複雑・ファジー小説
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- 隣のナルシスト
- 日時: 2011/04/23 21:35
- 名前: 青春○● (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
こんにちわ。初めまして(?)青春○●です!
えぇー今回は。。。まぁ何か明るい小説をかこうかな?とおもい書きますゼヨ!((←ウゼェ
ではでは。。とりあえず設定を書きます!
注意!!タブンおそらく、この設定を読まなくちゃストーリーが意味不明に感じるかもです!
((ただでさえ、設定をよんでも意味不明になりがちな文章ですのでw
:設定1:
主人公(橘 健吾)タチバナ、ケンゴ 高校2年生
・精神年齢は中学2年生((中二病ぎみ!?
・一言で言えばナルシスト。
・思ったことが言葉として口から出てしまう。
・本人はそのこと↑に気づいていない。
・もてたくてカッコつけるけど、女の子に話しかける勇気は無い。
:設定2:
タブン第2主人公アタリ〕(夜桜芽 実和)ヨルサメ ミカズ 高校2年生
・勉強はできる。
・運動能力ばつぐん((タブン
・基本クールキャラ⇒たまにくずれる。
・見た目はもてる。
以上です!ではでは、これから新便書いていくんで!((カナリ遅いかも
感想とか、ご意見、リクエストがあればどしどしwww
- Re: 隣のナルシスト ( No.5 )
- 日時: 2011/04/24 21:27
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
昼食の時間になった。
相変わらず実和の周りにはたくさんの人がいた。
健吾は自分とは対照的な実和を睨みつつ、隣の席でもくもくと昼食をとっていた。
「(ったく!なんであの涙目野郎には人が集まるんだよ?・・・ん?もしかしてみんなオレがかっこよすぎて近づけない、とかか?)」
頬杖をつきつつ健吾は内心思った。
窓の外を見ていると誰かが健吾の前で立ち止まった。
「ん?」
眉をひそめつつその人物を見上げる健吾。
目の前にはスポーツがりをしためがねの青年が立っていた。
「(文科系なヤツだな。ってか、何人の顔ジロジロ見てるんだよ?気持ちヮリィ)」
健吾はそう思いつつ、相手にそれをさとられないように笑みを貼り付ける。
いや、実際には全て口から言葉として出ているのだが・・。
健吾の言葉を聴いたメガネ青年は薄く笑った。
「威勢だけは認める!本当に度胸があるんだな。お前!」
「ども。」
健吾は頭をあげると食べるのに集中した。
「(なんだコイツ?いきなり来たと思えばえらそうに!ってか、オレコイツに力で勝つ自身あるね!!)」
内心ぐちりながらの昼食。
健吾の言葉を聞いためがねは眉間にシワをよせた。
「・・・君、本当に度胸あるね。それか単純にバカ?本人を目の前にして凄いことを言うね。」
めがねの発言に健吾はハテナマークを浮かべた。
「・・・・オレ、何もいってないけど?何か気をわるくするような事言った?」
メガネは不思議そうに健吾をみた。
「・・どうやら君はバカ、らしい。まぁ、いいか。君を受け入れよう!」
メガネは自慢げに言う。
しかしそれを健吾はきれいにスルーした。
「(あぁ〜コイツうざい!だいたい度胸あるとかないとかって結局は度胸が無いやつの会話なんじゃないのか?)」
ぶつぶつと無意識に心情をつぶやく健吾の前にメガネによばれて2人、新たに青年がやってきた。
- Re: 隣のナルシスト ( No.6 )
- 日時: 2011/04/28 13:06
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
青年のうちの一人は人間とは思えないほどでかかった。
いや、正式には太っていた、のほうが正しいのかもしれない。
しかし、そんな体系にもかかわらず、ひとなつっこい笑みを浮かべていた。
二人目の青年は肌がこげ茶色で、いかにもスポーツっ子といった感じだ。
身長は健吾と同じくらいだろう。
「(なんだ?このデブと焦げパン顔の奴等は・・。ぉっと、オレってば何考えてるんだ?こんなこと、考えちゃダメだろ。)」
健吾は自分がひどいことを口走っていることにも気づかずに、愛想笑いをうかべ——
その瞬間、健吾の視界が180度・・・以上グルグルと回った。
「え?」
教室内の生徒達がオレを驚いたような、同情するような顔でみている。
ガラガラガッシャ———ン!!!
