二次創作小説(新・総合)

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白猫ナイトの研究室
日時: 2019/07/31 23:20
名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)


こちら、黒猫δと愉快な仲間達の日常、スピンオフの白猫ナイトメインの日常編です。

こちらでは本編とは違いFGOやScp、ロボトミーコーポレーションとのクロスオーバーを含みます。


注意事項
・本編も不定期ですが、スピンオフなためとても不定期な更新をします。
・誤字脱字が多いです。
・ところによりご都合主義が含まれます。
・キャラを上手に把握できておらず、変なことになる可能性があります。

白猫ナイト「それでもよろしければ、僕の研究室へご案内します。どうぞ、ごゆるりと…………」


常夏の島と、魔本と、サメ。 ( No.11 )
日時: 2019/10/14 01:59
名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)


























白猫ナイト「掛かりましたね?」


しかし、白猫ナイトは避けるどころか、そこに立ちふさがる。顔は楽しげに、狡猾にいつもの表情を崩さない。



白猫ナイト「貴方は"能力をコピーペーストすることしか出来ない"」



白猫ナイトは続ける。



白猫ナイト「サーヴァントより強大な、亜空間の因子を持つ僕の力をコピーしようとしましたね?でも、それは




出来ませんよ?」



魔本は空中にてもがき苦しむ。ドラゴンの翼は溶けだし、四肢は散々に燃え、胴体はバラバラに、血液を飛び散らせながら崩れていく。

そして、コトリと音をたて、元の物言わぬ一冊の本に戻ってしまった。



白猫ナイト「僕の特性…………とでもいいますか。黒猫δに形作られた僕は基本的に正しい姿を持ちません。そのため僕を模倣することは無に還ることと同様なんですよ。」



アンチ・コピーとも言えるこの体質は、主に相手に自らの情報を一切与えず、能力によって得たものを全て破壊すると言うように働くらしい。



トエト「つまり、あの魔本は…………」

白猫ナイト「僕を模倣しようとして無に還りました。」

トエト「…………自業自得だな。」

白猫ナイト「ええ。」

トエト「…………帰るか。用事もすんだ」

白猫ナイト「そうしますか。」


生ぬるい風が二人を包み、二人は帰途につく。なにかを忘れているような…………そんな気はしたが。


新弓「ネェ!アラフィフ忘れられてない!?」




常夏の島と、サメと、魔本 end

Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.12 )
日時: 2019/12/20 22:47
名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)

_____なぜ、こうなったのか。


白猫ナイトは思案する。


_____目の前には、収容違反を犯したクラスALEPH___つまり、LEVEL-5のアブノーマリティ、静かなオーケストラが恐怖の演奏を始めようとしている。


なぜ、こうなったのか?その理由は明確だ。



それは、約二時間前に遡る。













______












エリザベート「あーーー!クリスマスだっていうのに、コンサートのひとつもここでは行わないの!?」

ネロ「そうじゃ!余は、この殺風景なホールでクリスマスパーティを行うことは反対であるぞ!最も、きらびやかさと華が足りん!」

研究所内の長く延びたとある廊下、はたりと二人は鉢合わせた。お互いの声は、長い廊下の無機質な壁に反響して聞こえていたようだ。


エリザベート「そうよね!やっぱり、華が足りないわよね!」

ネロ「そうじゃな!コンサートも良いかもしれん!」

エリザベート「そうなるとまずは会場ね。どうしましょ?」

ネロ「ここは無機質過ぎるからの…………そうじゃ、余が宝具を展開しよう!それで劇場を呼び出すんじゃ!」

エリザベート「いいアイデアね!そして歌うのはこの私!貴女はどうするの?」

ネロ「余も、この美声を響かせようぞ!」


二人は長い廊下を進む。クリスマスパーティのサプライズとして、コンサートを行うことにしたそうだが…………大丈夫か?根本的に(歌声とか)。ロムルスとかは喜びそうだけど…………

