複雑・ファジー小説
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- 隣のナルシスト
- 日時: 2011/04/23 21:35
- 名前: 青春○● (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
こんにちわ。初めまして(?)青春○●です!
えぇー今回は。。。まぁ何か明るい小説をかこうかな?とおもい書きますゼヨ!((←ウゼェ
ではでは。。とりあえず設定を書きます!
注意!!タブンおそらく、この設定を読まなくちゃストーリーが意味不明に感じるかもです!
((ただでさえ、設定をよんでも意味不明になりがちな文章ですのでw
:設定1:
主人公(橘 健吾)タチバナ、ケンゴ 高校2年生
・精神年齢は中学2年生((中二病ぎみ!?
・一言で言えばナルシスト。
・思ったことが言葉として口から出てしまう。
・本人はそのこと↑に気づいていない。
・もてたくてカッコつけるけど、女の子に話しかける勇気は無い。
:設定2:
タブン第2主人公アタリ〕(夜桜芽 実和)ヨルサメ ミカズ 高校2年生
・勉強はできる。
・運動能力ばつぐん((タブン
・基本クールキャラ⇒たまにくずれる。
・見た目はもてる。
以上です!ではでは、これから新便書いていくんで!((カナリ遅いかも
感想とか、ご意見、リクエストがあればどしどしwww
- Re: 隣のナルシスト ( No.27 )
- 日時: 2011/05/23 16:31
- 名前: 青春 ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
裕暉様ww
コメントありがとうございます!!((感動ww
面白いと言って頂けるなんて光栄ですwww
はい!新便がんばってみますね^^
- Re: 隣のナルシスト ( No.28 )
- 日時: 2011/05/23 19:18
- 名前: 青春 ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
——放課後——
ケツの痛みもだいぶ癒え、健吾は立ち上がった。
教室ではすでに多くの生徒達がカバンを手に出口へ向かって歩いていた。
昼休みの時点で気絶していたメガネの姿はない。
保健室に運ばれたからだ。
昼休みの出来事をしらない生徒達は興味深々に保健室に運ばれていくメガネの気絶して白目をむき出しにした顔をのぞきこんでいた。
ほとんどの生徒達が「気持ち悪っ!」と爆笑していた。
だが、健吾達は笑うことができなかった。
その時は昼にもらった弁当をどう処理するか、で頭がいっぱいだったのだ。
紙の弁当なんてとてもじゃないが、食べられない。
弁当の中身を捨てたとして、それがアホ子にばれたら大変だし。
ぐしゃぐしゃにして、カバンに入れ家で処理するとしても、あんなに完成度の高い弁当をぐしゃぐしゃにはできない。
それに、実和に弁当をわたしたときアホ子は
「食べてくれたら嬉しいな」と言ったのだ。
つまりこれは、紙を食べろと遠まわしに命令しているのだ。
最終的に実和は中身を食べることはせず、リスクを背負って弁当を捨ててしまったのだが・・・・・・
今のところ、見つかった形跡はない。
まぁ、それもそうなだ。
なんせ、ばれないように実和は弁当(紙)を水を使って小さく丸めたあと、石鹸をつけてさらに洗った。
そしてしまいには、男子トイレのゴミ箱に捨ててしまったのだ。
女子だから入れまい、と思ってとった行動だ。
健吾は傷を悪化させないようにそっと立ち上がると、実和のほうへ歩み寄った。
「?」
首をかしげる実和。
健吾は言った。
「昨日約束したよな?部活動見学に行くって。」
あぁ、と実和はうなずいた。
「じゃぁ、行くか。柔道部!」
「・・・・・・なんで、柔道?」
首をかしげる実和に健吾は言った。いや、叫んだ。
「誘われたんだよ!行くっきゃないだろ?別にオレは柔道とかあんまし得意じゃないし興味ないけど。誘われたんだよ!そう、強引にな。」
柔道場についた。
「(ここが柔道場?ってか、古すぎだろ!ん?もしかして相撲場と間違えたかもしれない。戻るか。)」
健吾はくるりと方向を変え歩きだそうとした。
しかし、その肩を誰かが掴む。
「よぉ!え〜と、実和君だっけ?来たんだ!」
「違う!おまけの方の健吾だ!!」
クワッと吠えると同時に健吾は相手の顔を見た。
「(ん?コイツどこかで見たことあるぞ?)」
首をかしげる健吾。
そんな彼に声の主、松平大樹(マツダイラ ダイキ)は笑った。
「松平だよ。見学しに来たんだろ?こっちこいよ!ぇ〜と、こっちは?」
実和を見て首をかしげる大樹。
自己紹介をしようと口を開いた実和よりも先に健吾は口を開いた。
「こちらは、夜桜芽実和。ここの柔道部の人に誘われて見学に来たんだけど、その人の目当てはどうやらコイツらしいので連れてきました!」
「・・・・・・ぇ、そうなの?」
実和は目を見張る。
「ってか、その柔道部の人ってオレの事だんだけどな。」
別に実和目当てじゃねぇーけど、と大樹は軽く笑ったあと健吾達を柔道場に引っ張った。
「じゃぁ、とりあえず見てみ?できれば入部してほしいんだけどな!」
重々しい扉を開け、中に入った健吾達。
と、そこに・・・・・・
ゴロゴロゴロゴロゴロォォォ————!!
