複雑・ファジー小説
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- Resistant of Destiny
- 日時: 2015/06/27 21:51
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=101
またまた新しいのを作ってしまうスタイル。
のんびり、まったりとやっていきますので、更新速度には期待をなさらないでください。
設定が、厨二臭さがやべぇですよ。
OK?
本当にOK?
マジ中のマジでOK?
それではどうぞ!!神の獣殺しと神の獣、そして神を守ろうとする者達が織り成すストーリー。始まるぜ?
キャラ募集始めました。詳しくは上のURLから
オリキャラ募集終了
- Re: Resistant of Destiny ( No.30 )
- 日時: 2015/07/01 06:20
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
朱璃と零羽の絶叫に志龍とこころは耳を手で塞いだ。まぁ自分達も、同じ反応を取ったので気持ちは分からないでもない。
「……諦めて……。この人は一度言い出したら…聞く耳を持たない……」
「それに俺達は滅神器を手に入れて一ヶ月もしない内に、大将二人を相手にしたんだ。それに比べたらヌルゲーだって」
こころは諦めろと、志龍は二人を励ますように自分達の体験談を告げる。二人とも滅神器を手にして大分、時がたっており互角に戦えるだろうとアリスは判断した。それにこの二人はヨツムンガルド支部ではペアで、幾度となく大量の神々の眷属を殺してきた。そこら辺の軍人よりも遥かに強いのは雰囲気でわかっていた。
「ええい!!こうなりゃ自棄だ!!やってやる!!!」
「……ちょ、朱璃!!?」
「良いねぇ。それじゃあ下に行こうか。go!!」
アリスは立ち上がると、部屋の右隅にある巨大な本棚の前に行くと、一部出っ張っている本の一つを押すと、鈍い音と共に擦れ階段が現れる。志龍とこころは机の上にコーヒーカップを置き、階段を降りていく。二人もそれについていく。
そこにあったのは馬鹿デカイ正方形型の部屋であった。馬鹿デカイと行っても100×100の部屋だ。その横には控え室のような小さめの部屋が取り付けられている。
ここは戦闘シュミレーションルーム。神獣とチームメンバーで戦うようなモードもあれば、PVPも出来るハイテク技術の塊だ。そして別室のコントロールルームで、広い町中での戦闘やジャングルのような密林での戦闘。後は海中での戦闘。数えきれないほどのパターンや、明け方や真っ昼間、黄昏時や深夜の様な時間帯設定。更には天気の設定など様々なことを行える。
が、精々100×100の町中を再現するには余りにも狭すぎる。そこで実写アニメのような体を小さくすればいいじゃない。という発想にいたり、開発されたのが体を小さくするトンネル。控え室から入れば小さく、シュミレーションルームから出ようとすれば大きくなるという特殊な廊下を作り上げたのだ。
「それじゃあどちらかひとつの控え室に入って滅神器を出現させておいてね。勝敗はコンピュータが死傷を負ったと判断するか、降参するかだよ。それじゃあ準備始め!!」
朱璃、零羽ペアは赤い扉の部屋。志龍、こころペアは青い扉に入っていった。
志龍、こころside
「で?どうするの?」
朱璃、零羽ペアは恐らく自分達の滅神器、孤独な竜と修羅の四面について知っているだろうが自分達は、彼女達の滅神器を知らない。ならばどうするかというと
「あいつらはペアで組んでいたって師匠が言っていたから可能性は、1アタッカー、1メイジ。それか2アタッカー。2メイジは接近されたときに対処法が0って訳ではないが殺される可能性が非常に高い。つー訳で……俺が突っ込んで、こころが俺の援護で良くね?」
「何時もそれだよね……だけどそれが良い。後ろは任せて」
「おう。頼むぜ?相棒」
二人は戦場へと身を進めた。
メイジと言うのは法術をメインに戦う人のことです。こころがまさにそれですね
- Re: Resistant of Destiny ( No.31 )
- 日時: 2015/07/01 17:39
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
修正入ります。
レクト君の契約している邪神はグレート・オールド・ワンと書きましたが、正しくはクトゥルフです。グレート・オールド・ワンはクトゥルフ神話に出てくる神の種類でした。
皆様に間違った情報を書いてしまい申し訳ございません。
- Re: Resistant of Destiny ( No.32 )
- 日時: 2015/07/02 20:48
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
四人が同時にバトルフィールドに入ると、幾千の星々が煌めき、三日月が雲の間から覗く深夜だった。深夜と行っても星明かりと月光に照らされ、環境は視認できた。
戦闘場所は、ビルが密集する都会だ。裏路地は入り組み迷路のような構造だ。
朱璃たちはビル街の西側、志龍たちはビル街の東側の中でも巨大なビルの屋上に出現したようだ。
「こころはここで待機。俺が会敵したら援護を頼む」
「了解……索敵するね」
こころの周りを浮遊している仮面のなかの一つがこころの顔を半分近く覆う。その仮面は笑っているように見え、こころの表情も満面の笑顔を浮かべている。
「修羅、歓喜の面♪風の歌声!!」
こころと志龍の周りにそよ風が吹き始め、こころの周りにそよ風が集結する。
こころの滅神器、修羅の四面は喜怒哀楽とリンクして火炎、水、風、大地を司る四つの仮面の内一つを装着することで発動できる。
