複雑・ファジー小説
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- マイナーとメジャーの境界線
- 日時: 2017/01/30 22:28
- 名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)
昔描いた短編エッセイ三つを纏めていきます。
「鳴砂の楼閣」に比べたらとことん拙い書き溜めです。
>>1-31 ギニョール
(ドールとして2016年1月に投稿。再掲にあたって大幅加筆、削除)
>>32-40 隣接世界論
(2015年1月に投稿。再掲にあたって加筆、削除)
- Re: 徒然随筆集 ( No.27 )
- 日時: 2017/01/20 21:13
- 名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)
種の進化の果て、頂点に君臨した人間が頂から見た光景は、自分を仰ぐ他の何かだったのかもしれない。
後に、同じ人すらも仰がせる事となるのだろうのか…私に遥か未来…まだ地平線の彼方にある世界の情景は、まだ、見えない。
本当に可哀想なのは、誰だ?己が内か?
- Re: 徒然随筆集 ( No.28 )
- 日時: 2017/01/29 00:45
- 名前: ぷちしゅまほ ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)
意思を持たない動物に人の心を持っている前提で護ろうとしたり、ベジタリアンやヴィーガンを気取って殺生を何故そこまでして控えようとする。
消費者が喰らう事を拒んだところで、屠殺される運命にある生物が殺されなくなる訳ではない。需要が急激に減少する訳もないのだから。
食を減らせばアフリカの子供達が救われるのか?独りよがりに打ち拉がれるくらいならば、ストア凡ての商品を買い占めて、発達途上国に送りつければ良いのに。ああ。不完全で中途半端な人形。
私は、人が進化することに恐怖に通じる物を感じた。此の侭道を征けば、種の間に大きな亀裂が走る。
だが、亀裂が身を苛むと同時に、この中途半端な種の未来に、淡い可能性を抱けたんだ。
- Re: 徒然随筆集 ( No.29 )
- 日時: 2017/01/20 21:37
- 名前: ぷちしゅまほ ◆IVDmJcZSj6 (ID: 4V2YWQBF)
何かに執着し過ぎた結果、各々の思いは肥大し、何かに執着したり、何かを会得している事がデフォルトであると思い込む。
兼ね備えていないのなら下郎だ、切り捨ててしまえとの魂胆だろう。嫌なら見るな、墓穴を掘るファナティック・アドミラーが中心となって狂喜乱舞で舞い踊る、怖ろしいコミュニティの完成だ。
進化と退化の二つの可能性を兼ね備えたドールは、暴走と安定の起伏を繰り返しながらも、2万年と云う僅かな時間で星を完全に制圧し、星から自由自在にエネルギーを引き出し、御霊を削りながらも、十分な至福の時を謳歌している。
此れからもその勢いが急激に衰えるような事はないだろうし、衰えた時には私は此の地には居ないだろう。
だが、可能性を抱えた脆弱なドールは、隙を突かれやすい。直ぐに壊れてしまうのだ。
- Re: 徒然随筆集 ( No.30 )
- 日時: 2017/01/20 21:40
- 名前: ぷちしゅまほ ◆IVDmJcZSj6 (ID: 4V2YWQBF)
意思を持たない動物に人の心を持っている前提で護ろうとしたり、ベジタリアンやヴィーガンを気取って殺生を何故そこまでして控えようとする。
消費者が喰らう事を拒んだところで、屠殺される運命にある生物が殺されなくなる訳ではない。需要が急激に減少する訳もないのだから。
食を減らせばアフリカの子供達が救われるのか?独りよがりに輪 姦されるくらいならば、ストア凡ての商品を買い占めて、発達途上国に送りつければ良いのに。ああ。不完全で中途半端な人形。
私は、人が進化することに恐怖に通じる物を感じた。此の侭道を征けば、種の間に大きな亀裂が走る。
だが、亀裂が身を苛むと同時に、この中途半端な種の未来に、淡い可能性を抱けたんだ。
- Re: 徒然随筆集 ( No.31 )
- 日時: 2017/01/20 21:41
- 名前: ぷちしゅまほ ◆IVDmJcZSj6 (ID: 4V2YWQBF)
倖せに生きている事は、ごく当たり前で。それでも、知能を植え付けられた不完全なドールは、当たり前を越えて更なる高みを望む。
如何にドールに秘められた先天的な能力を駆使し、操り、そして経験を積み重ねて行くか…
其れが何かの犠牲無しに供給者が取れる進化の礎を築く為の第一歩ではなかろうか。
孰れ、人なる種は自らを束縛するストッパーを切り離し、此の星を離れ、広い広い宙の彼方へと羽博いて行くだろう。
人なる種が大宙に観る物が、悲しみや怒りではなく、私が脳裏で見たあの少女の幻影の様に…
例え其れが幻想だったとしても、優しく暖かい、自分を支えてくれるかのような母や娘、
暖かい自分を認めてくれる家族、自分が生きる平凡だけども柔らかい世界のような姿である事をただ、願いたいものだ。