複雑・ファジー小説
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- .。○天魔の鎖●.. 参照400突破、ありがとうございます!
- 日時: 2012/05/05 23:08
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
- 参照: http://ameblo.jp/reimu77/image-11238124246-11946281707.html
汽水を知っている人は【おはこんばんちわ】←
汽水を知らない人は【初めまして】
汽水と申す者でござる。
今回の小説は前半コメディで後半ダークな物語です。
注意
この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれる可能性があります。
そういうのが苦手な人は今すぐ戻るを連打してください。
某ゲームを参考にさせていただいてる所があります。
自己満足です[岩陰]・ω・` )
みゅーじっく*
>>13 戦闘用BGM
>>37 番外編用BGM
いらすと*
>>0 表紙絵
>>15 ナナ&リュウセイ(蓮華様作)
>>39 ナナ(自作)
>>49 ナナ(キネリ様作)
きゃらくたーそんぐ*
>>52 ナナ
>>22 リュウセイ
きゃらくたーぼいす*
>>69 >>70 ナナ・アニス
>>68 スモモ・シュノール
>>71 リュウセイ・ラザーノ
>>72 サイト・ミーロ
>>75 全員
もくじ*
>>55
神様*
○リナ様
○梨花様
○松岡 リア様
○愛河 姫奈様
○六花様
○ゆぅ様
○ミルクチョコレート様
感想をくれた人*
>>61 棋理様
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.7 )
- 日時: 2012/05/02 18:04
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第3話 突然の悲劇(微グロ注意)
「ふぁぁああ」
朝、家の近くの木の上で寝ていた私は物音で目が覚めた。
なんの音だあ?
木から飛び降り、辺りを見回した。
どうやら音は家の方からだ……。
『……だ』
『……だな』
誰か喋ってる……。
でもよく聞こえないなあ……。
私がひょこっと家の前に飛び出すと……。
「うそ……」
家の前には赤い液体が飛び散っていた。
鉄の匂いがする……。
でもそこにはアルスと兄ちゃんはいなかった。
代わりに青と黄色の雄ライオンの二人組が立っている。
「……コク、例の……」
「ああ……レイ、やるぞ。」
「……ちょっと、あんた達!!
この血、誰の血よ!」
青いライオンと黄のライオンを怒鳴りつけた。
「……さあな」
知らん顔で青ライオンが言う。
「答えなよ!!
あんた達がやったんでしょお!?」
涙が溢れて飛び散った。
……ねえ、これって……兄ちゃん達の血でしょ……?
「……レイよ、早くせねばあの方のお怒りに触れる……。」
「そうだな……コクよ。」
「な、何する気ッッ!!」
ライオンがこっちににじり寄ってくる。
「お前の力を貰う……。」
「な、何の話!?
私に力なんてないっ……」
ナナが後さずる。
「レイよ、スパティルにも……」
「行かねばならん。
さっさとやれ。」
次の瞬間、体中に激痛が走った。
私……兄ちゃん達と同じに……、
プツン
意識が途切れた——……。
「……力が吸い取れない……。」
「さすが最後の生き残り……半端なやり方では手に入らんか……。」
「ふっ……あの方のお怒りをまたくらうのか……。」
「まあ、またやればいいだけのことだ……。」
「そうだな……。」
レイとコクは去っていった。
—数日後—
私が目を覚ますと、ベッドにねかされていた。
「うう……」
「よ、良かった!!
目が覚めたのね!?」
目の前に『ハナ』がいる。
「……ハナ」
ハナは名前の通り花屋の娘だ。
私の友達でもある。
「よかった……。
ナナ、アナタ家の前で倒れてて……。
ずっと目を覚まさなかったから……。」
「大丈夫よ……ハナ」
「アルス達は居ないし……。」
「アルスと兄ちゃんはきっと連れ去られたのよ……。
死んでない、そう信じてる。」
そうだよ、あの血は……兄ちゃん達のなんかじゃない。
きっとさっき思ったことは間違いだったんだ。
……あの血は、誰の物?
「ナナ?
どういう事?」
「ライオンの姿をした奴等に殺されそうになったの。」
「……それで、どうするつもり?」
「勿論、あいつ等が向かったスパティルへ行くわ。」
ハナの表情が険しくなった。
「やめてよ、ナナ……。
アナタまで死んじゃったら……。」
「アナタ『まで』って何?
