二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 暗殺教室小説
- 日時: 2016/01/18 16:59
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
暗殺教室の小説を書きます。
シビア系が多くなるかもしれません。
それでもいい方はぜひ見に来てください。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.5 )
- 日時: 2016/02/14 01:08
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
「殺せんせー♪」
「おや、その様子だと…彼のことは心配ないようですね」
「あれ、ばれちゃった?」
「はい!私にはわかりますよ」
…っといっても、完璧に表情に出ているんですがね。
まぁ、渚君が大丈夫なことが何よりです。それにしても茅野さん…。
「あ!」
「にゅや!ど、どうしましたか…?」
「あ、うん。カルマに伝えてないない」
「そうですか。カルマ君はきっと待ってます。だから、早く伝えに行ってあげてください」
「わかった殺せんせー!先委、戻ってて!」
そういって走り去る茅野を見送って、くるりと背を向けた後に呟いた。
「本当に渚君のこととなると……一途ですね」
茅野はカルマを探し回っていた。
だが、まったく見つからない。
「あれーいない…。一回渚のところに行くか」
そして、渚がいる病室へと足を向かわせた。
念のため、ノックしておくか、と思ったとき中から何かが聞こえた。
人が中にいるようで、話している。だが、中には渚がいるが、目覚めた後、一回寝たらしい。
___じゃあ、誰が誰と話しているのだろうか。
ドアに耳をつけ、中の様子を聞いてみる。すると、それは話しているというより、一方が一方に話しかけているような感じだった。
そしてそのこえは、自分が知っている人物であり。
___今さっきまで探していた人物でもあることに、気が付いた。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.6 )
- 日時: 2016/02/18 16:10
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
茅野は、ドアに耳をつけ、中の様子をきこうとしたが、ドアが厚いらしく聞こえない。
そっとドアを開けると、声が聞きやすくなり、話している人を改めて、カルマと認識することができた。
様子を見てみると、カルマが渚のベッドの近くにこちらに背を向けるような形で、椅子に座っていた。
「……」
茅野は一生懸命聞こうとするが、聞こえない。
カルマにもっと集中しようとした時、気づいた。
背中が、ほんのわずかだが上下していることに。
茅野は、急いで立ち去ろうとした。
「茅野ちゃん、どうしたの?」
カルマの淡々とした声で、はばかられた。
振り返り、カルマを見るが、まだ背を向けている。
「渚君どうだったの?」
あくまでも、淡々としているが、語尾が少し震えたのを、聞き逃さなかった。
「うん。大丈夫だって。…今は、寝てるだけだと思う」
「そっか…」
カルマは、安堵のため息をつく。
「そうだ、座りなよ」
「あ…うん」
椅子のほうに近づこうとした時、加也那覇、「あ!」と声を上げ、またドアの方へ行った。
「わ、私飲み物買いたいと思ってたの!いる?」
「ううん」
「わかった!すぐ戻って来るから!」
そういうと、出て行ってしまった。
そして、またこの病室は、静寂に包まれた。渚の寝息だけ聞こえる。
「ハァ…」
ふと、カルマはため息をついた。
そして、そっと目を渚へ向ける。
「あーあ、茅野ちゃんにもばれたよ」
顔を上げた時の彼の眼は、赤かった。
「渚の…せいだよ」
そういって、この病院に来て初めてカルマの顔に笑顔が咲いた。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.8 )
- 日時: 2016/03/03 18:16
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
カルマは自嘲し、布団に頭を突っ込んだ。
それが泣いていないのをばれないようにするためか、何なのかはわからなかった。
急に頭の上に何かが乗った。
それはとても暖かく、柔らかかった。
そしてそれは今まで話していたあの子の手ということに気づいた。
「…渚くん?」
「…うん」
顔を上げると上半身を上げて座っている渚が視界に入った。
「あ、あ…」
目頭が急に熱くなる。
再び顏をうずめる。そして再びあt間に手が乗っけられた。
「俺、泣いてないから!」
「ハハ…」
そういうと、渚は笑った。
「ありがとう」
最後に渚はそう言った。
「ん」
返事はそっけなかった。
「ねぇ、カルマ君」
「何?」
もう涙は引いていた。
「さっき言ってたことって本当?」
「え?」
背筋が凍った。
「もしかして渚君…」
恐る恐る聞くと彼は笑って答えた。
「ばっちり聞いてたよ!」
そしてカルマは再び顔をうずめた。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.9 )
- 日時: 2016/03/06 21:22
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
参照100ありがとうございます。
まだまだ未熟なミカンですが五日完熟になれるよう頑張りますので、よろしくお願いします。
- Re: 暗殺教室小説 ( No.10 )
- 日時: 2016/03/07 14:50
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
渚君、本当に意識が戻ってよかったです。
…でも何か引っかかりますねぇ。
「殺せんせー」
「茅野さん!カルマ君はいましたか?」
「うん、一緒に行こう」
「そうですね」
…。
なぜ茅野さんは動かないのでしょうか。
な、なぜニコニコしているのでしょう。
「殺せんせー、先行って!案内するから」
「ありがとうございます」
そう答え、辺りを見まわし人が少ないことを確認する。
そして、歩き出して、茅野に向かって言葉を発する。
「茅野さん、私の背後にいても、私を殺せませんよ?」
「あっれー?ばれちゃったか?」
舌を出し、頭を小突く。
今度こそ、ちゃんと歩き始めた。
「この辺かな?…あった!」
名前を見るとそこにはしっかり、【潮田渚さま】とかかれていた。
「渚!」
茅野の後に続いて、部屋に入る。
「茅野!殺せんせー」
「大丈夫ですか渚君?」
あれ?カルマ君の姿が見当たりませんねー…。
「あ、カルマ君ならトイレですよ」
「そうでしたか」
そう答えるのと同時に、胸の突っかかりはより大きくなった気がした。
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