複雑・ファジー小説
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- 隣のナルシスト
- 日時: 2011/04/23 21:35
- 名前: 青春○● (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
こんにちわ。初めまして(?)青春○●です!
えぇー今回は。。。まぁ何か明るい小説をかこうかな?とおもい書きますゼヨ!((←ウゼェ
ではでは。。とりあえず設定を書きます!
注意!!タブンおそらく、この設定を読まなくちゃストーリーが意味不明に感じるかもです!
((ただでさえ、設定をよんでも意味不明になりがちな文章ですのでw
:設定1:
主人公(橘 健吾)タチバナ、ケンゴ 高校2年生
・精神年齢は中学2年生((中二病ぎみ!?
・一言で言えばナルシスト。
・思ったことが言葉として口から出てしまう。
・本人はそのこと↑に気づいていない。
・もてたくてカッコつけるけど、女の子に話しかける勇気は無い。
:設定2:
タブン第2主人公アタリ〕(夜桜芽 実和)ヨルサメ ミカズ 高校2年生
・勉強はできる。
・運動能力ばつぐん((タブン
・基本クールキャラ⇒たまにくずれる。
・見た目はもてる。
以上です!ではでは、これから新便書いていくんで!((カナリ遅いかも
感想とか、ご意見、リクエストがあればどしどしwww
- 隣vテ拏縦 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/23 21:29
- 名前: 青春○● (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
1話。
オレがヤツとであったのは高校2年生の夏の日の事だった。
佐賀高校2年A組
先生の太い声が教室中に響き渡る。
「それじゃぁ、さっそく今日来た転校生に自己紹介をしてもらおうか。」
「机にすわる生徒達はみんな、オレのことをマジマジと見ている。まぁ、しかたないよね。きっと俺のかっこよさに見とれちゃってるんだ。」
橘 健吾は自分が思っていることを口に出していることも気づかず、どうどうと一歩前に歩み出た。
「えぇ〜橘健吾です。よろしく。」
言葉を言い終わると同時に得意げに優しくわらって見せる。
「お?みんな不思議そうな目でオレをみてるぞ。オレの格好よさに目がはなせないんだな。」
実際にはみんなどん引きした冷たい目線を健吾に送っていたのだが・・。
健吾は胸をはって教室中を見回した。
「さぁ!オレのすわる席はどこかな?」
その時だ。健吾は担任の村川先生が言った言葉に耳を疑った。
「えぇーじゃぁ、次、お前も自己紹介して。」
「冗談だろ?もうヒトリ転校生がいるのか?」
と思いつつ(声に出してる)村川先生の視線の先を見る。
———そこには———
もうヒトリの転校生らしき男子生徒がいた。
目は細く、軽く釣り目の彼は顔色一つかえることなく立っていた。
「オレとしたことが・・。自分の存在感の強さに、もうヒトリの転校生の存在を忘れていた。」
周囲からの冷たい視線にまったく気づかず、自分が思っていることが口から言葉として出ていることにも気づかず・・・健吾は得意げに笑っていた。
—————
作者から
ちょっと分かりづらい点があったので、ここで新たに設定します!
主人公が言おうと思っていっていることと、思っていることを知らず知らずのうちに言っている言葉。の判断がしにくいので・・・・
主人公が思っていることを知らないうちに言っているパターンの台詞のカッコがこれです!⇒「(〜〜)」
カギカッコの中に丸カッコが入っているカタチです。。
主人公が言おうとおもっていっている言葉のカッコはこれです。⇒「〜〜」
普通のカギカッコですww
ではでは。。すいませんややこしい設定ばかりで・・
他になにか意味不明な点があったらどしどし指摘してください!((ヨロシク
- 隣vテ拏縦 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/23 21:30
- 名前: 青春○● (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
ヤツは低い声で言った。
「夜桜芽実和です。よろしく。」
言ったとたんにキャー!と教室中で声があがる。
女子達が瞳をハートにして実和を見ていた。
「(な、なんでアイツが注目されてるんだよ!?オレのほうが何倍もいいのに!)」
健吾は歯軋りしつつ、やつをにらんだ。
健吾の隣の席は実和だった。
席替えは昨日したばかりだからメンドクサイ、が理由らしい。
健吾は実和が席につくなり思いっきりにらんだ。
「おい!お前さぁ、オレのことパクっただろ!?」
健吾の突然の怒りに実和は顔色一つかえることなく首をかしげた。
「パクったって?」
健吾は実和の表情と質問にさえ内心イライラしていた。
「オレがここに転校してきて不思議なイケメン転校生になる予定だったのに!オレの転校計画を邪魔したんだろぉ!!」
健吾の言葉に実和は眉をひそめる。
「(くっ!コイツ、オレのことをバカをみるような目でみてきやがった!)」
「・・・・・」
無言で実和は健吾を見ていた。おそらく、次の言葉を待っているのだろう。
「(なんてむかつくヤツなんだ!?もういい!オレコイツのこと無視するし!!)」
健吾は相手を精神的に苦しめる作戦を無意識に口にしつつ、黒板の方をみた。
「ねぇ、何か、悪いことしたならあやまるよ。ごめん。」
実和が頭をかるく下げる。
「(あぁ〜ゴミが話しかけてきたよ!)」
「ゴミって言った?今。」
健吾の心ない言葉に実和は反応した。
「(ん?コイツ今、オレの思っていることを当てやがった!?)」
健吾は自分が思っていることを口にしていることにすら気づかず、実和に視線をむけた。
