複雑・ファジー小説

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Resistant of Destiny
日時: 2015/06/27 21:51
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=101

またまた新しいのを作ってしまうスタイル。
のんびり、まったりとやっていきますので、更新速度には期待をなさらないでください。
設定が、厨二臭さがやべぇですよ。
OK?
本当にOK?
マジ中のマジでOK?

それではどうぞ!!神の獣殺しと神の獣、そして神を守ろうとする者達が織り成すストーリー。始まるぜ?

キャラ募集始めました。詳しくは上のURLから

オリキャラ募集終了

Re: Resistant of tha Destiny ( No.10 )
日時: 2015/07/02 19:27
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

登場人物紹介 残りの三人をそそそそーい

レクト・ヴァルセシス
性別 男
年齢 18
容姿 深緑の髪をツーブロックでオールバックに纏めている。眼は薄い黄色で、つり目。見た目は怖めだが陽気な性格。
服装 戦闘時には黒と黄緑の甲冑を着込んでいる。イメージ的には、saoのヒースクリフの服装。マントは無い代わりに、オリハルコン(この世界での最高級金属)で作られた盾をつけており、ヒット&アウェイ先方で戦う。
階級 中将
滅神器 大海に眠る巨槍 【トライデント】 孤独な竜よりか少し小さめの槍。空気中の水を圧縮しリーチを上げたり、斬劇を飛ばしたりできる。
契約している邪神 クトゥルフ
その他 元は志龍達が所属している部隊の隊長だったが、志龍に負けたことで、志龍の下に付いた。戦闘力もさることながら、長く隊長を勤めていたお陰で状況判断能力が凄まじい。志龍の右腕的存在

Re: Resistant of tha Destiny ( No.11 )
日時: 2015/05/17 16:39
名前: 黒陽 (ID: gJy/GGb4)

忍道 命(ニンドウ ミコト)
性別 女
年齢 18
容姿 紫がかった黒色の髪に桔梗色の瞳。髪型はポニーテール。全体的に小さめで本人はその事について何も思っていないが女性神からは哀れみの目で見つめられるのが時々ある。
服装 黒と紫でまとめられた、忍者服を着用。体のあらゆる部分に暗器を仕込んでおり、あらゆる事態になろうとも対処が可能。
階級 大佐
滅神器 深淵の双蛇【ヨツムンガルド】伸縮自在の鎖型の滅神器。魔力を流し込むと姿を現す。普段は透明であり、普段から携帯できる滅神器。その先に鉤爪等を装着すると更に殺傷力が上がる。
契約している邪神 エクセザム
サンボ
「む?何故皆は我を哀れむような目で見るのじゃ?」
「何もできず、無様に死に晒せ、腐れ畜生が!!」

華川リン・カセン
性別 女
年齢 17
容姿 紅色の髪をシニヨンキャップ(お団子)で纏めており、右腕を包帯でグルグル巻きにしている。
服装 赤と白のチャイナ服に黄緑色のスカートを統合させたような服装を来ている。左手には鎖の付いた鉄製の腕輪をはめており、チャイナ服の胸元には赤いバラとが差されており茨がデザインされている。
階級 少尉
滅神器 雷神の衣 右手に巻いてある包帯とチャイナ服の下に巻いてある包帯型の滅神器。防御に使うときは、超硬化。ゼロ距離ショットガンでも余裕で耐える。攻撃の時は雷撃を纏い、攻撃力を底上げし、粉砕すると同時に貫く。
契約している邪神 アドラメレク
サンボ
「あぅぅぅ……皆さん…落ち着いてください〜〜」
「私だってやるときはやるんですよ!」

Re: Resistant of tha Destiny ( No.12 )
日時: 2015/05/18 22:58
名前: 黒陽 (ID: gJy/GGb4)

