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- ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸(完結)
- 日時: 2018/08/08 22:27
- 名前: 苺 (ID: xLWpZ9qW)
ここではドキドキプリキュアの百合小説のシリーズ物を書きます
カップリングは相田マナ×レジーナです
なお小説を書くのは凄く遅いですから最新作は2周間から3週間くらいかかると思います。
でも一か月以内には投稿したいと思います
原作のネタバレも含まれますので注意してください。
凄く駄作になりますが宜しかったら読んでください。
第1話
>>1
第2話
>>4
第3話
>>5
第4話
>>6
第5話
>>8
第6話
前篇
>>9
後編
>>10
第7話
前編
>>11
中編
>>12
後編
>>13
第8話
>>14
第9話
>>16
第10話
>>20
第11話
>>22
第12話
>>24
第13話
前編
>>25
後編
>>26
第14話
前編
>>33
後編
>>34
第15話
>>36
第16話
>>39
第17話
>>40
第18話
>>41
第19話
>>43
第20話
>>46
第21話(最終話)
前編
>>50
後編
>>51
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.6 )
- 日時: 2018/05/25 17:03
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
これは、ドキドキプリキュアの百合の小説です。
この話は、相田マナの視点で書かれています。
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第四話☆
あたしは、機嫌を悪くしたまこぴーの為に差し入れを届ける事にした。
差し入れは、私の得意なオムライスにした。
まこぴーに会いに行く前にありすと六花に待ち合わせをする事にした。
待ち合わせの場所の駅前のカフェに向かった。
カフェに行くとありすと六花は、もう来ていた。
「ごめん、皆は、もう来ていたんだね」
あたしは、両手を合わせてありすと六花に謝った。
「謝る必要は、ないよ。
私達が来るの早すぎただけだからね」
六花は、軽く手を振り私達が早く来すぎた事を伝えた。
「まだ昼ご飯の時間には、早いみたいですわね。
どうされますか?」
ありすは、腕時計を見つめるとこれからの予定を質問した。
「うんと……そうだね……
あんまり早くまこぴーの仕事現場に行くとまこぴーの邪魔になるかもしれないよね……
少しカフェで時間を潰した方が良いかも知れないよね」
あたしは、口元を押さえて考え込み述べた。
あたしは、直ぐにありすと六花に自分の考えに間違いがないのか確認するようにありすと六花を見つめた。
「うん、それが良いと思うよ。
それにここのカフェのケーキは、美味しいって評判なんだよね。
だから一度ここのケーキを食べてみたかったのよ」
六花は、ここのケーキを思い浮かべて幸せそうに微笑んで唾を飲み込んだ。
「よし、あたしもここのケーキを注文しよう」
あたしと六花は、メニュー表を広げるとデザートコーナーのメニュー表を覗き込んだ
「ここのカフェは、三ツ星レストランのシェフが働いていますわ」
ありすは、あたしと六花がメニュー表を覗き込んだのをニコニコしながら見つめた。
「へ〜〜〜ありすは、詳しいんだね」
あたしは、感心したようにありすを見つめた。
「だってここのカフェは、四葉財閥グループの物ですもの」
ありすは、礼儀正しく自分の前で自分の両手を握りしめてやんわりと微笑んだ。
「相変わらずありすの家は、色んな事をしているんだね……」
あたしは、感心したようにしみじみと呟いた。
「やっほ〜〜〜〜マナ〜〜」
あたしは、突然後ろから誰かに抱き着かれた。
「ひゃん!?」
あたしは、いきなり後ろから抱き着かれると小さく悲鳴を出した。
あたしが後ろを振り向くとレジーナがあたしに抱き着いていた。
「レ、レジーナ……?は〜〜……びっくりした……」
あたしは、抱き着いて来た相手がレジーナだと解ると安心したように微笑んだ。
「えへへ〜〜マナに会いたくてまた来ちゃった」
レジーナは、あたしを離すと悪戯っぽく微笑んだ。
「レジーナもあたしに会いたかったんだね。
実は、あたしもレジーナに会いたいと思っていたんだよ」
あたしは、レジーナの悪戯ぽく微笑んだのを見て嬉しそうにニッコリと笑った。
「へ〜〜マナもあたしに会いたいと思っていてくれたんだ」
レジーナは、あたしの会いたいって言葉を聞いて嬉しそうにニコニコして上目遣いであたしを見つめた。
「そんなの当り前だよ。
だってあたしは、レジーナの事を友達と思ってるんだよ。
友達に会いたいと思うのは、当たり前の事だよ」
あたしは、レジーナの手を握りしめてニッコリと笑ってレジーナと友達な事を伝えた。
「マナとあたしが友達……?
あたしとマナは、友達なの……?」
レジーナは、あたしに手を握りしめられるときょとんと少しだけ首を傾げてあたしを見つめた。
「うん、レジーナとあたしは、友達だよ」
あたしは、小さく頷いてニッコリと笑った。
「えへへ〜〜あたしとマナは、友達なんだ……」
レジーナは、嬉しそうにニコニコ笑い友達って言葉を嬉しそうに呟いた。
「それじゃあ、マナ、今から遊びに行こうよ」
レジーナは、嬉しそうに両手を広げてあたしと遊びたい事を伝えた。
「ごめんね、レジーナ。
今からまこぴーに差し入れを届けないと行けなんだよ。
でもまこぴーに差し入れを届けた後なら良いよ」
あたしは、両手を合わせてレジーナに謝った。
「……嫌だ」
レジーナは、小さく嫌だと呟いた。
「えっ……?」
あたしは、レジーナの言った言葉が聞き取れずにきょとんとレジーナの言葉を聞き返そうとした。
「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ!!
マナは、今すぐあたしと遊ぶんだもん〜〜〜〜!?」
レジーナは、両手両足をじたばた動かして駄々をこねた。
「レジーナ、我儘を言わないでよ……」
あたしは、困ったように苦笑いを浮かべた。
「う〜〜……なら良いもん」
レジーナは、恨めしそうにあたしを見つめた。
「ごめんね、レジーナ……」
あたしは、レジーナが言うことを聞いてくれたと思った。
だからあたしは、もう一度両手を合わせてすまなそうにレジーナに謝った。
「無理やりマナを連れ出すからね」
レジーナは、あたしの右手を握りしめると歩き出した。
「ちょ、ちょっと待ってよ、レジーナ」
あたしは、慌ててレジーナを呼び止めようとした。
「ほら、早く遊びに行こう、マナ」
レジーナは、あたしの手を握りしめてあたしの言葉を聞かないようにすたすた歩いた。
「もうレジーナは、強引だな……
ごめん、六花、ありす、あたしのまこぴーへの差し入れを持っていてね」
あたしは、レジーナを止めるのは無理だと思った。
だからテーブルの上に置いてある弁当箱を指差してありす達に後の事をお願いした。
「解った、マナ。
真琴には、上手い事を言っておいてあげる。
だから安心してレジーナと遊んでおいでよ」
六花は、軽く右手を振り後の事は、任せてほしい事を伝えた。
「ええ、こちらの事は、まかせて下さい、マナちゃん」
ありすは、自分の胸を右手で触りあたしを安心させるようにやんわりと微笑んだ。
「ありがとう、六花、ありす。
では後の事をお願いね」
あたしは、ありす達に右手を振り後の事を頼んだ。
「むっ……ほら、マナ、早く行くよ」
レジーナは、あたしがレジーナ意外の人の事を考えたと思うと不機嫌そうに早く歩いた。
「わっと……もうレジーナたらそんなに急かさないでよ……」
あたしは、レジーナがさらに早く歩いたのを見て転ばないように一生懸命レジーナの後をついて行った。
「ほら、マナは、黙って歩くの!」
あたしは、レジーナに手をひかれると商店街の入り口の辺りで手を離してくれた。
「もうレジーナたら強引だよね……
それでこれから何処に行くつもりなの?」
あたしは、レジーナの行動に仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
「う〜〜〜ん、何処に行こうかな……
ねえ、マナ、あれは、何なの?」
レジーナは、自分の腕を組んで次に行く目的地を考えた。
レジーナは、興味津々にたこ焼き屋を指差した。
「あれは、たこ焼きの屋台だよ」
あたしは、レジーナが指差したたこ焼き屋を見つめた。
「マナ、たこ焼きって何なの?」
レジーナは、きょとんと首を傾げてあたしを見つめた。
「えっとね……たこ焼きってのは、小麦粉の中にタコを入れて焼いたものだよ」
あたしは、たこ焼きの事を自分の持っている知識を思い出しながらたこ焼きの事を伝えた。
「ふ〜〜〜ん……それって美味しいの?」
レジーナは、たこ焼きの屋台を少しだけ興味が出たように見つめた。
「不味いか上手いか人それぞれだと思うよ。
でもあたしは、たこ焼きが美味しかったと思うよ」
あたしは、たこ焼きの味を思い出して自分のたこ焼きの感想を伝えた。
「へ〜〜そうなんだ……」
レジーナは、たこ焼きに興味が出たようにしみじみと述べた。
レジーナは、たこ焼きの屋台に、近づいた。
「レジーナ……?」
あたしもレジーナの後を着いて行って屋台に近づいた。
「ねえ、そのたこ焼きをちょうだい」
レジーナは、たこ焼き屋さんのおじさんに右手を差し出した。
「まいどあり、五百円になります」
たこ焼き屋さんのおじさんは、右手を差し出してお金を催促した。
「あたしは、お金なんか持ってないよ」
レジーナは、きょとんとしながら当然のように話した。
「お金が無いって……ひやかしならば他でやって欲しいものだね」
たこ焼き屋さんのおじさんは、腕を組んでため息を吐いた。
「むっ!?」
レジーナは、指をぱちんと鳴らした。
するとたこ焼きの屋台のおじさんは、目をとろーんとさせた。
「ねえ、たこ焼きをちょうだい」
レジーナは、もう一度右手を屋台のおじさんに向けた。
「はい、解りました……」
たこ焼きの屋台のおじさんは、たこ焼きをレジーナに渡そうとした。
あたしは、慌てて屋台のおじさんとレジーナの間に立った。
「ちょっと待って、レジーナ!
