二次創作小説(新・総合)
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- 白猫ナイトの研究室
- 日時: 2019/07/31 23:20
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
こちら、黒猫δと愉快な仲間達の日常、スピンオフの白猫ナイトメインの日常編です。
こちらでは本編とは違いFGOやScp、ロボトミーコーポレーションとのクロスオーバーを含みます。
注意事項
・本編も不定期ですが、スピンオフなためとても不定期な更新をします。
・誤字脱字が多いです。
・ところによりご都合主義が含まれます。
・キャラを上手に把握できておらず、変なことになる可能性があります。
白猫ナイト「それでもよろしければ、僕の研究室へご案内します。どうぞ、ごゆるりと…………」
- Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.16 )
- 日時: 2019/12/25 21:28
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
白猫ナイト「おや、コメントですね。返信しましょう。」
≫柊さん
復刻ルルハワのイベント、ラスベガスにおいても物理に走っていた聖女様のスタイル、僕も嫌いじゃないですよ。時には物理も必要ですよね。まさか、本物のサメ連れてくるのは予想していませんでしたが…………
ジョージ「~♪」
白猫ナイト「可愛いと言われて上機嫌ですね、ジョージ。」
そしてあの魔本ですが、サーヴァントですら見つけにくいものとなると対策も難しいですからね………でも、なんとかできるひとが近くにいるならば、心強いですね。
case3については…………
ネロ「終わらんのじゃ」
エリザベート「もうやらないわよ~!」
静かなオーケストラは、原作ゲームにおいてもなかなか倒すのにもギミックが必要な難しいアブノーマリティですね。4つの楽章を演奏しますが、その楽章によって攻撃の通る属性が異なることに加え、ダメージを与えてくる属性も変化します。更に、最終楽章に達すると全員の職員の精神を壊します。
ジークフリート「…………書き出してみると、こう……」
アーサー「かなりの対策が必要そうだね」
あの場面ではトエトがロープとなることで、音楽を始める合図であるタクトを振り上げさせないことで対処されていましたが、それ以外となると……
白猫ナイト「その他の人に少なからず影響が出ていたでしょうね。」
そして、差し入れありがとうございます。
モードレッド「うまいなぁ!これ!」
エミヤ「そうだな。どうやってこのケーキを作ったのだろうか……レシピをいただいてもよろしいかな?」
トエト「金平糖……あのキラキラした星みたいなお菓子か。秋田藤四郎、ありがとう。メリークリスマス」
コメントありがとうございましたm(__)m
- Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.17 )
- 日時: 2019/12/30 20:38
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
キラキラと、星が輝く。しかしこの世界に星はない。写し出されたそれはホログラム。本来は夜空を埋め尽くさんばかりの混沌が渦巻いた、何処かの世界の終わりより、さらに奥にある亜空間という閉鎖空間。
それはこの世界こそが多元的なアノマリー(科学的常識を覆すもの)として存在していることを指すのか、それとも白猫ナイトという、作者に準ずる者の力であるのか。
パラケルスス「ふむ……どうなんでしょう」
研究者であり、キャスターのサーヴァントである、パラケルススは問う。それは研究者であるから……というものであると同時に、単純な好奇心でもあったわけだが。
それはやはり、クリスマスの夜にも変わらず。チラチラと積もる雪を見ながら、ランタンの明かりに照らされて、彼はこの世界の書物を読み漁っていた。
白猫ナイト「熱心ですね、Mr.パラケルスス。」
パラケルスス「おや、珍しい。貴方本人がこちらに来るとは」
白猫ナイト「深い理由は特にありませんよ。少し困ってることはありますが」
パラケルスス「というのは?」
開いていた書物に適当なものを挟み、白猫ナイトに目線を合わせる。やはりその瞳は閉じられ、何とも心の読めない微笑を浮かべている。
パラケルススは思案する。
困ったこと、となるとどんなことであろうか?ここの研究所本体の構造は彼本人が一番よく知っているはずである。先程の仮説から考えれば、彼はこの亜空間を作り出した創造神ともとらえられるわけであるはずだが、その彼が困っていることとなると、この亜空間にあるはずのない聖杯やサーヴァントの事についてだろうか?