しかし、ここで問題点が一つ


ネロ「演奏はどうするんじゃ?歌うものはいるが、演奏がないと、うむ、華が足りん」


___そう。演奏者がいないのだ。
演奏者がいなければ、アカペラで歌えばいい。だが、やはりアカペラでは音のボリュームが足りない。とくに、劇場となれば、余計に多くの演奏者が必要となる。


エリザベート「そこよね…………うーん、白猫とかどうかしら?演奏ぐらいしてくれそうだけど」

ネロ「ダメじゃ!あやつにも秘密にしなければサプライズとは言えん!」

エリザベート「そうよねー…………ん?あれはどう?」

ネロ「なんじゃ?エリザベート」

エリザベート「ほら、ここ。[静かなオーケストラ]って書いてあるわ!」

ネロ「そうか!このオーケストラを雇えばよい!」


静かなオーケストラ。それはアブノーマリティでも最高峰の危険を誇るオーケストラ。演奏によって聞いた者の精神を破壊しながら、演奏を続ける。

しかしそれを、二人が知るはずもなく。


ネロ「おーい!たのもー!」




二人は、静かなオーケストラを解放した。



________


Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.13 )
日時: 2019/12/20 22:51
名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)

ロビン「なにもなければ、平和なんですがねぇ……」

トエト「ああ。本当にな……」


顔のない王、ロビンフットと研究員のトエトはホールを各階ごと、しらみ潰しにとある二人を探していた。


ロビン「はぁ……何で突然いなくなるんですかねぇ……」

トエト「しらねぇよ。第一、あの二人……ネロとエリザベートはクリスマスを盛り上げるために何か捜してるんだろ?この危険な研究所内に立ち入るのか?」

ロビン「俺は見たんですよ、この研究所内に入っていくのを……」


ロビンフットは手で顔を覆い、ため息をついた。あの二人が一緒となると、ろくなことにならない…………そう、勘が伝えてくる。


トエト「…………まぁ、あんたが見たというなら本当なんだろうな。ったく、面倒なことしてくれる…………」

ロビン「悪いっすね、お忙しいところ」


なんやかんやで二人はネロとエリザベートの捜索を再開した。



その直後であった。


≪~~~~~


ロビン「うん?なんだこの音…………?音色?」

トエト「音色?ここには特になにもいねぇ。居るとしたらアブノーマリティだが…………となると」


トエトは一瞬の沈黙のうち、がばりと顔をあげた。


___そうだ、ここは


トエト「隠れて逃げろ、ロビンフット。目覚めたらいけねぇ奴が目覚めたらしい。急げ、精神をやられるぞ」

ロビン「は___」


___あの、オーケストラの



一瞬の目配せ、冷静沈着なトエトの瞳に一抹の焦りを見た。


__これは、相当不味い状況みたいだな


ロビン「…………わかった。すまねぇな、トエト。」

トエト「俺のことはほおっておけ。いずれ使い倒されて死ぬ運命だ…………いや、ここは違うか。[俺は死なない。絶対に]」

ロビン「ああ!」


メイ・キング、ロビンフットのスキルで、ロビンフットは離脱。そこに残ったのは、ただの人間であるトエト、ただ一人。

ロビンフットの離脱を確認後、けたたましいサイレンとトランペットが鳴り響く。

脱走した静かなオーケストラが、ホールにやってくる。

幕が開ける


トエト「…………はっ、俺がなにもできない人間だと、いつから思っていた?理解不能なアブノーマリティ。俺は…………」


トエトの姿が霧に溶ける。


トエト「D級職員にして、唯一の人間。それでいて____アノマリー、case0。」


静かなオーケストラの演者が召喚される

トエトの姿は完全な霧状となり、霧散する。

そして、冒頭の場面に戻る。

______


Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.14 )
日時: 2019/12/20 22:54
名前: 黒猫δ (ID: ZFY/hkRe)