たこ焼きの屋台のおじさんに何をしたの?」
あたしは、慌ててレジーナがたこ焼きを貰うのを止めると何をしたのか質問をした。
「何っておじさんの心を少しいじっただけだよ」
レジーナは、悪い事をしたと思ってないように当たり前のように話した。
「心をいじったって……
そんな事をしたら駄目だよ、レジーナ!」
あたしは、レジーナの肩を触り真剣な表情でレジーナを見つめた。
「マナ、どうしてなの?
普通に頼んでも聞いてくれないおじさんが悪いだもん」
レジーナは、ほっぺたを膨らませて不機嫌そうに話した。
「とにかくおじさんを正気に戻してよ。
たこ焼きは、あたしが買ってあげるからね」
あたしは、なんとかレジーナの機嫌を取るように優しくレジーナに言い聞かせるように話した。。
「む〜〜〜解ったよ、マナ……」
レジーナは、納得がいかないようだった。
でもあたしの頼みだからと仕方がなさそうに小さく頷いた。
そしてレジーナは、指をぱちんと鳴らした。
「はっ……!?
俺は、今まで何をしていたんだ……?」
おじさんは、正気に返ると辺りを少し見渡して自分のおかれている状況が解らないようだった。
「すいません、たこ焼きを一つ下さい」
あたしは、ポケットから財布を出して屋台のおじさんに話かけた。
「あっ、は、はい、五百円になります」
屋台のおじさんは、気を取り直したように頷いてたこ焼きの値段を述べた。
「はい、細かくなってごめんなさい」
あたしは、百円玉を五枚おじさんに渡した。
おじさんは、五百円を受け取ると五百円をレジに入れた。
おじさんは、紙のお皿を取りたこ焼きを六個乗せた。
おじさんからたこ焼きを乗せたお皿を受け取った。
「はい、レジーナ」
あたしは、レジーナの方に、たこ焼きを向けた。
「マナがたこ焼きを食べさせてよ」
レジーナは、あたしに甘えるように上目遣いであたしを見つめておねだりをした。
「もうレジーナは、甘えん坊さんだね……
熱いから気を付けてね、レジーナ」
あたしは、たこ焼きを爪楊枝で摘まんだ。
「はい、レジーナ、あ〜〜〜〜ん……」
あたしは、たこ焼きをレジーナの口元に持って来た。
「あ〜〜〜〜ん……」
レジーナは、あたしが向けたたこ焼きを一口で食べた。
「熱い〜〜〜〜〜〜!?」
レジーナは、たこ焼きの熱さにたまらずたこ焼きを落とそうとした。
「レジーナ、大丈夫!?」
あたしは、百円玉を屋台のおじさんに渡してお茶の会計をすませた。
それから屋台に売っていたお茶のペットボトルを掴むとレジーナに渡した。
「レジーナ、はい、早く飲んでよ」
レジーナは、お茶を一気に飲み干した。
「う〜〜〜〜まだ舌がひりひりする……」
レジーナは、涙目でベロを出した。
「レジーナ、舌を見せてよ」
あたしは、レジーナの顔を心配そうに覗き込んだ。
「べ〜〜〜……」
レジーナは、口を開けて舌を前に出した。
あたしは、レジーナの舌をじっくりと見つめた。
レジーナの舌は、少し赤くなってたけれども火傷はしてないようだった。
「本当に良かった……
火傷は、してないみたいだね……
ごめんね、レジーナ。
今度は、火傷しないように冷ますからね」
あたしは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
たこ焼きに息を吹きかけて熱を冷ました。
「ふ〜〜〜……ふ〜〜〜〜……
はい、レジーナ、今度は、大丈夫だと思うよ」
あたしは、たこ焼きをレジーナに向けた。
「あ〜〜〜ん……」
レジーナは、たこ焼きを一つ丸ごと食べた。
「ん〜〜〜〜〜このたこ焼き凄く美味しいよ〜〜」
レジーナは、幸せそうに自分の頬を触った。
「たこ焼きは、美味しいでしょう、レジーナ」
あたしは、レジーナがたこ焼きを食べて幸せそうに微笑んだのを見て嬉しそうにニコニコしながらレジーナを見つめた。
「うん、凄く美味しいよ、マナ!」
レジーナは、大きく頷いてニッコリと笑った。
「あれ、マナは、たこ焼きを食べないの?」
レジーナは、あたしがたこ焼きを食べていないことに気が付いた。
そしてきょとんと首を傾げた。
「うん、あたしもたこ焼きを食べるよ」
あたしは、小さく頷いてたこ焼きを食べる事を伝えた。
「ならあたしがたこ焼きを食べさせてあげるね!」
レジーナは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
「ふ〜〜〜ふ〜〜〜〜〜……
はい、マナ、あ〜〜〜〜〜〜〜ん……」
レジーナは、たこ焼きに息をかけて熱を冷ました。
あたしの方にたこ焼きを向けた。
「あ〜〜〜〜〜〜ん……」
あたしは、たこ焼きを一口で食べた。
「たこ焼きは、美味しい、マナ?」
レジーナは、あたしがたこ焼きを食べたのをニコニコしながら見つめた。
「うん、凄く美味しいよ、レジーナ。
次は、あたしがたこ焼きを食べさせてあげるね」
あたしは、小さく頷いてたこ焼きが美味しい事を伝えた。
あたしは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
「ふ〜〜〜ふ〜〜〜〜……
はい、レジーナ、あ〜〜〜〜〜ん……」
あたしは、たこ焼きに息をかけてたこ焼きの熱を冷ました。
あたしは、たこ焼きをレジーナの方に向けた。
「あ〜〜〜〜〜〜ん……」
レジーナは、たこ焼きを一口で食べた。
「う〜〜〜〜ん、やっぱりたこ焼きは、美味しい〜〜〜〜〜〜」
レジーナは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
「ふ〜〜〜、ふ〜〜〜……
はい、マナ、あ〜〜〜〜ん……」
レジーナは、たこ焼きに息をかけてたこ焼きの熱を冷ました。
そしてたこ焼きをあたしの方に向けた。
「あ〜〜〜〜ん……」
あたしは、たこ焼きを一口で食べた。
「うん、やっぱりたこ焼きは、美味しいよね。
ふ〜〜〜ふ〜〜〜〜……
レジーナ、はい、あ〜〜〜ん……」
あたしは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
それからたこ焼きに息をかけて熱を冷ました。
そしてたこ焼きをレジーナの方に向けた。
「あ〜〜〜〜〜ん……」
レジーナは、たこ焼きを一口で食べた。
「んん〜〜〜〜〜、美味しい〜〜〜〜。
ふ〜〜〜〜〜ふ〜〜〜〜〜〜。
はい、マナ、あ〜〜〜〜ん」
レジーナは、爪楊枝でたこ焼きを摘まんだ。
たこ焼きに息をかけて熱を冷ました。
それからたこ焼きをあたしの方に向けた。
「あ〜〜〜〜〜〜〜ん……」
あたしは、たこ焼きを一口で食べた。
「やっぱりたこ焼きは、美味しい〜〜〜〜。
次は、あたしがって……もうたこ焼きがないや。
ん〜〜〜〜〜美味しかった」
あたしは、たこ焼きの紙の皿をゴミ箱に捨てた。
そしてレジーナの方に向いた。
「あはは〜〜〜〜〜〜。
マナ、ほっぺたにソースがついてるよ」
レジーナは、あたしの顔を見つめながら大声で笑った。
「えっ、何処なの?」
あたしは、慌ててほっぺたについているソースをハンカチで拭き取ろうとした。
「ソースが取れた?」
あたしは、ハンカチでほっぺたを拭くとレジーナの方を向けた。
「うんん、まだついてるよ。
マナ、じっとしていてね。
あたしが、拭いてあげるからね」
レジーナは、あたしの右のほっぺたについているソースを舐めて拭こうとした。
「ひゃん!?
