複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

嘘吐きシンデレラ
日時: 2012/03/29 09:23
名前: 桜庭遅咲 ◆ilG1GceQB. (ID: khvYzXY.)

さて、ハジメマシテの皆さんも、ご無沙汰してますな皆さんもこんにちは。
桜庭遅咲(さくらばちさき)現、緑川祐という拙い文字書きもどきです。

さて、始めましょうか。
嘘吐きの物語を。

【嘘吐きなシンデレラの末路は?】

★Information【お知らせ】
題名を変えさせていただきました。

皆様のおかげで参照が400を突破しました。
感謝感激です!
返信もやっとこ50です。頑張るぞー。

Re: 嘘吐きごっこ【まさかの参照300ですか】 ( No.40 )
日時: 2011/05/14 17:31
名前: 桜庭遅咲 ◆ilG1GceQB. (ID: khvYzXY.)

どうもこんにちは。
コメントなにそれおいしいの?参照とか関係ないよ!とか思い始めてます桜庭です。

このたびは参照300突破ありがとうございます!
オリキャラさんの登場はもうしばらくお待ちください。

まだまだ続きますので、これからもご支援よろしくお願いします!

よければコメントくださいwお願いしますw

本編 8−1 ( No.41 )
日時: 2011/05/15 20:42
名前: 桜庭遅咲 ◆ilG1GceQB. (ID: khvYzXY.)
参照: 一晩で参照が15も増えると嬉しいですw

「8」

別に、なんでもいいんだよね。
玩具にさえなってくれればさ。
けど、みんなぼくの玩具にすらならないなぁ。

★☆

ぴしゃり、と赤い水溜りの上に更に赤が落ちる。

「ねぇ、次はだーれ?」

その水溜りに、ぱしゃりと足を踏み入れる音。
それと同時に聞こえてくる、子供のようなはしゃいだ声。

「んんー?もう誰もいないじゃん」

その声が、寂しげなものへと変わる。

「やっぱり、ぼくの玩具にすらならないのね。…ふぁ…ねむ…」

つまらなそうに呟いた声は、欠伸へと変わる。
ころころと、よく声の変わるこの人物。
それは、高い高層ビルの屋上に立っていた。

周りには、水溜り。
ただし、水の色は青ではなく…赤。

そよそよ、と風がふき、その人物の頭の上にある猫のような耳が揺れる。
その猫耳が、ぴくんと動く。

「…折角、昼寝でもしようと思ったのになー…。何か用かな?」

猫耳のそれが声をかけたのは数m後ろの入口から顔を覗かせた人物。

「あぁ、ごめんね。経過報告を聞こうかと思ってね」

顔を覗かせたほうの人物は穏やかな、どこか、無感情とも取れる口調で言った。

本編 8-2 ( No.42 )
日時: 2011/05/16 19:44
名前: 桜庭遅咲 ◆ilG1GceQB. (ID: khvYzXY.)

「んー。15人。皆遊べなかったよー…」

猫耳のそれは拗ねたような口調で呟く。

「あはは、それは災難だったね」

後から来た人物は穏やかな口調のままだ。

「…そっちは?なんか面白いことあった?」

「こっち?あぁ、例のあの子と接触してきたよ」

くす、と後から来た人物は初めて感情的な笑いをこぼす。

「へぇ…?どうだった?例のお姫さんは」

猫耳のそれは、興味をもったようで口調が一気に明るくなった。

…しかし、返答はない。
猫耳のそれが振り返ると、そこには誰もいなく、赤い水溜があるだけだった。

「ったく。自分で話振ったんだから、オチつけてけっての」

ぶつぶつと文句を言いながら、猫耳のそれはごろりと寝転がった。
ぴくり、と動き続ける耳が、階段を降りる音が聞こえていることを表していた。

「ま、あいつは…勝手に進めるよね」

ぽつり、と呟いたきり、猫耳のそれは寝息を立て始めた。

「次は…、と。」

先ほどまで、猫耳の人物のもとにいたそれは、きょろり、と辺りを見回した。

そして、あ、と小さく声をもらした。

「なぁんだ…探す手間、省けたね…」

じっ、とそれは遠くをみつめる。
その瞳に映るのは、黒い何か、と人。

「…行こうかな」

それの足は、見つめ続けていたそこへと向かっていた。

Re: 嘘吐きごっこ【まさかの参照300?ありがとうございます!】 ( No.43 )
日時: 2011/05/16 20:20
名前: 聖華 (ID: 3lmdTyLL)

初めまして!
聖華です。小説おもしろかったです!わたし、この小説すきです!!
つぎの作品も楽しみにしています!

Re: 嘘吐きごっこ【まさかの参照300?ありがとうございます!】 ( No.44 )
日時: 2011/05/17 20:10
名前: 桜庭遅咲 ◆ilG1GceQB. (ID: khvYzXY.)

聖華様>>
コメントありがとうございます。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。