白猫ナイト「先程から妙な周波数電波を確認しています。この亜空間世界の天上ネットワークから発生しているようですが……」
パラケルスス「天上ネットワーク、ですか」
天上ネットワーク。普通の世界からしたらインターネットと呼ばれるものであるが、どうもこの世界にはそんなものはない。そのために天上ネットワークと言うものがあるのだと、書物には記されていた。空の上に引かれた有線、とでもいうべきか?
パラケルスス「……私も行きましょう。一目見てみたかったので」
白猫ナイト「ふふ、ありがとうございます、Mr.パラケルスス」
パラケルスス「Mr.はつけなくてもいいんですがねぇ……」
クリスマスの夜に、天の邪鬼二人は夜空を目指す。
それはクリスマスパーティの後夜祭の最中のことであった。
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- Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.18 )
- 日時: 2019/12/30 20:40
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
≫世界構造システム 照覧
≫ネットワーク権限 突破
≫データインストール…………
≫ネットワーク構造複製
≫解析中……
≫データ表示
世界構造が示される。ホログラムとして表されたそれは、"我々"の一人としての"僕"が移動したパラレルワールドの遥か上空、空と更なる天上の狭間に輝いていたマザーコンピュータとも言える代物。星のような幾何学構造体。
…………ところで、移動して来た先がここでよかったのか。それについてはよくわからない。幾層の平行世界を渡る者ではあるが、このような世界に移動したことは、どの僕だったとしても記憶には無いし、我々としての記録もない。
??「…………まぁ、公安からは逃げられたみたいだけど。」
一人ごちる彼は、空浮くローラーボードのようなものに乗り、写し出されるホログラムを流れるように操作する。触れる度に鳴るクリック音が心地いい。しかし、驚いたな。ここにはどうやら普通のネットワークというものが存在しないらしい。この不思議な世界では、どうやら調べることがたくさんありそうだ。
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- Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.19 )
- 日時: 2019/12/30 20:45
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
白猫ナイト「……天上ネットワークのセキュリティが突破されたようです。あの研究室には特段問題はないですが……問題としたら、そうですね。…………星を映し出せなくなる程度でしょうか」
パラケルスス「へぇ、そこで管理されていたんですねぇ」
白猫ナイト「ええ。そうでなければ、昼も夜も此処では分からなくなってしまいますから」
人間とは難しいものですよね、そう言いつつも彼は表情ひとつ変えはしない。彼は人間ではない。ここを作った創造神であり、管理者なのだ。
パラケルスス「そうでした。お聞きしたいことがあります」
白猫ナイト「なんでしょう?」
パラケルスス「この世界は貴方の力で構成されたもの、なのでしょうか?それとも……アノマリーとして?」
白猫ナイト「……そうですね」
ふむ、と白猫ナイトは空に浮かぶ星を見ながら少しだけ考えたような仕草を見せる。
少し、としてもその脳のなかではいくつもの情報が引き出され、処理されているのだろう。この世界の心理を知る、根元としての力があるはずの者の横顔を見る。
白猫ナイト「僕が、この亜空間のアノマリーとしての力を、取り込んでいるとしたら?」
パラケルスス「ほう?」
白猫ナイト「それ以降はご自分で考えてくださいな。そろそろ目的地です」
何とも天の邪鬼な反応である。真実は伝えないとしても、恐らくはこの亜空間そのものがアノマリーであり、それを取り込みこの世界とした……というのが正しいのだろう。そう、パラケルススは結論付けた。
そして目前、天上ネットワークの大本である、天上の星のインターフェースを操る少年が一人、目視にて確認できた。
夜闇に溶ける黒に、まるで、死んだような目を思わせるような、鮮やかなネオングリーンの瞳がこちらを見ていた。
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白猫ナイト「……見かけない顔ですね。雰囲気や魔力もここにいる英霊とは違うようです」