白猫ナイト「トエト。貴方が抑えてるとは。」

トエト「うっせ。俺も好きでやってんじゃねぇよ。感情の起伏で起こることだ。こればかりは何ともならん」


トランペットが鳴り響いて30秒。白猫ナイトは、静かなオーケストラの前に立っていた。今にも振り上げそうなタクトを、霧状のロープが床と縛り付けている。

このロープはトエト本人だ。アノマリーとなった、彼の望まない、彼の姿。人間になりきれなかった、彼の本質概念。


白猫ナイト「やれやれ…………その概念を曲げるのは僕なんですが…………さて。」



白猫ナイトは、静かなオーケストラを見据える。



白猫ナイト「さぁ、戻りましょうか。この場に静寂を取り戻すために。[level-5 twilight]」


振り上げられた黄昏を、振り下ろす。



何度も、何度も、何度も、何度も…………




しかし、血飛沫は上がることもなく、悲鳴が聞こえるでもなく。

それはやがて、姿を消した。









______











白猫ナイト「助かりました。トエト」

トエト「…………」

霧のようになっていた概念が崩壊する。トエトは人形を取り戻し、その場に立ち上がる。しかし、万全の状態、とは言い切れないが。


トエト「…………あまり、いい気分じゃねぇな。」

白猫ナイト「そうなんですか?」

トエト「薄ら笑いが気持ち悪いな。まぁ、片付いてよかった。あの二人も無事だろ」

白猫ナイト「ええ。収容室で倒れているのを保護しましたから。それにしてもクリスマスってもっと大々的にやるべきだったでしょうかね。悪いことをしました」

トエト「…………べつに。今始まったことじゃねぇだろ。」


白猫ナイトはその言葉を聞くとホールを後にした。そして、入れ替わりに入ってくる人影が一人。



ロビン「よう」

トエト「ロビンフット」

ロビン「大丈夫か、オタク顔色悪いぞ」

トエト「あぁ…………そうかよ。なら、暫く休むわ。ここで」

ロビン「うわー……ここで?よりによってここで……?」

トエト「動けねぇんだよ、ここから」

ロビン「……あー……」


トエトの足元はまだ、ほとんど霧状で、視覚的にノイズがかったなにかにしか見えない。暫くは動けそうになさそうだったのは明確だ


ロビン「……オタクも苦労してますね」

トエト「お互いにな」




厳戒体制終了のトランペットが響く___





このあと、危険に陥れたことによりケイローンによって反省文を書かされたネロとエリザベートが居たとか、それはまた、別のはなし。



_______



パタンと音を立てて、ノートが閉じられる。

___周りが騒がしくなってきた。そういえば、今日はクリスマスパーティだったか。

声がかけられる



____「今、そちらに向かいますよ」




case:3 戦慄のオーケストラ END

コメント大丈夫ですよ。


Re: 白猫ナイトの研究室 ( No.15 )
日時: 2019/12/25 00:54
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

こんばんは、柊です!
case:2
立香(ぐだ男)「ルルハワ…サバフェス…ウッ頭が…」
フラン(剣)「あついー、あついー、でもうみはひんやりー」
立香「楽しかったは楽しかったんだけどね…」
柊「そして力業で解決していくスタイルの聖女、嫌いじゃないわ!!←」

ジャンヌ「くしゅんっ」

柊「サメのジョージ…」
立香「あのサメの人形の姿なんだ、可愛いかも…お腹空かせなければ…」
柊「てか新茶ェ…腰やったって…」
BB「魔本…なるほど、そちらの私が欺かれたのも無理はないでしょう。そして恐らくこちらの私も欺かれるでしょう。
だからと言って、悔しくないことはありませんからね?」
柊「で、結局魔本は白猫ナイトさんを模倣しようとして自爆したようなもんだけど…うーん、こっちに似たような物が来たら、対応できるの二柱しか…対策練っておこう」

新茶「せめてこっちはもう少し私に触れてもいいんじゃない!? 推しなんだよネ!?」
柊「ハハッ、最推しは我が王こと征服王イスカンダル様だから」
新茶「そうだった!!!!」


case:3
柊「な、なんかすごいヤバいのが収容違反犯してるー!?」
カリギュラ「ネロォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
刑部姫「エリちゃんェ…」
柊「戦慄のオーケストラをトエトさんが抑えてくれて、白猫ナイトさんが解決してくれたけど…トエトさん大丈夫かな」
|ω・)゛そっ…
柊「あれ、どうしたの秋田くん」
秋田「えっと、その、あちらの世界で大変なことがあったみたいなので…金平糖買ってきたんです! 送りたいんですが、大丈夫でしょうか?」
柊「秋田きゅんまじ天使か???」

そんなわけで(?)金平糖とこちらのエミヤ、光忠、小豆の合作クリスマスケーキをお送りしますね、よろしければ!
コメント失礼しました!


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