もうこそばゆいよ、レジーナ」
あたしは、レジーナに右のほっぺたを舐められると少しだけ悲鳴をあげた。
それからこそばゆそうに体を少しだけ震わせた。
「うん、ソースが取れたよ、マナ」
レジーナは、あたしのほっぺたについているソースを舐めて拭き取った。
それから満足したようにあたしから離れると自分の親指を舐めた。
「ありがとう、レジーナ。
でもレジーナのほっぺたにもソースがついているよ」
あたしは、レジーナを顔を覗き込んでレジーナのほっぺたに付いているソースを見つめた。
。
「えっ、本当に!?
ならマナもあたしと同じやり方でソースを拭いてよ」
レジーナは、あたしに甘えるように上目遣いであたしを見つめた。
「もうレジーナは、甘えん坊だね。
うん、良いよ。
レジーナと同じやり方で拭いてあげるね」
あたしは、レジーナの左のほっぺたについているソースを舐めて拭いた。
「ひゃん!?
もうマナたらこそばゆいよ〜〜〜〜」
レジーナは、あたしにほっぺたを舐められるとこそばゆそうに体を震わせた。
「ほら、そんなに体を動かないの。
うん、ソースが取れたよ、レジーナ」
あたしは、レジーナのほっぺたに付いているソースを舐めて拭き取った。
それから満足そうにレジーナから離れた。
「ありがとう、マナ!
あっ、まだソースがついているよ」
レジーナは、じっとあたしのソースが付いているところを見つめた。
「えっ、何処なの?」
あたしは、まさかまだソースが付いていると思わずに驚いてソースの付いているところを質問した。
「ここだよ、マナ。」
レジーナは、悪戯っぽく微笑んだ。
そしてレジーナは、あたしの口を舐めるようにあたしの口にキスをした。
「んん〜〜〜〜〜!?」
あたしは、レジーナがあまりにも激しいキスだったので苦しそうにした。
「拭けたよ、マナ」
レジーナは、当たり前の事をしたように普通に話した。
「レ、レジーナ、今、何をしたの!?」
あたしは、慌てたように顔を赤らめて体を震わせながらレジーナを見つめた。
「何ってマナの口をあたしの舌で拭いただけだよ」
レジーナは、何故そんなことを私が聞いたか解らずにきょとんとしながら話した。
「で、でもこれってあきらかにレジーナとキスをした事になるよね」
私は、顔を赤らめてキスのところだけ小言で話すと口ごもった。
「あっ!?
そう言えばそうだね!」
レジーナは、今気づいたように大声で驚いた。
「レジーナ、気がついてなかったの?」
あたしは、レジーナがあまりにも驚いたのを見て呆れたようにレジーナを見つめた。
「うん、でもマナの唇は、凄く柔らかったよ」
レジーナは、大きく頷いて嬉しそうに話した。
「もうレジーナったらいきなり何を言うのよ……
でもレジーナの唇も柔らかったよ……」
あたしは、顔を赤らめながらレジーナを見つめち。
そして恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。
「そう言えばあたしは、口にキスしたの初めてだったんだよね……
マナは、どうなの?」
レジーナは、恥ずかしそうに顔を赤らめて上目遣いで見つめた。
そしてあたしがファーストキスなのか答えが気になるようだった。
「あたしも初めてのファーストキスだよ……」
あたしは、レジーナとファーストキスをしたのだと考えると恥ずかしそうにはにかんだ笑みを浮かべた。
「それならあたし達は、お互いにファースストキスだったんだね」
レジーナは、両手を広げてあたしとのファーストキスが嬉しそうに微笑んだ。
「そ、そうだね……」
あたしは、あらためレジーナとキスをした事が恥ずかしくてたどたどしく答えた。
「えへへ〜〜〜〜、マナとファーストキス、マナとファーストキス、マナとファーストキス」
レジーナは、嬉しそうに歌いながらあたしの周りを歩き回った。
「もうレジーナたらそんなに連呼しないでよ……」
あたしは、あまりにもレジーナがキスを連呼する物だから顔がトマトのように真っ赤になった。
「えっ、何で連呼したら駄目なの?」
レジーナは、何で連呼したら駄目なのか解らずにきょとんと首を傾げた。
「だってレジーナがキスを連呼するね。
レジーナとキスをしたと再確認させられるからだよ。
改めてそんなことを考えるとこっちが恥ずかしくなるよ……」
あたしは、恥ずかしそうに顔を赤らめて俯きながら述べた。
「う〜〜〜ん、だったらマナからキスしてよ。
そしたらキスを連呼するの止めてあげても良いよ」
レジーナは、自分の唇を人差し指で触り悪戯ぽく微笑えんだ。
「えっ!?
わ、解ったよ。
レジーナとキスするからこれ以上は連呼しないでよ……」
あたしがレジーナの言うことを聞かなかったら何かしそうに思えた。
だからレジーナとキスをする事にした。
「うん。キスをしてくれたら連呼しないよ。
だから早くあたしにキスしてよ。
ほら、早く早く、マナ」
レジーナは、目を瞑り唇をあたしの方に向けた。
「うっ……少しだけだよ、レジーナ……」
あたしは、レジーナの唇に軽くキスをした。
「レジーナ、これで満足?」
あたしは、レジーナにキスをしたのが恥ずかしくて顔を赤らめて上目遣いで見つめた。
「うん、あたしは、満足だよ。
もうキスの連呼はしないは、しないから安心して良いよ。
でもやっぱりマナは、特別だな」
レジーナは、大きく頷いて嬉しそうにニコニコしながら両手を広げた。
「レジーナ、いきなりどうしたの?」
あたしは、レジーナに突然特別と言われると不思議そうに首を傾げた。
「だってマナと一緒に居ると胸がドキドキするだよ。
それにキスしたくなるのもマナだけだもん」
レジーナは、後ろで腕を組んであたしの顔を覗き込むように見つめた。
「あたしもレジーナとそばにいると胸がドキドキするよ。
それにキスしたいと思うのは、レジーナだけだよ」
あたしは、顔を赤らめて照れを隠すように人差し指で自分のほっぺたをかいた。
「えへへ〜〜〜〜〜マナもなんだね。
ねえ、マナ……」
レジーナは、嬉しそうにニコニコしながらあたしの顔を間近で見つめた。
「ど、どうしたの、レジーナ?」
あたしは、レジーナに顔を近づけられると戸惑いながらレジーナを見つめた。
「大好きだよ、マナ」
レジーナは、あたしのほっぺたにキスをしてきた。
「ひゃん!?
もうレジーナは、いきなりすぎるよ……」
あたしは、レジーナにほっぺたにキスをされると悲鳴をあげた。
でもレジーナらしくて仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
「もう満足だから今日は、帰るね。
バイバイ、マナ。
またデートしてあげる、マナ」
レジーナは、あたしの方に投げキスをした。
それからレジーナは、宙に浮くと姿が消えた。
「レジーナは、本当に嵐みたいな子だな……
でも嫌な気がしないから不思議なんだよね……」
あたしは、しみじみと呟いた。
あたしは、次にレジーナに会えるのを楽しみで仕方がなかった。
レジーナの事を考えながらレジーナが消えた方向を見つめた。
〜つづく〜
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.8 )
- 日時: 2018/05/25 16:59
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
これは、ドキドキプリキュアの百合の小説です。
この話は、剣崎 真琴の視点で書かれています。
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第五話☆
最近のマナは、レジーナの事ばかり考えてる。
レジーナは、ジコチューで敵だ。
それなのにレジーナの事を考えているマナの考えが解らない。
「難しい顔をしてどうしたの?
何か考え事をしていたの?」
ダビィが人間の女性の姿に変身していて背広を着ていた。
ダビィが私の態度に違和感を感じて質問をした。
「……何でもないわ、ダビィ」
私は、不機嫌そうにむすっとしながら話した。
「真琴の考えてる事を当ててあげましょうか?
ずばりレジーナとマナの事よね」
ダビィは、私の心を覗き込むようにじっと私を見つめた。
「……ええ、その通りよ。
ダビィに隠し事は出来ないわね……。
最近のマナの考えてる事が解らないわ。
レジーナは、ジコチューで私達の敵なのよ。
それなのにマナがなんであんなにもレジーナの事を気に掛けるか解らないのよ……」
私は、自分の感情を何処にぶつけたら良いのか解らずに少しだけ俯いた。
「くすっ……真琴は、レジーナに嫉妬しているのね……」
ダビィは、私の態度が可笑しそうにクスって笑った。
「全然違うわよ!
