二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ
日時: 2018/04/28 17:05
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

初めましていくちゃんです
このニックネームで分かる同級生もいるかもしれないけど、
このお話は、漫画の世界あるあるを基本にしたお話です
少年・少女漫画とアニメになってるもの中心ですが、
漫画の描き方ではなく、キャラの特性についてを語ったお話です。
後、リアル御伽噺&昔話も入れています
さらに、自分の体験や気持ち、私情なども入っています
本心は、誰かこのお話を絵に描いてほしい、漫画に描いてほしい、
と考えています。
これを漫画にして描いてくれる方がいたらご連絡先をお願いします。

それではお話の始まり始まり






















このお話は私達11人+αの成長&恋愛物語
親友、そして仲間と書いてライバル、1人の想い人をかけて、私達11人の恋愛バトル!
そして、11人+αの一致団結!競い合い、助け合い、そんなかけがえのない時間、
これはそこにいくまでのお話
?1出会い
ある学校

教師「今日、このクラスに転校生が来ました」

生徒達「えーーーー!!」

教師「さあ、入ってきて」

???「初めまして東京から来ました。松本一です」

別の教室
???「…二美です」
   「…三です」
   「…四輝です」
   「…五模です」、「妹の六海です」

これから俺たちの
         新生活が  
             今
              始まる!

※一→はじめ、二美→つぐみ、三→なお、四輝→ひろき
 五模→いずも、六海→むつみ、七斗→かずと、八姫→かずき


一・二美「「ただいま」」

母「お帰りなさい、どう新しい学校は?」

一「その前に、新しい家がどうなってるんだ!なんで、未だホテル暮らしなんだよ」

二美「何もかもお兄ちゃんのせいでしょう!」

一「はぁっ!あれは、いかれた校長のせいだよ!」

母「まあまあ二人とも落ち着いて、実はお母さんの遠い親戚が部屋を貸してくれるから、
  明日の朝、地図を渡すから帰りは地図の通りに帰ってきてね。」

次の日の帰り
一「よっ、二美一緒に帰ろうぜ」

二美「そっちはどうなの」

一「まあまあかな、あ、そういえば生徒会に入ろうかなって思ってる」

二美「えっ、私も!学年代表を立候補してる」

一「お前もか、俺も学年代表だよ!」

不良A「おい、お前松本一っていうヤロー知らねえか」

一「えっ、お、俺のことだけど、何っすか?」

不良B「俺らの弟分がてめーに世話になったようで、仕返しに来たんや!!」

二美「ちょっと、何でいきなり手を出すんですか?!」

不良C「てめ−らのほうから先に手出してきたんじゃないか!」

一「はっ、俺お前らの弟分なんて知らねーよ!」

二美「そうよ!私たちはここへ引っ越してきたばかりなのよ」

不良A「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ!」

???「待ちなさい!」

不良A「なんだ?」

???「その二人を離しなさい!」

それが俺たちの出会いだった。
    

Re: ナンバーズ ( No.252 )
日時: 2024/06/10 21:46
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