気づいたとき、健吾は自分の席から教卓まで、1メートル以上吹っ飛んでいた。
教室中の誰もがこちらに目をむけてきた。
自分と一緒にたおれた教卓の横で健吾はうめいた。
「っ痛ってぇ・・。な、なにすんだよ!!」
自分とさっきまで話していた青年3人を睨みつける健吾。
青年達は冷静な目でただ、健吾をみているだけだったのだが・・・
「わりぃわりぃ。手元がくるっちまった。」
健吾の横に一人の大柄な青年が歩いてきた。
顔にはゴッツイ笑みを浮かべている。
しかし、健吾はその男を無視し、さっきまで話していた青年達を睨み続ける。
「なにすんだよ、って聞いてるんだよ!」
健吾は痛む体に鞭をうつおもいで立ち上がった。
しかし、そんな健吾に3人の青年はキョトンとしたような目を向けるだけだった。
「おい!人のはなs——」
「頭でも打っちまったか?わりぃな。」
健吾の言葉をさえぎって、ゴッツイ男が笑った。
「ついお前が目に入ったんで殴っちまt——ゴホゥッ!!」
「ガイヤは黙ってろ。オレはあいつ等に聞いてるんだよ。」
ゴッツイ男の顔面に拳をぶつけつつ、健吾は一歩前にでた。
「オイ!オレを殴ったのは誰だ?その3人のなかの誰だ?」
健吾の言葉を聴いた瞬間、教室中に沈黙がおとずれた。
誰もが健吾にあきれたような視線をおくっている。
しかしそんなものは今の健吾に、いや、普段から健吾には関係ない。
健吾は低く怒ったよな声音でさけんだ。
「これから始まるオレのスクールライフで命よりも大切なオレの顔を殴ったのは誰だ、と聞いてるんだ!出て来いよ!オレの100倍の痛みをあじわわせてやらぁ!!!」
- Re: 隣のナルシスト ( No.7 )
- 日時: 2011/04/28 13:57
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
教室中の誰もが健吾に注目するなか、健吾はさっきまで話していた、メガネと巨大と焦げパンの3人の青年に歩み寄っていった。
「俺を殴ったのはお前か!?」
はじめにメガネを睨む健吾。
バカでナルシストの雰囲気から、怒り満々なオーラへ変化した健吾に、メガネはブンブンと首を横にふった。
「お前か!?」
次に健吾は巨大を睨む。
巨大もメガネと同じ反応をしたのをみたあと、健吾は勢いよく焦げパンの腕を掴んだ。
「・・・お前・・だなぁ?」
「・・・は?」
今の健吾に間違いを指摘できる勇気をもったヤツはこの教室に一人もいない。
焦げパンは苦笑いをうかべた。
「・・・俺じゃないっていったらどないする?」
少し大阪弁ふうの鉛をもったしゃべりかたの焦げパンに健吾は不気味な笑みをむけた。
「嘘をついた、として200倍の痛みをあたえる。」
「・・・そんな・・。今時アンパンマンですら100倍やで?何で2倍の200倍?」
「嘘は犯罪だぁ!罪だぁ!オレは犯罪を見逃すわけにはいかな〜い!!」
二人の会話を聞いていた生徒達が冷たい視線を健吾に向けた。
——じゃぁ、今自分がしようとしていることはなに?
教室中全ての人の心情に同じ疑問が浮かぶ。
「・・・・・」
痛い目にあいたい人間などそうそういるわけがない。
焦げパンは苦い思いをかみ締めていた。
・・・そして、意を決すると口を開いた。
「一つ、言わせてもらおう。俺は嘘をついてない。」
——??——
焦げパンの意味不明な発言に教室中が疑問符でつつまれる。
焦げパンはカッと目を見開くと同時にいった。
「嘘をついているのはこっちのメガネや!!」
言葉と同時に焦げパンはメガネを指差した。
——!!——
——何アイツ、最悪!逃げるために人を餌食にしたよ!?
——あんなヤツだったんだ?見損なったよ。
——仮にも友達なんじゃないの?あの二人。
——友達裏切るとか外道じゃ〜ん!!
