複雑・ファジー小説
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- H・T・S・Sに生きる
- 日時: 2018/02/22 19:40
- 名前: 梶原明生 (ID: 7yy7LYdx)
H・T・S・Sとは何か。紐解くとこれは小説と言うよりも私、梶原明生の赤裸々な自史と、平成29年、2017年11月5日に神からの啓示を受けた(と言うより単なる閃きですが。汗)このシステムの構築を描いた物語です。この題名は「Held Taktiken Spirituell System 」であり、読みはヘルド タクティケン スピリチュアル システムです。英訳だとわかりやすいのは、「ヒーロータクティカルスピリチュアルシステム」和訳すると「英雄的戦術信心体系」になります。これだと「何のこっちゃ」になるので、英訳の方がまだわかりやすい(言いやすい)かも知れません。要は「(メタル)ヒーロー活動を中心にその補助となるマイルドな特殊部隊トレーニングや空手拳法の鍛錬を取り入れ、その上にスピリチュアル(自分が信心してきた神仏思想等)な精神を加えていくみたいな体系(システム)。」なことです。決して怪しい宗教ではありません。現に、超神精仮面戦士キャバンとして、青い金属スーツで街の自警活動を約8年に渡って行ってきました。(00レンタル掲示板に掲示中)また、このシステムは、スピリチュアル部分をどけて行っても構いません。(ある程度の倫理観あるなら)さぁ、小説として自史としての梶原明生ワールドへようこそ。
- Re: H・T・S・Sに生きる ( No.1 )
- 日時: 2018/02/28 00:20
- 名前: 梶原明生 (ID: MqiTTCa3)
序章
11月5日朝。自分は走っていた。こういう時アイデアが浮かぶことが多々あったので今回も「来た。」って感じだった。ふと足を止めて明生は思った。「そうだ。いつも自分が好きなものそれぞれバラバラに考えてきた。ならそれをまとめ上げて一つの体系にすれば…」神の声が聞こえたような面もちだった。しかし、それらは似て非なるもの。些か無理があるのではとも思ったが、お構いなしに発想は次々浮かぶ。先ず自分の好きなものと言えば「空手拳法」「特殊部隊」「ヒーロー活動」そして「神道仏教スピリチュアル」だった。そしてヒーロー活動を中心とした体験施設を作り(借りるか同好会止まりにするか)、特殊部隊トレーニングや空手拳法トレーニングも取り入れ、スピリチュアルな部分も付け加える。そう、ヒーロータクティカルスピリチュアルシステムの構築。これを閃いた瞬間、それまでバラバラであった自分の夢が、いつの間にか一つにまとまった瞬間だった。夢を持てと言うが、まさに夢が出来たのだ。勿論、あくまで「梶原流」と銘打っておきたい。単純に前記だけではその内容は多岐に渡るからだ。だが、この為にこそ自分は生きてきた。そう言いたくなる。このH・T・S・S構想が生まれるまでの自分の半生とはどのようなものであったか。振り返ってみたいと思う。九州紅玉市に生を受けた。回りは山村だが、市内は割と街中だった。親戚はパンダに夢中で、母はミモレ丈のスカートをよく履いていた。何故か母の炊事中そのスカートを引っ張るのを楽しがってたと後日談で聞いた。ラジオでは小柳るみ子の曲が流れていたのを何となく覚えている。父は自衛隊のレンジャーだったらしい。よく家に缶飯に沢庵缶を持って帰ってくれた。兄弟が出来ると、子供の世話で大変だと別居中の母の母。つまり祖母が同居した。この祖母が大変信心深く、朝な夕なに神仏に祈りを捧げていた姿は何度も見かけた。だから説教もそれにちなんだ話が多く、子供心ながらに畏敬の念を感じていた。そうしている間に父は退官。母の実兄つまり祖母の長男が遠方の寛大市でトラブル続きであるため、寛大市に引っ越すことになった。そのオジサンもまた奥さんと二人の娘がいた。(従姉妹)小学校入学はこの寛大市で始まった。紅玉市とはまるで違う環境、方言、文化に面食らい、着いていけない故に、小学校二年からいじめが始まった。それは中学上がるまで続いたが、祖母の教えに従って通学をやめなかった。…続く。
- Re: H・T・S・Sに生きる ( No.2 )
- 日時: 2018/03/15 01:10
- 名前: 梶原明生 (ID: BJESuZEb)
…そんな時、出会ったのが「北斗の拳」、「スケバン刑事」、「野性の証明」、「ランボー」「リアルロボットシリーズ」、そして「スカイライダー」、「仮面ライダースーパー1」、 「宇宙刑事シリーズ」、「ジャスピオン」、「スピルバン」、「バイオマン」、「破裏拳ポリマー」、「ウィングマン」等である。スクリーンで繰り広げられる憧れのヒーローの活躍。多感な思春期をこれらと共に過ごした少年時代。貧しさといじめの日々から唯一救ってくれた憧れのヒーロー。いつか自分も彼等みたいに弱きを助け、大悪を憎む世直しヒーローになるんだと疑う余地もなく過ごしたあの頃。夢のまた夢とも知らずに……それが全てだった。そんな時、某空手拳法系の師範と出会った。彼は物静かだが鋭い眼光を示していた、人格ある人だった。心と体のバランスを手に入れた明生は中学生後半にはいじめるものは誰もいなかった。強さをひけらかしたわけではない。「真面目に生きる者には、鬼神も避けて通る」の教えを守っていたからだ。やがて中学を卒業し、寛大市も諸事情から去らねばならなくなった。凡そ10年を過ごした場所。悲しみも喜びも分かち合ったこの第二のふるさとよさらばだった。そこから故郷に近い台解市へと引っ越した。そこから新たなスタートを切るのだが…続きは次回「システム概要」の後で。
