BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸(完結)
- 日時: 2018/08/08 22:27
- 名前: 苺 (ID: xLWpZ9qW)
ここではドキドキプリキュアの百合小説のシリーズ物を書きます
カップリングは相田マナ×レジーナです
なお小説を書くのは凄く遅いですから最新作は2周間から3週間くらいかかると思います。
でも一か月以内には投稿したいと思います
原作のネタバレも含まれますので注意してください。
凄く駄作になりますが宜しかったら読んでください。
第1話
>>1
第2話
>>4
第3話
>>5
第4話
>>6
第5話
>>8
第6話
前篇
>>9
後編
>>10
第7話
前編
>>11
中編
>>12
後編
>>13
第8話
>>14
第9話
>>16
第10話
>>20
第11話
>>22
第12話
>>24
第13話
前編
>>25
後編
>>26
第14話
前編
>>33
後編
>>34
第15話
>>36
第16話
>>39
第17話
>>40
第18話
>>41
第19話
>>43
第20話
>>46
第21話(最終話)
前編
>>50
後編
>>51
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.1 )
- 日時: 2018/05/25 16:55
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
これは、ドキドキプリキュアの百合小説です
この話は、相田マナの視点から書かれています
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第一話☆
小学三年生のあたしは、お婆ちゃんが大好きだった。
大好きなお婆ちゃんから小さな箱を渡された。
小さな箱を開けると箱の中には、小さな赤色の宝石が付いている指輪が入っていた。
「わ〜〜〜、綺麗な指輪だね。
お婆ちゃん、この指輪どうしたの?」
あたしは、箱に入っていた指輪を右手で持ってうっとりと指輪を見つめた。
「それはね、お爺ちゃんから結婚する時に貰った指輪じゃよ」
お婆ちゃんは、亡くなったお爺ちゃんの事を思い出して優しそうに微笑んだ。
「えっ、そんな大事な指輪だったの!?」
あたしは、大切な指輪を傷つけたら駄目だと思い慌てて指輪を箱に直した。
「そうじゃよ、お爺ちゃんとの思い出の指輪をマナが貰って欲しんじゃよ」
お婆ちゃんは、あたしが指輪の入った箱を持っている右手の上から両手を重ねて優しく微笑んだ。
「あたしは、こんな大事な物なんか貰えないよ!!」
あたしは、慌ててお婆ちゃんを見つめると箱の入った指輪をお婆ちゃんに渡して返そうとした。
「良いから指輪を受け取ってくれぬか?
これはね……」
お婆ちゃんがあたしの右手の小指を触ると愛おしそうにあたしを見つめた。
「マナの小指にある赤い糸が繋がった運命の相手にお渡して欲しいんじゃよ」
お婆ちゃんは、あたしの小指を絡めるように触った。
「そんなの誰が相手なのか解らないよ……」
あたしは、お婆ちゃんが言っている意味があんまり理解出来ずに俯いた。
「今は、解らなくてもかまわぬよ。
その時になったらきっと解るはずじゃよ」
お婆ちゃんは、しゃがんで目線をあたしと合わせて優しく微笑んだ。
「本当に解るの……?」
あたしは、お婆ちゃんの言葉を確認するかのようにお婆ちゃんを見つめ返した。
「ああ、本当じゃよ。
だからそれまで大切に指輪を持っておるのじゃよ」
お婆ちゃんは、あたしを見つめ返すとニッコリと微笑んだ。
「うん、ならこの指輪を貰うね。
ありがとう、お婆ちゃん。
相手が見つかったら必ずお婆ちゃんに紹介するからね」
あたしは、指輪の入った箱を握りしめてお婆ちゃんにニッコリと笑い返した。
「ああ、楽しみにしているおるよ」
お婆ちゃんは、しわしわの顔をしわくちゃにして微笑んだ。
それからあたしの頭を優しく撫でてくれた。
でもお婆ちゃんは、あたしが小学6生生の時に亡くなったのでお婆ちゃんに運命の赤い糸の相手を紹介する事は出来なかった……
あたしは、中学生になると生徒会長とプリキュアになりジコチューとの戦いと生徒会の仕事で大忙しだった。
そんなある日、生徒会の仕事が終わる頃に六花が質問をしてきた。
「ねえ、マナ、いつも大事そうに鞄に入れてるそれは、なんなの?」
六花は、書類を揃えながらあたしの方を向いた。
「えっ、これの事なの?」
あたしは、鞄から指輪の入った箱を六花に見せた。
「うん、それよ。
いつも大切そうに持っているから気になってね」
六花は、書類を書類入れに直すとあたしに近づいた。
「これはね、お婆ちゃんの形見の指輪なんだよ。
運命の赤い糸の相手が見つかったら渡しなさいって言われているんだよね」
あたしは、箱から指輪を出して指輪を六花に見せると指輪を箱に直した。
「そうなんだ、でも意外ね」
六花は、口元を右手で押えて可笑しそうにくすくすと笑った。
「えっ、何がなの?」
あたしは、六花が何故笑っているのか解らずにきょとんと首を傾げた。
「だってマナの口から運命の相手なんて言葉がでるんだもの。
マナは、そう言う言葉に縁が無さそうだったからね。
でも意外とマナって乙女チックなのね」
六花は、楽しそうに口元を右手で押さえてしばらく笑うと笑うのがおさまる頃に手を下ろして意外そうにあたしを見つめた。
「そうなのかな?