怒の面は火炎を司り攻撃力特化、哀の面は水を司り速度特化、喜の面は風を司り索敵、回復特化、楽の面大地を司りは防御特化になっている。
あと、これは滅神器の機能なのかどうかは分からないが、こころの表情と口調は装着している面とリンクしている。
「5km先、神威を二つ確認。狙撃する?」
「いや……俺が仕留めるよ。………ニーズヘッグ、第三制御法陣解放」
志龍の髪が漆黒に染まっていく。犬歯は龍の牙の様に鋭くなり、僅に筋肉が隆起する。
普段、ニーズヘッグの力は普段、三つの神力抑制法陣によって強大すぎる神威を人間の手により封じられている。その神威の解放は主に一任されており、一つの神力抑制法陣が解放されると、戦闘力は累乗されるように増加する。
「ふぅ……やはりこの力が溢れてくるのは良いものがあるな……行ってくる」
「うん。行ってらっしゃい」
孤独の竜を背中に装着し、飛翔するかの様にビルの屋上を蹴り、移動する。ビルの壁に亀裂が走った瞬間にはそこには志龍はいない。音速を越えるスピードでビルの壁を蹴り、二人のもとへ迫る。
深淵の殺戮者が、今、不死鳥と巫女神を喰らおうと迫る。
- Re: Resistant of Destiny ( No.33 )
- 日時: 2015/07/04 18:02
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
星々の光に照らせれているビル群の中に漆黒の風が吹き荒れていた。その風が通ったところの大地には亀裂が走る。その風が目指すのは街の西方。神楽朱璃と白蓮零羽が戦闘体制を整えているビルの屋上だ。
零羽の滅神器、櫻舞大幣により、索敵をするために生成された植物から情報を受け取った零羽は朱璃に告げる。
「朱璃、準備をお願い」
榊の棒に紙垂と桜の花びらが連なった形状の櫻舞大幣の能力は、植物の生成し、自在に操る能力。魔力の濃度によって全体的な能力も変化する。
櫻舞大幣に魔力を流し込み、自分の身長の約三倍の大きさを持つ花を五輪、生成する。
その花とは、一見、鉄砲百合の様に見えるが、特徴的なのはその中にある5つの管のような部分である。その部分は空洞のようになっており、零羽が現在見下ろしている場所、現在、志龍が亜音速で駆け抜けている道路だ。
その時、志龍が1kmまで迫った。
「来た。皆……お願い」
「さて……そろそろだと思うのだが」
現在地は朱璃たちがいるビルまであと1kmあるかないかの場所だ。右手で孤独の竜の柄を掴み、いつでも迎撃できるように体制を整える。その時、遠方から銃弾が飛んできた。
それを無駄な動きなく、孤独の竜で斬る。そして気付いたのだ。これは鉄を切ったような感じではない。もっと柔らかくまるで植物の種子のようだと。
その刹那、前方から大量になにかが飛んでくる。孤独の竜を縦横無尽に振るい、その猛攻を防いでいく。斬った感触は先ほど斬ったものと同じものだ。
志龍が斬っている銃弾のようなナニかは、零羽が櫻舞大幣で生成した鉄砲百合の様なものを、戦闘用に特殊進化させたユリ。名前をつけるのならば、ミニガンユリだろう。
一秒に三百発を越えるスピードで種子が射出され、そのユリの数は、五輪。約一秒の間に千後百発を越える常人では見ることさえ不可能な銃弾を、志龍は口角をつり上げながら、ぶった斬っていた。
良いねぇ……!!来いよ!!!
その笑みは、普段の彼からは想像がつかないほど凶悪な笑み。純粋に強さを求め、強者を求め続けていた彼の本性がが隠されることなく表に現れていた。
その弾幕が僅に弱まった瞬間を見逃さず、跳躍する。大地に両足をめり込ませ10m近い高さまで飛び、二人の姿を視認する。
そして、右腕、漆黒の義手をビルに向かって突き出した。義手は、金属音を響かせながら、銃弾のようなスピードで伸びていき、でビルを捉えた。
「絶竜槍牙《ヘッグ・ジャベリン》!!!!」
それは射出された槍のように、竜の牙の様に鋭く、高速で射出された拳はビルを捉えた。その刹那
爆発。
義手に収束した魔力がビルにぶつかった瞬間に、爆発が起こり、ビルを跡形もなく粉砕する。
瓦礫が降り注ぐ中、零羽は別のビルから植物を生成し、瓦礫の雨から逃れていたが、朱璃の姿はそこにはなかった。
志龍の目は、その姿を捉えた。瓦礫を蹴り、こちらへと迫る人物を見据えた。
降り下ろされる鎌に対して、志龍は避けずに利き腕ではない左腕で孤独の竜を抜刀し、その衝撃を真っ向から受け止める。そして振るい、その人物を遠ざける。
その人物は舌打ちをし、志龍をを真っ直ぐ見据える。
そして、衝突。
舞い散る火花。鎌は緋色の炎を帯、大太刀は蒼く刀身が染まり、その周囲を果て無き闇が染め上げる。対照的な二つの刃がぶつかり合う。
その速度は少しずつ増していき、次第に舞い散る火花の数も増え、衝突音も増えていく。
速く!速く!!速く!!!
まだだ……まだ上がる。付いてこい、神楽朱璃!!!
二人の思いに己の相棒が、それを振るう二つの腕が速度を増していく。
それは、何者の干渉も許されない、援護すらも、その戦場に立っているのは二人だけだというように、ぶつかり合う。
傷つき、それでも倒れることは許されない。縦横無尽に駆け巡る斬劇の中、二人は自分の思いを、剣に乗せて、咆哮をあげる。
- Re: Resistant of Destiny ( No.34 )
- 日時: 2015/07/05 14:03
- 名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
個人的に主要メンバーのCV考えてみた。
白影志龍 CV中村悠一s
春月こころ CV大西沙織s
レクト・ヴァルセシス CV浪川大輔s
忍道命 CV松田利冴s
鈴華川 CV花澤香菜s
メリッサ・シェリカ CV金本寿子s
本編は夜ごろに