アルスや兄ちゃんは死んでないのに、なんで『まで』なの?」
「ご、ごめんなさい……。」
ハナが慌てて私に謝る。
「いいよ、別に。」
「ナナ、せめてこれを持って行って。」
ハナが倉庫に行って、戻ってきたときには手に杖が握られていた。
「何でこんな物……。」
「お父さんは魔法使いだったから。
この杖はブイオよ。」
ブイオ……闇って意味か……。
「アナタも魔法が使えるでしょ?」
「うん、一応……。」
「なら持って行って。
きっと役にたつ。
そして——、
絶対に生きて帰ってきてね。」
「……ハナ」
ハナが手を差し出す。
私はその手に自分の手を合わせた。
そして、
「アナタは生きて帰ってきますね?」
「勿論です」
これがこの世界の約束の方法。
「うん、手を合わせたらナナの気持ち伝わってきた!!」
ハナが笑顔になる。
「本気、なんだね?」
「……うん。」
ほんの少し迷ってからきっぱりと答える。
「アルスとルッツさんは絶対生きてるって私も信じてるから!!」
「ありがとう!!
じゃあ、私も行ってくるね!!」
ハナの瞳には涙が浮かんでいた。
そして、私の瞳にも——……。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.8 )
- 日時: 2012/05/07 18:17
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: iAb5StCI)
第4話 スパティルまでの道のり
(ドラクエみたいになってます)
私はもしものために地図を持ってきておいた。
えー、スパティルへは南東へ……、
「ご、5キロおおお!?」
昔はね!? 三十メートルのがけ飛び越えられたよ!?
でもね、今は無理だよ。
あの時は仕事のために鍛えてたから……。
でも今そんな身体能力残ってないから!
いや、行くって決めたんだ!!
歩けー!!
途中の道は山を1つ越えなきゃだけどね……。
そして魔物も出るわな……。
「うわあ!!」
い、いきなり魔物!?
紫色をした変な物体が……。
「ほ、炎の精霊よ、我が手に炎よ、集い来たれ、敵を燃やせ!!
フエゴ!!」
その魔物は中級の炎魔法で簡単にやっつけられた。
弱すぎだろ……。
でもマジックパワーにも限界がある……。
作者「どーも。 解説役の作者です。
そこで登場するのはこのブイオ。
このブイオ、攻撃するとMP(マジックパワー)を吸い取れるのです。」
「ドラ●エじゃん!!
ま……、いいか……」←良くありません
そうこうしているうちに夜はふけていった……。
「なんかいつの間にか日が暮れてるよ!!
進んだ距離は……。
ええっ!?
たったの500m!?」
こりゃあ……先が不安だな……。
「とりあえず野宿しなくては……。
あ、寝袋忘れた。
……木の上で寝よう。」
—翌日—
「まわり……魔物だらけですけど?」
寝起き開幕1戦目ですか!?
「ね、寝てる間に攻撃されなくてよかったというべきなのか?」
やはり慌てふためくのが主人公としての役割!?
あ、主人公とか言っちゃったよ!!
おっと、先に魔物だ。
全体攻撃魔法は一つ使えたな……。
よし、それで一掃だぜ!!
「怒り狂え、雷を司る精霊よ、大地に雷を降り注げ!!
メガライ!!」
ピカ ゴロゴロゴロ
そんな音とともに周りに雷が落ちた。
魔物は一掃できたが……。
「木に火が燃え移ってるし!
と、とりまこの魔法で!!
清らかなる水よ、其れは天の恩恵なり、天より降らし給え!!
ウォーターレイン!!」
聖なる雨が降り、木についた火は消えた。
ぜぇぜぇ……。
よく雨降らせる魔法知ってた私!!
さすがにMPの使い過ぎで30/125だよ……。
雷全体 雨降らし。
これMP約48使うんだよ……。
「もう!!
うわーもうお日様が頭上に来てる!!!
急がなきゃー!」
ナナは走っていった。
—夜—
「な、なんとか3キロ地点まで到着!!」
山の中腹まできたとこで体力的にも精神的にもダウン。
オマケに何も食べてない……飲んでない……。
リュックの中をゴソゴソと探ると、水とおにぎりが一
つ出てきた。
「ktkr!! 誰がいれてくれたんだろう?」
私は入れた記憶がない。
そもそもリュックなんか持ってきてたっけ……。
……うーん、考えても仕方ないよね。
と、いうことでおにぎりを食べてこの日は眠った。
—翌日—
「こんなのんびりしてる場合じゃないことに気づきました。」
今、気づいた。
「こうしてる間にも兄ちゃん達が何してるか分からない!
もしかしたら……生贄にされてるかもしれないじゃないかああ」
早く先に進まなきゃ。
這ってでもスパティルに着くぞ!
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.9 )
- 日時: 2012/05/02 18:12
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第5話 スパティル
ついに着いた。
スパティルだ。
この世界で一番大きいだけあって……人がたくさんいるかと思いきやなんだか閑散としてるなあ……。
それに……前見たときと雰囲気が違くない?