運命の相手どころか今までに好きになった人もいないんだよね。
だから当分、運命の相手なんか見つからないと思うよ」
六花が可笑しそうに笑ったのを見てきょとんと首を傾げて困ったように苦笑いを浮かべた。
「もしこの先も運命の相手が見つからなかったら私がマナの運命の相手になってあげようか?」
六花は、あたしの心を覗き込むように上目遣いであたしを見つめた。
「う〜〜ん……遠慮しておくよ。
運命の相手は自分で見つけたいからね」
あたしは、口元を押さえて少しだけ考え込むと軽く首を横に振り六花の誘いを断った。
「残念、マナにふられちゃったか〜〜」
立花は、あたしから距離を取り後ろを向いて自分の腕を後ろで組んで残念そうに窓の外を見つめた。
「ごめんね、六花……」
あたしは、残念そうにする六花に悪い事をしたと思い軽く頭を下げて六花に謝った。
「悪いと思うんだったら今度アイスを奢って貰うからね」
六花は、あたしの方を向いてあたしの顔を覗き込んだ。
「アイスくらいならお安い御用だよ、六花」
六花にアイスを奢るくらいで機嫌が直るならば安い要件だと思い小さく頷いた。
「約束よ、マナ」
六花は、機嫌が治ったようにニッコリと笑った。
あたしと六花は、鞄を持つと生徒会室を後にした。
あたしは、お嬢様の1番を決める大会に参加するありすの付き添いで会場に来ている。
ありすの出番には少し時間があったから中庭の花園を散歩する事にした。
しばらく散歩していると金髪で長い髪の黒い洋服を着た女の子が花を嗅いでいた。
あたしは、少し女の子が気になって話しかけた。
「ねえ、あなたも花が好きなの?」
あたしは、女の子に近づいて女の子の後ろから話かけた。
「好きってなんなの?」
女の子は、不思議そうにきょとんと首を傾げた。
「えっと、好きってのはね……
その近くにいると嬉しかったり心が和んだり自分の事のように大切に思う事だよ」
あたしは、好きの言葉をどう説明したら良いのか解らずにとりあえず自分の感じた好きの意味を伝えた。
「そうなんだ、でもマナって面白いよね」
女の子は、楽しそうにくすくす笑いながらあたしの顔を覗き込んできた。
あたしは、女の子に見つめられて心臓の音が早くなりドキドキした。
「えっ、何であたしの名前を知ってるの?」
あたしは、女の子と初対面だと思うと不思議そうに首を傾げた。
「う〜〜〜ん……今は、まだ内緒だよ」
女の子は、考え込むように自分の唇を軽く触った。
女の子は、すぐに両手を後ろに組んで楽しそうにクスクスと笑った。
「あたしの名前は、レジーナよ。
多分、また直ぐに会えると思うな。
またね、マナ。」
レジーナは、右手を振ると右手の小指に赤い糸が見えてあたしの小指に繋がっている気がした。
だからレジーナの小指をよく見ようとした。
でも突然、風が吹いて花弁が舞い上がりあたしは、目を閉じた。
次に目を開けた時には、レジーナの姿は何処にも見当たらなかった。
あたしは、不思議とレジーナにまた会える気がしていた。
〜つづく〜
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.2 )
- 日時: 2015/01/06 23:16
- 名前: 初音ミク (ID: vGUBlT6.)