No.239・サバイバル恋愛旅行・・・④

2日目

早「二、食べ過ぎ注意ね!」

一「何で昨日お姉ちゃんと一緒にお風呂入ってくれなかったのさ?!」

二「年齢考えろ!年齢!」

飛巫「普通逆じゃない?」

赤穂「逆でも嫌だよ!」

日「今日はどこ行くんだっけ?」

瑞穂「昨日山行ったんですから海行きましょうよ!」

滋「水着持ってきてたっけ?」

鶴「言ってないよ!そもそもプールすら入る気無いし!そもそも入るにもまだ3月だから早いわよ!」

瑞穂「そっか!」

滋「じゃあ潮干狩りは?」

日「この時期何が取れるのよ?!」

一「仮に出来たとしても私達貝嫌いだから食べないよ!」

二「だから潮干狩り大嫌い!」

滋「釣りとか出来ないかな?」

赤穂「釣り堀ならあるからそこで釣りするってのはどう?」

鶴「私釣りするの初めて!」

日「賛成!」

飛巫「沢山釣るわよ!」

釣り堀

一「大きさ勝負?数の勝負?」

二「そんなもん、数の勝負に決まってるだろ!」

飛巫「なんでよ!そこは大きいもの釣った人が勝ちでしょ!」

赤穂「じゃあ、数で勝負して同数の場合は大きさで勝負したら?勿論1番大きい魚から調べていく方式で!」

一「釣った魚はそこで調理してくれるって!」

理「タイムリミットは正午までね!」

二「それって?」

理「正午になったら上げてもらうわ!」

一「正午過ぎたらラストチャンスにしない?」

メンバー「賛成!」

一「餌を付けて・・・」

二「こんな感じ?」

一「うんうん!そうそう!」

鶴「大きい魚釣るぞ!」

二「鶴ちゃん、姉ちゃんの前で釣らない方が良いよ!」

鶴「えっ?何で?」

一「あっ!釣れた!」←1匹ゲット

飛巫「私もそこへ行こう!」

瑞穂「私も!」

日「私も!」

滋「ああっ!」

二「滋ちゃん、俺らと一緒に釣ろう!」

滋「えっ?」

早「私も忘れないでよ!」

別の釣り堀
鶴「それで何で一ちゃんが居る釣り堀で釣ったらダメなの?」

二「それは・・・」

早「時期に分かるわ!」

鶴「えっ?」

一「また釣れた!」

日「ちょっと一!早すぎない?」

赤穂「それ何匹目?」

一「10匹目かな?」

飛巫「もうそんなに?」

瑞穂「全然釣れないよ!」

赤穂「私達と同じ餌ですか?」

一「皆と同じだよ!そもそもそもここのおじさんが用意したやつじゃん!あっ!また釣れた!」

日「おかしいわよ!何で他の人は1匹も釣れなくてあなたはそんなに釣れるのよ!」

二「お姉ちゃんは釣り運も良いから、2分あればすぐ釣り上げるから!」

鶴「2分に1匹?!」

早「だから、釣れると思って沢山の人が集まるんだけど、針に掛かるのは一お姉さんの釣竿だけ!」

二「だからお姉ちゃんとは離れて釣った方が良いんだ!」

滋「そうなんだ!」

一「あれ?全然釣れなくなった!」

飛巫「流石にそれだけ釣ったら魚も騙されなく・・・」

管理人「あっ!済まんね、魚が居なくなっちまった!補充するからしばらく待っててね!」

飛巫「もう全部釣ったの?!」

日「一!そのバケツの中に何匹居るの?」

一「40匹は超えてるかな?」

赤穂「多すぎるって!」

理「10匹ずつ分けるわね、1、2、3、4、・・・、
  43匹居るわ!」

補充後

一「また釣れた!」

日「早!」

二美「私もう別の場所行く!」

瑞穂「私も!」

二「変えた方が良いよ!しばらくは絶対釣れないから!」

飛巫「私はここで釣れると信じてやるわよ!」

日「一に負けるものですか!」

赤穂「そこの4人は釣れてるの?」

二「全然!」

早「私は1匹!」

鶴「私も!」

滋「全然釣れません!」

数十分後

一「やったー!100匹目よ!」

二「よし、滋ちゃん今だ!お姉ちゃんが居る釣り堀に移動だ!」

滋「えっ?お姉さんがいる釣り堀はお姉さんしか釣り上げることしか出来ないのでは?」

早「鶴ちゃん、行くよ!」

鶴「えっ?大丈夫なの?」

日「ああもう全然釣れない!」

飛巫「あの人釣りすぎだって!」

管理人「あっ!また居なくなってる!」

飛巫「そりゃ釣れんわ!別のところ行く!」

日「私も!」

補充後

滋「本当に釣れるんですか?」

二「まあ、見てなって!」

ピチャッ!