二人で交代で軽くシャワーを浴びてきたあと。髪の毛を乾かしていたらかなり時間がかかるのでタオルで軽く拭きつつ、席につく。
「レクト、今回は勝てたのか?」
黒にわずかな紫を帯びた肩甲骨の辺りまで伸ばして、こちらは対照的に明るい紫のリボンでポニーテールで束ねている幼児体kゲフンゲフン成長がこれから期待できる少女がレクトに話しかける。
彼女は、忍道命。邪神、エクセザムと契約し深淵の双蛇【ヨツムンガルド】を所有する俺のチームの1人だ。
「今回もダメだったぜ。もう強いのなんのって」
そう言いながら魚の塩焼きをパクついている。まぁ強さの執着度が違うのだよ。そう思いつつキュウリの漬け物を口に運ぶ。旨い。
「私の訓練にも付き合ってくださいますか……?時間があったらで良いですからっ」
「ん?ああ別に良いぞ。帰ってきてからやるか?今からやりたいが時間ねぇしな」
「ありがとうございますっ」
「別にいつでも言って来て良いんだぞ?華川」
俺に話しかけてきたのは、鈴 華川。紅色の髪を中国人がはめていそうなシニヨンキャップをつけており、明るい桃色の目をしている。第一印象は健気だろう。一生懸命やっている姿がとても健気に見える。何にしても努力家で戦闘や勉強を一番真面目に取り組んでいる。
ただただその健気さが裏目に出てきて1人で何でもやろうとするのは俺たちのチームの決まりに反するから、そこだけは少しずつ直させていきたい。
因みにチームの決まり(俺達の)は
一、困ったことがあったらまず仲間に相談
二、みんなで協力して
三、仲間を見捨てない
仲間同士のチームワークを中心とする決まりだ。まぁ俺がそっち系の思考だって事もあるが。
「なぁこころ。今日って何かあったけ」
「……英語……小テスト」
「勉強やってねぇよ、ピンチ」
「そろそろ……行かないと…遅れる」
洗い物はあとで良いかと思いつつ、家を出た。


「はよ〜志龍!!何か顔暗いぞ?」
「ああ。おはよ。英語のテスト勉強忘れた、へこむん」
「こころちゃんおはよー」
「……はよ〜♪」
家を出てから三十分位歩き続けてやっと通学路に合流して友達と会うようになった。毎回思うけど遠くない?三十分て遠くない?
そしてなんだかこころの声のテンションがわずかに高い。普通に聞いているには気付かないだろうが俺にはわかる。
「テンション高くないか?」
「さっきから十六人に声……掛けられた。前より三人増えた……♪」
「おっ、おう。そうか」
そんなことを話しつつ、俺とこころは、四組に、レクトは一組、命は三組に、華川は二組へ進んでいった。

Re: Resistant of tha Destiny ( No.13 )
日時: 2015/05/19 22:43
名前: 黒陽 (ID: gJy/GGb4)

