複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿3、更新中】 
日時: 2016/03/17 18:35
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: 4HqLIUOk)

初めまして、ゆりかんといいます
小説はたくさん書いていますが、複雑ファジーに投稿するのは初めてです
どうか、よろしくおねがいします
今回は、初めてですが「推理もの」に挑戦してみました
...はい、初心者です←
思いっきし初心者です

最近は更新が亀からナマケモノへと進化(退化?)してきました
謎とか色々ぐだぐだです
矛盾点見つけたら、遠慮なく「ここが違うんだけど」と指摘してくださっても結構です^^てかしてくださいっ←


登場人物

村松弥生(むらまつやよい)
学年 中2
容姿 黒のストレートに水色の目
性格 容姿はお嬢様っぽいが性格が冷静なため
あまり女子には見えない。頭の回転が速い
水月とは幼なじみ
みぞおちキックを得意として、水月にこれまで何度もしかけるが
まともに当たった事は一度もない(それ以外の頭、背中、臑などは当たる)
観察力、記憶力はあり、推理力も高い
定期テストは一夜漬けタイプ
年の離れた弟がいる
若干ブラコン



瀬戸水月(せとみづき)
学年 中2
容姿 茶髪の肩くらいあるツインテに赤い目
性格 とんでもない問題児だが、性格は明るくどちらかというとうるさいけい
なぜかファンクラブがある。人を気絶させる大声を持つ
弥生とは幼なじみ
一見馬鹿っぽいが、以外に推理力ある
その力は、もしかしたら弥生以上かもしれない
年の離れた兄を持ち、彼に授業のエスケープ技を教わった



弥生&水月のイラスト>>37


その他の登場人物  >>64

事件簿1>>6 >>14 >>23 >>27 >>30 >>31 >>34 >>35 >>38 >>39 >>40 >>41[挑戦状] >>42 >>45 >>46

事件簿2>>47 >>52 >>56 >>57 >>60 >>63 [挑戦状]>>65 >>66 >>67 >>68 >>71 >>72 >>73

事件簿3



とりあえず探偵はホームズ好きです
あ、でもポアロとかも好き。

推理小説とかの作者だと赤川次郎さん、東野圭吾さん、東川篤哉さん、湊かなえさんとかが好き。あとはやみねかおるさんも
東野さんのガリレオシリーズとか加賀恭一郎シリーズも大好きです
湊かなえさんだと少女が一番かな。あれは、全てがわかると本当に気持ちいい

はやみねさんの本はほぼ全て持ってます
一番好きなのは夢水シリーズ、町トム、怪盗クイーンかな...
二次紙の方で怪盗クイーンの推理小説っぽいの書いてます(さりげなく宣伝)

推理小説好きだけど、謎は考えずにそのまま最後まで読んじゃう人
なので推理小説書く人にはまったく向いてませんw
なんかたまに暴走してギャグになりつつ...
一応二人の謎解き(?)がメイン(のはず)なので楽しんでもらえたら嬉しいです^^

Re: あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿2、更新中】  ( No.72 )
日時: 2013/01/21 19:02
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: zPUpNUPC)

全てを語り終え、私は長いため息をひとつ
リンさんとレンさんはいつもの無表情に戻っていた

「あ、あとひとつ聞いてもいいですか?」
「……何でしょう」
「何も言わないという事は、多分当たってるんだろうけど、どうして私と水月に依頼したのですか?どうせ分からないだろう、という理由だとしてもただ単に邪魔なだけじゃないですか」

「……分かりません、もしかしたら私とレンは知らず知らずのうちのカリンを助けだしたい、そう思いあなたたちに頼んだのかもしれませんね。」
「それじゃあ最初に言ってくれればよかったのに……」
「……それでもやはり心の中では、お嬢様を助けるにはカリンに犠牲になってもらわなければいけない、そう思ったのです。」
「それでも、本当に妹を取り戻したいのなら変なプライドを捨てて、言うべきでは?」
「カリンと同じ、知らず知らずのうちに思いを縛り付けていたのかもしれませんね、私たちも」

何なんだよ、それ
面倒くさい手を使ってここまで調べたのが馬鹿みたいじゃないか


「あなたの言った通り、私たちは一生お嬢様に仕えるのです。この命に替えても。だから、カリンがこう言いだしたときは何か不吉な予感がしたのです。あの子がそんなことを言うはずがない、と」
リンさんに変わりレンさん

「じゃあどうして警察を呼ばなかったのですか?」
「警察を呼んだら、お嬢様にはこのことがばれてしまいます。お嬢様にははっきり言って、この事を知られたくなかったので」

え?何言ってるんだ、この人は

星野はきっと知っている
古文なんて中学生は誰だって分かるさ、ましてやずっと昔からあるあの紙、解読しないはずがない

それじゃあどうして何も言わなかったんだろう……

もしかしたら...