二「ヨッシャー!1匹ゲット!」

日「ええっ!!!!嘘!」

飛巫「そんなのまぐれよ!」

滋「あっ!釣れました!」

早「私は2匹一気!」

鶴「凄いね!あっ私も釣れた!」

二「ヨッシャー!2匹目!」

滋「面白いように釣れます!」

鶴「ヤバイ!何でこんなに釣れるの?」

二「鶴ちゃん、お姉ちゃんのくじ運は?」

鶴「たしか、101回に1回しか外さないんですよね?」

二「と言うことは?」

鶴「えっ?どう言うこと?」

早「101回に1回しか外さないのなら、100匹釣った時点で101匹目は釣れないって事なの!」

二「だからしばらくは俺ら(この釣り堀の人だけ)が釣り放題ってわけさ!」

鶴「わけさって!どんな運の持ち主なのよ!あのお姉さん!」

二「別の釣り堀に移動したら幸運は元に戻る!」

日「一!こっちに来ないで!」

飛巫「私達がまた釣れないじゃない!」

赤穂「そもそも100匹釣ってるのにまだ釣るつもり?!」

一「だって遊び足りないもん!」

二「ちなみに釣り堀の数だけで言うと、101回に1回だけ200匹まで釣る釣り堀も出てくる!悪魔でお姉ちゃんの話だけど!」

鶴「強運過ぎるって!」

結果

一・200匹

二美・2匹

瑞穂・20匹

赤穂・4匹

鶴・50匹

日・1匹

滋・24匹

早・80匹

飛巫・0匹

二・48匹

一「イヤー大量!大量!」

二「お話に成ってない量だな!」

日「何で私は1匹なのよ!」

飛巫「1匹あるだけ良いじゃない!私なんて1匹も釣れなかったのよ!」

二美「ってか持って帰れるの?」

一「何匹かは食べようよ!」

瑞穂「食べられるかな?」

二「1人頭5匹食えば・・・」

早「無理無理!2匹、頑張っても3匹だよ!」

理「送りますか!」

結局、この魚は送ってもらうことになった。

鶴「次どこ行く?」

赤穂「私は体を動かしたいかな?」

飛巫「でも、大きな遊具があるような公園が都合良く・・・」

鶴「近くに屋内と屋外共にある公園があるそうよ!」

滋「行きたいです!」

目的地の公園
一「あっ!面白そうな遊具!」

二「行こう!行こう!SASUKEやろうぜ!」

鶴「私も負けないよ!」

滋「あっちに迷路が!」

二「マジで?後で行こう!」

スポーツエリア

一「まさか・・・」

カキーン!

一「バッティング・・・」

カキーン!

一「センターが・・・」

カキーン!

一「あるなんて!」

カキーン!

二「おまけに・・・」

カキーン!

二「キック・・・」

カキーン!

二「ターゲットや・・・」

カキーン!

二「ビリヤード・・・」

カキーン!

二「バスケット・・・」

カキーン!

二「弓矢・・・」

カキーン!

二「カラオケまで・・・」

カキーン!

二「あるなんて!」

バタン

一・二「フー!」

鶴「姉弟なのにそっくり!」

一「姉弟だからよ!」

二「こういう何でも遊べる施設って良いな!1人だけでなく皆とも楽しめるし!」

一「そうね!なんか特別感を感じる!」

二「いっそ、ここに住みたい!」

一「私も!」

鶴「住むの?!」

早「2人とも!ビリヤード勝負しない?」

一「良いけど、苦手だから数字無視でね!」

二「入れた数で勝負!手玉が落ちたりどの球にも当たらなかったらファールで!」

早「OK!」

鶴「私もやる!」

一「じゃあ、チーム戦かな?」

旅館に戻り

温泉

かポーン!

二「ああ、いい汗かいたな!」

がらがら

一「二!」

バシャン!