中に入ると、なんだかジロジロと視線を向けられてるみたいだ。
何だろう……。
「ちょっとアンタ!!」
地味な服を着た太めのおばさんが話しかけてきた。
「は、はい!?」
「あんた……ライオン共の仲間じゃないだろうね……。」
「ライオン!?
ま、まさか……あの!!」
「なんだい」
「そのライオンはどこに向かいましたか?
私、そいつを追っているんです!!」
「アンタ、やっぱりライオンの……」
違う、そうじゃない。
私は——、
「私、仲間を連れ去られたんです!!
お願いです、教えてください!!」
「……しょうがないね。
私達の街にはね、ライオンが二人来たのよ。
話しかけると、『リュウセイ』はどこだ、って聞かれたわ。
そんな人知らないから、知らないって答えると……。
嘘だ、絶対にここに居るはずなのだ……とか言うのよ。
そして、ある人が……。
『リュウセイ』など俺達の街にはおらん。
とっとと帰ってくれ、って言ったら……。
殺されたのよ……。」
「は?
ここには兵士とかがいないんですか?」
それだけで、殺すだろうか……。
「兵士が一人残らず消えていたのよ。」
兵士……か。
推測するに……殺されたんだろうが……。
そんな事私の聞きたい事じゃない。
「で、そのライオンはどこに?」
「たしか……高台に行ってたわね。
そういえば……高台に一軒家が……。
でも誰の物かは知らないわ。
あの家からは人の気配がしない。」
「分かりました!!
ありがとうございます!!」
そう言ってお辞儀をすると私は高台へ上った。
—高台—
あのおばさんの言ってた通り一軒家があった。
ライオン達の姿はない。
コンコン
一軒家の扉をノックしてみたが返事はない。
「誰かいませんかー?」
コンコン
やっぱり返事はなかった。
「入りますよ?」
カチャ
扉を開けて入ると、何やら音がする。
ジャー
水を流すみたいな音……。
音のする方へ行くと、紅い短髪の背の高い男の子が洗い物をしていた。
「あの……。」
私が呼びかけると男の子は蛇口を捻って止めた。
「この辺にライオンが来たことありますか?」
「…………」
男の子は無言のままだ。
「あのぅ……」
「ライオン……?
ああ、前に来てたな……。」
男の子がこちらを振り向いた。
金色の目が太陽に反射して光る。
「そうなんですか……。」
「ところで……誰だ?
お前……。」
「私ですか?
ナナ・アニスです!!
アナタは……?」
「リュウセイ。
リュウセイ・ラザーノ」
「リュウセイって……ライオンが探してた?」
「……そうだ。
あいつ等ナナが何だとか俺が何だとか言ってた。」
「そうなんですか……。
実は……私、兄を二人連れ去られたんです……。」
「ライオンにか……。」
「はい……。」
「行くな」
断言された。
相変わらずの無表情で。
「それはお前をおびき寄せるための罠だ。」
そんなこと、分かってる。
「そりゃ、そうかもしれないですけど……。
私にはアイツ等に絡まれる心当たりがありません!!
なんで——……。」
「お前は力を持っているからだ。
俺も力を持っているから狙われた。」
「力って何なんですか!!
私はそんなもの持ってません!!」
何でそんなことが分かるんだ。
自分にも分らないのに、何で他人には……。
「俺に言うな。」
「……すみません……。」
「ネス」
「は?」
「ライオンが向かった場所だ。
お前、どうせ行くんだろ?」
「は、はい!!
ありがとうございます!!」
リュウセイの言葉に涙が出そうになった。
なんだか……嬉しかった。
コトン
リュウセイのポケットから何かが落ちた。
それは、
「竜書いてある……メダルの欠片?」
私は天魔が書いてあるメダルの欠片を持っていた。
「私もそれ持ってる!!」
これは私が拾われた時に持っていた物だそうだ。
でも何でその欠片をリュウセイが?
欠片を私が出すと、両方のカケラが光りだした。
「え……?」
「共鳴……反応。」
欠片は近づき、ペタッとくっついた。
「「は?」」
私とリュウセイはただただ床に転がるメダルを見つめるしかなかった。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.10 )
- 日時: 2011/11/01 20:01
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
第6話 仲間ゲッチュッチュ☆
唖然と転がる欠片を見ていた。
「……これ、全部そろったら……天魔族と竜族が復活するメダル……。」
天魔族と、竜族……。
「で、でも何でそんな物が!?」
「さあ……。
俺も知らないんだ。
何でこれを持ってたか。」
「……何はともあれ、これ……。
どうします?」
要するにどっちが持っておく?