もしかしたら、星野もまた、カリン同様自分を縛り付けていたのではないか
もっとも、星野は知らなかったろう
カリンがなぜ誘拐されたのか
リンさんとレンさんが何をしたのか
3人がどんな思いを抱えていたのか


だいたい何なんだ、あんな紙切れのせいで
こんな風になってしまったんだ

星野、リンさん、レンさん、カリン
4人とも、あんな古びた紙せいでずっと、ずっと長い間この屋敷に縛り付けられてたのではないか?

いや、これは多分私の想像
実際は知らない
けれども、これだけは言っておかなければ

「部外者の私ははっきりいって言いたくないんですけど、一応言っておきます。もう自分を縛り付けないでください、4人とも。それに、カリンさんが誘拐されて、そのあとはどうするつもりだったんですか?カリンさんを差し出したから私たちは役割を果たした、うぬぼれてます、そんなの。結局は自分たちの判断に酔いしれて、カリンを差し出した事についての罪悪感を消そうとしているんじゃないですか?仮に、カリンがどんなに強かったとしてもあなたたちは本当のカリンの兄、そして姉ではないのですか!?そう簡単に投げやりにならないでください!」

気づいたら、私は叫んでいた
許せなかったのだ、このような人たちが
嫌だったのだ、こんなことが





シーンと静まり返る部屋

「本当に...申し訳ありませんでした」
聞こえる二つの声
「私に言わないで、カリンさんに言ってください。それと、星野...哀璃さんにもちゃんとこの事をはっきり伝えてあげてください。まぁ、彼女は知ってると思うけど」

最後のひと言は、二人には聞こえなかったみたいだ
二人は、少しお互いを見たあと、私に深くお辞儀をしてきた

優越感とはこういうものか...
二人を眺め、私は少しだけ微笑んだ

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.





「あの、村松さん?」
「何ですか」
「結局、カリンは……どうなったのですか?それと多分その様子だと瀬戸さんとお嬢様は病院じゃないのですね?いったいどこにいるのですか?」
あー、謎解き一人でやりたいってのと星野にこんな二人の姿見せたくないってことで遠ざけたんだよな
「病院ってのは正しいですよ。一応カリンさんは誘拐されたので、念のため。水月は誘拐犯を蹴ってしまったとしか言ってませんでしたが、多分……」

ここからは私の妄想乙

ーカリンを発見(多分誘拐犯から逃げてきたあとかぶちのめした後)
ーそしたら後ろから誘拐犯追ってくる(カリンを連れ戻そうとする)
ー水月が大声で叫びながら誘拐犯を蹴る(やめろお!みたいなこと言ったのかな)
ー誘拐犯とカリンは倒れる(あの馬鹿でかい声を聞き、するどいパンチでも気絶しない人は世界中の中で私だけだ。まったく嬉しくない)
ー警察と病院に事情を話す
ーとりあえずあとは私が事情を話すという事で星野と一緒に病院へ

「多分……これだと思いますよ。カリンさんって強いみたいだし」
「え、ちょっと待ってください、カリンを発見って……そんなに簡単に?」

う”、ここにはあまり突っ込んでほしくなかった

カリンは 誘拐犯をぶちのめした後
もう一度くらい家を見たいかなー、なんて馬鹿な事をあのときは考えていた
誘拐という形で逃げ出した彼女が戻ってくるはずないじゃんかあ!


とりあえず水月には、周辺を探せと頼んでおいた
そしたら本当に発見...しかも誘拐犯までとは

まぁ、理由があってカリンは本当に戻ってきてみたいだから結果オーライということでいいじゃないか

「た、探偵の勘です...」
.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.





