ」
「えっ…?」
「…明々後日まで待ちますわ、それまでにさやかさんが先に恭介君に告白する権利がありますわ、さやかさんの方が恭介君と付き合いがながいですもの、もし告白しなかったら、さやかさんに遠慮せずに告白するつもりですわ」
「仁美…あたしは…」
「言いたい事はこれだけですわ、呼び止めてしまってごめんなさい、では、さようなら、さやかさん」
仁美は軽くお辞儀をすると去って行った
「あたしにどうしろってんだよ…」
残された、あたしは、ふらふらと恭介の家にやってきた、そして玄関の呼ぶブザーを押そうとするけれども手が止まり、そのまま手を引っ込めて両手を握り締めた
「こんな呪いを振りまく存在のあたしを好きになってくれなんか言えないよ…」
「へ〜〜〜さやかが魔法少女になった原因がこの家の男って訳かよ」
「ッ!?」
声をした方を見ると杏子が立っていた、のですぐに杏子を睨んだ
「何しに来たんだよ…」
「さやか、あんた、馬鹿だろう」
「…それはどういう意味だよ」
「こんな男の為に願いを叶えてさ」
「何だと!?」
「もう一度手を使えなくしてしちゃえよ、ついでに足も奪っても良い、そしたら、さやか無しで生きていけなくしたらいいじゃないかよ、そしたら一生そいつはさやかの物だぞ」
「恭介を物みたいに言うな!あんたには人としての心は無いのかよ!!」
「…少し付き合えよ」
「何であんたに付き合わないといけないんだよ」
「嫌というなら、この家を破壊してもかまわないんだぜ」
「くっ…わかったよ…」
「なら行くぞ」
あたしは杏子の後をついて行くと廃墟になっている教会に着いた
杏子は礼拝堂の前まで行くとあたしの方に向いた
「ほらよ」
杏子は林檎をあたしの方に向かって投げた
「あんたからは受け取らないよ」
あたしは右手で林檎を払うと地面に林檎が落ちた、すぐに林檎を拾い上げると、あたしに向かって睨んだ
「食べ物を粗末にするな、殺すぞ!」
「な、何だよ…」
杏子は林檎を袋になおした
「…少し昔話を聞かせてやるよ、ある所に正論を言う神父が居ました、神父の話は正論すぎて誰も話を聞きませんでした、いつも神父を見ていた娘はどうにかしてあげたいと思っていました、そんな時に悪魔の囁きをする者が現れました、願いを叶えてあげるかわりに魔女と戦ってほしいとの事だった、娘は喜んでその者に願いをしました、するとたちまち神父の話を皆が聞くようになりました、娘は約束通りに魔女を退治しました、夜は、次の日もその次の日もその次の日も、ずっと魔女を退治しまくりました、そして毎日のように神父の話を聞くために遠方から人々が集まりました、でもある日、神父が自分の話を聞くようになった原因に気がつきました、神父は娘を攻めませんでした、感謝もしませんでした、ただ話すのを止めました、それでも神父の元に話を聞きたくて人々は集まりました、それでも神父は話をしませんでした、それでもつめよる人々に神父はノイローゼになり、やがて衰弱して死んでしまいました、残された娘は神父の為に願いをしたことを後悔しました、やがて娘は自分の事でしか動かなくなりました」
「…それはあんたの話か?」
「さあな、ただの昔話だよ…」
「杏子の事を勘違いしていたよ」
「だったらさ、さやかも自分の事だけ考えていろよ」
「…それは無理だ」
「何でだよ!」
「私にも誇りがある、…杏子、いつでも戦ってるやる、でも杏子の事は憎まないでやるよ」
私は出口の方に体を向けると、顔だけ杏子の方に向けるとすぐに前を向いて歩き出した
「待てよ、さやか!」
私の右手を杏子が掴んだ
「何だよ…」
私は不機嫌そうに杏子を見つめた
「さやか、無理してるだろ」
「別に無理をしてないよ」
「いや、無理をしてるな」
「何で杏子に私の事が解るんだよ…」
「だってあたしはさやかの事をずっと見ていたからな」
「それはどういう意味だよ…?」
「あ〜〜もう察しろやな、さやかの事が好きなんだよ」
「い、いきなり何言うんだ!?からかうのもたいがいにしろ!」
「からかってねえよ、さやか、あたしの物になれ!いや、そうじゃないな…さやか、あたしがお前の物になってやるよ」
「ちょっと待てよ、杏子、いきなりそんな事を言われても…」
「さやかの為なら何でもしてやるよ、こんな気持ち初めてなんだよ…」
杏子は恥ずかしそうに頬をかいた
「杏子…」
「いきなりこんな事、言われて迷惑なのはわかってるんだよ、でもあたしはさやかの事が好きなんだからしかたがないだろう、こんな気持ち初めてなんだよ、自分が自分でないような感じがしてさ…」