??「英霊……?あぁ。この前きた彼らのような存在か……」
そういえば、最近きたセイバーオルタとか、ギルガメッシュとかは、そのような存在だったか。会ったことがあったか、無かったかはそれぞれの僕によって違いはあるが、知識は共有されている。
そういえばアタリとかは喜んでたっけ?まぁ、それがどこの僕なのかは知らないけれど。
パラケルスス「英霊についてはご存じなんですね」
??「まぁね」
白猫ナイト「それでは、そのアノマリーについては?」
??「アノマリー?」
アノマリーとは、科学的常識を覆すもの、という意味だったか。つまりは実際に存在し得ないもの。……僕もそれ片足突っ込んでない?いや、まぁ人間だし……世界観移動できてプラズマ出せても、普通の人間だ。もっとすごい人とかいるものね、時間止める彼とか。いや、あれは死神だったか。
白猫ナイト「貴方が今使用しているそれです。」
??「へぇ」
驚いた。これがアノマリー?どこが科学的常識を覆しているのだろうか?疑問はつきない。他の世界線以上……僕が現在身を隠しているコンパスの世界線と同じぐらいには興味が出てきた。
白猫ナイト「それは、多元的幾何学構造体と言います。そして……これは、先程の回答になりますか、Mr.パラケルスス。このアノマリーは世界の拡張因子的なアノマリー……それであって僕が取り込んだアノマリー本体です」
つまりはこの世界、本来はこの大きさしかないんですよ。と白猫ナイトは薄く眼を開ける。薄氷の様な涼しげな瞳が寒空に星のように輝く。
どうも、面白い世界線に紛れ込んだようだ。
??「……ふふ、あはは!」
白猫ナイト「おや、なにか可笑しなことを言いましたかね?」
??「いや、君達面白いよ!あぁ、こんなことは久し振りだ」
パラケルスス「……喜んでいただけているようですね?」
白猫ナイト「みたいですね。」
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- Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.20 )
- 日時: 2019/12/30 20:46
- 名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)
その頃、地上では陽キャや様々な英雄がたくさんいたパーティー会場から、少し外へ出てきたマンドリカルドがその姿を見ていた。
マンド「…………いやいやいや、どーやって空を浮いてるんスかこれ?マスターパワー?」
そもそも、空に浮いているのには誰のツッコミもなかったがそれはいいのか。いや、誰かツッコんだのかこれ?
地上から夜風に当たっていたマンドリカルドは思ったという。
アスク「…………ここで何をしている?」
マンド「うぉぁ!?…………ビックリした、アスクレピオスさんッスか……いつも白い服装だから黒くて気がつかなかったッス……」
アスク「現在それは洗濯中だ。ところで質問の途中だが?」
マンド「あー……少し会場に居るのが窮屈に感じて……」
アスク「酔ったわけではなかったのか。ならいい、つまらん」
マンド「俺そんなに(緊張で)飲んでないッスからね!?」
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その後、白猫ナイトがこの彼をつれて部屋に戻ろうとしたところを、うっかりクーフーリンに見つかり、さらに逃げた先に新撰組+織田信長に回り込まれて後夜祭二次会に連れ込まれたのは記憶に新しい。
そこで忘れていたのだが、アノマリーを起動させた少年は[零夜]という名前であったようだ。
加えて、どうやら新たな世界線……[#コンパス]から来た者達が、いつの間にかここに馴染んでいた。
…………なお、なぜここに来たのか、というのは不明である。究明を急ぐ。
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今回は閲覧と言うわけでなく、筆者として書き込まれた文章。多元的な幾何学構造体のレポート。
僕本人とこの世界とを連結させているアノマリーであるそれは、ほとんどといっていいほど情報が不明である。
白猫ナイト「……まぁ、アノマリーは殆どなにもわからない存在なんですけどね」
今だ薄氷はゆるがず。
キラキラと星を映し出す多元的幾何学構造体も揺らぐことなく。
本日も、空を写し出していた。
case4 それは多元的な幾何学構造体 end
コメントをどうぞm(__)m