毎度お馴染みのチャイムが、学校中に鳴り響く。この学校には放送の内容を伝えるスピーカーは、あるのだが、チャイムはそこから聞こえない。校庭の中心に聳え立つ、明らかに古くから建ってますという雰囲気を醸し出している鐘が授業終了、開始時間になんか小難しい回路で鳴るようになってるらしい。
「りゅう〜志龍!前回のテスト取りに来い」
「あっスミマセン」
今は四時間目、科目は英語。担当は俺と同じ日本人の後藤駿一先生だ。担任であり俺が所属している剣道部という名を被った別名戦闘部。
俺は、謝りつつ前に取りに行く。
「珍しいな。お前がボーとしてるなんて」
「いや〜今日はなんか嫌な予感がするんですよ」
「お前の勘は悪いときだけガンガン当たるからな〜勘弁してくれよ」
ははは、と軽く笑う飛ばしながら窓際の俺の席に座り、外を見やる。本当に今日は嫌な風が吹いている。耳に何となく小型通信機を差し込み、教科書とノートを広げ、シャーペンをクルクルと回しながら授業を聞いていると聞こえるはずのない音が聞こえた。
スピーカーからも警告音のような音がクラスメイト達の耳に入った。
『昆虫型神々の眷属No.3最終防衛ラインを突破!!現在第一N.Y高校に接近中。教員の皆さんは生徒を地下シェルターに避難させてください』
教室中、いや、学校中が恐怖に包まれた。神々の眷属が現れるのはかなりの低確率だが、数がバカみたいに多い。
俺は小さく舌打ちしつつも、契約している邪神の名を叫ぶ。
「来い、ニーズヘッグ!!」
俺の体が蒼に包まれた。学校の制服は消え失せ、青のラインが入ったロングコート、青っぽい黒の長ズボン。黒で靴紐が赤のロングブーツに服装が切り替わる。
そして次元が割れ大太刀が出現する。
「今日も頼むぜ、相棒」
『任せてください!!マスター♪』
孤独の竜が場の雰囲気には似合わぬ陽気な声で語りかけてくる。その様子に僅かに微笑むと、後ろから声を掛けられた。
「おい……どうしたんだよ…その格好……!?」
「Resistant of tha Destiny所属。白影志龍。階級は中将だ」
パッと状況説明するにはそう言った方が分かりやすいだろう。
「先生、早く皆をシェルターに頼む!!」
「ああ。分かった。みんな早く付いてこい」
先生の普段の若いながらも全身から溢れるカリスマ性。どんな状況にも順応する姿。流石は俺の敬愛する先生だ。
「こころ」と俺は名前を呼ぶ。そこには青いチェック柄の上着に長いバルーンスカートをはいたこころの姿があった。制服は制服で良いものがあるがこちらも素晴らしい。
俺は全力で窓に突っ込み窓ガラスを割った。ハリウッド映画とかである脱出シーンの時の窓を割るイメージだ。
ギシャシャシャシャァ!!と奇声をあげながらこちらに突っ込んでくるのは、トンボ型の神々の眷属03だ。そこまで名称が決まっているわけではなくナンバーで呼んでいる。
俺の前に現れたのは、四体。これぐらいなら俺一人で相手ができるよな。そう思っている間にも窓ガラスを突き破り構内に入っていったのは八体、二匹は二年がいる二階の窓を突き破り、六体は三年の教室がある三階の窓を突き破った。
「こころ、二組の方に向かってくれ滅神器があるとはいえ、これはイレギュラーな戦闘だ。多分何時ものポテンシャルが発揮できないはずだ。華川を助けてやってくれ」
しばらくの沈黙のあと
「……分かった。無理……しないでね」
「ああ。ヤバかったらお前かレクトを呼ぶから心配いらねぇよ」
こころは法術(魔法的なモノ)を使い、三年二組の教室へ入っていった。
俺は改めて、神々の眷属に向かい合った。構えは居合い。狙う部分は体と翼の接続部分だ。奴等の武器は自信の更迭のように硬い翼だ。そこは細かな制御をする場所なので比較的柔らかいのだ。しかも奴等は機動力と加速に特化させたせいで足が失われていることだ。そのため翼を切られたら奴等はなにもできなくなるはずなのだ。
先手必勝。俺は大地を蹴り僅かに跳躍すると翼と本体の接続部分を切り裂いた。そこから派生した飛ぶ斬劇がそいつの後ろにいた奴を一刀両断した。緑色の体液が舞う。
相変わらずの寒気がする臭さだ。片方だけの翼を切り裂いたが、無力化できる筈だった。だが翼を切られた神々の眷属はもうひとつの翼をブーメランのようにして飛ばしてきた。孤独の竜に俺の魔力、氷と闇の魔力を流し込み切り裂いた。
氷の魔力の属性は、凍結と切断。闇は破壊。鋭く振るった俺の大太刀は翼を切り裂いた。さらにそこから
すると力尽きたようにドサリと地に倒れ付した。
もう一匹は、すれ違い様に尾のような部分を縦に大太刀を降り下ろして切断。足も切断し、ドロドロと緑色の粘液が流れ出る。こいつも地面に倒れた。
残りの一匹は、俺がなにもしなくても勝手に倒れてしまった。勝手に倒れた神々の眷属は、時々痙攣しているようで体が僅かに揺れている。
俺は四体の死体を回収しようと近寄ると
『マスター危ない!下がって!!!』
孤独の竜の言葉に脊髄反射で反応した俺の体は逆向きにバク転し、10m近く下がった。
すると先程まで痙攣していなかった死体が急に爆発した。範囲は5mと小さめのものだったが、こう手の死体がある部分、10m近くは吹き飛んでいた。もしあのまま逃げるのが遅れていたらと考えるだけでゾッとする。
爆発の煙がやみそこにあったものとは



Re: Resistant of tha Destiny ( No.14 )
日時: 2015/05/20 21:50
名前: 黒陽 (ID: gJy/GGb4)

