二次創作小説(新・総合)

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戦闘中 シャドウを倒せ!【完結!】
日時: 2019/10/05 20:13
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

戦闘中、史上最強のラスボス現る!!
その名は、ジェネラルシャドウ!!
これまで何度も逃走中や戦闘中に出場し。
多くの逃走者を危機から救ってきた男。
その彼が、最強の敵となって立ちはだかる!
与えられたミッションはひとつ。

「俺を倒せ」

一切の手加減も甘さも捨てた本気のジェネラルシャドウを相手に、参加者達はどこまで戦うことができるのか。
好敵手、恋人、弟子……彼と縁深いキャラ達が立ち上がる!

参戦者一覧

ラブライブシリーズ

黒澤ダイヤ 国木田花丸

プリキュアシリーズ

黄瀬やよい 青木れいか

スーパー戦隊シリーズ

ドギークルーガー 

ゲゲゲの鬼太郎シリーズ

魔女アニエス 

ときめきメモリアルシリーズ

如月美緒

オリキャラ

ロディ

作者枠

エイジア

メタルメイドウィン

応募用紙>>38
※応募は締め切りました!

主な見所

ジェネラルシャドウの本気!
国木田花丸&如月美緒 文学少女同士の交流!

Re: 戦闘中 推しキャラ№1決定戦!【応募締切!】 ( No.11 )
日時: 2019/09/23 14:03
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)

参戦者紹介 

ルールー=アムール(HUGっとプリキュア)
2018年度の推しキャラの1人。作者は彼女が主役の作品を数多く執筆している。アンドロイド特有の冷静な判断力と群を抜いた身体能力が持ち味だが、予想外の行動には脆いという弱点を兼ね備えており最大トーナメントではそこを突かれ2回戦敗退となった。続くアイドル伝説においてはタイタンに狙われ撃破される。戦闘中ではあまり良いところのない彼女、3度目の正直で汚名返上なるか。

王ドラ(ザ・ドラえもんズ)
作者が最初に好きになったアニメキャラ。常に敬語で礼儀正しく、カンフーの達人なので強い。しかし短足である。見た目に反して口の悪い一面もある。初登場でどこまで健闘できるのか。

ロビンマスク(キン肉マン)
大英帝国の誇りにして白銀の騎士。正義超人のリーダー格に恥じない実力を持つ。名勝負製造機の異名を持ち、彼が闘うと白熱の勝負となることが多い。超人オリンピック覇者の経験もあるのでその活躍に期待がかかる。

サイコマン(キン肉マン)
完璧超人始祖の捨式。スクールアイドル伝説では16号を大破させるなど悪行の限りを尽くしたが、最後はキュアピースに敗れた。今回もヒール全開か!?

南ことり(ラブライブ!)
ご存知ゆうきさんの嫁。個人戦でもかなり強いがタッグ戦だとより真価を発揮できる。トレードマークのとさかは鋼鉄の如き頑丈さがあり、強力な武器。可愛らしく優しい天使である。ちゅん(・8・)!

矢澤にこ(ラブライブ!)
宇宙№1芸人。小柄な体躯とは裏腹に凄まじいど根性の持ち主であり、ジャギやサンシャインなどの相手をKОしている。参加者達からは実力者として認知されている。推しが多数集まる中で彼女の女子道をどこまで貫くことができるか。

小泉花陽(ラブライブ!)
ごはん大好き天使のかよちん。第1回逃走中成功者だが、成績はブレがあり好調だったり不調だったりと安定しない節がある。大好きなごはんの為、戦闘中を戦う!

園田海未(ラブライブ!)
作者の作品の中では不遇の代名詞的な存在になりつつある。運動神経は優れているはずなのだが、とにかく運がない。そして作者とは(作品的な意味で)中々縁がある。これまでの不遇を脱却し捲土重来なるか!?