時計を見ると、あれから1時間以上立っていた
そろそろ水月に連絡するか

「リンさん、レンさん、車で病院まで送ってってください!」





こうして、私はリンさんとレンさんに車で送ってもらい病院についた
水月に連絡したらひと言「遅いっ!」
...ごめん

「いや、さぁ...なかなか話す事が多くて...それに水月には少ししか話してなかったけど縛られていたのはリンさんとレンさんも同じで...」
『そんなことはどうでもいい!病院で1時間だよ!?しかも私は何も聞かされてないよ!?どうやって哀璃に説明すればいいの!?カリンさんのこと!?弥生に言われたことしただけ、って言っても哀璃は全然理解してくれなかったんだからね!』
あー、うるさいうるさいっ
鼓膜が破れる...まぁ、3割ほど私が悪いのだが((3割かよby作者
『とにかく、今回は美味しいところ持ってかれたけどこんなの偶然なんだからね!次は私が...ブチッ』
あ、切れた
看護婦さんに見つかったのかな、病院であんな大声出してたら即怒られるし...というか携帯電話も禁止か

リンさんとレンさんは、まっすぐカリンと星野の所へと向かった
水月が戻って来るのは、もう少し先かもしれない
とにかく、私は自動販売機でジューズを買って飲む

なんか話しすぎて口が乾いた
おまけに、途中から何を言ったのかもはっきり言って覚えてない

あ、そういえば本物の誘拐犯はいったいどうなったのだろう?

まぁ、あとで水月に聞けばいいか...




こうして、星野を巡る、誘拐事件(?)は幕を閉じた










Re: あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿2、更新中】  ( No.73 )
日時: 2013/01/21 19:53
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: zPUpNUPC)

【とりあえずオチは...】

あとから聞いた話しによると、リンさんとレンさんはカリン、そして星野に全てを話したらしい
これからは4人で話し合い、もしかしたら引っ越すかもしれないとのこと

あともうひとつ、私も知らなかったことがあった

「カリンは不登校ー?」
「そうそう、だから本当にカリンさんの事知ってる人は少なかったみたい。しかも不登校の原因がいじめらしくて...」
救いの神の下部
そんな彼女に、学校でのいじめが加わったそうだ
なるほどねぇ、だからまったく部屋から出てこなかったのか
「あ、あとカリンさんの首には★型の痣があった。油性ペンで書いたっぽいけど、走ったせいで汗で少し流れ落ちてたの」

ふーん、ま、私の推理が当たってたって事だろ

「そういえば、どうしてカリンはあの屋敷の周辺にいたんだ?」
「そのことなんだけど、カリンさん、なんでも忘れ物をしたらしくてあの周辺に居たらしいよ。にしても弥生すごいよね〜それを見抜いて私に『屋敷の周辺を探して保護しろ、カリンがいるはず』って言ったんだから!」

あ、うん、勘です
とは言えないな

にしても忘れ物って...逃げ出すために誘拐されたって言うのにまた屋敷に戻るか普通?
もしかしたら、人というものは見えない物に縛られている
けれども、忘れ物を取りに帰れるということはやっぱり人というのはそういうものなのかもな

よく分からないけど

「んで、誘拐犯は?」
「あぁ、なんか中年のおっさんって感じの人だった。病院で痛い痛いわめいてる...失礼だよねっ、か弱い乙女がちょっと蹴っただけなのに...」
「え、蹴ったってまさかあそこn...」
「下ネタやめなさい」

あ、ヤバい
ちょっと思考回路がやばくなった

「なんか、よく分からないけどやっぱり星野家をつぶそうとして救いの神を誘拐しようとしたんだよね。馬鹿じゃんww」

誘拐犯さん、同情します
超ハイパー馬鹿な水月に馬鹿と呼ばれるなんて...
ってそんなことより

「というかはやく銀口座の番号教えろ、半額引き出すから」
「え、やだ!あれは私の口座に振り込まれた○○万円だもん!それに最初あんたいやがってたでしょ?だから私のもん!」
「はあ?先に解決したのは私だ!つかほぼ全部私が解決したじゃないか!水月は私の指示に従っただけだろ?だから半分じゃなくて4分の3よこせ!」
「あんた、本当図々しいんだよ!」
「はあ?だから○○なんだよ!」
「なっ、言いやがったな!この●●!」


ーこれ以上は、自主規制ワードが含まれていますので、お見せする事ができません。しばらくお待ちくださいー




「ってかさ、なんでいつも喧嘩で締めくくるんだ、私たちは?」
「作者が『二人の喧嘩は面白いし書きやすいからストレス発散になるう!』とかほざいてたよ」
「そっかそっか、水月」
「うんうん、弥生」
「「ちょっと作者やっつけてきます!」」