「別に迷惑でも変でもないよ、それに杏子の気持ちは嬉しいよ、でもこれは私の問題だからさ」
「でもさやかが何処かに行きそうで不安なんだよ…」
「もう杏子は心配性だな、私は何処にも行かないよ」
「だからあたしから離れないおまじないをかけてやるよ」
杏子はあたしの肩を軽く掴んだ
「な、何だよ…」
「……」
杏子は私の口にキスをしてきた
「んっ…」
「んんっ!?」
杏子はすぐに口を離した
「き、杏子、いきなり何するんだよ、私のファーストキスだったんだぞ!」
「そんなのあたしもファーストキスだ、その…こうでもしないとさやかといれない気がして…」
「杏子…」
「とにかくあたしがこの先もずっとさやかのそばにいてやる、さやかが寂しくないように、あたしの前では強がらなくてもいいんだぞ、さやかの事を守ってやるからさ…」
杏子は私を前から抱きしめててきた
「本当に、こんな私のそばにいてくれるの…?」
「当たり前だよ、この先もそばにいてやる、あたしがそうしたいから…それにさやかの事が好きだから、好きな奴の近くにいるのは当たり前だろ」
「うぅ…ありがとう…杏子」
「お礼なんていいんだよ」
私は涙を流しながら杏子を抱きしめ返した、杏子は私を抱きしめ返して頭を撫でてくれた
しばらくすると私は杏子を離した
「ありがとう、杏子、少し元気でたよ」
「あたしは何もしてねえよ、なあ、さやか」
「なんだよ…」
「あたしはさやかが好きだ、この先も変わらないからな」
「い、いきなり何言うんだ、杏子!?」
「それでさやかはどうなんだよ」
「ヘっ、私か?」
「あたしの事どう思ってるから聞いてなかったからさ」
「多分…好きだと思うよ」
「多分かよ」
「そ、そうだよ、悪いか?」
「いや、今のでさやかの本当の気持ちは理解したからいいや」
杏子は袋から林檎を出してかじった
「なあ、さやか、もう一度キスしないか?」
「ヘっ、もう一度か?」
「嫌なら無理にとは言えないけれどもさ…」
「嫌とは言ってないだろ」
「だったら良いんだな」
「そんなの聞くなよ」
「ごめん、さやか」
私と杏子はしばらく見つめあうとどちらともなく私と杏子はキスをした、甘いキスを長い時間キスをした
私は、恭介の事は恋愛感情の意味で好きだったんではなかっくて、ただ恭介の弾いているバイオリンの曲と姿が好きだったんだと思う
先の事は解らないけれども、今は杏子と歩いて行こうと思う
〜つづく〜

Re: 魔法少女まどか☆なのは,新しい小説7月16日投下 ( No.37 )
日時: 2015/08/30 14:14
名前: 千早 (ID: 1qIY/8jn)

〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この20話はヴィータの視点で書かれています
〜第20話〜
あたし達四騎士は、闇の書の主を守る騎士として闇の書のプログラムとして闇の書と共に存在した。
あたし達には、はやてより前の闇の書の主と過ごした記憶がない。
闇の書の主が変わる事に、記憶が無くなった。
後で知った事だが、闇の書のバグが原因だったらしい。
絶望の記憶なら無くて良かったかもしれない。
昔の記憶があったら、あたし達の心は、壊れていたはずだ。
闇の書は、破滅を呼ぶ魔導書、闇の書が完成すると闇の書の主は闇の書の魔力に浸食されて結末はいつも主の死と言う絶望の未来しか訪れなかったから。
そんなあたし達を救ってくれたのが闇の書の最後のマスターのはやてだった。
はやては、あたし達四騎士を自分の家族として受け入れてくれた。
はやては、あたし達に優しくしてくれて、色んな物をくれた。
あたしは、気がつくと、はやてに恋心を抱くようになっていた。
あたし達は、このままはやてと平和な日々を過ごせると思っていた。
でも気づいた時には、はやての体は闇の書の魔力に蝕んでいき、命が危ないほどになっていた。
はやてを助けるには、闇の書を完成させるしかなかった。
闇の書を完成させるには、魔力を持った人間や生物の魔力の源のリンカーコアを抜きとって採取する必要があった。
生物を傷つけるのが嫌いなはやては、リンカーコアを採取する事を許してくれなかった。
だからあたし達は、はやてを助けるために、はやてに内緒でリンカーコアを採取に飛び回った。
リンカーコアの詐取の最中に、出会ったのが、なのはとフェイト達だった。
なのは達は、あたし達のリンカーコア採取の邪魔をしてきたので、その度に戦闘が起こった。
なのは達は、闇の書が完成するとはやてが破滅するのを知っていて止めようとしてくれていた。