何で私がレジーナに嫉妬しないといけないのよ!!」
私は、図星を指されてむかっとして大声で叫んだ。
「まあ、真琴の気持ちも解るわ」
ダビィは、仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
「だから嫉妬してないって言ってるでしょう!」
私は、嫉妬の事を言われたと思い大声を出して否定した。
「嫉妬の事ではないわよ。
レジーナは、トランプ王国を滅ぼしたジコチューの仲間だものね。
しかもキングジコチューの娘だと言うからなおさらよね」
ダビィは、私の気持ちを理解するように優しく話した。
「そうなのよ。
レジーナは、滅ぼさないといけない敵なのよ。
それなのにマナがレジーナと仲良くするなんて私は、信じられないわよ……」
私は、ジコチューに滅ぼされたトランプ王国を思い出して辛そうに俯いた。
「でも私は、マナの気持ちも解るのよね……
レジーナは、他のジコチューと違う感じがするもの……」
ダビィは、レジーナの事を思い出して自分の口元を押さえて自分の思っている事を伝えた。
「ダビィまでマナと同じ事を言うの?
まさかダビィもレジーナの味方だと言うんでは、ないでしょうね」
私は、不機嫌そうにじと〜とダビィを見つめた。
「あら、私は、いつでも真琴の味方よ」
ダビィは、きょとんとしながら私を見つめた。
「それなら良いのよ。
とにかくレジーナが私達の敵なのは、変わらないわよ」
私は、ダビィの言葉を聞いて満足そうに頷いた。
でも私の考えを変える事がない事を伝えた。
「クスっ、真琴は、本当に頑固よね」
ダビィは、私の言葉を聞いて楽しそうにクスクスと笑った。
「噂すれば影ね。
ありす達が来たみたいよ……」
ダビィは、スタジオの入り口の方を向いた。
私もダビィが振り向いた方を向いた。
ありす達がこちらの方に手を振りこちらの方に近づいてきた。
「真琴、ご苦労様。
これはマナから差し入れのオムライスよ」
六花は、オムライスが入った弁当箱を私に見せた。
「ありがとう、六花。
それで肝心のマナの姿が見えないみたいね。
マナは、どうしたの?」
私は、六花からオムライスの入った弁当箱を受け取った。
私は、マナを探して軽く周りを見渡した。
「それは、その……マナの事なんだけれどもね……
マナに急な用事が出来て来れなくなったのよ」
六花は、何かを誤魔化すように挙動不審になりながら述べた。
「……マナは、レジーナの所ね」
私は、六花の隠している事を確認するかのようにじと〜と六花を見つめた。
「それは、その……」
六花は、マナの所在を言い当てられると気まずさそうに私から視線をそらした。
「私は、最近マナの考えてる事が解らないわ。
マナは、何であんなにレジーナの事を気にするのよ……」
私は、マナがレジーナに構っているのが許せなくて悔しそうに俯いた。
「それは、多分レジーナがマナの運命の相手かもしれないからと思うよ」
六花は、マナの事を思い浮かべて優しく微笑んだ。
「運命の相手ってそれは、正気なの?
レジーナは、ジコチューで敵なのよ」
私は、絶句したように驚いて六花を見つめた。
「そうですわね……
確かにレジーナさんは、ジコチューで敵かもしれませんわ。
でもマナちゃんは、その事を気にしていないみたいですわ。
それに何よりもマナちゃんは、レジーナさんに恋してるもの……
だからマナちゃんの事を応援したいと思いますわ。
でも肝心なマナちゃんは、自分の気持ちに気づいてはいないみたいですわ……」
ありすは、レジーナとマナの事を思い浮かべ優しそうにやんわりと微笑んだ。
「レジーナに恋だなんてますますマナの事が解らなくなったわ……」
私は、ありすのマナがレジーナに恋してる言葉を聞いて信じられなさそうに戸惑いながらありすを見つめた。
「真琴は、マナの事が嫌い?」
六花は、私にマナの事をどう思っているのか優しく質問をした。
「誰もマナの事が嫌いとは、言ってないわよ!」
私は、マナを嫌いになれるわけがないと思い声をあげてマナに対する気持ちを伝えた。
「それならばマナの作ったオムライスを食べてくれるわよね。
このオムライスには、マナの気持ちが詰まってるのよ……」
六花は、真剣な表情で私を見つめてオムライスを食べてほしい事を伝えた。
「……解ったわ。
マナの作ったオムライスを食べるわ……」
私は、大きな弁当箱を開けるとオムライスが入っていた。
オムライスの上にケチャップでまこぴー、大好きって書かれていた。
「マナらしいわね……
解ったわ……
マナの事を信じてみるわね……」
私は、このオムライスからマナが私の思う気持ちが伝わってきた。
マナの事を思い出して優しく微笑んだ。
私は、スプーンでオムライスをすくうと口に入れた。
「オムライスが美味しいわ……」
私は、オムライスを食べてしみじみと呟いた。
「美味しくて当然よ。
マナは、料理を作る腕前がプロ級なんだからね」
六花は、自分の腰に両手を当てて自分の事のようにマナの料理の腕前を自慢した。
「でもレジーナの事は、やっぱり信じられないわ……」
私は、スプーンを弁当箱の上に置いて六花を見つめた。
「今は、それでいいよ。
でもいずれ真琴もレジーナの事を理解する時が来るはずよ」
六花は、私の言葉を否定するのではなくて私の気持ちを認めて優しく話した。
「でも何故なの……?」
私は、六花の気持ちが解らなくて六花に質問をした。
「えっ、何がなの?」
六花は、私の言いたい事が解らずにきょとんと首を傾げた。
「マナが本当にレジーナの事が好きだとするわね。
それならば六花にとってレジーナは、邪魔のはずよ。
だって六花は、マナの事が好きなんでしょう……」
私は、真剣な表情で六花の目と私の目で見つめ合って述べた。
「確かにマナの事は、好きよ。
好きだからこそマナには、幸せになってほしいのよ。
真琴もマナの事が好きよね?」
六花は、マナの事を思い浮かべて優しく微笑み私を生暖かく見つめた。
「えっ、私がマナの事が好き!?
な、何をいきなり言うのよ、六花!!」
私は、図星を言い当てられて慌てて顔をトマトのように真っ赤にして六花を見つめた。
「私もマナの事が好きなのよ。
だからマナの事が好きな人は、なんとなく解るのよ」
六花は、私の心の中を覗き込むようにじっと私を見つめた。
「うぅ……」
私は、六花に図星を言い当てられてじっと見つめられると言い返せなくなり顔を赤らめて俯いた。
「だから真琴がレジーナに嫉妬した気持ちも解るのよね。
私もレジーナに嫉妬したもの……」
六花は、困ったように苦笑いを浮かべた。
「六花でも嫉妬するのね」
私は、驚いたように六花を見つめた。
「私は、清純君子でないのよ。
だから嫉妬くらいするわよ」
六花は、困ったように自分のほっぺたを人差し指でかいた。
「だったら何故なの?」
私は、六花の考えが解らなくて戸惑いながら六花を見つめた。
「私は、マナにとって自慢の親友でいたいのよ。
それが大きな理由かな?」
六花は、照れ笑いを浮かべながら述べた。
でも六花の目には、これだけは譲らないって言う心の強い意志を感じた。
「六花には、叶わないわね……
私は、六花みたいになれないわ。
でも私もマナの自慢の親友でいたいと思うわ……」
私は、マナの事を思い出して私もマナの自慢な友達でいたいと心の底から思った。
「真琴だったらマナの自慢の親友になれるはずよ……」
六花は、私の事を理解しているように優しく微笑んだ。
「そうだと良いと心の底から思うわ……」
私は、しみじみと呟いた。
私は、スプーンでオムライスをすくうとオムライスを食べた。
「本当にマナのオムライスって美味しいわね……
六花もマナのオムライスを味見してみない?」
私は、スプーンでオムライスをすくうと六花の方に向けた。
「ありがとう、ならば少し食べさせてもらうね」
六花は、私がスプーンですくって向けたオムライスを食べた。
「う〜〜〜ん、やっぱりマナのオムライスは美味しい」
六花は、オムライスを食べて幸せそうに微笑んだ。
「ありすもマナのオムライスを食べてみない?」
私は、オムライスをスプーンですくうとありすの方にオムライスを向けた。
「ありがとうございます、真琴さん。
では、マナちゃんのオムライスをいただきますわ」
ありすは、私がスプーンですくって向けたオムライスを食べた。
「うふふ、マナちゃんのオムライスは、美味しいですわ。
美味し過ぎてほっぺたが落ちてしまいそうだわ」
ありすは、マナのオムライスがあんまりにも美味しくて幸せそうにやんわりと微笑んだ。
「せっかくだからマナのオムライスを三人で分けて食べましょう」
私は、一人でマナのオムライスを全て食べるのが勿体ないと思い三人食べる事を提案した。
「私達も食べて良いの?