あの〜……
入ってもいいですか?
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.3 )
- 日時: 2015/01/07 11:34
- 名前: 苺 (ID: TKFXVRMf)
はい、参加は歓迎しますよ^^
これからよろしくお願いしますね♪
それからすいません、返事が遅くなりました
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.4 )
- 日時: 2018/05/25 16:56
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
ドキドキプリキュアの百合小説です
この話は、レジーナの視点から書かれています
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第二話☆
あたしの気がついた時は、暗い部屋の中で、倒れていた。
そして昔の事を思い出そうと思ったけれども何も思い出せなかった。
解る事と言えばあたしがキングジコチューの娘て事だけだった。
あたしは、やる事がなくて地球に遊びに行った。
地球に遊びに行くとある女の子の事が気になった。
女の子は、よく人のため働いていた。
なんだかその女の子がキラキラしているようだった。
直ぐにその女の子の事が気になった。
あたしは、その女の子の事を観察していると色んな事が解った。
女の子の名前は、相田マナ、プリキュアになったばかりで学校で生徒会長って言うのをしている事も解った。
あたしは、もっとマナの事が知りたくてマナに会いに行った。
マナと話すとマナが話す事が面白くてもっとマナの事を知りたくなった。
あたしは、少しマナと話すとすぐに別れた。
マナには、これからも会う機会が沢山あるからもっとゆっくりとマナの事を知って行こうと思う。
でもマナとあたしの小指に繋がってた赤い糸が一瞬見えたけれどもあれは、なんだったのかな?
マナの事を考えると胸がドキドキした。
次にマナに会える時が楽しみで仕方がなかった。
あたしは、マナの事を考えながらベットに潜りこんで目を瞑った。
そしてマナと夢の中でも会える事を願った。
〜つづく〜
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.5 )
- 日時: 2018/05/25 16:58
- 名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)
これは、ドキドキプリキュアの百合小説です。
この話は、相田マナの視点で書かれています。
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第三話☆
あたしは、レジーナが居た場所をしばらく見つめていた。
しばらくしたら後ろから誰かに話しかけられた。
「マナ、こんな所にいたのね。
もう少ししたらありすの出番よ」
後ろを振り向いたら六花があたしに近づいて来る途中だった。
「六花……うん、会場に戻るね」
あたしは、ぼーとほうけたように六花の方を向いて気を取り直したように小さく頷いた。
「……マナ、どうかしたの?」
六花は、あたしの態度を見てじっとあたしの心を見るみたいにあたしの目を見つめた。
「えっ、何がなの?」
あたしは、六花に突然自分の事を聞かれると何故そんな事を聞かれたのか解らずにきょとんと首を傾げた。
「マナの心ここにあらずって感じだったからね。
もしかして何か良い事があったの?」
六花は、あたしの顔を覗き込んでじっとあたしを見つめた。
「うん……良い事っ言うか不思議な女の子に出会ったんだよ。
何だかその女の子の事が気になっちゃってね」
あたしは、レジーナの事を思い出して楽しそうに話した。
「へ〜〜マナがそこまで他の人の事が気になるなんて珍しいね。
もしかしてマナの運命の赤い糸の相手だったとか?」
六花は、腕を組んで感心したように話した。