国木田花丸(ラブライブ! サンシャイン!)
のっぽパン大好きな田舎娘。昭和の漫画に詳しかったりする。語尾に「ずら」を付けて話し、マイペースな性格だが、戦闘中においてのタイガーザグレートに完勝し、当時無敵だったジャスティスマンに勝利するなど実績においては最大級のものを持っている。初の二連覇なるか。

津島善子(ラブライブ! サンシャイン!)
ヨハネ。作者の作品における清涼剤……もといギャグ枠。実力は無いわけではないのだが、どこかパッとしない。しかしシリアスになりがちな作風を独特のキャラで和ませる術を持つ。不運属性からして優勝はまずないと思われるが、まあ頑張ってほしい。

小山翔子(ふたりはプリキュア)
小声で小心者の美女。常にオドオドしており、声も非常に小さい。最弱候補とも言われている。

ビブリー(キラキラ☆プリキュアアラモード)
毒舌で生意気な美少女だが実年齢は恐らく本大会参加者でも3本の指に入る。
あっかんべーがとても可愛い。

剣城あきら(キラキラ☆プリキュアアラモード)
みんなの王子様でジェネラルシャドウの最大の好敵手。
身体能力も高く性格も良く頭の回転も速いという隙のない人物。

ブラッディ(yesプリキュア5)
ナイトメアの元幹部。実はミスターXが用意した最後の刺客であり、その話術で相田マナを戦意喪失させた実力者。老獪な戦法が持ち味。

レジーナ(ドキドキプリキュア)
キングジコチューの我が儘娘であるが可愛い。とにかくジコチューであるため、行動が全く予想できないがその戦闘力は強大。髪が凄く長い。

琵琶丸(ブラックジャック)
盲目だが凄腕の針師であり、数千人もの患者を救ってきた。その上、治療代を一切受け取らないという仏様のようなお方。凄まじい洞察力の持ち主であり、相手の不調などもわかる。無欲な彼が何故参加を決意したのかは謎に包まれている。

ねこ娘(ゲゲゲの鬼太郎6期)
作者最大の推しであり、ザ・ラスト優勝者。頭脳明晰で冷静沈着で美貌の持ち主。
優勝の最有力候補と予想されている。

花形満(巨人の星)
作品としては最古参の参加者。圧倒的なカリスマと人気の持ち主であり、60年代の少年少女を虜にした大スター。「天才」という異名を地で行く天才っぷりであり、不可能を可能にする奇跡の男。クールに見えて心の中は熱いハートの熱血漢。

幽鬼鉄山(ドカベン)
空手特段の達人であり、お酒大好き人間。普段は無害だが、酒が入ると尋常でない怪物と化す。桁違いの強さなので、作者がこれまで何度も出そうと思ったものの、暴走されると怖いので参加を見送ってきた怪物。

ジェネラルシャドウ(仮面ライダーストロンガー)
数多くの逃走中や戦闘中に参加し続けてきた男。ゲームマスターを務めたこともあるが実績は目を覆わんばかりの酷さである。逃走経験0、戦闘中本戦出場経験0と言えばその不遇さがよくわかるのではないだろうか。決して弱くはないのだが、戦法が慣れられ対策を取られてきているのが原因だと思われる。

パパロニ(ドラゴンボール超)
第3宇宙のマッドサイエンティスト。作者がドラゴンボールの中でもダントツに好きなキャラ。老人・科学者・イケボと好きな要素が揃いまくっているのがその理由。ちなみにCVがCVだけにあの超人との対決が期待される。


ヤード(作者)
ヨハネ大好き作者さんでシャイニー☆が口癖。ヨハネの為なら命を懸けられる女子である。善子と共に戦闘中の優勝を目指す!

こなくん(作者)
つい最近作品を完結させた作者さん。マイペースで優柔不断で、戦闘にも消極的。
ただし、多彩な武器を活かした戦闘をする模様。

ゆうき(作者)
ことりちゃん大好き作者さん。作者の中でも知名度や人気度はかなり高く、ことりちゃんとの仲は特に有名。これまでの逃走中や戦闘中でもそのラブラブっぷりを発揮し、鋼鉄参謀やドクロ少佐を破ったこともある。今回はことりちゃん以外を全員捕食する気らしい。

以上、24人が№1を目指して挑む!!