「そういえば、作者からの伝言もあったんだっけ」
「何だそれ...えーと」

『ようやく事件簿2が終わりました!なんかもうぐちゃぐちゃで読みにくいけどとにかく完成しました!明日からは事件簿3に行きます!これからも、あなたの(ry をよろしくお願いします!弥生ちゃんと水月ちゃんもこれから成長していくと思いますので、末永く見守りくださいませ』

「ってか事件簿3のネタもあるんだ」
「同感」
「えーと、なんでもサッカーに関する事件で、いつもとテイストが違うみたいだって!」
「あー、そういえば作者はサッカー部だもんな」
「なになに...サッカーの試合してるときにネタを思いつきました...って馬鹿じゃないの、こいつ」
「同感、つか真面目に試合やれよ」
「ほんと、だよね。まぁ、これ以上いうとネタバレらしいんでやめときます!」

「てことで今から作者のみぞおちを拳で何十回か殴ってきますんで!」
「次の事件でも私たちをよろしく!」








Re: あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿2、更新中】  ( No.74 )
日時: 2013/01/28 20:55
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: ffzF7wsd)

探偵とは
依頼者から難関な事件をもらい、それを解決し報酬をもらう仕事
したがって、依頼者にはその謎が分かっていない
まぁ、今までの二度大事件があったが、一度目は実はいうと当てはまらない
依頼者に利用されようとしたからな、私たちは
しかし本体の探偵は、きっちり事件を解決し、依頼者から報酬をもらう


だが、中には例外もあるのだ
今回訪れた依頼者は私と水月にある挑戦を仕掛けてきた








彼女の名前は高橋亜梨沙
女子サッカー部のキャプテン、なおかつ生徒会長もやっているという強者
そんな彼女はスポーツ、勉強、何をとっても平均以上
しかも容姿は、女優のように綺麗

誰もがうらやむ、そんな彼女にはひとつ弱点があった


たまにとんでもない大ボケをかますのだ
サッカーでは、間違えてオウンゴールを2回
テストは満点なのに名前を書き忘れて0点
生徒会のとき、マイクに音が入ってないのに気づかずしゃべり続け

とにかくドジっ子、見ていて痛い子なのだ、とにかく

あの水月よりも上かもしれない
...まぁ、性格がいいからみんなに好かれているが

そんな彼女

お決まりのドジっこのおかげで階段から落ち全治2か月の骨折
階段は5段で、しかも普通の人ならかすり傷ひとつですみそうなほどなのに、いったい彼女はどんな器用な転び方をしたのだろう?






そんな高橋はサッカー部のキャプテン
彼女の率いるサッカー部はひと言でいうと「弱小」
某アニメではそんな弱小サッカー部のキャプテンがみんなを励まし全国大会まで行き優勝するのだが...それはまた別の話しだ

それに、そんな夢のような話しなど存在しない
うちのサッカー部、選手全員がやる気ない(某アニメでもそうだったが)
それに高橋を除いて下手

私や水月の方が上手くプレーできるんじゃないかと思う
いや、実際そうだ
体育の時間など、シュートを決めただけで高橋に「お願いだからサッカー部に入って!」と涙ながら頼まれる生徒も少なくない
もっとも、みんな弱小サッカー部には興味ないのか誰一人入らない
そしてもうひとつ
高橋が率いるサッカー部など絶対に入りたくないという本音も含まれている

当たり前だ、いつ死ぬか分からない

それに、下手にサッカー部の練習を見学していると高橋に「サッカー部へようこそ!」
なんていうからたまってもんじゃない

よって、私を含め多くの女子はサッカー部には近づかないようにしている

え、どうしてそんなサッカー部が廃部にならないかって?
なぜみんなやめないかって?