二「姉!何で入ってきたんだ!ここは男湯だぞ!」

日「何言ってるの?ここは女湯よ!」

二「はあ?俺はちゃんと確認して入って・・・」

鶴「ここの旅館の温泉男女入れ替えてるみたい!大方従業員の誰かが代えるの忘れて慌てて代えたから確認しなかったのね!」

二「俺はどうすれば?」←後ろ向きながら

早「何後ろ向いてるのよ!何回一緒に入ってると思ってるの?」

飛巫「そうよ!むしろ天国じゃない!」

一「大丈夫、大丈夫!お姉ちゃんがあんたの着替えを見付けて、入口の前に清掃中の札立てといたから!」

二「そんなことして良いの?」

鶴「あっ、すぐ側に理さんが立ってるから大丈夫!」

二「それこそ、大丈夫?」

日「キャー!何であんたが!」

モガッ!

滋「ダメですよ!こんなところで叫んで警察でも来たらうちの学校が・・・」

赤穂「もう日ったら、好きな人なら慣れないと!」

日「慣れるわけ無いでしょ!ってか何であんたが女湯に?」

二「姉ちゃんから聞け!」

一「お姉ちゃんと一緒に入りたかったんだよね?」

二「違う!」

就寝前
一「二!」

二「離れろ!暑苦しい!」

一「良いじゃん!」

日「昨日もそうだったけど、いつも一緒に寝てるの?」

一「そうだよ!仲良いでしょ?」

赤穂「仲良すぎよ!今時その年で一緒に寝てる姉弟も兄妹も居ないよ!」

一「うちはうちよそはよそ!」

飛巫「お母さんが良く言う台詞!」

瑞穂「こんな場面で使う人初めて見た」

二「ZzzZzz」

日「いや、なんで寝れるのよ!」

一「小さい頃から私の胸枕で寝てますから!」

鶴「いや、流石に二君の方が体格大きいよね?」

一「私がずらしてる!」

理「ギャー、ギャー言わずに全員寝なさい!」

全員「は~い!」

その後帰りは特に何もなく真っ直ぐ家に帰る一同だった。

Re: ナンバーズ ( No.253 )
日時: 2024/06/11 21:49
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

No.240・2の発音!公開!生徒会長の引き継ぎ!

二「お姉ちゃんや先輩達は今頃中等部か!」

鶴「言っても放課後には真っ先にお姉さん会いに来るけどね!」

二「そんな未来しか見えないよ!」

鶴「それより二君?」

二「何?」

鶴「分かってる?」

二「何が?」

鶴「生徒会長の引き継ぎだけど・・・」

二「えっ?」

鶴「ほら、4月入ってもうすぐ新しい生徒会を結成するでしょ!うちは推薦制か立候補制に分けてるの!推薦する生徒を選ぶにしても、候補を募るにしても理事長に報告しておかないと!」

二「そうだった!お姉ちゃんから生徒会長任命されてたの忘れてた!しかも半年だけだったからな!」

鶴「宛は居るの?」

二「宛と言うか、三氏に頼むつもりだよ!本人も『次は俺がやるんだ!』って意気込んでたし!」

鶴「安易すぎない?弟だからって!」

二「そうでもないよ!やりたい理由聞いてみたら、『障害者に寄り添える学校作りがしたい』って言ってたから学校としてもそう言う人間への配慮やバリアフリー化をやっていくべきじゃない?」