Re: 戦闘中 推しキャラ№1決定戦!【応募締切!】 ( No.12 )
日時: 2019/09/23 18:11
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)

第1回戦 第1試合 パパロニVSロビンマスク

パパロニ「フハハハハハハハ! ロビンマスクよ。お前は私と戦い敗北するのだ!」
ロビン「私と戦えることを光栄に思え!」

膝の屈伸運動を済ませ、右腕を高々と掲げ対戦相手と向き合うロビン。睨み合う両者。先に飛び出したのはロビンマスクだった。一気に距離を詰め、得意のタックルで先制攻撃。細身のパパロニはタックルを食らい吹き飛ばされる。地面を滑り負傷しつつも立ち上がると、得物であるステッキから光線を発射。しかし、ロビンは鎧で光線を受けながらも前進していく。彼の鎧は細い光線程度を食らっても無傷なほど頑丈だった。パパロニの首にエルボーを浴びせ、仰け反らせると拳で果敢に攻める。狂気の科学者は血を噴き出し、早くも劣勢に陥る。けれど彼の口元はニヤリと笑いを浮かべている。止めとばかりのアッパーを放たれ、盛大に弧を描いて倒れるパパロニ。それを見たロビンは落ち着いた口調で告げた。

ロビン「お前はもう終わりだ」

するとパパロニが高らかに笑ったではないか。

パパロニ「フハハハハハハハハハハ! 終わりだと? 勝負はこれからだぞ、ロビンマスクよ!」

言うなり彼はポケットから小型スイッチを取り出し、ボタンを押した。刹那、上空から一つ目の巨大ロボが降ってきた。その名をコイチアレータ。パパロニの秘密兵器である。

パパロニ「やれい! ロビンマスクを倒せ!」

パパロニの指示により瞳から極太の光線が放たれる。まともに浴びてはロビンといえどもひとたまりもないだろう。だがこの状況下でもロビンは冷静に光線を観察すると、白銀の仮面の額部分に家宝であるアロアノの杖を装着し、ユニコーンヘッドとなる。アロアノの杖は先端から強力な炎を出すことができる。
ロビンは炎を放出し、光線と真っ向から打ち合う。しかし、体格差もあるのか徐々に押されていく。

ロビン「グゥ……」
パパロニ「フハハハハハハハ! 我が最高傑作であるコイチアレータに勝てるはずがないのだ! いい加減に諦めるがいい、ロビンマスクよーッ!」
ロビン「残念だが、私達正義超人に諦めるという文字は無い。例えどれほど苦戦しようと、人類の平和の為に貴様らのような悪党に屈するわけにはいかぬのだーッ!」

ロビンが吠えると彼の全身が眩いばかりに黄金に発光する。
これぞ正義超人の真骨頂である友情パワーが発動したのだ。ロビンは火力を強め光線を押し返したかと思うと、一瞬の隙を突いてコイチアレータの背後に回り、その巨体を担ぎ上げ、首と太ももを極める。これぞロビンが最も得意とする技――

ロビン「タワーブリッジ!」
コイチアレータ「カピィ~~~!」

奇声を発したかと思うとコイチアレータは真っ二つにへし折られ、大破。
そして冷や汗を流しているパパロニに振り向き、訊ねる。

ロビン「さあ、どうする。まだ続けるかね」
パパロニ「参った……」

切り札を失ったパパロニは尻餅をつき、降参を口にした。

第1回戦第1試合 パパロニVSロビンマスク 勝者 ロビンマスク

パパロニ 脱落

残り 23人

ルールー=アムール 王ドラ ロビンマスク サイコマン 南ことり
矢澤にこ 小泉花陽 園田海未 国木田花丸 津島善子 小山翔子
ビブリー 剣城あきら ブラッディ レジーナ 琵琶丸 ねこ娘
花形満 幽鬼鉄山 ジェネラルシャドウ ヤード こなくん ゆうき



※ パパロニの声の堀さんはキン肉マンではウォーズマンの声を担当しています。なので今回の対決はある意味、ロビンとウォーズの師弟対決になります。

Re: 戦闘中 推しキャラ№1決定戦! ( No.13 )
日時: 2019/09/23 19:42
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)

第1試合 第2回戦 レジーナVSブラッディ

第1回戦はいずれも街の中で行われている。街の中を24人の参戦者が歩き、鉢合わせした者と戦うというルールになっている。1VS1でもいいし、協力して1人の相手を倒しても構わない。2回戦に進出できるのは12名なのだが、最終的にその人数にまで減っていれば問題ないということだ。
街の通路で偶然であったのは白髪にシルクハット、燕尾服風の衣装にマントを羽織った老紳士ブラッディと赤い大きなリボンに大きな青い瞳、長い金髪が特徴の美少女レジーナだ。共にプリキュアの敵だが、傍から見れば祖父と孫娘にしか見えない。ブラッディは悠然と構え、ニコニコと笑顔を向けるレジーナに問う。

