二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 暗殺教室小説
- 日時: 2016/01/18 16:59
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
暗殺教室の小説を書きます。
シビア系が多くなるかもしれません。
それでもいい方はぜひ見に来てください。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.22 )
- 日時: 2016/07/11 16:58
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
えっと…、私の見間違いなのかとも思いましたが、参照600ありがとうございます。
この物語は、完結するお話居しようと思っているので、少し先の話をさせていただくと…。
実咲の正体、具体的な過去が明らかに。
渚の体調も、まだわかりません!
渚「まあ、僕どうなるかはまだ知らないけど、飽きないように頑張るよ」
実咲「私の秘密も、楽しみに!」
私は、きっといつか熟したミカンになれるよう日々頑張るので、よろしくお願いします!
- Re: 暗殺教室小説 ( No.23 )
- 日時: 2016/07/26 09:14
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
「皆さん、おはようございま…って元気がありませんね?」
実咲が、入った瞬間変だと思ったのは空気。
もし、今までの空気が、花とかの明るい雰囲気だとすれば、今の空気はどんよりしていて重い…雨を吸った服。
皆は、笑顔だけど、その表情は硬くて心の底で何かが引っ掛かった居るよう。
原因なんて…考えなくてもすぐわかる。
「渚…君ですか?」
「え…」
何で知っているの?という反応。思った通り。
暗殺者がこんなに感情が豊かでいいのだろうか…。
まぁ、そんなことを言ってる私もここが楽しいけど。
「あの、渚くんって前から思っていたんですけど…何かあるんですか?」
前から思っていたこの疑問。
聞けるのは、今しかない…。
「その話は俺からしよう」
「?」
クラスのみんなの方を向いていた私は、ドアの方に現れた烏丸先生に気づかなかった。
でも、先生の方から話すなんて…よっぽどのこと。
「キール」
「実咲でお願いします」
「…わかった。実咲、昨日お前は放課後いなかっただろう。早退して。だから知らないはずだ。既往の放課後、渚君は倒れた」
「え!!」
病気?
でも、この前のあの訓練の動きからそんなことは全然わからない…。
でも、だとしたら急すぎる…。
「せんせー。実咲ちゃん、あの時いなかったから、なんでかわかんないんじゃない?」
あの時?まだ何かあるのか?
「ああ、そうか。以前にも倒れたことがあるんだ。もしかしたら、その後遺症じゃない方思って病院に入れてるんだ」
「その時に、倒れた原因…病名は聞いたのですか?」
「聞こうと思ったんだけど、さえぎられちゃって…。渚も先生が教えてくれないっていうし…」
茅野さんが、急に口を挟んできた。
きっと、渚君のことになると、周りが見えずに突っ走ってしまうタイプなのかな。
「烏丸先生!!」
殺せんせーが入ってくる。
右…触手には電話が握られている。
それに、いつものようにお茶ら桁感じでもなく真剣だ。
多分、渚君のことだろう。
「どうした」
「渚くんが…渚君が」
その言葉の後を聞いて、まともに立っていられる人などいるのか?
私は、ここにきてまだ日も浅いし、皆のことも全く知らないのに、へなへなと座り込んでしまった。
信じられるわけがない。
そんなこと…。
「記憶喪失だなんて…」
- Re: 暗殺教室小説 ( No.24 )
- 日時: 2016/07/26 09:23
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
参照700ありがとうございます!!
初めに思ったことはちなみに、嘘?!です
またまた見間違いかと思って、参照の数を4回見てしまいました。
えっと、まだ渚の体、病気についてもあります!
そして、前に言った実咲の秘密…。
そしてこれらの関係性。
3—Eのこれから…。
カルマ「こんな放置されてたのに、読んでる人がいるってことは、頑張らないとね」
茅野「渚が元気になりますように……」
渚「茅野何してるの???あ、殺せんせーの暗殺もお楽しみに!」
私は、きっといつか熟したミカンになれるよう日々頑張るので、よろしくお願いします!
- Re: 暗殺教室小説 ( No.25 )
- 日時: 2016/07/28 12:57
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
僕は夢を見たんだ。
誰なのかはわからない、でも人じゃなかったんだ。
『一緒に行きましょう』
『あなたは誰?』
それは、触手のようなのを持っていた。
まるで僕を知っているかのようだった。
『さぁ』
そういって触手を伸ばしてきたんだ。
そして夢は覚めた。
そこは、辺り一面に白い壁、床だった。
僕がそっと首を右に動かすと、窓が見え、左には小さな花瓶に一輪の花が咲いていた。
この空間で、まるでその花だけが色を持っていた。
「ふう」
僕に色は今ない。
理由なんて簡単だ。
「僕は…」
誰なんだろう、ここはどこで自分が何者でありどのような色をもって咲いていたのか。
色を忘れた花は、ただその色になれる透明になる。
だから僕は白で、この部屋に映えるのはその花しかなかった。
_______コンコン
静かだった部屋に、音ができる。
そっとドアの方に首だけ動かす。
そのあと、なんでか自分でもわからないけど寝たふりをしてしまった。
理由なんてわからない。
目を閉じる瞬間見えたのは、緑の髪だった。
「茅野っち、本当に大丈夫?」
「…ヒック、大丈夫…ぐすん」
足音がこちらに近づいてくる。
気配を…感じる。それも懐かしい。
「へー、渚起きてるんじゃなかったんだ」
「カルマ、やめとけよ。てか、どうしたんだ?」
「へーきだって磯貝、たぶんね渚…起きてるよ」
ばれちゃった。
このまま続けても悔しいからとしか思われないだろうし…。
起きよ。
「よくわかったね」
「ほらね?」
ゆっくりと目を開けると、赤い髪の人が初めに見えた。
さっきの会話、声から言うにカルマだ。
「俺の名前は…」
「カルマ」
この瞬間皆驚愕な顔をした。
「覚えてたの…?」
緑の髪の女の子。
僕が見たなにかはこの子の髪の色か。
で、その隣のつんとした感じの女の子は…名前が出てないか。
あともう一人の全身からイケメンオーラを出してるのが磯貝。
「違うよ」
空気がまた一気に重くなるのがわかる。
僕にはこの空気をどうすることもできない、だって直し方がわからないから。
「渚…」
「……茅野さん?」
ハンカチを持ちながら茅野さんが近づいてきた。
「あなたの名前は渚、潮田渚。クラスのある活動において、凄いうまかったんだ…」
ある活動?
