複雑・ファジー小説
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- .。○天魔の鎖●.. 参照400突破、ありがとうございます!
- 日時: 2012/05/05 23:08
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
- 参照: http://ameblo.jp/reimu77/image-11238124246-11946281707.html
汽水を知っている人は【おはこんばんちわ】←
汽水を知らない人は【初めまして】
汽水と申す者でござる。
今回の小説は前半コメディで後半ダークな物語です。
注意
この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれる可能性があります。
そういうのが苦手な人は今すぐ戻るを連打してください。
某ゲームを参考にさせていただいてる所があります。
自己満足です[岩陰]・ω・` )
みゅーじっく*
>>13 戦闘用BGM
>>37 番外編用BGM
いらすと*
>>0 表紙絵
>>15 ナナ&リュウセイ(蓮華様作)
>>39 ナナ(自作)
>>49 ナナ(キネリ様作)
きゃらくたーそんぐ*
>>52 ナナ
>>22 リュウセイ
きゃらくたーぼいす*
>>69 >>70 ナナ・アニス
>>68 スモモ・シュノール
>>71 リュウセイ・ラザーノ
>>72 サイト・ミーロ
>>75 全員
もくじ*
>>55
神様*
○リナ様
○梨花様
○松岡 リア様
○愛河 姫奈様
○六花様
○ゆぅ様
○ミルクチョコレート様
感想をくれた人*
>>61 棋理様
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.22 )
- 日時: 2011/12/18 22:47
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: Dz78gNY2)
ある日 俺の家に
天魔が現れ 襲っていく
大切なもの奪われて
静かに怒り 恨み憎んだ
その時 少女がやって来た
少女も天魔に奪われて
何も知らない 出来ないのに
闘う事を決意した
無邪気に笑う能天気な君
けれど 決意は固くて
その強さに惹かれた俺も
共に闘うことを決めた
闘い方も知らないのに
決意は固くゆるぎない
その裏に君の横顔 とても寂しく映った
君の過去は どれほどのものか知る術はないけど
いつか俺のこと信頼してくれたなら 何時かは笑って話してくれるかな
無邪気に笑う脆い君
弱さを隠し 決意を纏う
その弱さに惹かれた俺も
共に闘うことを決めた
何時か平穏が訪れるだろうか
何時か幸せが訪れるだろうか
何時か自由になれるその時は
君は心の底から 笑っているだろうか……
______________________________________
またまた火矢 八重s作のリュウセイのイメソンです。
実はこれ、ナナのイメソンと対になってたりします。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.23 )
- 日時: 2012/05/02 21:57
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第14話 毒姫様 前篇
(今回は私、汽水が村娘役を担当させていただきます。
決して名前を考えるのがめんどくさかったわけではありません)
ある夜のこと……
私が山に山菜取りに行った帰り道、道に女人が倒れていました。
私はこのまま放っておくのも何かと思い、担いで村に帰る事にした私。
—家—
両親は都に働きに行っていていないのでこの家には私しかいませんでした。
女人を藁布団に寝かせ、私は残り少ないお米で粥を作りました。
その時、布団からゴソゴソと音がしました。
振り向くと、女人が目を覚まし、金色の瞳でこちらを睨んでいるではありませんか。
「大丈夫ですか?
粥を作ったので食べれたら食べてください。」
「…………」
「?」
「なんで、こんな私に……、優しくしてくれるの。
私は紫の髪で……変なのに。」
確かに女人は死を指す紫の髪だったが……。
輝く紫の長髪は美しかった。
「髪の色なんて関係ないと思うわ。
さ、粥でも食べて休んでください。」
女人が食べ終わった後、私は問うた。
「何というお名前?
私はキスイ。」
「え……な、名前は……、」
女人が戸惑ったように思える。
「?」
「さ、サキ」
女人の名前は『サキ』というらしい。
なんだか即席で考えたみたいだけど気にしないでおこう。
「サキ?
可愛い名前ね。
どこから来たの?」
「山」
「ふーん……」
そしてみんなが寝静まった頃。
私はふと目を覚まし、サキが居ないのに気付いた。
「あれ?」
不審に思い、裏口から飛び出して村を駆け回った。
居ない、どこにもいない。
疲れ果てて家に帰ってみると、サキは藁布団で眠っていた。
???
私が勘違いをしただけなのだろうか……。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.24 )
- 日時: 2012/05/02 22:00
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第15話 毒姫様 後篇
—翌日—
友人のカレアが死んだ。
原因は蛇の毒だそうだ。
「……偶然よね?」
私はサキを一瞬疑ったが、そんな訳ないよね、と思った。
その晩、またサキがいなくなった。
そして翌日——
また一人、死んだ。
「……いや、それはない。絶対にないわ。」
また翌日——
また一人、死んだ——……。
こうなってくると村も大騒ぎだ。
私は村長に呼ばれ、集会所に行った。
「お前が紫の髪の者を連れてくるから村に災いが降りかかったのじゃ!」
私は責め立てられた。
「明日、また一人死んだら——……。
お前の命で償ってもらうぞ。」
「〜〜!!