でもあたし達は、なのは達の言い分を聞かないで闇の書の完成の為に奮闘した。
そして闇の書は、完成して、はやては、闇の書に吸収された。
全てが駄目に思えたけれども闇の書のリンフォースとなのは達の助けのお蔭で闇の書からバグを切り離す事ができてはやてを助ける事が出来た。
バグは、撃退できたけれども、闇の書がある限りバグは、再生する事になる。だからなのはとフェイトに頼んで闇の書のリンフォースを天に帰す事になった。
はやては、反対するのはあきらか目に見えていた。
だからはやてに内緒にリンフォースを天に帰す事を実行した。
でも儀式の最中にはやてが駆けつけて泣きながらリンフォースを引き留めた。
でもリンフォースの説得のお蔭ではやては、納得してくれた。
リンフォースが天に帰ってから、はやては、凄く落ち込んだ。
一人の時は涙を流すほどに…。
あたしは、悲しむはやてに何もしてあげる事が出来なかった。
はやてが、悲しみから立ち直ってから、しばらくしてからはやてとなのはとフェイトの三人が突然消える出来事が起きた。
消えた時に、時空の歪みが検束された。
調査の結果、他の世界の魔力の原因だと解った。
消えたのが力の魔術師だって事で次に狙われる可能性がある、あたしやシグナム、ゼフィーラ、クロノ、アルフ、シャルマ、ユーノの全員に異世界でも通信できるロストギアの通信機を持たされた。
それから少ししてからあたしは、この世界に召喚された。
この世界に、召喚されて最初に見たのは、あたしを召喚した張本人の苺とその友達の優だった。
苺からこの世界が置かれている状況を聞かされた。
あたしにとってこの世界の事なんかどうでも良かった。
でも大切な物を守りたい気持ちは、理解できた。だから苺に協力する事にした。
ワルプルギスの夜を打破する為にもこの街の魔法少女に協力を求める事にした。
でもはやての事が心配だったから先にはやてを探す事にした。
はやてを探し出したら、この世界の魔法少女のマミと一緒に過ごしていた。
あたしは、二人を見てすぐにマミとはやてが互いに好きなのは、気づいた。
あたしは、マミに嫉妬して少し意地悪をした、その度にはやてに怒られた。
マミの所で世話になってしばらくしてマミとはやては、二人でピクニックに行った。
ピクニックから帰ってきてから、はやては、少し辛そうな表情をするようになった。
すぐにマミと何かあったんだと理解した。
あたしは、はやての辛そうな表情が見ていられなかった。
だからはやてとマミの恋を応援する事にした。
少し朝遅く起きてリビングに行くと、ソファではやてが座っていて小説を読んでいた。

Re: 魔法少女まどか☆なのは,新しい小説7月16日投下 ( No.38 )
日時: 2015/08/30 14:20
名前: 千早 (ID: 1qIY/8jn)

「おはよう、ヴィータ。」
「ぅん…おはよう…はやて…。」
あたしは、目をこすりながら返事を返すとしばらくしてからリビングを見渡した。
「マミは、どうしたんだ?」
「マミちゃんは、もう学校に行ったで。」
「マミがいないなら丁度いいや。なあ、はやては、マミの事が好きなのか?」
「もちろんマミちゃんの事は好きやで。」
「あたしが言ってる好きは、友達としての好きじゃなくて、恋人にしたいくらい好きかって事だよ。」
「さあ〜〜どないやろうな。」
「はやて、あたしに誤魔化しは、きかないからな。
あたしは、ずっとはやてを見ていたんだぞ。はやての好きな奴の事くらい解るよ。」
「ヴィータには、かなわへんな…。」
はやては、苦笑いを浮かべた。
「何で告白しないんだよ、はやて。」
「さあ、何でだろうな。何となく告白する気にはなれへんのや。」
「…それも嘘だろう。はやては、あたし達に遠慮して告白できないんだろ。
あたし達は、はやてと一緒ならこの世界で過ごしても良いんだぞ。
あたし達は、家族なんだぞ。家族に遠慮するなよ!」
「ヴィータ…。」
あたしは、真剣な表情ではやてを叱りつけた。
はやては、しばらく驚いて目をぱちぱちするけれども、すぐに落ち着きを取り戻して優しく微笑んだ
「ヴィータにここまで思われて、私は、幸せ者やな…ありがとうな、ヴィータ。」
はやては、優しくあたしの頭を撫でた。
「だったらはやては、マミに告白するんだよな。」
「それとこれとは、話は別や。私がマミちゃんに告白する事はできへんよ。」
「何でだよ、はやて!」
「確かに、ヴィータが言った理由もあるけれどもそれだけじゃないんよ。
私は、自分自身が幸せになるのが許せないんよ。」
「それって闇の書の事か?