何だろう、わからない。
でも、聞いてはいけない気がする…。
聞いてみる?でも怖い…。
「渚、まだ混乱することもあると思うけど、来れそうだったら学校に来てね」
「…」
僕は返事が出来なかった。
今日分かったのは自分の名前と、クラスのとある活動ではすごかったらしいということ。
「じゃあ、帰るね」
僕が返事をしなかったからなのかわからないが、悲しそうな顔をしてみんな帰っていく。
僕はどうすればいいんだろう。
僕の夢に出てきたあれ、それと僕のつながりは何だろう。
僕が学校に行く日はあるのかな…。
渚は、そう考えると、もしかしたら寝たらまたあれと会えるかもしれないと思い、布団をかぶってしまった。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.26 )
- 日時: 2016/07/30 10:45
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
皆さん、参照800ありがとうございます!
そろそろ私の運が尽きたのか?と思うほどです。
でも目指すは1000!!
それまでは、飽きないで温かな目で見守ってください。
* * * * * * * * * * * * * * * *
「渚くん、入りなさい」
何だろう、なんか異常でもあったのかな…。
皆…と言っても四人だが、来てくれた後にいろいろと検査をした。
なんかすごい大掛かりで…。
椅子に腰かけて涙ぐんでた女の人を見て、きっとこの人が僕のお母さんってわかった。
でも、そのお母さんのことを何も覚えていなかった。
___ガラっ
ドアを開けると、医者が一人しかいなKて、パソコンに向かって何やら一生懸命書いていた。
「そこのいすにかけて」と言うと、パソコンから離れて何か資料をペラペラとめくった。
「先生…僕」
「渚くん、あなたは気づいていると思いますが、記憶喪失です」
もちろん気づいていた。
でも、改めて言われてしまうと、ずっしりと胸に何かが乗ったような感覚になった。
「渚くん、今から話すことはきっと君がつらいことだ。いいね」
「はい、自分で聞かないと嫌なので…」
聞かなくていいんだよ?聞くかい?
こんな会話はもちろんない。でも…。
聞かなくていいんだよ?なんて、そんな言葉が来たら絶対に聞かないと思う。
理由なんて単純。ただ怖い。
この体は中三らしいのに、そんな言葉をこの体が支えることができるのか。
でも、あの夢のあれに会うには、聞かないといけない気がしたんだ…。
「君は、あと一年も生きれない…。長くても次の卒業式…3月までだ」
「え…」
そんな、嘘だろう?
記憶喪失ぐらいはなんて思ってたのに…なんで?
目の前からすべての光がなくなった。
それは、あまりにも残酷すぎる言葉だった・・・・。
「君は、もともと体は強くなくてここに通ってたんだ。だからきっとその代償もあるんだと思う」
「…」
答えられない。
特に答えなくても怒られるわけでもないし、責められない。
話は止まらないし、ふってくるのは同情の眼ばかり。
あの子たちになんて言おう…。
きっといつも会ってるんだろうけど、初めましての四人…。
特に茅野さんは、元の渚を凄く好きだったことが伝わってくる。被害者の僕でも、元の渚に謝りたくなるくらい…。
それぐらい自分は無力な存在だった。
「白血病。知ってるかな?」
「え?あ、はい…」
急に自分は現実へ引き戻される。
白血病か…まさか自分がかかるとは思ってなかった…。
でも白血病なら…白血病なら!
「先生、白血球が合う人がいれば治りますか?」
先生は弱弱しく笑う。言葉がなくてもこれだけで十分。
確かによく考えてみろ…相手は先生だ。
考えてないわけがない…。きっと探しはしたんだ…。
でもきっと僕と同じ人は見つかってないとか…その辺が妥当かな?
「渚くんの血液はちょっと特殊でね…。あう人が見つかっていない」
やっぱり…。
「それどころか、あう人もいるかわからない…」
どん底にさっき落とされたのに、また落とされた…。
そんな感覚だった…。
もう、聞きたくない。自分から言ったけど…。
ゆっくりと立ち上がる。
「…渚君」
「先生、戻ります」
先生は何も言わなかったし、僕もこれ以上何も言うつもりはなかった。
先生も僕の様子を見て励ませるような状態じゃないって気づいたんだろう。
「渚くん」
「…」
ドアに手をかけたところで、先生が呼び止めた。
前には向かず、扉だけを見ていた。
「諦めちゃいけないよ」
僕はその言葉を背中で受け止めると、返事はしないでそそくさと逃げるように出て行く。
でも、最後にかけられた言葉は、逃げずに脳裏に残っていた。
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