はい……。」
とぼとぼ歩いて家に帰った。
「おかえりなさい、キスイ。」
相変わらずのサキ。
こんなサキが災いを及ぼすなんて考えられない。
私は言えなかった。
—その夜—
私はサキの後をついていくことにした。
夜、起きてどこかへ出ていくのを見ると、私は黙って追いかけた。
サキはどうやら友人の家に向かうようだ。
家から友人が出てきて、サキと何か話しているようだ。
聞き取れない……。
その瞬間、サキが友人の首に噛みついた。
私は驚いて声を上げそうになった。
しばらく経つと、サキはどこかへ行ってしまった。
多分家だろう……。
私は友人に駆け寄ったが、既に息はなかった。
私は……決意した。
家に帰ると、サキが黙って座っていた。
「サキ、あなたは「どこ行ってたの?」
「…………」
「私をつけてきてたの?」
「……うん。」
もう正直に答えてしまおう。
どちらにしろ私は逃げなければならない。
「ふーん……。」
「わ、私!!
もうこの村にはいられない。
今度人が死んだら……私を殺すって言われたもの!」
「え……」
「殺される前に夜逃げする!!」
「き、キスイ……。
私……毒蛇の姫……。
毒姫っていうの……。
ねえ、もう何もしないよ、だからずっと私と一緒にいて……。」
サキは涙目で言った。
「無理だよ、どうせ私殺されるんだもん。
サキ……アナタは森に帰って。」
「そう言ってわしは村を出たのじゃ……。」
Zzz……。
「って何寝とる!!」
「だってつまんないだもーん。
大体作者が主人公って何それウザイ」
作者「Σ酷い」
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.25 )
- 日時: 2012/05/02 22:17
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第16話 先に進むにも道が暗すぎて
—地平線の見えるとこ—
結局手がかりゼロで出発することになった。
「うひゃー、見て、地平線!!」
目をキラキラさせ地平線を眺めるナナ。
「そうか」
「見たことなかったんだよー!!」
「…………」
呆れたようにリュウセイは少し笑った。
そしてまた暫く歩いていると、向こうから人がやってきた。
私は無視して通り過ぎようとしたが、
「もし、そこの人」
案の定話しかけられました。
ま、分かってたさ、こんな展開……。
その人は紺のずきんをかぶっていて、顔が見えなかった。
「は、はい?」
「道に迷ってしまって……」
声は女の人だなあ。
「案内しろと?」
突き放し気味に言ってみる。
こうすればどこかへ行ってくれると思ったからだ。
「そうしていただけると助かるのですが……」
ですよねー。
そんな事で諦める人、居ないよ。
「……あ、私急ぐので」
早急に逃げようとするナナ一行。
「……逃げるな」
いきなり低い、男の声だ。
「「!?」」
「お前等、感づいているのだろう?」
何を!?
っていうか何で!?
人はずきんを脱いだ。
青いライオンだ。
こいつ、まさか——……。
「……誰?」
誰だコイツ。
私は知らないぞ?
「お前の知り合いじゃ……」
ワケの分からない顔をするナナとリュウセイ。
「オレは刺客だ」
「刺客? もしかしてあのライオン?
でももう一匹いなかったっけ……ブツブツ」
「俺は正真正銘あの時の刺客だ。」
理解したら物凄く驚いた。
顔はよく覚えていなかったし……。
「ナナ、離れろ。
何かしかけてくる。」
リュウセイが私の前に立った。
「お前の力を奪い取れなかったからな。
あの方がお怒りなのだ……。」
あの方……?
素早く青ライオンに口に何かを当てられ、気を失ってしまった。
暫くして、目を覚ましたが、ここがどこだか分からない。
真っ暗な空間だから周りが見えないのだ。
それに、縄で縛られていて動くことができない。
「…………!」
私は、リュウセイのことを思い出した。
「リュウセイ……、居る?」
返事がない。
「リュウセイ?」
返事は……やはりない。
「リュウセイ!! リュウセイってば!!」
何度も何度も名前を呼んだ。
失うのは嫌だ。
また一人ぼっちになるのは嫌だ……。
「ねえ、リュウセイ!!」
「……うるさいな、少しは静かにできないのか。」
「リュウセイ!?」
聞き覚えのある声がして、心底安心した。
リュウセイは生きてるんだ……!!
良かった……。
「……ほんとに良かった」
涙を拭いたかったが、縛られていて拭うことができなかった。
「……俺は簡単に死んだりしない。
安心しとけ。」
この声で私がどれだけ安心したか、言葉では表せない。
リュウセイまでどこかに行っちゃったら絶望のどん底に沈んでしまうだろう。
「……うん……、ありがとうリュウセイ」
……私は人に甘え過ぎてるのかもしれないな。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.26 )
- 日時: 2012/01/23 23:58
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
小話 「全然脈略がないよ!!」
ナナがフードを被っていて、頭が見えなかった。
ナ「うーん……」
汽「どーした、ナナ。」
ナ「あのね、私ね……。」
汽「?」
ナ「実は……」
汽「……さっさと言ってください。」
ナ「にゃんこになっちゃったの!!」
ナナがフードを取ると、耳があった。
ナ「しっぽもあるし……」
確かに生えている。
汽「……うわ」
ナ「心当たりとか、無い?」
汽「……うーん……」
いや、あるにはあるのだ。
でも、まさかあんな謎の緑の液体を飲むはずがない……。
あれは私の実験用液なんだから……。
ナ「実験室に置いてあった緑の液体飲んだらこうなったの……。」
げΣ
やりおったwww
汽「あーあれ。
……悪い、用事思い出した。」
ナ「待てや、おい。
その反応からしてお前のせいだろ。」
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