「かかってこないのかね。私はいつでも構わないよ」
「おじさん、叩いてかぶってじゃんけんポンしようよ!」

叩いてかぶってじゃんけんポンとは最初に攻守を決めて、じゃんけんをする。
勝った方は柔らかいハンマーで相手の頭を叩き、防ぐ方は帽子で防ぎ命中させないというゲームだ。しかし、当然ながらこの№1決定戦で行われるのだから、普通のルールとは違う。レジーナはミラクルドラゴングレイブと呼ばれる黄金の槍を持ち、ブラッディは杖を構える。

「じゃんけんポン!」

ブラッディはパー、レジーナはチョキ。すぐさまレジーナの黄金の槍が振り下ろされるがブラッディは杖を真横に構えて防ぐが槍の威力は強く、レジーナが軽く力を込めただけで杖は粉砕されてしまった。慌てて跳躍し、距離をとる。あと数秒動作が遅ければブラッディの頭は槍で打たれていただろう。
この少女、見かけによらず中々やるな。ブラッディはレジーナの評価を改め、再度彼女とじゃんけんをする。今度はブラッディがグー、レジーナがチョキを出し、攻守が入れ替わる。得物を失った老紳士はシルクハットを脱ぐと、蝙蝠の怪人態に変身する。彼女を相手に本気で戦うことを決意したのだ。

「カァッ!」

口から超音波を放ち、レジーナを攻撃する。レジーナも槍を掴まえながらも懸命に耐える。槍と超音波による攻防はその後も続くが、実力が拮抗しており勝負がつかない。すると、レジーナが槍を手放し、首の後ろで手を組むと言った。

「もう飽きちゃった。ねえおじさん、今度は普通に戦ってみない? 武器じゃなくて、肉弾戦で♪」
「それもよかろう」

にっこり笑顔のレジーナ。不気味に笑うブラッディ。両者は同時に飛び出し、無数の拳を相手に見舞う。

ガガガガガガガガガッ

凄まじい拳の連打で衝撃波が立ち、コンクリの地面を捲り上げていく。
拳から蹴りに切り替えたレジーナの攻撃を受け流しつつ、伸び切った彼女の腕を掴んで乱暴に放り投げる。レジーナは素早く着地しダメージを最小限に抑える。片やナイトメアの最高幹部、片やジコチューの最高幹部。組織のトップに近い実力者同士の対決は中々決着が付かない。けれど、その差は確実に開いてきていた。

「ハァハァハァ……」
「あれ? おじさんどうしちゃたのぉ? 息が苦しそう♪」
「まだまだ小娘に負ける私ではないッ」

羽を展開し衝撃波で吹き飛ばすものの、ブラッディは額に汗をかき、息も上がっていた。高齢故のスタミナが長く続かないのだ。攻撃の手が緩んだのを気付かないレジーナではない。空中に浮遊するとくるりと一回転し。

ガッ!

老紳士の脳天に踵落としを炸裂させた。真っ逆さまに墜落し、轟沈する。
ブラッディはそのまま気絶してしまった。

「イエイ♪」

Vサインをし、自分の勝利を誇示するレジーナであった。

第1回戦 第2試合 ブラッディVSレジーナ 勝者レジーナ

残り22人

ルールー=アムール 王ドラ ロビンマスク サイコマン 南ことり
矢澤にこ 小泉花陽 園田海未 国木田花丸 津島善子 小山翔子
ビブリー 剣城あきら レジーナ 琵琶丸 ねこ娘 花形満 幽鬼鉄山 ジェネラルシャドウ ヤード こなくん ゆうき

Re: 戦闘中 推しキャラ№1決定戦! ( No.14 )
日時: 2019/09/23 20:24
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)

黒髪を無造作に伸ばし、髭を生やした空手着姿の中年男が歩いている。彼の名は幽鬼鉄山(ゆうきてつざん)。その服装通りに空手家である。彼は徳利を持ち歩き、草履で歩いていた。すると一人の背の高い学生を見かけたので声をかける。

鉄山「おい、学生」
あきら「どうかしましたか?」

振り向いたのは剣城あきらだった。

鉄山「なんだ。兄ちゃんかと思ったら姉ちゃんか……まあ、どちらでもいいとして。
お前、わしの腕を買わんかの?」
あきら「腕を買う?」

相手の問いに反復するあきらだったが、彼女は思案した。彼の提案は何か怪しいものがある。それに腕を買うなどと物騒な響きがするではないか。あきらは笑顔をみせつつも毅然とした声で言った。