六花は、そのすぐ後にあたしが話事をを思い出したように右手の人差し指を立てながら述べた。
「う〜〜ん……そこまでは、解らないよ。
でも他の子と違う感じがしたんだよね」
あたしは、腕を組んで考え込むと思い出したようにしみじみと伝えた。
「それってマナがその子の事が好きって事なの?」
六花は、あたしに好きな人が出来たのが嬉しくてニコニコしながらあたしを見つめた。
「うん、レジーナの事が好きだよ。
可愛かったしそれに悪い子では、ないみたいだったしね」
あたしは、嬉しそうにニコニコしながら興奮したようにレジーナの事を伝えた。
「マナ、私がそう意味で言ったんでは、なくてね……」
六花は、呆れたようにじっとあたしを見つめた。
「えっ、何が違うの?」
あたしは、六花の言っている意味が解らずにきょとんと首を傾げた。
「は〜〜〜……マナに恋とかは、早すぎたみたいね……」
六花は、仕方がなさそうにため息を吐き苦笑いを浮かべたの
「マナ、こんな所にいたのね……
もうありすの出番よ……」
声をした方を見るとまこぴーが立っていた。
「うん、直ぐに行くよ、まこぴー」
あたしは、レジーナの事が気になっていた。
でもレジーナの事を忘れてありすの応援に専念した。
それからは、ジコチューの戦いと生徒会の仕事に大忙しだった。
「らぶらぶら〜〜〜!」
あたしは、ジコチューを浄化した。
あまりにも激しい戦いのために休憩するためにあたし達は、その場に座り込んだ。
「皆、大丈夫?」
あたしは、息を切らしながら皆を見渡した。
「ええ、大丈夫よ……
今回のジコチューは、結構やばかったわね……」
キュアソードは、息を切らしながらあたしを見つめた。
突然何処からともなく拍手が聞こえてきた。
拍手が聞こえて来た方を向くとレジーナが宙に浮いていて拍手をしていた。
「あはは〜〜マナたら強いのね」
レジーナは、嬉しそうにニコニコしながらあたしの近くに降りてきた。
「また会えたね、レジーナ。
あたし、レジーナの事を探していたんだよ」
あたは、嬉しそうにニコニコしながらレジーナに近づこうとした。
キュアソードがあたしとレジーナの間に立ってあたしがレジーナに近づくのを止めた。
「待って、キュアハート……」
キュアソードは、両手を広げて私を見つめた。
「えっ、キュアソード、どうしたの?」
あたしがレジーナに近づこうとするとそれをキュアソードに遮られると不思議そうにきょとんとキュアソードを見つめた。
「彼女は、普通でないわ……
彼女からは、ジコチューの気配がするもの……」
キュアソードは、レジーナを睨むように見つめた。
「えっ、レジーナがジコチュー……?
本当なの、レジーナ?」
あたしは、キュアソードの言葉に戸惑いながらレジーナを見つめた。
「うん、本当だよ、マナ。
だってあたしは、キングジコチューの娘なんだもん」
レジーナは、宙に浮かぶと腕を後ろで組んで楽しそうに笑った。
「これで解ったでしょう、キュアハート。
この子は、私達の敵よ……」
キュアソードは、レジーナを睨んで戦闘態勢の構えをした。
「確かにあたしは、ジコチューの娘だよ。
でもパパは、パパたがらあたしには関係ないもん」
レジーナは、宙に浮かんだまま腕を組んでほっぺたを膨らませて機嫌が悪そうに横を向いた。
「騙されては、駄目だよ、キュアハート……
彼女は、ジコチューなのよ……」
キュアソードは、レジーナを目の敵のように睨んだ。
「お前は、五月蝿い……」
レジーナは、迷惑そうにキュアソードを睨んだ。
ちょうどその時に男の子が迷子なのか周りを見渡しながらこちらに近づいてきた。
「あっ、ちょうど良いや」
レジーナは、男の子に気がつき指をぱちんと鳴らした。
すると男の子は、突然苦しみだして男の子から全長三メートルの黒色の狼男のような姿をしていて黒色の鎧を着たジコチューが現れた。
「ジコチュ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ジコチューは、両腕を曲げて遠吠えをした。
「えっ、何で……?