このオムライスは、マナが真琴の為に作った物なのよ」
六花は、マナのオムライスを食べたいと思った。
でもその反面自分も食べて良いのか解らなくてオムライスを食べて良いのか質問をした。
「もちろん食べても構わないわよ。
三人で分けて食べた方が美味しいもの。
それに皆で食べた方がマナも喜ぶはずよ」
私は、マナならばオムライスを独り占めするよりも皆で食べた方が喜ぶと考えた。
「それならば真琴のお言葉に甘えるね」
六花は、私の言葉を聞いて六花もマナならばそう言うと思った。
「ありがとうございますわ、真琴さん。
確かに真琴さんと六花ちゃんと三人で食べた方が美味しいですものね」
ありすもマナや六花や私のことを考えて皆で食べた方が良いと思った。
それからマナのオムライスを私達三人で分けて食べた。
レジーナの事を信じる事は、まだできない。
マナの最高の親友でいられるように色々と努力をしようと思った。
〜つづく〜
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.9 )
- 日時: 2018/05/25 17:09
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
これは、ドキドキプリキュアの百合の小説です
この話は、相田 マナの視点で書かれています
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第六話☆
久しぶりにまこぴーの仕事が休みになった。
だからお兄さんの家にあたしとまこぴーと六花とありすの四人で集まる事にした。
お兄さんって言うのは、あたしと六花とありすにプリキュアに変身するアイテムをくれた人だ。
そして赤ちゃんのアイちゃんが生まれた卵を持っていたりと謎が多い人だ。
「ごめんね、少し遅くなったよ」
あたしは、お兄さんの部屋に入るとありすと六花は、もう来ていて椅子に座っていた。
だからあたしは、両手を合わせてありす達に謝った
「うんん、私とありすも今来たところだから気にする事はないよ。
それから真琴は少し遅るって言っていたよ」
六花は、軽く首を横に振り今来た事を伝えるとまこぴーは、少しだけ遅れる事を言った。
「それでお兄さんは?」
あたしは、この家の主のお兄さんの姿が見えなくて軽く周りを見渡した。
「お兄さんは、少し用事が出来たから出かけてくるって言っていたよ。
それからアイちゃんの事を宜しくとも言っていたのよね」
六花は、ゆりかごで眠っているアイちゃんの方を向きながら述べた。
「そうだったんだ。
でもお兄さんって普段は、何をしている人なのかな?」
あたしは、お兄さんの事が何も知らない事に気がついて六花達に聞いてみた。
「私もお兄さんが何をしているのか解らないよ。
お兄さんに聞いても話をはぐらかして教えてくれないのよね」
六花は、お兄さんの事を思い出して苦笑いを浮かべた。
「それでアイちゃんは?」
あたしは、アイちゃんがどうしているのか気になり質問をした。
「アイちゃんは、静かに眠っていますわ」
ありすは、アイちゃんの眠っているゆりかごの中を覗き込みながら述べた。
「ならアイちゃんを起こさないように静かにしないといけないよね」
あたしは、右手の人差し指を立てて口元を押さえて静かにしなさいのポーズを取った。
「ごめんなさい、急の仕事が入って少し来るのが遅くなったわ」
声がした方を向くと部屋の入り口にまこぴーが立っていた。
まこぴーは、こちらの方に急いで近づいてきた。
「まこぴ〜〜〜〜、会いたかったよ!!」
あたしは、まこぴーに会えたのが嬉しくてまこぴーに抱き着こうとした。
でもまこぴーは、あたしが抱き着くのを避けた。
「本当にそうなの?
マナは、私よりもあの子……レジーナの方が大事じゃないの?」
まこぴーは、冷めた眼差しでじと〜とあたしを見つめた。
「そんなのまこぴーもレジーナと同じくらい大事だよ。
だからどちらが大事なんて選べないよ」
あたしは、大きく首を横に振りどちらも選べない事を伝えた。
「真琴は、レジーナに嫉妬してるだけダビィ」
妖精のダビィがあたしとまこぴーの間に立った。
「ちょっと、ダビィ!?」
まこぴーは、慌ててダビィに両手の伸ばしてダビィを捕まえようとした。
「最近真琴は、マナがレジーナの事を構ってばかりで寂しいと思ってるダビィ」
ダビィは、まこぴーの両手を軽々と避けると話を続けた。
「もう止めてよ、ダビィ!!」
まこぴーは、顔を真っ赤にしてダビィを捕まえようとした。
「でもマナに会えて嬉しいと思ってるダビィ」
ダビィは、言いたい事を言い終わると満足したようにまこぴーに捕まった。
「もうダビィのバカ、バカ、バカ〜〜〜」
まこぴーは、涙目になりながらダビィをポカポカ叩いた。
「まこぴー、ダビィの言っていた事は、本当なの?」
あたしは、まこぴーがあたしの事を思っていることが解ると嬉しそうにニコニコしながらまこぴーに近づいた。
「ち、違うのよ、マナ」
まこぴーは、顔を赤らめて慌てたようにおどおどしながらあたしを見つめた。
「えっ、じゃあ、まこぴーは、あたしの事なんか嫌いなんだね……」
あたしは、少しだけ寂しそうにまこぴーを見つめた。
「マナの事は、き、嫌いじゃないよ……」
まこぴーは、顔を赤らめながら小声で呟いた。
「それなら好きって事だよね。
あたしの事が好きだなんて嬉しいな〜〜〜」
あたしは、嬉しそうにニコニコしながらまこぴーの顔を覗き込むようにまこぴーをを見つめた。
「うっ……」
まこぴーは、あたしに本当の事を言われて恥ずかしそうに顔を赤らめて俯いた。
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.10 )
- 日時: 2018/05/25 17:10
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
「やっほ〜〜〜〜、マナ、また遊ぼう」
声をした方を振り向くと部屋の入り口にレジーナが立っていた。
「あっ、レジーナ!!
またレジーナに会えるなんて嬉しいな」
あたしは、レジーナに会えたのが嬉しくてニコニコしながらレジーナに近づこうとした。
「……レジーナ、何しに来たのよ?」
まこぴーは、あたしがレジーナに近寄る前にあたしとレジーナの間に立った。
「あなたなんかお呼びではないのよ。
あたしは、マナの友達なのよ。
友達に会いに来るのに理由が必要なわけ?」
レジーナは、不機嫌そうにまこぴーを睨んだ。
「友達って前にマナがレジーナに言った事よね。
マナの言った戯言を信じるなんてどうかしてるわよ」
まこぴーは、両腕を組んでため息を吐くとレジーナを睨んだ。
「ねえ、あなたは、マナとキスをした事があるの?」
レジーナは、意地悪ぽくニヤニヤしながらまこぴーを見つめた。
「キ、キスっていきなり何なのよ」
まこぴーは、レジーナのキスって言葉を聞いて顔を赤らめて挙動不審になりながらレジーナを見つめた。
「ヘ〜〜〜マナとキスをした事が無いんだ」
レジーナは、まこぴーがあたしとキスをしたことがないと解ると勝ち誇ったようにニヤニヤと笑った。
「そんなのキスをしたことがあるわけないでしょう。
普通は、友達とキスなんかしないものよ!」
まこぴーは、顔を真っ赤にして照れを隠すように大声で叫んだ。
「なんだやっぱりマナとキスをした事がないんだ。
あたしは、マナとキスをした事があるんだよね」
レジーナは、勝ち誇ったように両腕を組んでまこぴーを上から目線で見つめた。
「ちょ、ちょっと、レジーナ!?」
あたしは、まさかレジーナにキスの事を言われると思っていなくて慌ててレジーナに近寄ろうとした。
「えっ!?」
レジーナの爆弾発言を聞いて六花が立ち上がり声をあげて驚いた。
「あらあら、もうマナちゃんとレジーナさんは、キスをしていたのですね」
ありすは、あたしとレジーナがキスをしたことを聞いても驚いたような素振りを見せなかった。
それどころかあたしとレジーナがキスをしたのが当たり前のように思っていたみたいだった。
「ちょっと、マナ、どういう事よ!?」
まこぴーは、信じられないようにあたしに詰め寄った。
「皆、落ち着いてよ
これには、色々と訳があるのよ」
あたしは、両手を前に出してまこぴー達を落ち着かそうとした。
「どういう理由で敵のレジーナとキスをする事になるのよ!!」
まこぴーは、ゆでたこのように顔を真っ赤にしてあたしに詰め寄った。
「え、えと……その……なりゆきかな……?」
あたしは、まこぴーにどう説明したら良いのか解らずに右手のほっぺたを触り可愛らしく首を傾げた。
「なりゆきって……は〜〜〜、呆れたわよ……」
まこぴーは、あたしの態度を見て仕方がなさそうに深くため息を吐いた。
「ごめん、まこぴー、そんなに怒らないでよ〜〜」
あたしは、両手を合わせて涙目でまこぴーに謝った。
「怒ってなんかないわよ……」
まこぴーは、あたしの態度を見て怒るのもばからしくなり仕方がなさそうにあたしを見つめた。
でもまこぴーは、レジーナの勝ち誇った笑みに気がついて不機嫌そうにレジーナを見つめた。
「何よ、レジーナ……」
まこぴーは、不機嫌そうにレジーナを見つめた。
「真琴は、マナとキスをした事が無いなんて遅れてる〜〜〜〜」
レジーナは、まこぴーをからかうように自分の体を左右に揺らした。
「そんなの普通ないわよ!