巨大な固まりが健吾達に向かって転がってきた。
「(な、ななななんだぁ!?)」
驚く健吾。
転がってきた固まりは健吾たちの数メートル前で止まり起き上がった。
「(どうやらあの固まりは人間らしい。)」
健吾の言葉に反応することなく、固まり(人間)は大きい声で叫んだ。
「もう一回!お願いします!!」
叫んだ相手は前方に立つ、3年生の男だ。
そう、あの固まりは柔道の技によって転がされていたのだ。
- Re: 隣のナルシスト ( No.29 )
- 日時: 2011/05/24 17:01
- 名前: 青春 ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
健吾と実和は部活動の見学、という事で柔道場の隅っこに座らされていた。
柔道場では、エイヤー、ソイヤー、と男達の熱い掛け声が響き渡っている。
そして声と同時にドダァンとものすごい音の連鎖だ。
「(#。◆∵√≒△◎##。。。。ωΩ)」
「・・・・・・?」
実和は隣でなにやらブツブツと口を動かしている健吾に気づき、眉をひそめた。
健吾の顔は明るいとはいえない。いや、どちらかといえば影っている。
「・・・・・・どう、したの?」
実和の問いに健吾はグリンとそちらを向いた。
「べ、別にどうもしてないけど?ってか何?実和、もしかしてトイレに行きたいとか思ってたりしてんの?」
「・・・・・・」
そうか、健吾はトイレに行きたいのか。
しかし、今トイレに行ける空気ではない。
なんせ、ここから出口までの距離はカナリアル。
出口までたどりつくには、柔道で転がされ中の障害物をよけて通らなくてはいけないのだ。
不幸にも、柔道を一生懸命にやっているものばかりだ。健吾たちの存在が頭にあるヤツはいないだろう。
- Re: 隣のナルシスト ( No.30 )
- 日時: 2011/05/27 23:42
- 名前: 青春 ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
実和は立ち上がった。
「トイレ、行こう!」
そう、友のためだ。
不幸にも隣にすわる彼はシャイっ子らしい。
彼からトイレに行きたいと言い出せないなら俺が言うしかない。
実和は一つの決心をしつつ、拳を握り締めた。
・・・が・・・
「・・・・・・いや、お前一人で行けよな。」
健吾が小さくつぶやく。
「は?」
一瞬健吾の言葉が理解できず、実和は眉をひそめたが。
「お前がトイレに行きたいならお前一人で行けよ。俺は別にトイレなんか行かなくてもいいし?」
すねたように言う健吾。
コイツはいったい何がしたいんだ?と実和は眉をひそめることしかできなかった。
「・・・・・・行かなくていいの?体、震えてるけど。」
「バッバカかぁ?お前もしかして、この俺がトイレに行きたさのあまり震えてる、とでもいいたいのか?バァカ、バァァカ!!」
面倒くさいヤツ。
実和は内心呆れつつ、再びその場に座り込んだ。
そして数時間後、柔道部の練習は終わった。
荷物をまとめて、ゾロゾロと柔道場をあとにする部員達のかな、健吾だけが未だにその場に座っていた。
と、そこに陽気な笑みをうかべつつ、松平大樹が近づいてきた。
「なぁなぁ!柔道部、入らねぇ?面白そうだっただろ!」
満面の笑みを浮かべる彼とは対照的に青い顔の健吾はガクガクとうなずいた。いや、震えたのかもしれない。
- Re: 隣のナルシスト ( No.31 )
- 日時: 2011/05/28 21:50
- 名前: 青春 ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
結局その日、健吾は部員達が帰った後も、その場から動くことはなかった。
早く帰ろう、とせかす実和に健吾は「先に帰れ!」と威嚇した。
口論をしても無駄だと判断した実和はそのままなにも言わずに帰ったのだが・・・・・・
健吾への不信感をつもらせながら、歩いていると、校門の前に人影が見えた。
「?」
眉をひそめる実和。