- Re: H・T・S・Sに生きる ( No.3 )
- 日時: 2018/04/04 23:32
- 名前: 梶原明生 (ID: W4UXi0G0)
「システム概要」
台解市某所。時は近未来。(一年先か、三年先か、それとも)H・T・S・S体験クラスに参加してくれた同好の人達が集まっていた。「皆さん参加して下さってありがとうございます。それでは早速体験クラスを始めたいと思います。先ずヒーロー活動とは何か。梶原流の見解を紹介したいと思います。…省略…しかしながらヒーロー活動は護身の観点から最低限の護身力や概念は欲しいところです。そこでマイルドコースとして、青義神流空手拳法(キャバンが行っている架空の拳法)と、特殊部隊式体力練成、戦術などなどを行います。必要であればその後神仏世界への精神的講義もありますが、希望者のみになります。それでは青義神流空手拳法から行きます。」そう言って鍛錬メニュー表を掲げた。それは次の通りである。
一礼(手を合わす)→座禅→体操(ラジオ体操など)→腹筋運動→背筋運動→腕立て伏せ→受け技と手技の連続動作→蹴り上げ動作(ステージアクション含む)→ミット打ち(無しでも良い)→体打ち(参加者が互いの首、腕、腹、脚などを叩いて鍛える)→演型→スポチャン棒を用いた反射神経鍛錬→クールダウン→座禅→一礼。
梶原流特殊部隊式体力練成…
ランニング(余裕があれば)→シャトルラン(余裕があれば)→ストレッチ①首と頭捻転など②回旋肩回し③胴体、前、斜め前、横、後ろ倒し④脚伸ばし→ここから各10回。腕立て伏せ→腹筋→スクワットスラスト→腿90°上げ腹筋→ディップ→腹筋→バーピー→サイハンドスライド→懸垂(若しくはダンベル上げ)→腿45°上げ→スライドジャンプ→腹筋→カーフレイズ→腹筋→ステップアップ→腿90°上げ→ランジ→腹筋→ジャンプアップ→サイハンドスライド→リアシザーズ→腿45°上げ→ウォームダウン(腕脚ぶらぶら、その場駆け足、肩回旋、前屈横屈)→ダウンストレッチ(ハムストリング、レッグアッパート、シーティッドサイドハンド、バックストレッチ、クワドリセップストレッチ、インナーサイドストレッチ)→深呼吸数回。
その後エアガンなどを用いた小銃、拳銃の基本動作。護身の銃を相手から奪う動作など。
また、戦術交流の一環として某所サバゲー会場をお借りして(会場運営者等とは無関係)サバゲー会を別イベントとして行うケースあり。あくまで希望制。
ここからは同じく希望制の神仏信仰のお話。(ただし勧誘や特定の宗教を指して行うものではない)…続く。
- Re: H・T・S・Sに生きる ( No.4 )
- 日時: 2018/04/12 19:23
- 名前: 梶原明生 (ID: Xc48IOdp)
…神道について。仏教について。神仏への精神性などなど。意見交換なども行う。先ほどタクティカルな部分で書くのを忘れていましたが、希望制イベントとして山岳地帯での夜間耐久行軍もあります。(一人で連休時既にベルゲンなどフル装備で20回くらい経験してます。)その他、山岳での戦術訓練、青義神流空手拳法の稽古、体力錬成、山神様への感謝と祈りなど。夜間耐久行軍はまさに恐怖との戦いです。何せ一人ライトや暗視ゴーグルだけで入山するわけですから。しかし慣れると楽しいピクニック感覚にはなるんです…そして夜明けとともに取るコンロでの温かい朝食は何とも言えない美味しさです。
さて、ここまで一通りくると、最後に残るのが「ヒーロー活動」についてです。これには主に二つあります。一つはステージやイベントでのショーやパフォーマンスとしてのヒーロー活動。(世間一般ではこちらがメインです)そして二つ目は最もヒーローらしく、そして最も難しいのが、実際街に出て自警活動(か、若しくはゴミ拾いなどの啓発活動?)するヒーロー活動です。こちらは主にアメリカで盛んですが、危険性や法律などなどの問題もあるので、あくまで人道上最低限の活動しかできません。勿論何もないのが一番です。平和で安全であることの有り難みは、自分自身自警活動を始めてから初めて知りました。だからこそ、あくまで何もなければパフォーマンスで終わってもいい。笑われたっていい。笑う門には福来るとも言うじゃありませんか。それぐらいの気概がないと、ヒーロー活動は挫折します。かく言う自分も、何度も心が折れそうになりました。しかし、8年以上も続けてこれたのは、上記もさることながら、泣く時も笑う時もこの街に励まされ、和やかになれたから。その恩返しも兼ねているのと、まさにキャバン(自分のオリジナルヒーロー)そのものが「自分」だからです。これを捨てたら何も残らない。背水の陣だからこそ、ヒーロー活動を続けてこれたんだと思います。私事で申し訳ありませんが、皆さんもヒーロー活動に興味を持ち、それを体験するためここにいるなら、何かやるきっかけがあるはずです。初心忘るべからずですよ。是非それを心に留め置いてヒーロー活動体験をしてください。それと最後に気持ちの上で重要なことがあります。ヒーロー活動はあくまで、してやってるんだ。じゃなくて「させて頂いているんだ。」という姿勢が必要です。ヒーローは一部例外を除いて一市民です。…続く。
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