レジーナとマナが特殊なのよ!」
まこぴーは、レジーナのからかう態度に腹を立ててレジーナを睨んだ。
「ふ〜〜〜〜ん、負け犬の遠吠えよね」
レジーナは、勝ち誇ったようにまこぴーを見つめた。
「誰が負け犬よ!」
まこぴーは、レジーナの勝ち誇った態度を見てさらに腹を立ててレジーナに向かって叫んだ。
「負け犬じゃなかったら何なの?」
レジーナは、さらにまこぴーを挑発するようにまこぴーを見つめた。
「くっ、レジーナ、私と戦いなさい!いずれジコチューのあなたと決着をつけないといけないと思ってたのよ!
ダビィ、行くわよ!」
まこぴーは、タビイの方を向いて戦う準備をする事を命令した。
「ま、待って、まこぴー!」
あたしは、これ以上ほっといたら本当にレジーナと戦うと思った。
たがらまこぴーとレジーナの間に立った。
「マナ、止めても無駄よ。
いずれジコチューのレジーナと決着をつけないといけない事なのよ」
まこぴーは、あたしを睨んで今にも戦う勢いだった。
「そんなの真琴と戦うのは、嫌よ。
だって戦うのなんかめんどくさいもん」
レジーナは、宙に浮くと面倒くさそうに足を組んだ。
「ジコチューは、ジコチューらしく戦いなさよ!」
まこぴーは、レジーナを睨むように見上げた。
「そんなのあたしには、関係ないもん」
レジーナは、興味なさそうに腕を組んで横を向いた。
「良いから私と戦いなさい!!」
まこぴーは、レジーナの態度に腹を立ててさらに大声をあげた。
「まこぴー、そんなに大声出したら駄目だよ。
アイちゃんが起きちゃうよ」
あたしは、まこぴーの前に立ってまこぴーをなだめようとした。
「ふぇん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
アイちゃんがまこぴーの大声で起きると泣き声をあげた。
「ほら、アイちゃんが起きたじゃない……」
あたしは、アイちゃんを抱き上げると優しく左右に揺らしてアイちゃんの機嫌をとろうとした。
「ご、ごめんなさい、マナ……」
まこぴーは、自分の態度を反省してあたしに謝った。
「わ〜〜〜〜〜可愛らしい赤ちゃんだね〜〜〜
マナ、あたしにも抱っこさせてよ」
レジーナは、目をキラキラさせながらアイちゃんを見つめた。
「うん、抱っこしても良いよ。
そのかわりに優しく抱っこしてあげてね」
あたしは、レジーナの側に近づいてアイちゃんを渡す準備をした。
「うん、優しく抱っこするね、マナ」
レジーナは、あたしからアイちゃんを受け取るとアイちゃんを優しく抱きしめた。
「ねえ、マナ、この子の名前は、何て言うの?」
レジーナは、アイちゃんを抱きしめながらあたしの方を向いた。
「名前は、アイちゃんだよ」
あたしは、レジーナが抱えているアイちゃんのほっぺたを軽く突っ突くように触った。
「アイちゃんて言うんだ。
アイちゃんって可愛いね」
レジーナは、アイちゃんを抱きかかえたまま優しく左右にゆらして軽くアイちゃんのほっぺたを突っついた。
「ふぇ〜〜〜〜〜ん」
レジーナがアイちゃんのほっぺたを突っ突くといきなり泣き出した。
「ど、どうしよう、マナ。
アイちゃんが泣き出しちゃったよ」
レジーナは、アイちゃんが泣き出したのを見てあたふたしながらマナを見つめた。
「この泣き方は、多分お腹がすいたんじゃないかな?
今からミルクを作るから少し待っていてね」
あたしは、アイちゃんの泣き顔を覗き込みながら述べると粉ミルクを作りに台所に向かった。
「うぅ……早くしてよ、マナ」
レジーナは、あたふたしながらアイちゃんを抱きかかえながら宙に浮いた。
それからブランコみたいにゆっくりと前後左右に動いた。
「お待たせ、レジーナ、ミルクが出来たよ」
あたしは、人肌に温めたミルクを入れた哺乳瓶をレジーナに渡そうとした。
「マナ、遅いよ、あたしを待たせすぎよ!」
レジーナは、怒ったようにあたしを少しだけ睨むとあたしから哺乳瓶を受け取った。
アイちゃんを抱えたままで揺れる椅子に座った。
レジーナは、哺乳瓶をアイちゃんの口に近づけるとミルクを飲みだした。
「わ〜〜〜アイちゃんがミルクを飲みだしたよ」
レジーナは、目をキラキラさせながらアイちゃんがミルクを飲むのを見つめた。
「アイちゃん、良く飲んでるね。
きっと凄くお腹がすいていたんだね」
あたしは、レジーナが抱き抱えているアイちゃんのほっぺたを軽く突っ突くように触った。
「ねえ、マナ、アイちゃんをあたしに頂戴よ」
レジーナは、アイちゃんを抱き抱えながら目をキラキラさせながらあたしを見つめた。
「頂戴ってアイちゃんは、物じゃないからあげられないよ」
あたしは、レジーナのアイちゃんがほしいて言う言葉を聞いて苦笑いを浮かべた。
「それじゃあ、マナとの赤ちゃんが欲しい!」
レジーナは、目をキラキラさせながらあたしを見つめてあたしの赤ちゃんがほしい事を伝えた。
「レ、レジーナいきなり何言うの!?」
あたしは、レジーナの爆弾発言を聞いて唾を剥ぎ出しそうになった。
「だってマナとの赤ちゃんが欲しいだもん」
レジーナは、ほっぺたを膨らませて上目遣いであたしを見つめた。
「レジーナ、赤ちゃんてどうやって作るか知ってるの?」
あたしは、顔を赤らめてレジーナに赤ちゃんの事を質問をした。
「赤ちゃんの作り方なんか知らないよ。
ねえ、マナ、赤ちゃんてどうやって作るの?」
レジーナは、キョトンと首を傾げて興味津々にあたしを見つめた。
「えっ!?
そ、それはあたしも解らないかな……」
あたしは、苦笑いを浮かべ知っているのを誤魔化すように自分のほっぺたを右手の人差し指でかくようにで触った。
「ふ〜〜〜ん、マナでも知らないんだ。
ねえ、六花達も知らないの?」
レジーナは、六花達の方を向いて赤ちゃんの事を質問した。
「えっ!?
私も知らないよ」
六花は、慌てたように顔を赤らめながら述べた。
「あらあら〜〜〜レジーナさんは、赤ちゃんの作り方が知りたいのですね」
ありすは、楽しそうにニコニコしながらレジーナを見つめた。
「ちょっとありすまさか本当にレジーナに赤ちゃんの作り方を教えるんじゃないよね」
六花は、顔を赤らめありすに詰め寄った。
「レジーナさんが結婚したらいずれ赤ちゃんができるものですわ」
ありすは、やんわりと微笑み赤ちゃんの作り方を伝えた。
「ほっ……」
六花は、ありすの説明を聞いて安心したように胸を撫で下ろした。
「なんでみんなレジーナに赤ちゃんの作り方を秘密にするのよ。
赤ちゃんってコウノトリが運んでくるものなんでしょう?」
まこぴーは、不思議そうにキョトンとしながら述べた。
「ま、まこぴー、それは、本気で言ってるの?」
六花は、まこぴーのとんでもない発言を聞いて戸惑いながらまこぴーを見つめた。
「だってダビィがそう言っていたわよ」
まこぴーは、なんでそんな事を聞いたのか解らずにキョトンとしていた。
あたしとありすと六花は、ダビィの方を向いた。
「……うちの真琴に余計な事を教えたら承知しないダビィ」
ダビィは、あたし達に余計な事を言わせないようの迫力の顔であたし達を見つめた。
「解ってるよ、ダビィ……」
六花は、純粋なまこぴーにこんな下品な事を教える訳には、いかずに小さく頷いた。
「ふあ〜〜〜〜〜〜〜……」
レジーナは、あくびをするとアイちゃんを抱えたままソファーに座り込んだ。
「眠いの、レジーナ?」
あたしは、レジーナの顔を覗き込んだ。
「うんん……眠くは、ない……よ…………」
レジーナは、ゆっくりと目を瞑ると眠ってしまった。
あたしは、レジーナの座った同じソファのレジーナの横に座った。
「くすっ、レジーナったら無邪気に眠ってるよ。
こうして見ていると可愛い普通の女の子にしか見えないのにね……」
あたしは、眠っているレジーナのほっぺたを軽く突っ突くと次にアイちゃんの頭を優しく撫でた。
ありすは、毛布を持ってきてレジーナとアイちゃんに毛布を掛けた。
「毛布を持ってきてくれてありがとう、ありす」
あたしは、ありすの方を向いてお礼を伝えた。
「うふふ、どういたしましてですわ。
レジーナさん、よく眠っていますわね。
それにレジーナの寝顔が可愛らしいです……」
ありすは、レジーナの眠顔を見つめながらクスリと笑った。
「こうして見ると可愛らしいだけの普通の女の子なのにね」
六花も優しく微笑みレジーナの寝顔を覗き込んだ。
「は〜〜〜……マナ達は、レジーナに騙されているわ……」