教室のあちらこちらで焦げパンへの批判の声がとぶ。
それを聞いた焦げパンは心がある辺りの場所に手をあてて顔をしかめてみせた。
——うっわぁ!心が痛いです、アピールしてるよアイツ!
——どうせ痛くもないくせに!メガネ君のほうがよっぽど痛いわよね?
——最低!本当に最低!!
焦げパンはうつむいたまま、顔を上げることができなかった。
ただひとすら胸をおさえる焦げパンをよそに健吾はメガネに歩み寄った。
「・・・・何、か?」
黙ったままの健吾にメガネは気まずげに問う。
「・・・嘘は犯罪だ。分かってるのか?」
「・・・いや、そもそも僕、嘘ついてないから。」
「・・・・ま、お前でいいよな?俺を殴った犯人。面倒くさくなってきたし」
「いや!良くないからね?良くないよ!?ってか、お前でいいよなって何!?全然よくないんですけど?」
メガネは膝をがくがくと震わせ、ついには座り込んだ。
「・・・もう、僕じゃないってば!本当だよ!?・・・本当の犯人は・・・・そこの強君(ゴウクン)だよ・・。」
メガネはすぐ横に立っている巨人を指差した。
「えぇ!?お前チャッカリなに言ってくれてんのじゃ!!」
「・・そうか、真犯人はお前、か。メガネ、よく今まで友達の罪をかばっていたな。偉い!お前は偉い!!」
巨人はあわてて両手のひらを健吾に向けた。
「違う!でたらめじゃい!!ウホウホウホ!!!!」
「ウホウホ言っても無駄だ!お前が人間だという事は分かっている!自分をゴリラに見せて罪を逃れようとしても無駄だ!!」
「誰がゴリラじゃぁ!!」
巨人の叫びにお構いなしに健吾は拳をぱきぱきとならした。
「ちっ!こうなったら最後の手段じゃ。」
巨人はそうつぶやくと・・
「コイツが、圭が犯人じゃ!!」
圭と呼ばれた焦げパンの体がビクリと反応した。
「はぁ!?テメェ!なにゆうてくれてんのや!!犯人はそこのメガネや!!」
とたんに3人の押し付け合いが始まった。
やりとりを見ていた生徒達はみな、3人に冷たいまなざしをおくっていた。
キーンコーンカーンコーン・・・・
そんな中、学校のチャイムが教室内をつつみこむ。
ガラァ——ッ
「授業始めるぞぉ。」
事情をしらない先生が教室のドアを開けた瞬間固まった。
—倒れている教卓。
—教卓の近くで鼻から血を流して気絶しているゴッツイ生徒。
—胸ぐらをつかみ合って言い争いをする3人の個性的な見た目の生徒達。
—それを眺める転校生、健吾。征服はボロボロだ。
—その他の生徒達はみな、壁にはりついてその様子を見ている。
次の瞬間、教室は地獄へと変化をとげた。
——————
作者から
・・・すいません。
ファンタジックな小説にしようとがんばってるんですが・・・・
今回もくだらない内容ですいませんしたぁ!!
次から気をつけます!