鶴「それは・・・、そうかもね!」

二「う~ん・・・」

鶴「どうしたの?」

二「俺がお姉ちゃんから腕章託された時って生徒会室なんだよな!」

鶴「それがどうかしたの?」

二「俺の勝手なイメージだけど、生徒会だって生徒のリーダーと言うか、歴史を繋いできた訳じゃん?」

鶴「うん、何が言いたいの?」

二「今の腕章の託し方に味気が無いと言うか、軽い感じと言うか?」

鶴「どう言うこと?」

二「だって生徒会って生徒の代表だろう?」

鶴「そうね」

二「それに色んな人達によって何年も腕章と言うものは繋がれてきた訳だし・・・」

鶴「うん、そうね」

二「生徒会室で『はい、次頑張ってね!』は軽すぎない?」

鶴「そうかな?」

二「もっと『この生徒会長の腕章の重みはこんなにあるんだぞ!』って強調したいと言うか、正直盛り上げたいと言うか?」

鶴「つまり、生徒会長の引き継ぎをもっと盛り上げたいって言うのが本音ね?」

二「はい、そうです!」

鶴「取り敢えず1回聞くからどんな感じに渡したいの?」

二「壇上で皆の前で『この学校はお前に託したぞ!』って言って渡したい!」

鶴「それカッコいい!」

二「そう思うよね?」

鶴「これの為だけに生徒会に興味持つ子も増えるかも?でも、立候補制の時はどうする?」

二「それは、最終演説が終わってから立候補者全員を横に並べて、旧生徒会長が『お前に託したぞ!』って言って左腕に腕章を通すまでやる!」

鶴「落選した候補者には?」 

二「すぐにバレないように、元役員がサクラになって腕章に似た腕輪を通させれば良いよ!」

鶴「成る程!これは盛り上がること間違いなし!でも、仮に立候補制で同点決勝になったらどうするの?」

二「あらかじめ旧生徒会長及び旧生徒会役員は投票しないって決めたらどう?同点決勝の時は旧生徒会長が決めるって事で!」

鶴「成る程!これで1票差と決着を着けれるわね!でも、開票は?」

二「朝に最終演説してホームルームで選挙、昼休み中に開票するか?可能なら全部放課後にするか?1日空けて開票するかだね?」

鶴「う~ん、うちマンモス学級だからな・・・」

二「1日か2日くらい空ける?」

鶴「最初はそれが良いね!でも、二君推薦するんだよね?」

二「うん!そうだ!推薦の方法もドキドキ感だそう!」

鶴「エライ演出好きだね?!」

二「やっぱり学校自体を盛り上げるならこういう生徒会からも盛り上げていこう!これも1つの楽しみな行事って感じに!」

鶴「確かにそうね、見る方も待つ方も楽しめる一幕ね!」

次の全校集会

司会「続きまして、今年度の新生徒会長の任命について旧生徒会長から発表が御座います!旧生徒会長壇上にお上がり下さい!」

コンコンコン・・・

二「旧生徒会長の松本二です!まずは、自分自身の自己評価ですが、あまり生徒会長をしたと言う実感が湧かない短い時間だったと思います!姉に選ばれた時は、『まさか自分が生徒会長?』と思っていましたが、意外と楽しかったです!ですので、また中等部でもう一度出来るのであればもう一度やってみたいと思ってます!
半年と言う短い期間でしたが皆さんありがとうございました!」

パチパチパチパチ・・・

二「それでは本題に入りたいと思います!今年度の新しい生徒会長を推薦するのか?それとも立候補者を募るのか?私は、推薦を選ばせて貰います!」

全員「おおっ!」

二「例年であればここで終わり、生徒会室で腕章の引き継ぎを行っていましたが・・・」

全員「ええっ?」

二「私はそんな引き継ぎは湿っぽく、軽過ぎるのではないかと思いました!」

全員「ええっ!!!!」

ざわざわざわざわ・・・

二「ですので、今まで生徒会室でやっていた生徒会長の引き継ぎを・・・」

全員「えっ?」

二「皆さんの目の前で行いたいと思います!」

全員「ええっ!!!!」

二「私が持つこの腕章は歴代の生徒会長達が繋いできた時代の証です!それを生徒会室で引き継ぐのと皆さんの目の前で行うのとでは重みが必ず違う筈です!」

一部『まあ、そうかも』

二「だからこそ、この『歴代の生徒会長達が繋いできたバトンの想いはとてつもなく重いものなんだぞ!』と次の生徒会長にもその重みを感じて欲しい!そして、あわよくば、その光景を見て今まで生徒会に興味のなかった人達が生徒会に興味を、もしくは学校のあり方と言うものを知る切っ掛けを付くって貰うために考えました!」

全員「おおっ!」

二「それでは発表します!」

ゴクリ

二「2031年度生徒会長は・・・」

ダラダラダラダラダラダラダラダラ・・・

ダダダン!