まこぴーは、軽くため息を吐いて冷たい眼差しであたし達を見つめた。
「まこぴーは、アイちゃんをあやしていた時のレジーナを見ていてもそれを言えるの?」
六花は、まこぴーの発言を聞いて少しだけため息を吐いてまこぴーを見つめた。
「そ、それは……」
まこぴーは、口ごもったように言葉を濁しながら俯いた。
「ほら、レジーナの事なんだからマナも何か言ったらどうなの?」
六花は、あたしの方を向いてレジーナの良いところを伝える事を伝えた。
「あたしからは、何も言えないよ。
まこぴーの気持ちも解るつもりだからね」
あたしは、困ったように苦笑いを浮かべて自分のほっぺたをかいた。
「マナに私の気持ちが解るって言うの?」
まこぴーは、あたしを攻めるようにじと〜とあたしを見つめた。
「少し違うかもしれないけれどもね。
あたしも小学生の時に大好きなお婆ちゃんが亡くなってるのよ……
お婆ちゃんが亡くなった時は、凄く悲しくてね。
何日も泣いて過ごして学校も休んだのよ。
でも六花とありすのおかげでお婆ちゃんの死から立ち直る事が出来たんだよ。
だから大切な人が居なくなる辛さは解ってるつもりだよ。
しかもレジーナは、トランプ王国を滅ぼしたキングジコチューの娘て言うから尚更だよね。
だからレジーナを信じてとは、言えないよ。
だからレジーナがどんな子なのか見ていてほしいの」
あたしは、真剣な表情でまこぴーを見つめた。
レジーナがどんな子なのか見ていてほしい事をお願いした。
「私は、レジーナがどんな子か見てるだけでいいの?」
まこぴーは、あたしの提案に意外そうで戸惑いながらあたしを見つめた。
「うん、レジーナがどんな子か見ていてくれるだけでいいよ」
あたしは、小さく頷いてまこぴーの言葉が間違いないと言うように自分の言いたい事を復唱した。
「……私って嫌な奴よね……
レジーナの事を何も知りもしないでレジーナを酷いふうに言うなんてね……
でもどうしてもレジーナの事を信じる事が出来ないの……」
まこぴーは、レジーナの事を受け入れられない自分が酷い奴だと思い辛そうに俯いた。
「まこぴーは、嫌な奴じゃないよ。
あたしは、まこぴーが優しくて良い子なのは知ってるよ。
だからまこぴーは、まこぴーのままでいてくれたらいいよ」
あたしは、まこぴーの頭を撫でるように触り優しく微笑んだ。
「ありがとう、マナ……
でもマナって間抜けって言うくらいにお人好しの馬鹿よね」
まこぴーは、あたしに頭を撫でられると気持ち良さそうにして満更でもなさそうに微笑んだ。
「まこぴーたら酷いな〜〜
あたしは、そこまで間抜けでないよ〜〜」
あたしは、ほっぺたを膨らませて不満をまこぴーに伝えた。
「私は、マナを褒めているつもりよ……
マナらしくて私は、そんなマナの事がが好きよ……」
まこぴーは、顔を赤らめて愛おしそうに微笑んだ。
「あっ!」
声をした方を向くとダビィが壁にかかっている振り子の時計の時間を見て慌てた。
ダビィは、直ぐに人間の女性のまこぴーのマネージャーの姿に変身した。
「真琴、次の仕事の時間よ」
ダビィは、慌ててお兄さんの家を出る準備をした。
「えっ、もうそんな時間だったの?」
まこぴーも慌ててお兄さんの家を出る準備をした。
「仕事って今日は、もうオフじゃなかったの?」
あたしは、出て行こうとするまこぴーを呼び止めようとした。
「本当は、ここに来る時間もなかったのよ。
でも真琴がどうしてもマナ達と逢いたいって言ったのよ。
だから無理を言って仕事の時間をずらしてもらったのよ」
タビイは、仕方がなさそうに苦笑いを浮かべて軽くまこぴーの方を向いた。
「そうだったんだね……
負担をかけてごめんね、まこぴー……」
あたしは、両手を合わせてまこぴーにすまなそうに謝った。
「マナが謝る事は、ないわよ。
私がマナ達にどうしても会いたかっただけだもの……」
まこぴーは、あたしが謝ったのを見て気にしなさそうに苦笑いを浮かべて軽く首を横に振った。
「ほら、真琴、もう時間が無いわよ」
ダビィは、部屋の入り口で振り返りまこぴーを急かさした。
「ええ、解った、ダビィ。
それじゃあ、もう行くね。
またね、マナ、ありす、六花」
まこぴーは、あたし達の方に右手を軽く振りあたし達に別れの挨拶をした。
「うん、またね、まこぴー、ダビィ」
あたしは、まこぴー達に右手を振ってまこぴー達に別れの挨拶をした。
「またね、ダビィ、真琴」
六花もまこぴー達に右手を振りまこぴー達に別れの挨拶をした。
「さよなら、真琴さん、ダビィちゃん」
ありすは、右手を軽く振りまこぴー達に別れの挨拶をした。
まこぴーは、一度あたし達を見渡して嬉しそうに微笑みダビィと一緒に部屋を出ていった。
「六花達も時間が遅いから帰った方が良いんじゃない。
あたしは、お兄さんが戻ってきたらレジーナを起こすよ。
それからあたしも自分の家に帰るからね」
あたしは、部屋の時計を見て時間を確認すると六花達の方を向いた。
「そうね……」
六花は、レジーナとマナを交互に見つめた。
六花は、次にありすと互いに見つめあうとありすと六花が軽く頷いた。
「なら私達は、先に帰るね。
マナ、レジーナと仲良くやりなさいよ」
六花は、軽くレジーナの寝顔を覗き込むとあたしの方を向いて意味ありげに微笑んだ。
「うふふ〜〜〜、マナちゃん。
アイちゃんとレジーナさんの事をお願いしますわね」
ありすは、アイちゃんとレジーナの順番に見つめた。
それからあたしの方を向いてやんわりと微笑んだ。
「ありす、六花、今日は、レジーナの事をかばってくれてありがとう。
気を付けて帰ってね。
またね、六花、ありす」
あたしは、ありすと六花の方に軽く右手を振って別れの挨拶をした。
「またね、マナ」
六花は、あたしの方に右手を振り別れの挨拶をした。
「さよなら、マナちゃん」
ありすもあたしの方に右手を軽く振り別れの挨拶をした。
あたしは、六花とアリスが部屋を出て行くのを見送った。
それからレジーナの寝顔を覗き込んだ。
「ふぁ〜〜〜〜……
レジーナの寝顔を見ていたらこっちまで眠くなったよ……
駄目……眠たくてしかたがないよ……
少しだけ眠ろう……」
あたしは、レジーナの横に同じソファに座った。
それから目を瞑ると直ぐに眠ってしまった。
しばらくしてから目を開けると自分の体に毛布がかかっていた。
レジーナの眠っているはずのソファに目を向けるとレジーナの姿が見当たらなかった。
そしてアイちゃんは、ゆりかごで眠っていた。
「レジーナがこの毛布をかけてくれたんだよね……」
あたしは、レジーナの事を考えると胸がドキドキした。
そしてレジーナがかけてくれた毛布に顔を付けてレジーナの事を考えた。
それからしばらくするとお兄さんが帰ってきた。
あたしは、お兄さんにアイちゃんの事をまかせて自分の家に帰った。
家に帰ってからもレジーナの事が頭から離れなかった。
あたしは、レジーナに依存してるって改めて実感した。
〜つづく〜
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.11 )
- 日時: 2018/05/31 06:52
- 名前: 苺 (ID: AJSrsss3)
これは、ドキドキプリキュアの百合の小説です。
この話は、相田 マナの視点で書かれています。
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第七話☆
あたしは、最近レジーナの事ばかり考えている。
いつもレジーナの事を考えると胸がドキドキした。
あたしは、つくづくレジーナに依存してると思った。
学校の放課後に六花とありすとまこぴーとあたしの四人でありすの屋敷の庭に集まった。
「この前に話した旅行の件だけれどね。
今週の土曜日からとかどうですか?」
ありすは、前から行く旅行の予定の内容を提案した。
「そうね……今週の土曜日からだったらアイドルの仕事は、休みだから大丈夫よ」
まこぴーは、口元を押さえて考え込んで今後の休みの予定を述べた。
「うん、私もありすの提案に賛成よ。
ちょうど今週の土曜日から連休だしね。
旅行は、その日が良いんじゃないかな?」
六花は、小さく頷いて旅行の予定に賛同した。
「うん、今週の土曜日から旅行ならばちょうど良いと思うよ。
でも旅行の場所は、何処にしたの?」
あたしは、旅行の予定が大丈夫な事を伝えると旅行の場所を質問をした。
「雪山の別荘なんてどうでしょうか?