あきら「ごめんなさい。お断りします。協力はありがたいのですが、私を狙っている男がいて、あなたの腕を買ったらあなたを巻き込んでしまうことになりますから」
鉄山「そうか」

あきらの答えに中年男は納得したのか、爪楊枝を口に咥え、シーハ―する。
彼の態度に安堵したあきらが嘆息し、踵を返そうとすると、男から意外な言葉が飛び出した。

鉄山「わしの腕が信用できないんだな」
あきら「いえ、そういうわけでは……」
鉄山「腕なら今見せてやる」

言うなり男は跳躍。そして――

あきら「ぎゃあああああああああああああ!」

あきらの絶叫が辺りに木霊した。
最初のその声を聴いたのは最大の好敵手を自称しているジェネラルシャドウだった。まさかあきらの身に何か起きたのではないだろうか。冗談ではない。剣城あきらを倒すのはこのジェネラルシャドウだ。他の奴らに先を越されてたまるか。あいつだけは俺が倒す。その一心で声のした方向へ行くと、そこには七転八倒するあきらとそれを見下ろす男の姿があった。

シャドウ「貴様がやったのか」
鉄山「そうじゃ。こいつがわしの腕を信用できんと言うから、ちょっと腕を見せてやっただけじゃ。この、安い腕をのお」
シャドウ「貴様のその腕、斬り刻んでくれるッ」

好敵手を負傷させたシャドウは冷静さを欠き、男にシャドウ剣を引き抜くと、前進し、剣で突きを見舞う。

鉄山「遅いのう」
シャドウ「馬鹿な……」

ジャドウの突きは人間の速度を遥かに超える。並の男ならば風穴が空いているだろう。けれど男は難なく片腕でシャドウの高速の突きを掴んで見せたのだ。
空いている方の手で徳利を傾け、酒をグビグビと口に含む。そして掴んでいる左手にぐっと力を込めると、まるで硝子のようにシャドウのレイピアを粉砕してしまった。

シャドウ「まさか貴様、改造人間か!?」
鉄山「ぎえへへへへへ。面白いことをいう奴じゃのう。わしはただの空手家じゃい!」

見舞われた蹴りを腹に受け、シャドウは壁まで吹き飛ばされてしまう。
男はぴょんと跳躍してシャドウの目前に迫ると正拳突きで透明カプセルを割り、中の顔に強打を炸裂。この一撃でシャドウは意識を失った。

ジェネラルシャドウ 脱落

同じく悶絶していたあきらもガックリと首を垂れ。

剣城あきら 脱落

酒を飲み、酔っぱらった鉄山の暴走は止まらない。

鉄山「ぎえへへへへへへ……」

奇妙な笑い声をあげながら、電柱に手刀を見舞う。すると、ただの手刀一発で電柱が真ん中から折れてしまう。彼の全身は凶器そのものだった。その恐怖の腕が参加者達に迫る。

鉄山「酒じゃあ! 酒もってこんかい!」
ビブリー「グフッ……何なのよ、アンタ――」

ビブリーの腹に鉄拳を叩き込み、続いて肩甲骨の肘打ちを食らわせ、KОする。

ビブリー 脱落

王ドラ「アチョーッ!」

背後から奇襲をかけた王ドラの蹴りを躱し、ヌンチャクによる怒涛の攻撃も巧みな手の動きで捌いていく。

王ドラ「お茶、緑茶、玄米茶、ウーロン茶―ッ!」

独特のかけ声でヌンチャクを振るい、打撃に蹴りを打ちまくるも鉄山には一撃もヒットしない。

鉄山「やかましいんじゃい、このドラ猫ォ!」

無意識に放たれた裏拳は王ドラの頬に完璧にめり込み、彼も戦闘不能に。

王ドラ 脱落

ほんの5分と経過する間に4人もの参加者が魔の手によって撃破されてしまった。あまりに強すぎるこの空手家を止められる者は果たしているのだろうか。


残り18人


ルールー=アムール ロビンマスク サイコマン 南ことり 矢澤にこ 小泉花陽 園田海未 国木田花丸 津島善子 小山翔子 レジーナ 琵琶丸 ねこ娘 花形満 幽鬼鉄山 ヤード こなくん ゆうき