二「5年・・・」

ゴクリ

二「Bクラス・・・」

ゴクリ

二「松本三氏!」

パチパチパチパチパチパチ・・・

司会「松本三氏君!壇上にお上がり下さい!」

壇上
三氏「呼ばれるだろうとは思ってたよ!」

二「俺もお前しか選択肢無かったよ!その前に良いか?」

三氏「何を言うんだ?」

二「私が我が弟である三氏を選んだ理由、それは・・・」←前を向く

三氏『それは?』

二「彼はまず障害者です!」

全員・シーン!

三氏『皆にバラしてるもん!そりゃそうなる!』

二「そして、彼自身障害者を支援する部活動を発足しました!なぜかと聞くと、『自分達が障害者の気持ちとなって、何が出来て何が出来ないかを学ぶ!』、『出来ないことをフォローする』、『障害者差別を失くす』と!」

全員「おおっ!」

二「一部ですが、『障害者なんて害でしか無い』などと言う心の無い人も居ます!彼はそんな人から障害者を守ろうと自らが障害者と言うのもあって、フォロー出来ること障害者の為に成る学校作りがしたいと前から言ってました」

三氏『聞いてたんだ!』

二「ですので、今年度は多分障害者の気持ちに成るための勉強が増えると思います!更に学校でもバリアフリーやエレベーターもしくは車椅子用のコンベアの設置も検討されることでしょう!」

三氏『うんうん!絶対やる!』

二「他には点字や手話の勉強もやっていく事でしょう!」

三氏『うんうん』

二「私自身もこの学校が、障害者の人達が不便しない学校に成れることを願って推薦させて貰いました!」

全員「おおっ!」

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

司会「ありがとうございます!」

二「三氏!この推薦は断ることも可能だけど、お前自身から答えを聞きたい!俺の次の生徒会長に成ってくれるか?」

三氏「二兄、答えは勿論・・・」

ゴクリ

三氏「いいとも!」

全員「おおっ!」

三氏「勿論やらせて貰う!二兄が言ってた障害者の人達のための学校作りを成し遂げて見せる!最悪、四美に任せる可能性もあるけど!」

全員「ハハハ・・・」

四美「任せて!」

二「じゃあ、左腕を出してくれ!」

三氏「こうか?」

二「じゃあ、この腕章も、この学校も・・・、
  お前に託したぞ!」←三氏の両肩を叩く

三氏「ああ!任せて貰います!」←拳を出す

二「ああ!」←拳を合わせる

全員「おおっ!!!!!」

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

司会「よって今年の生徒会長は松本三氏君に決まりました!皆さん改めて盛大な拍手で称えて下さい!」

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

司会「これを持ちまして、次期生徒会長推薦を終わりにします!」

二の提案した『次期生徒会長はお前に託したぞ!』は、
面白かったのか、他の兄弟や中等部や高等部にも広まり、日常化するのはまた別の話!

Re: ナンバーズ ( No.254 )
日時: 2024/06/12 22:46
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

No.241・少年野球での事件

カキーン!