この時期ならば私が持っている別荘が使えたはずですわ」
ありすは、自分の持っている別荘が使える事を伝えた。
「雪山の別荘なんて良いよね。
うん、それならばありがたくありすの別荘を使わせてもらうね」
あたしは、大きく頷いてありすの別荘を遠慮なく使わせてもらう事を伝えた。
「やっほ〜〜〜〜〜、マナ、遊びに来たよ〜〜」
声をした方を向くと空中にレジーナが浮いていて手を振りながら近づいてきた。
「あっ、レジーナ、また会えたね」
あたしは、レジーナが現れたのを見て嬉しそうにレジーナに近づいた。
「ねえ、マナ、何の話をしていたの?」
レジーナは、あたし達が何を話していたのか気になったように両腕を後ろで組んであたしの顔を見つめた。
「今週の土曜日から六花とありすと六花とまこぴーの四人で旅行に行く予定の話をしていたんだよ」
あたしは、レジーナに顔を見つめられると胸をドキドキさせながら旅行の予定を話した。
「ふ〜〜〜ん、そうなんだ……
あたしもマナと旅行に行きたい!!」
レジーナは、旅行の事を聞いて口元を押さえて少しだけ考え込んだ。
レジーナは、直ぐに興奮したようにあたしに近づいて旅行に行きたい事を述べた。
「あたしもレジーナを一緒に連れて行きたいんだよ。
でも急に人数が増えたらありすにも迷惑だと思うんだよね……」
あたしは、申し訳なさそうに話した。
「嫌〜〜〜あたしもマナと一緒に行くの〜〜〜!!」
レジーナは、両手と両足をバタバタと激しく動かして駄々をこねた。
「そんなに駄々をこねられても困るよ……
ねえ、ありす、レジーナも旅行に連れて行って良いかな?」
あたしは、レジーナに駄々をこねられると困ったようにレジーナを見つめた。
でもレジーナと旅行に行きたいと思いありすにレジーナも旅行に連れて行きたい事をお願いした。
「ええ、レジーナさんなら一緒に別荘に行っても良いですわ。
それに元々レジーナさんを旅行に行く人数に入れていましたもの。
ですから後でマナちゃんからレジーナさんに旅行の話をお願いしようと思っていましたわ」
ありすは、やんわりと微笑んでレジーナも旅行の人数に入れている事を伝えた。
「さすがは、ありすだね。
レジーナの事を考えてくれてありがとう、ありす」
あたしは、嬉しそうにニッコリと笑いレジーナの事のお礼を伝えた。
「そんなのレジーナさんを旅行のメンバーに入れるのは、当り前ですわ。
だってレジーナさんは、私の友達でもありますもの」
ありすは、レジーナも友達だから旅行に連れて行くのが当たり前だと述べた。
「良かったね、レジーナ。
レジーナも一緒に旅行に行けるよ」
あたしは、レジーナと旅行が出来るのが嬉しくて胸がわくわくになった。
あたしは、レジーナに一緒に旅行に行ける事を伝えた。
「本当にマナと旅行が出来るの!?
やった〜〜〜ありがとう、マナ!!」
レジーナは、あたしと旅行に行けるのが嬉しくあたしに抱き着いた。
「お礼ならありすに言ってよ。
旅行を考えたのは、ありすなんだよ」
あたしは、レジーナに抱き着かれるとレジーナの体温を感じて胸がドキドキした。
お礼は、ありすに伝えてほしい事を伝えた。
「うん、ありがとう、ありす!!」
レジーナは、嬉しそうににこにこしながら両手を広げてありすにお礼を伝えた。
「うふふ〜〜〜、どういたしましてです、レジーナさん」
ありすは、レジーナにお礼を言われると嬉しそうにやんわりと微笑んだ。
「ねえ、まこぴーも旅行に行くよね?」
あたしは、レジーナが旅行に行く事になったからまこぴーが旅行に行かないと言うんじゃないかと思い不安そうにまこぴーを見つめた。
「……どうしてそういう事を聞くの?
もちろん私も旅行に行くわよ」
まこぴーは、あたしに旅行に行くかと聞かれると何故そんな事を聞くのか解らずに不機嫌そうにあたしを見つめた。
「まこぴーも旅行に行ってくれて良かった……
レジーナが一緒に行く事になったからね。
まこぴーが一緒に行かないと言い出すと思ったよ……」
あたしは、まこぴーの一緒に旅行に行くと言う言葉を聞いて安心したように微笑んだ。
「マナがそんな心配する必要はないわよ。
レジーナが旅行に行くくらいで私が旅行に行かないなんて事は、ないわよ。
それにレジーナがどんな子か見ていてほしいって言ったのは、マナなのよ。
だから約束は、守るわよ……」
まこぴーは、レジーナの事を言われると不機嫌そうに軽く腕を組んで横を向きながら述べた。
「約束を覚えていてくれたんだね。
ありがとう、まこぴー」
あたしは、まこぴーにレジーナがどんな子か見ていてほしいって言った事を覚えていてくれた事を嬉しそうにニッコリと笑いまこぴーにお礼を伝えた。
「マナとの約束だもの。
覚えているのは、当たり前よ。
でもレジーナを信用するかは、別の話よ……」
まこぴーは、顔を赤らめ照れを隠すようにわざと冷たい言葉で伝えた。
「うん、それは、解ってるよ、まこぴー」
あたしは、まこぴーの態度を見るとまこぴーの優しさを感じて嬉しそうにニッコリと笑った。
「それを解ってるなら私から何も言う事がないわよ……」
まこぴーは、あたしの態度を見て満更そうに呟いた。
「ありがとうね、まこぴー」
あたしは、レジーナに関する約束を覚えていてくれるのが嬉しくてまこぴーにニッコリと笑いお礼を伝えた。
「何でマナが私にお礼を言うのよ……
私は、何もやって無いわよ……」
まこぴーは、あたしのお礼の言葉の意味が解らずに不思議そうにあたしを見つめた。
「それでもまこぴーにお礼が言いたいんだよ」
あたしがまこぴーに言ったお礼の意味を理解してないみたいだった。
でもまこぴーの優しい気持ちが嬉しくてニッコリと笑いまこぴーにお礼の気持ちを伝えた。
「マナは、変わってるわね……」
まこぴーは、顔を赤らめながら横を向いた。
あたしは、そんなまこぴーが可愛らしくてクスリと笑いまこぴーを優しく見つめた。
「むっ……」
レジーナは、機嫌悪そうにあたしの袖を引っ張った。
「どうしたの、レジーナ?」
あたしは、レジーナに袖を引っ張っられると不思議そうにレジーナを見つめた。
「あたしの目の前で他の人といちゃいちゃしないの!」
レジーナは、不機嫌そうにほっぺたを膨らませながら述べた。
「もしかしてレジーナは、嫉妬していてくれるの?」
あたしは、レジーナの態度を見て嫉妬してくれているのかと思いレジーナの顔を覗き込んだ。
「うん、そうだよ……
あたしが嫉妬しちゃ悪い……?」
レジーナは、不機嫌そうにほっぺたを膨らませながら横を向いた。
「うんん、悪くないよ。
むしろレジーナが嫉妬してくれて嬉しいくらいだよ」
あたしは、軽く首を横に振り嬉しそうににこにこしながらレジーナを見つめた。
「何でマナが嬉しいのよ?」
レジーナは、あたしの態度が理解が出来なくてじと〜とあたしを見つめた。
「だってレジーナが嫉妬するほどあたしの事を好きって事だよね」
あたしは、レジーナの気持ちを確認するかのようにレジーナの顔を覗き込んだ。
「うっ……マナって意外と意地悪だよね……」
レジーナは、あたしに自分の気持ちを良い当てられるとじと〜とあたしを見つめた。
「えっ、あたしは、意地悪なの!?」
あたしは、レジーナに意地悪と言われるとは、思っていなくて驚いて声を出した。
「でもあたしは、意地悪のマナも好きだよ」
レジーナは、両腕を後ろで組んで顔を赤らめ上目遣いであたしを見つめた。
「ありがとう、レジーナ」
あたしは、レジーナの気持ちが嬉しくてニッコリと笑った。
「皆さん、今日は、この辺でおひらきにしましょう。
今週の土曜日の朝の9時に屋敷に集合にします。
持ってくるのは、着替えの洋服と下着だけで構いません。
他の物は、こちらで用意させてもらいますわ」
ありすは、やんわりと微笑んで旅行に行くための注意事項を伝えた。
「解ったよ、ありす。
でも旅行の事をありすに任せてごめんね」
あたしは、ありすに旅行の事を任せて悪いと思いありすに謝った。
「気にする必要は、ないですわ。
私が旅行の準備をしたかっただけですもの」
ありすは、軽く首を横に振り旅行の準備を気にする必要がない事を伝えた。
「それでもありがとうね、ありす」
あたしは、それでもありすの旅行の用意に感謝した。
今日は、おひらぎになった。
その週の土曜日に朝の九時にあたし達五人はありすの屋敷に集まった。
雪山の別荘には、ヘリで向かった。
あたし達は、雪山の別荘に着くとヘリから降りた。
すると雪の上にあたし達の足跡をつけた。