我が部にはこのようなルールがある
「5月以降部活を返るのは禁止」
つまり、やめるにやめれないわけだ
ちなみに私と水月は帰宅部だったが、内緒で事件部を作る
もちろん生徒は知っているが教師全般はほとんど知らない

あ、一人公務員のおじさんが知ってるが、いい人なので口止めさせてる
ばれたのは水月の不注意なのだが...まぁ、それはまた別の話しで


しかし

そんな私は今日高橋に呼ばれてサッカーの練習を見ている
ちなみに今彼女は骨折しているという事でマネージャー兼監督役
「おらおら!逆だ逆だ!オウンゴールしようとしてどうする!」とか「んなところで転んでんじゃねぇよ!」

などといつもの彼女なら絶対にいわないような下品な言葉でみんなに叫んでいる


...お前がいえた事じゃないだろこのドジっ娘!
ともいえず、私はサッカー部のみんなに同情半分呆れ半分の目で見ている

話しは戻り、なぜ私がここにいるのか
それは今日の放課後へとさる...





Re: あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿2、更新中】  ( No.75 )
日時: 2013/02/17 16:48
名前: ツて・かゑソス ◆Qd6XA/vkyQ (ID: f4dB7QUM)




「お願い!村松ちゃん事件部の部長でしょう?今サッカー部で起きている事件を解決してほしいの!」





授業が終わったあと、今日は特に事件はないし、家に帰ろうかなと思っていた
そのときに、隣のクラスの高橋(ちなみに水月と同じクラス)がいきなりやってきて、こう大声で叫んだのだ

…てかまて

「うるさい!先生がいるから依頼ならもうちょっと静かに言ってくれないか?」
「あ、ごめんねー。で、引き受けてくれるの?」

そりゃあ、まぁ事件部だし断る理由はないのだが…

「依頼と見せかけたサッカー部の加入じゃないよな?」
「大丈夫、誓います!」

まぁ、いいだろう


「ちなみに報酬はサッカー部へテスト無しで入れるという特典…」
「そんな報酬いらん」

……大丈夫か?

「そういえばどうして水月に頼まなかったんだ、同じクラスだろ?」
「瀬戸ちゃん、今日も授業サボってて放課後ずっと見当たらないの」

あ、そういえばあいつ問題児だっけ

「あのね、事件の内容はあとで詳しく。あと部員には絶対にこの事は言わないで」
「なんで?」
「あとで説明するから」

何なんだ、部費を横領してしまったので、誤摩化してほしいとか頼むんじゃないだろうな?

「まぁ、いっか!とりあえずまずは部室に来てね!みんなには、新しいマネージャーって言っとくから」

ん?

「念のために確認しておくが、私は高橋に事件を解決しろと言われたから行くんだからな?サッカー部のマネージャーになるために行く訳じゃ…」
「じゃあ行こうか!」


高橋いいぃぃぃぃいい!!








   * * *





とりあえず、部室に通される
何度か高橋に事件の内容を聞こうとしたのに「あとあと!」と片付けられる

今話さなきゃいつ話すんだよ!



部室には、既に高橋以外みないた
面倒くさいので、自己紹介はパス

一応学年は一年5名、2年13名、そして3年が2名
…2年多くないか?






あと、少しだけ気になる事があった
それは同じクラスの菜花桜(なのばなさくら)について

彼女とは同じクラス
運動神経がかなりよく、100m走をこの前14秒で走った子だ(私?察してほしい)

また、体育の時間、何度かサッカーの時間があるのだが、彼女はいつもストライカー(まぁ、高橋には叶わないけど)

今まで知らなかった
彼女がサッカー部にいるなんて

いや

彼女が【弱小】サッカー部にいるなんて

「桜、サッカー部だったんだ」
「やよちゃん!」

ちなみに彼女は(水月を除いて)唯一名前で呼ぶ人物
まぁ、色々あるからな

「弥生ちゃんこそ、事件部なのにどうしてサッカー部のマネージャーに?」
「高橋に騙されて」

嘘は言ってない
ただ、事件の事は、部員には話すなと高橋に言われたから

「あはは。ありちゃんらしい!」

ニカっと、太陽みたいに笑う桜
しかし私はその笑顔に少しだけ違和感を覚えた

まるで、私がこのサッカー部に歓迎されてないみたいに

Re: あなたの事件、解決しますよ? 【事件簿3、更新中】  ( No.76 )
日時: 2013/04/03 14:31
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: CzRhDmzb)

ゆりかん
お待たせしました!
この小説に来るのが、久しぶりだということに(笑)

かなり進んでて、ビックリしました。
事件簿3はサッカー部のキャプテンか!

まさか、そう来るとは思わなかった!
何か事件が起きそうな予感がする…

続き、楽しみにしてるね!
じゃあ、また来ます!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。