そこにあったものは、明らかにトンボの骨格とは違うものだった。
蟻のような顎に、尾?の様な器官。蜘蛛のような八本の足に鋭い足。そこにトンボのような大きな羽が生えていた。しかも一回り体が大きくなっている。
様々な昆虫をごちゃ混ぜにしたような形容しがたい形の化け物がそこにはいたのだ。
ソレはかつての仲間の死体を喰らっていた。爆発した場所には緑色の体液が散らばり、悪臭を放っていた。
悪臭を我慢し一歩踏み出すと、ソレをこちらを向き
《シャハハハッ!!》
笑った。その時口と尾のような器官から糸が射出された。大太刀を構え斬ろうろすると
ゾクッと悪寒がした。これは回避をしなければ不味い。直感的に感じとり、しゃがみ回避する。
その糸は校舎に当たると、校舎は溶けた。ジュゥゥゥと音をたて、崩れ去った。崩れ去っていったが、腐敗したような臭いがしてきた。
これは……酸か?しかもかなり強力なタイプのやつだ。食らったら完全に天国行きの一歩通行。勘弁してほしい。そもそも、複数の昆虫や動物が合体した様な能力を持つのは神獣だけだったはず。それもキメラと呼ばれるかなりレアなやつだった。それが神々の眷属にまで発展してくるとはな。
孤独な竜に氷属性の魔力を流し込む。青銀色の刀身が青く輝く。辺りを冷気が包み込み周りの温度を五度ぐらい下げる。
流石に酸をまともに喰らってはこいつ(孤独な竜)もただではすまないだろう。
『心配してくださるんですか?』
当たり前だ。お前は大事な相棒だからな。普段から世話になってる奴に感謝の気持ちのひとつも持たない薄情な主じゃないつもりだぞ。
『ヤバイです、マスター。私人間だったら迷わずマスターに惚れてましたよ!!』
そりゃどうも。
もう一本、左腕に氷の魔力を流し込み大太刀をもう一本作る。即興の二刀流。大地を蹴った。
トンボ?もうキメラでいいやの懐に潜り込み左腕に持つ大太刀を切り上げる。それを回避はせず八本の足で弾く。しかしそれは想定内。コンマ一秒で襲いかかるもう一本の大太刀で腹を切り裂く。
邪神剣術、二刀流式、第三の型、デッドエンドアッパー。本来は縦、もしくは武器を遠くに飛ばしてから相手の体を切り裂く技なんだが、虫、しかも元となっているトンボという生物上まずは回避せずとも大丈夫だと判断させるために五割程度の力で刀を振るってからフルパワーの一撃を叩き込む必要があった。続けざまに義手といっても普通の義手よりもかなり戦闘向けに改造してある義手がキメラの顔面をとらえた。
無様に吹っ飛ぶ。校庭の端のほうにあるフェンスに叩きつけられた。
《ギィィィィッ!!》
怒りの咆哮をキメラは上げる。その顔面は原型をとどめておらずグッチャグチャになっている。
左手に持っていた大太刀を消し孤独な竜を両手で持つ。突きに適した構えを取り、一気に突っ込む。
ギィィン!!と金属音がして止められた。自分で言うのは何だが俺の剣はかなりの速度を誇り威力も馬鹿みたいに高い筈だった。神獣には止められるにしてもそこらその辺りの雑魚には止められるはずのなかった一撃だ。
「嘗めんなよ……虫ごときがァッ!!!」
闇の魔力を全身の筋肉に流し込み全身の筋力をアップ瞬間的な破壊力を爆発的に上げ、吹き飛ばす。
義手に闇の魔力を流し込む。義手に紫色のラインが迸る。
「吹っ飛べ!!ドカスがァ!!!」
掌を上空に翳す。掌から紫色の十字の光が煌めき紫色の奔流が流れ出る。奔流は荒々しい竜のようにうねり、キメラに襲いかかった。
だが、それを反射した。それを想定していなかったのか反射的にクロスさせ紫色の奔流を防御する。しかしそれは身体の中を攻撃するもの、血を吐き、倒れた。
「何故……久しぶりに志龍さまに会えると思ったら……倒れていますのーー!!?」
プラチナブロンドの髪を棚引かせながら、絶叫したものがいた。


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