観客席
楓花「二!頑張れ!」

一「かっ飛ばせ!二!」

三氏「二兄打て!」

四美「二兄頑張れ!」

5・6・7・8「二兄ちゃん頑張れ!」

1塁塁審「アウト!」

二「畜生!」

木魅こだま「ドンマイ、ドンマイ!次の回がある!」

翼「それにしても、一先輩達が居なくなってから俺ら弱くなっちまったな!」

たか「コラ!弱音を吐くな!もっとポジティブに行こうぜ!」

二「いけるのか?俺らの相手は通算0勝99敗のエブリデイ学園初等部の奴等だぞ!」

朝摩「あれ?俺ら去年優勝しなかった?二先輩の逆転サヨナラ満塁ホームランで?」

二「戦ったのは別の学校のチームだよ!エブリデイは俺らに当たる二つ前で負けてたんだよ!」

飛「そうだったな!でも、そのエブリデイをまだ0点で抑えてるんだからまだ負けた訳じゃないんだぞ!」

二「それはそうなんだが、先攻だぞ!終盤に成れば成る程先攻ってキツいんだぞ!」

木魅「それは後攻だって同じだぞ!いくらサヨナラがあるからといって、守ることより攻めることの方が難しいんだぞ!」

朝摩「プロだと、打率は3割打てればだもんね!つまり、投手が打ち取る確率は約7割か!」

その後も両者投手戦となり延長戦となった9回表

二「よし、なんとか1点でも良いから取るぞ!」

スリーシスターズ学園初等部「おおっ!」

先頭、次打者と倒れ・・・

放送「4番・センター松本二君!」

一「二!頑張れ!」

鶴「1発お願い!」

二美「頑張れ!頑張れ!二!」

しかしフルカウントにもつれる

二「タイム!」

球審「ターイム!」

監督「どうした?」

二「監督じゃないんです!お姉ちゃん!」

一「何?」

二「喝、入れてくれる?」

一「うん!二!あんたなら出来る!大きいのを狙うんじゃない!次に繋げるバッティングをしろ!」

二「おおっ!分かった!行ってくる!」

球審「プレイ!」

ポッ!←ピッチャー投げた

二『ボールから目を離さず・・・』

カキーン!

一「えっ?」

楓花「おっ!」

三氏「イケイケ!」

四美「入って、入って!」

八期「ホームラン!ホームラン!」

五「入れ!」

ポスッ!

2塁塁審←ホームランのジェスチャー

観客「ワー!」

一「ナイスバッティング!二!」

二美「カッコいいよ!」

鶴「やったね!」

滋「うわー!凄い!」

日「やるじゃない!」

しかし後は続かず9回裏の守り

カキーン!

球審「フォアボール!」

カキーン!

日「ちょっと、ちょっと!」

鶴「ノーアウト満塁!」

赤穂「絶体絶命の大ピンチ!」

滋「外野フライやワイルドピッチ、フォアボールやデッドボールなら同点!外野に飛べば逆転サヨナラ負け!」

球審「プレイ!」

フッ←ピッチャー投げた

カキーン!

打球は二が守るセンターの前

二『ヤバい!落ちるな!落ちるな!』

ぽふっ!←ダイレクトキャッチ

3塁ランナータッチアップ

二「イケー!」

飛「OK!」

パフッ!