という意味である。
「…………」
「……そーだ!」
私はいい考えを思いついた。
とたんにナナの表情が明るくなる。
「一緒にライオンを探してください!!」
「は?」
「メダルくっついちゃったし……。
それに、なんだかアナタといると……力が湧いてくるくるんです!!」
「それ、俺も同じ様に思ってた。」
「これも何かの縁。
私と一緒に行きましょう!!」
「嫌だ」
「な、なんでですか!?」
「何で俺が危険を冒してまで一緒に行かなければいけないんだ?」
リュウセイはみるからに不機嫌そうな顔をした。
「だ、だって……。」
正直……一人で行くのが怖い。
「……ま、俺もライオンに取られたモン取り返さないといけないし……。
同行するか……。」
ナナの不安そうな顔が一気に爽やかな顔になった。
「じゃあ行きましょー!!」
「……(うわあ)」
「ところで何が得意なんですか?」
「剣技。
これは俺の剣でトルナード。」
「そうなんだ……。
あ、もう敬語抜きね。」
仲間になったんだしね。
- Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.11 )
- 日時: 2012/05/02 18:21
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)
第7話 ルムーと対決!!
家を出た途端、緑色の魔物が私の目の前に現れた。
「ルムー……」
「ルムーって?」
「隣村を襲った魔物」
すごくサラッと言い切ったなあ……。
リュウセイ……。
ベチョ
「うわあああ」
いきなり紫色の液体を吐き出したルムー。
「き、気持ち悪い!!」
「それに触れると毒に侵される。
早く離れろ」
「え!?」
私はサッとその場から飛び退いた。
「戦うしか、無いわけ?」
「それしかないだろ」
—戦闘タイム(戦闘シーンはグロ注意)—
私はブイオ、リュウセイはトルナードを持ち、構えた。
「コイツの弱点は?」
「たしか炎が——」
「じゃ、パーフェクト ヴァレーヒで決まりだね!!
我が盟約に従い、炎の精霊よ、集え、猛る灼熱の炎よ、全てを焼き尽くし、喰らいつくせ!!」
「あーあ……」
ルムーは炎に覆われた。
絶対に、倒れたと思った。
だけど——……。
ルムーは炎の中から、いや、炎をまといながら生きていた。
「ええ!?」
「こいつは炎を貰うとパワーアップする。
こいつの弱点は氷だからな。」
「そういう事は最初に言ってよ!!」
炎の中から出てきたルムーは脂肪で隠れていた黄色い眼が見えている。
「気をつけろ。
ルムーはパワーアップすると爆翔焔陣を使う。」
「そ、そんな……。」
「お前、防炎障壁使えるか?」
「使えるか!!
そんな炎を完全防御する魔法!!」
とりあえず攻撃だ!!
「斬氷翔」
リュウセイがそう言ってルムーを斬りつけた。
剣が氷剣になっている。
まあ簡単に言えば氷の力をまとっている。
「す、すご……。」
唖然としてリュウセイの剣に見惚れていると、持ち主から変な目で見られた。
なんでそんな目で見るんだよ……。
「早く氷をあてろ」
「あ、うん……」
リュウセイに急かされる。
って言っても氷魔法は一つしか使えないんだよ……。
それも初級の……。
「凍てつく氷よ、其れを凍らせよ!!
氷結!」
ダメージはあんまり与えられず、足を凍らせただけだった。
だから初級なんだよ……。
ゴォー!!!
ルムーが炎を吐く。
反撃キタァァァ。
爆翔焔陣ゥゥゥ……。
なんとか左に避けたが、服の右裾は焦げ、右の腕には火傷を負ってしまった。
「熱っ!! 熱い熱い熱いよー!!」
私がその場でピョンピョン跳ねているとリュウセイが、
「ったく……役に立たねェ奴……。
いいか」
『いいか』が妙に圧迫感……。
そしてその前の発言が酷い!!
「氷の攻撃ってのは……。」
氷剣を振り上げた。
「こう使うんだよ、
氷界震空斬!!」
リュウセイが空高く飛び上がり、氷剣を投げた。
氷剣はルムーを貫く。
ルムーの体の中から黒い血がドロドロと溢れ出て暫くすると、ルムー本体は消えてしまった。
「何、これ……」
黒い血の中に銀色に光る物が入っていた。
「メダルの欠片……」
天魔の丁度羽の部分が書いてある。
私は欠片をメダルにくっつけた。
ルムー……もしかしてこれで苦しんでたの?
「おい、もう行くぞ。
ライオン追いかけるんだろ」
「あ、うん——……。」
疑問を残したまま、私達はネスに向かって出発した。
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