- Re: 隣のナルシスト ( No.8 )
- 日時: 2011/04/29 19:45
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
「はぁ〜〜〜〜・・・・」
放課後。
健吾は机で37回目のため息をついていた。
その理由は、昼休みの事件で、数学の宿題プリントを5枚出されたからだ。
それを横目でながめつつ、実和は黙っている。
教室はすでにほとんどの生徒達が帰ったあとだった。
残っている生徒達もすでに教室を出る準備をしている。
そんな中、健吾と隣の席にすわる実和だけが、ただただ、残っていたのだ。
健吾はフと思った。
「(そういえば、コイツなんでいるんだ?オレの泣き顔でも写真におさめようとしてんのか?最低だな。)」
「・・・・・」
健吾は自分が心情を口に出していることに気づきもせず、同じ疑問を口にした。
「・・なぁ実和君。なんでここにいるの?」
健吾の質問に実和は一言つぶやいた。
「・・君がここにいるから・・・・・」
「(はぁ?コイツオレの質問の意味分かってるのか?)」
健吾は内心実和にイライラしていた。
そんな健吾の心情を聞いた実和は言った。
「・・友達は悲しいときは黙ってそばにいる。・・・って本に書いてあったから。」
その言葉に健吾は目を丸くした。
- Re: 隣のナルシスト ( No.9 )
- 日時: 2011/04/30 17:17
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
「(・・・コイツ・・気持ち悪りぃな・・・・・。)」
健吾の心情を聞いて実和は頬を赤らめる。
「違う。違うから。本当にそういう感じじゃない。」
「・・・なにが言いたいんだよ?」
、真顔であわてる実和に健吾は聞くが、相手は黙ってしまった。
「(・・まさか、涙目野郎のヤツ、シャイっ子なのか?顔に似合わねぇな、コイツいつも真顔だし。)」
実和はうつむいたままだった。
それを見て健吾は何か話題はないか、と脳みそをしぼりこみ、言った。
「なぁ、実和君さぁ、まだ部活とか決まってないだろ?だったら今度柔道部、見学しにいこうぜ。」
「・・柔道?・・いいよ。」
「ぃっやー実はさぁ、この間柔道部のヤツに誘われたんだよ!君はきっとこの世にはまだない、新たな柔道を生み出せるとかってさ!」
「・・・・」
黙り込む実和に健吾は思った。
「(コイツとは絶対に気が合わないだろうな・・・。)」
———————次の日
朝学校に来た健吾を待ち構えていたのは、あのゴッツイ顔をした青年だ。
「おう!お前〜昨日はよくも俺に恥じをかかせてくれたなぁ?」
額に怒りマークをうかばせつつ、指をぽきぽき鳴らす青年。
その声に教室中が一瞬静まり返った。
そしてヒソヒソと生徒達はしゃべりだす。
——またあの転校生かよ。
——もう一人の転校生の実和君はとてもおとなしいのに・・
——なんか、あの健吾ってヤツはトラブルメーカーだな。
しかし、健吾は周りの会話を耳にいれることはせず、首をかしげていた。
「(ん?誰だコイツ。ゴッツイ顔だな〜。こんなゴツ顔、一度見たら忘れられねぇよな!ということはコイツとオレは初対面。ゴツ男は誰に話しかけてるんだ?)」
辺りをキョロキョロ見渡すが誰もいない。
みんな壁に張り付いているだけだ。
ゴツイ青年は健吾の心情(言葉)を聞くと顔を怒りで赤くした。
「っテメェー!!チャッカリ人の気にしてることを言いやがって!!コノォッ!!」
———!!———
教室中に緊張がはしる。
健吾は青年が拳を振り上げたのをみて、とっさによける体制を作った。
そして、健吾は振り下ろされた拳をサッとよける。
「(ふん!どうだ。みごとにパンチをよけて見せたぜ!さすがオレ、格好いいぜ!)」
しかし、その言葉をはっした0.001秒後、健吾は頭に激しい衝撃をうけて床とぶつかった。
「(な、なぜだ?パンチはよけたはずなのに?)」
目を丸くして、床に座り込み、考える健吾にゴッツイ青年は言った。
「オレのパンチをよけれるやつはいない!ハハハ!!ざまぁーみろやぁ!!」
「ック!!うかつだった!!まさか、ストレートパンチとみせかけて、実はカーブするパンチだったとは!!」
ゴッツイ青年と健吾はにらみ合う。
しかし、そんな青春あふれるシーンに、クラスの生徒達はみな、あきれたまなざしを送っていた。
その理由は・・・・
青年が拳を振り上げた瞬間、健吾は確かに、攻撃をよける体制になった。
しかし、実際のところ第3者からみると、健吾はパンチをよける行為を何一つしていなかったのだ。
ただ、黙ってそこに立っていただけ・・。
——あの転校生って・・バカなの?
——・・・・バカ・・意外に言い表せない。
——たぶんバーチャル世界で生きてるんだよ。あの子はさ。
——そうそう。脳内ではあのパンチを完全によけてたんだよ。
——脳内でよけてても、現実でよけなきゃ・・ねぇ?
みんながあきれたまなざしを送っている中、ただ一人、実和だけは、二人に熱い視線を送っていた。
まるで、超青春なバトル映画でも見ているようなまなざしを・・