複雑・ファジー小説

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マイナーとメジャーの境界線
日時: 2017/01/30 22:28
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)

昔描いた短編エッセイ三つを纏めていきます。
「鳴砂の楼閣」に比べたらとことん拙い書き溜めです。

>>1-31   ギニョール
(ドールとして2016年1月に投稿。再掲にあたって大幅加筆、削除)

>>32-40 隣接世界論
(2015年1月に投稿。再掲にあたって加筆、削除)

Re: 徒然随筆集 ( No.7 )
日時: 2017/01/20 20:36
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)


ドールの設計を暴くか?はたまた時間を浪費し、ドールとしての役割を失う事しか出来ぬのか?
大いなる可能性と同時に、限界を感じ、葛藤する。

『出来るかもしれないのに、出来ないかもしれない』だなんて、くだらないアンチノミーに悩まされるのだ。

力量ゲージの果てだなんて、指標化されちゃあいないのに、誰にも判らないのに、自己完結してしまうのだ。根も葉もない事を鵜呑みにして、勝手に悩みに悩んで、深く哀しむ。

此れも不完全なドールの弱さか。私という個体の欠点か。

Re: 徒然随筆集 ( No.8 )
日時: 2017/01/20 20:38
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)


可能性と、同じ程の脆弱性を同時に兼ね備えた人形が、何故食物連鎖の最上位に君臨し得たのか。


何故高度な脳を抱き、更に経験を積み重ねて進化を進めて行くのか。


何故星は、自らが孕んだか弱い霊長如きに徐々に殺されて行くのか。

Re: 徒然随筆集 ( No.9 )
日時: 2017/01/20 20:39
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)


本来の星の寿命以下しか健康に生きられないぐらい、星は深刻な病に身を苛まれていた。


何時しか、増大し過ぎた人間はミトコンドリアの様に大地に、星と共に生きる者と
言うよりかは、無意識のうちに病巣を築く者となっていったのかもしれない。


星にとっては命を削る細菌へと、未来への『可能性』を失わせる者として変貌していったのかもしれない。

Re: 徒然随筆集 ( No.10 )
日時: 2017/01/20 20:42
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)

しかし、何故、人形は不要な情報ですらも脳の片隅に焼き付けておくのだろうか。其の時、自分自身が生きていた事の証明だと言うのか?

アップグレード前の情報を生かしておく理由は?成長を積み重ねて成長する筈の生き物が、何故不必要な情報を遺しておく?

未完成のマネキンとしての弱さか、または強さか。ああ、私は星に棲む人形として何が出来るのか…

与えられた不明瞭な使命を明らかにしなければならないと云う衝動を抑え切れぬ。

Re: 徒然随筆集 ( No.11 )
日時: 2017/01/20 20:44
名前: プチシュークリーム ◆IVDmJcZSj6 (ID: IGUMQS4O)

ドールを凌駕した、ワンランク上の存在へと昇格した時、人は何をその先に観るのだろうか。

クロマニョンがネアンデルタールを打ち滅ぼした暁に空に見た勝利か、

先祖の破壊衝動の果てに生み出された、銑鉄と焦土が地の底より露顕した、荒廃し切った世界か。


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