「お前!実和、今オレの思っていることを——・・・」
健吾は涙目になっている実和の目をみて固まった。
「(コイツ、何で泣いてるんだ!?キモイな)」
実和は健吾の無意識に出した言葉を聞くとあわてていった。
「ヤバイ。今ちょっと目にゴミ入った。」
目をおさえ、涙をぬぐう。
- 隣vテ拏縦 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/23 21:31
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
健吾はブツブツと実和の文句を言いつつ、廊下を歩いていた。
今は昼休み中だ。オレは何故か教室のみんなが話しかけてこないので、退屈のあまり、教室を出たのだ。
「だいたい、何であの涙目野郎には人がいっぱい集まるんだよ。ここは普通オレに集まるだろ!オレのほうが何倍もカッコイイのに。」
健吾は行くあてもなくぶらぶらと校内をさまよっていた。
そのとき、肩をポンとつかまれた。
「よぉ!こんにちわ。えぇーと、実和君?」
「違います!おまけの方の橘健吾だ!!悪かったな!実和じゃなくて!!悪かったな!あやまるよ!!!」
健吾は相手が誰かも見ずに一方的にしゃべった。・・・が・・・
相手の驚く顔を見て、健吾は固まった。
——コイツは、この名札の色は・・・高校2年生だ。ぃや、同じ年だけど、他人だ。
健吾は顔面蒼白になる。
「(やべぇ!オレとしたことが!見ず知らずの赤の他人に怒りをぶつけてしまった!これは最悪な人間のする行動だ!!)」
健吾の無意識に言葉として出している心情を聞いて、話しかけた青年は笑った。
「ハハハハハー!お前、なんだ?面白いなぁ。今年の2年って全国的に個性的なのが集まってるんだなぁ!」
「・・・・」
健吾はガハハハと笑う他人を困惑気味に見ていた。
「(なんだコイツは。人間か?。何故同じ人間を見て笑っているんだ?)」
健吾の心情を聞いて、青年は笑いをこらえつつ、必死にしゃべった。
「オレ、ま、松平 大樹(マツダイラ タイキ)。柔道部だ。」
「(よくわからないが・・・、ここは空気的に自分も自己紹介をするべきだろう。)」
健吾は言った。
「オレは、橘 健吾。」
真顔で言う健吾と笑顔で言う大樹。対照的な二人は握手をしあった。
「・・・ところでさぁ、お前柔道部にはいらねぇ?人数たりなくて困ってるんだけど。」
「柔道部・・ですか。」
大樹の言葉に健吾は迷うそぶりをみせた。
「(ぅ〜ん、どうしようかな?ってか、ここは入るって言わなきゃいけないパターンだよな。そうしなきゃKYになるなぁ。ん〜でも柔道部か。))」
健吾の無意識に出している心情ボイスに大樹は反応した。
「健吾、別に空気とか読まなくても全然OKだぜ?全然気にしないから。」
大樹の言葉に健吾はギョッとする。
「(こ、こいつなんで・・オレの思っていることが分かるんだ?そういえば今朝もそういう事があったな・・・もしかして、オレにはテレパシーをおくる能力があるのか?)」
「んなわけないだろ!健吾が自分で自分の心情言ってるだけの話だかならな?」
大樹の言葉も健吾の耳には届かなかった。
- Re: 隣のナルシスト ( No.4 )
- 日時: 2011/04/23 22:02
- 名前: 青春 (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
キーン、コーン、カーン、コーン・・・
教室中に2時限目をつげる鐘の音が鳴り響く。
生徒達の多くはすでに机にむかって教科書を黙読していた。
話をする者は誰一人としていない、真面目な学習スタイルが成り立っている教室の中・・・。
ある場所だけが、周りとは違う空間になっていた。
それは・・教室の窓側の一番後ろの席だ。
その席に座る健吾は笑みを浮かべていた。
それに対して隣の実和は迷惑そうに眉をひそめている。
・・・・・コロコロコロ・・・・
実和の机の上に消しゴムのカケラが一粒、飛んできた。
健吾が投げたものだ。
実和は何も言わずにそれをはらいのける。
すると再び健吾は自分の消しゴムをちぎり、実和のほうへ投げる。
二人は5分以上続いているであろう、行動を繰り返しやり続けていた。
「(へっ!どうだ。休み時間の仕返しだ。ったく、オレより注目をあびるからこうなるんだよ!!)」
健吾は心の中で、実和に悪態をついた。
心情が言葉として自らの口からもれているのも知らずに。
「・・・ねぇ、やめてくれないかな。俺の机の前の床がどんどんきたなくなってるんだけど?」
実和の感情のこもっていない言葉に健吾は思いっきり嫉妬の怒りをこめていった。
「いやだね!ってか、俺別に消しゴムを投げて実和君に嫌がらせしようって思ってやってるんじゃないからね。ここ大事だぜ。」
「・・・・・・」
どうみても嫌がらせだろ。黙り込む実和に代わって、周りの席の生徒達が内心でツッコミをする。
健吾は実和の目の中にある、自分への嫌悪の色を見てあわてて言った。
「だから、本当に嫌がらせじゃないってば!実和君の周りをブンブン飛び回ってる虫を俺がつぶそうとしてるだけだって。」
言っている間も健吾は消しゴムのカケラを実和の席に投げ続ける。
「つぶそうとって、消しゴムで?」
実和は健吾に問う。
健吾はニコリとうなずいた。
二人の戦いは、教室に先生が入ってきた瞬間に休戦となった。
プリントがくばられ問題を解く。
教室中が沈黙につつまれている中、健吾はある重大な事に気づいた。
消しゴムが無いのだ。
「(畜生!実和との戦いで、すべてチギリ投げてしまったのか!!)」
健吾は愛想のいい笑みを顔に貼り付けていった。
「ねぇ、実和君。消しゴムかしてくれない?」
「・・・・・いいよ。忘れ物したら減点だから気をつけて。」
実和はなぜ、健吾に消しゴムが無いのか気づかなず、自分の消しゴムをわたした。