無邪気の子供をジコチューにするなんて信じられない……」
キュアソードは、信じられないような表情でジコチューを見つめた。
「ジコチュー、あいつを黙らせてよ!」
レジーナは、キュアソードを睨みながらキュアソードの方に人差し指を指した。
するとジコチューがキュアソードに向かって襲い掛かってきた。
「カッチカチのロゼッタウォール!!」
キュアロゼッタは、キュアソードを守るように前に出た。
キュアロゼッタの掛け声と共と両手のひらから小型の四つ葉のクローバ型のエネルギー障壁を二枚発生させてジコチューの攻撃を防いだ。
「は〜〜〜〜!」
キュアダイヤモンドは、キュアロゼッタの後ろから飛び越えた。
そのままジコチューを蹴り上げるとジコチューは、後ろに吹き飛ばされた。
ジコチューは、倒れてからすぐに立ち上がりあたしに向かって殴りかかってきた。
「わっ、危ない!?」
あたしは、ジコチューの攻撃に当たる寸前の所で右に飛んで攻撃を避けた。
「くっ、ジコチューがパワーアップしてるわ」
キュアダイヤモンドが冷や汗をかきながらジコチューを睨んだ。
「戦いの最中なんだから気を引き締めなさい!」
キュアソードは、ジコチューを警戒したように睨みながらあた達に注意をした。
「そんなの解ってるわよ、キュアソード」
キュアダイヤモンドは、ジコチューを睨みながら述べた。
ジコチューの口から大型のビームを私達は向かって放った。
大型のビームをキュアロゼッタは、右に飛んで避けた。
あたしは、左に飛んで避けた。
キュアダイヤモンドは、後ろに飛んで避けた。
キュアソードは、右に飛んで避けた。
「閃け!ホーリソード!」
キュアソードの掛け声と共にの右掌から無数の剣の先がジコチューに向かって飛んで行った。
そのままジコチューに当たって爆発した。
「煌めきなさい!トィンクルダイヤモンド!」
キュアダイヤモンドの掛け声と共に右手からダイヤモンド型の氷の粒を飛ばしてジコチューに向かって行った。
キュアダイヤモンドの攻撃がジコチューに当たるとジコチューが凍りついた。
「キュアハート、今よ!!」
キュアダイヤモンドは、すかさずあたしに向かって叫んだ。
「うん、解った!
あなたに届け!マイ・スイートハート!」
あたしの掛け声と共にあたしの胸についているハートのアクセサリーからハートの光線を放出した。
あたしの攻撃がジコチューに当たった。
「ラブラブラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ジコチューの姿が消えると元の男の子の姿に変わった。
「ふ〜〜〜……どうにかジコチューを浄化できたみたいね」
あたしは、汗を吹きながら元に戻った男の子を見つめた。
「えへへ〜〜〜〜、マナは、やっぱり強いや」
レジーナは、嬉しそうに拍手をしていた。
「あなたは、やっぱりジコチューなのね!」
キュアソードは、目の敵のようにレジーナを睨んだ。
「うん、あたしは、ジコチューだよ。だってあたしはキングジコチューの娘だもん」
レジーナは、キュアソードの問いに何故そんなことを言ったのか解らずに当たり前のように話した。
直ぐにその後にレジーナの姿が消えた。
「なっ!?
レジーナが何処に行ったの!?」
キュアソードがレジーナの姿が突然消えたのを見て慌てて周りを見渡した
「皆も気をつけて!」
キュアダイヤモンドも警戒したように周りを見渡した。
「ええ、解ったわ!」
キュアロゼッタも警戒したように周りを見渡した。
あたし達は、しばらくレジーナを探して周りを見渡した。
「マナ〜〜〜〜!」
私の後ろからレジーナの呼ぶ声に気が付いて後ろを振り向いた。
「ひゃん!?」
私は、後ろを振り向くのと同時にレジーナが私のほっぺたにキスをしてきた。
「あっ!?」
キュアダイヤモンドは、レジーナがあたしにキスをしたのを見て驚いたように声を出した。
「レ、レジーナ、キュアハートに何をするのよ!?」
キュアソードは、体を震わせてレジーナを睨み驚いたように大声を出した。
「あら、キュアハートとレジーナさんは、仲良しなのね」
キュアロゼッタは、レジーナがあたしにキスをしたのを見て嬉しそうにやんわりと微笑みあたしとレジーナを生暖かく見つめた。
あたしは、レジーナにキスをされて慌てたようにあたふたしながらレジーナを見つめた。