Re: 戦闘中 推しキャラ№1決定戦! ( No.15 )
日時: 2019/09/23 21:03
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)

善子「ヨハネ、降臨!」

津島善子はいつも通りにポーズを決めて、自らの存在を示す。だが、相手からは何の反応も無い。彼女と向き合っているのは盲目の針師琵琶丸先生だ。大きながま口を背負い、杖をついた彼はヒヒヒと不気味に笑って善子に言った。

琵琶丸「堕天使ヨハネとか言ったね。おめぇさん、あたしを怖がっているねえ」
善子「怖いわけないでしょ! 私は天界から追放されし堕天使ヨハネよ。下等な人間に恐怖など抱くはずもないわ」
琵琶丸「声の震えと足の震えが出ているねえ。心は偽っても身体は正直だねえ。ヒッヒッヒ……」
善子「あなた、目が見えるの?」
琵琶丸「いーや。でもその代わり色々なものを感じとることができるからねえ。さて……あたしはそろそろいくとするよ」
善子「戦わないの?」
琵琶丸「生憎だが、おめぇさんの戦う相手は既に決まっている。あたしは匂いで分かるんだ。まあ、楽しみにしているといいよ。本当はおめぇさんにも針を打って治してやりてぇんだが、それはおめぇさんのお友達が許しちゃくれねぇからなあ」
善子「何の話?」
琵琶丸「その堕天使とかりとるでーもんとかいうやつのことさ。俗に厨二病と言われる病の匂いがプンとおめぇさんから感じ取れるもんでねえ」
善子「失礼ね!」
琵琶丸「気に障ったらごめんよ。では、運が良けりゃ2回戦でまた会いましょうや。ヒッヒッヒッヒッヒ……」

禿げ頭の老人は笑い声だけを残し、善子の元を去っていく。善子は追いかけたかったが、そうしなかった。何故なら彼はゆっくり歩いているように見えて、とても動きが速いのだ。もう、見えるか見えないかの遠い場所まで移動していた。

善子「彼も空間移動使いね……注意する必要がありそう」



琵琶丸「ヒッヒッヒ……会えたようだねえ」
サイコマン「誰ですか。あなたは」
琵琶丸「針師、琵琶丸」
サイコマン「聞いたこともない下等人間ですが、ウォーミングアップにはいいでしょう」
琵琶丸「おめぇさんはルールー=アムールとかいう機械人形の娘っ子を倒しにいこうとしていたみたいだが、あたしに出会ってしまったねえ」
サイコマン「ご心配なく。あなたのような下等生物など一捻りにして差し上げましょう」
琵琶丸「やる気充分だねえ。それじゃああたしもいっちょうやってやろう」

バチバチと両手にマグネットパワーを集中させるサイコマン。
琵琶丸は微動だにせず仕掛ける様子も見せない。サイコマンが両手を前に突き出すとマグネットパワーが放出される。琵琶丸に当たると、背中のがま口が強く反応する。

サイコマン「あなた、何か鉄製のものを持っていませんか」
琵琶丸「そんなにあたしの荷物が気になるかい。だったら、見せてやるよ。大したものじゃないが……」

琵琶丸は背中のがま口を操作し、金具を開ける。すると、大量の巨大針がサイコマン目掛けて突っ込んでくるではないか。

サイコマン「!!」

あまりの斜め上の展開にサイコマンは何もすることができず、無数の針を全身に打ち込まれ、壁に磔にされてしまった。むろん、指の先一本も動かすこともできない。サイコマンから数本の針を引き抜き、がま口にしまう。

琵琶丸「能力に頼り過ぎたねえ。アンタ、この能力で痛い目に遭ったことなさるだろ? え?」

琵琶丸の質問にもサイコマンは答えられない。無言のサイコマンに背を向け、琵琶丸は行く。

琵琶丸「おめぇさんに出会う前からあたしにはこうなることがわかっていたよ。ヒッヒッヒッヒッヒ」


優勝候補の1人であるサイコマンがまさかの敗北となった。

サイコマン 脱落

残り 17人

ルールー=アムール ロビンマスク 南ことり 矢澤にこ 小泉花陽 園田海未 国木田花丸 津島善子 小山翔子 レジーナ 琵琶丸 ねこ娘 花形満 幽鬼鉄山 ヤード こなくん ゆうき


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