それだったらあたし達が勝手にした事だから、はやてが気にする事はないじゃないかよ。」
「でも私がさせたようなものや。だからヴィータが気にする必要は、ないんやで。」
「そんなの気にするに決まってるだろ!あたし達ははやてに幸せになってほしいんだよ。」
「ヴィータは、ほんまに優しいな。ありがとうな、ヴィータ。」
はやては、あたしに抱き着いて、あたしの頬とはやての頬をくっつけてきてをすりすりしてきた。
「あ〜〜もう、はやて、いきなり何するんだよ!」
「今は、ヴィータに抱き着きたい気分なんや。」
「は〜〜〜、訳が解らねえよ、はやて。」
はやては、あたしを十分くらい抱きしめると離してくれた。
でも結局はやては、あたしの言う事を聞いてくれる様子ではなかった。
だからマミに、はやての事を頼む事にした。
あたしは、中学校の校門でマミがでてくるのを待った。
学校からマミが出てきたのでマミに近づくとマミがこちらの方を向くとマミもこちらに近づいてきた。
「あら、ヴィータさんじゃない、こんな所でどうしたの?」
「マミ、あんたに話があるんだよ。」
「私に?それなら家で話してくれたら良かったのに。」
「その…はやてに話を聞かれたくないだよ。」
「…込み入った話みたいね。
そうね…なら近くに公園があったはずだからそこで話を聞くわ。それでいいわよね。」
「ああ、それで構わないぞ。」
あたしは、マミに連れられて学校の公園に向かった。
「それで話って何かしら?」
「その前にマミに聞きたい事あるんだよ。マミは、はやての事をどう思ってるんだ?」
「それってどういう意味かしら?」
「それは、はやての事を恋人にしたいくらい好きかって事だよ。」
「…この話と今からする話と関係があるのかしら?」
「ああ、大ありだよ。マミは、はやての事が好きなんだろ。
あたしから見てまる解りだからよ。」
「そう…ヴィータさんは、私の気持ちに気づいてたのね。
それでヴィータさんは、私にはやてさんの事を諦めろって言いたいのかしら?
大丈夫よ。私は、はやてさんに思いをうちあける事はないわ。」
「違うよ。はやてと付き合って欲しいんだ。
はやてのやつ、今まで苦労して、傷ついて、自分の気持ちを押し殺して、あたしは、そんなはやてを見ている事しかできなくて…。」
「ヴィータさん…。」
あたしは辛そうに俯いた。
「でもはやてにやっと好きな奴が出来たのに、自分の気持ちを押し殺して、幸せになろうとは、しないんだよ…。
だからマミに、はやてを幸せにしてほしいんだよ。あたしでは、駄目だったから…。」
「ヴィータさんの言いたい事は、解ったわ。
でもヴィータさんでもできなかった事を私に、できるかしら?」
「大丈夫だよ。マミは、はやてが初めて恋愛感情を持った相手なんだからさ。悔しいけれど…。」
あたしは、悔しそうに、自分の拳を握りしめた。
「その…ヴィータさんの気持ちに答えられるか解らないわ。
でも私がはやてさんの事が好きな気持ちは、本物ですもの。
だからはやてさんに気持ちを伝えてみるわ。」
「マミ、はやての事を頼むな…。」
あたしは、涙を流して俯いた。
「ええ。はやてさんの事は、任せて、ヴィータさん。」
マミは、あたしの頭を優しく撫でてくれた。
あたしの頭を撫でてくれたマミの手がはやての手のように暖かった。
あたしにはやてを幸せにする事は出来ない。
だからせめてはやてが幸せになる事を応援しようと思う。
今のあたしには、それしかできないから…。
〜つづく〜


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