「マナの格好良い所を見れたから私は、満足だよ。
だからこれは、私の感謝の気持ちだよ。
またね、マナ。
今夜は、あたしの夢を見てよね」
レジーナは、悪戯っぽく微笑んであたしの方に投げキスをした。
「ま、待って、レジーナ!」
あたしが呼び止めるのも聞かないでレジーナの姿が消えた。
あたし達は、レジーナが消えたのを見てプリキュアの変身を解いた。
「まったくレジーナって嵐みたいな子よね……」
六花は、仕方がなさそうに深くため息を吐いた。
「あはは〜〜〜それは、否定出来ないよ」
あたしは、レジーナの事を思い出して楽しそうにクスクスと笑った。
「くすっ、マナちゃんは、レジーナさんの事を本当に楽しそうに話しますわね」
ありすは、あたしをニコニコしながら生暖かく見つめた。
「マナは、甘すぎよ。
レジーナは、ジコチューなのよ。
今もレジーナに襲われたばかりじゃない。
それなのにレジーナの事を楽しそうに話すなんて信じられないわ。
私は、マナの考えてる事が解らないわよ……」
まこぴーは、あたしの態度が信じられないみたいに戸惑いながらあたしを見つめた。
「でもあたしは、レジーナの事がなんだか憎めないんだよね。
どうしてもレジーナが悪い子のように思えなくてね。
上手くは、言えないけれども他のジコチューと何だか違う感じがするんだよ」
あたしは、考え込み自分の考えている事を述べた。
でも自分の言いたい事が上手く伝えられなくて困ったように苦笑いを浮かべた。
「……マナの話は、話にならないわね。
とにかく私にとって全てのジコチューは、敵なのよ。」
まこぴーがあたしを睨むと瞳から誰にも文句は、言わせない強い意思を感じた。
まこぴーは、直ぐに後ろを向いた。
「まこぴー、何処に行くの?」
あたしは、何処かに行こうとするまこぴーに近づいてまこぴーを呼び止めようとした。
「私は、これから仕事よ。
私は、誰かと違って忙しいのよ。
だからもう行くわ……」
まこぴーは、少しだけあたしの方を振り向いて怒ったように冷たく話した。
「アイドルの仕事は、大変だね。
頑張ってね、まこぴー」
あたしは、自分の両手を前で握りしめてまこぴーに仕事の応援をした。
「ふん……マナに言われなくても頑張るわよ……」
まこぴーは、少しだけ振り向いてイライラの感情を隠すように冷静に話した。
そのまままこぴーは、去って行った。
「マナ、真琴の事だけれどもね。
気を悪くしないあげてね
だって真琴の故郷は、ジコチューに滅ぼされているんだもの……」
六花は、まこぴーの気持ちが解るようにすまなそうに話した。
「うんん、気を悪くしてないよ。
あたしもまこぴーの気持ちも解ってるもん。
でもあたしは、まこぴーに嫌われたかな……?」
あたしは、軽く首を横に振り気を悪くしてない事を伝えた。
でもまこぴーに嫌われたと考えると辛そうに俯いた。
「そんなことは、ありませんわ。
真琴ちゃんがマナちゃんの事を嫌いになるわけないですわ」
ありすは、あたしの手を握りしめて軽く首を横に振りあたしを安心させるように微笑んだ。
「でもあたしは、レジーナに会えた事が嬉しくてまこぴーの気持ちの事まで考えてなかったから……
まこぴーに嫌われても仕方がないよ……」
あたしは、まこぴーの事を考えて辛そうに俯いた。
「そんなに真琴の事が心配ならね……
明日、差し入れを持って真琴に会いに行ったらどうかな?
私もマナと一緒に行ってあげるよ」
六花は、あたしの態度を見て口元を少しだけ押さえて考え込むとまこぴーに会いに行く事を提案した。
「私ももちろんマナちゃんと一緒に真琴さんに会いに行ってあげますわ」
ありすは、自分の胸に右手を置いて一緒にまこぴーに会いに行く事を提案してくれた。
「ありがとう、ありす、六花」
あたしは、嬉しそうにニッコリと笑いありすと六花を見つめた。
「それじゃあ、真琴に渡す差し入れを持って駅前のカフェに明日の朝の十時に集合よ」
六花は、人差し指を立てて明日の待ち合わせ場所を伝えた。
「うん、了解、六花」
あたしは、大きく頷いて解った事を伝えた。
あたしは、次の日にまこぴーに渡す為の差し入れのオムレツを大きめの弁当に詰めた。
それから直ぐに待ち合わせの場所に向かった。
待ち合わせ場所で意外の人と出会う事になるとは、この時のあたしは思ってもなかった。
〜つづく〜