飛『よし、タッチ!』

ズズー!←3塁ランナーが滑り込む

朝摩「セカンド!」

飛「それ!」

2塁塁審「アウト!」

二「ヨッシャー!勝った!」

球審「ゲームセット!」

一「いや、最後凄いの見たね!」

赤穂「まさかトリプルプレーでゲームセットなんて!」

三氏「俺ら運が良いなあ!」

日「ちょっと待って!」

滋「日先輩どうしたんですか?」

日「得点板おかしくない?」

一「えっ?2点入ってゲームセット!?」

整列

球審「2対1でエブリデイ学園初等部の勝ち!」

エブリデイ学園「やったー!」

スリーシスターズ学園「はあ?」

球審「礼!」

二「ちょっと待って下さいよ!」

球審「なんだい?」

二「1対0でこっちの、スリーシスターズ学園の勝ちですよ!」

球審「いやいや、これで合ってる!」

二「間違ってますって!どうなってるんですか?!」

球審「何が不服なんだい?」

二「最後トリプルプレーでしたよね?」

球審「ああ、あれは、ワンバウンド、空タッチ、2塁にボールを投げてる間にセカンドランナーが帰って、逆転サヨナラ!試合終了だ!」

二「ふざけるなよ!」

球審を殴る二

球審「退場!」

二「うるさい!」

飛「おい!二!止めろって!審判だぞ!」

二「うるせー!」

2塁塁審「君止めなさい!」

二「あんたはどこ見てたんだ!」

2塁塁審「何を言う?」

監督「松本!まずは落ち着け!」

二「落ち着けるか!俺はちゃんと取ったんだ!」

朝摩「ねえ?どういう状況?なんで負けたの?」

3塁塁審(責任審判)「あーあー!」

監督「松本!兎に角放送を聞け!」

3塁塁審「先程のプレーについて説明します!ノーアウト満塁!センターへの打球ですが、ワンバウンドした為ノーキャッチ!その後ボールはホームに帰ってきましたが、キャッチャーの空タッチで1点!セカンド送球間にセカンドランナーが帰って、1点で逆転サヨナラとして試合終了とします!」

飛「ふざけるなよ!」←球審を殴る

球審「退場!」

飛「退場はお前だ!俺はちゃんとタッチしたんだ!」

朝摩「送球間って、セカンドランナーはフライを取る前から走ってたんだよ!」

2塁塁審「ノーキャッチだから認められない!」

朝摩「二はちゃんと取ってた!」

二「このヘボ審判!」

相手A「コラ!もう試合は終わっただろう!」

相手B「審判が言ってんだから、潔く敗けを認めろ!」

二「なんだと!」

観客席
日「ああーあ・・・」

赤穂「遂に両チームが取っ組み合いの喧嘩に成ってるよ!」

滋「でも、気持ち分かるな!勝てば全国大会への切符を手に出来るから是が非でも欲しいもん!」

飛巫「私達からしたらどうでも良いけど、選手からしたらその価値がどれだけのものか・・・」

楓花「それに二は確実に勝ったと信じてたぶん爆発しちゃったのね、一!一?一はどこ行った?」

希「一ちゃんならさっき・・・」

回想
3塁塁審「・・・、セカンド送球間にランナーが帰って、1点で逆転サヨナラとして試合終了とします!」

一「はあ?あの審判め!」←金網を乗り越える

希「一ちゃん!」

回想終わり

楓花「えっ?ってことは?」

グランド
一「オラッ!」←3塁塁審の顔面に飛び蹴り

3塁塁審「君は誰だ!」

一「あんた!さっきのはどういう意味よ!うちの弟のチームが勝ってたでしょ!」

3塁塁審「部外者は帰って下さい!」

一「私はちゃんと見てたのよ!弟がダイレクトキャッチして、キャッチャーがちゃんとサードランナータッチ!セカンドランナーもフライを取る前から走って居るのをね!」

3塁塁審「ですから、あれは・・・」

パチン!

3塁塁審「うっ!」←胸ぐらを掴む一!

一「取り消しなさい!」

3塁塁審「えっ?」

日「一!審判に向かって何やってるの!」

一「さっきの発言を撤回して、トリプルプレーで試合終了って言い直しなさいよ!」

3塁塁審「そ、そんな!もう記録上は・・・」

一「訂正すれば良いだけの話じゃない!『只今の判定は間違いでしたので訂正します!』って言えば良いだけじゃない!そんなことも出来ない程脳ミソ腐ってるの?ボケ!」

2塁塁審「君!止めなさい!」

一「あんたもどこに目玉付いてるのよ!」←2塁塁審にターゲットを変える

2塁塁審「えっ?」

一「どう見ても弟がダイレクトキャッチしてたじゃない!」

2塁塁審「いや、ボールは確実に弾んで・・・」

一「それはミットの中よ!訂正しないと言うなら、あんたのその目要らないわよね?」

2塁塁審「な、何を?」

一「あんたの目なんか潰してやる!」

2塁塁審「や、止めなさい!止めろ!」

日「ちょっと、ヤバくない?」

希「一ちゃん!」

一方
ドン!

球審「ううっ、お前ら私に手を出して只で済むと思ってるのか?」

二「お前みたいなヘボ審判審判なんか辞めてしまえ!むしろ消えてしまえ!」

飛「お前がちゃんと見てないのが悪いんだろ!」

二「それを俺らのせいにして気に食わないから退場だと!ふざけるな!お前が退場しろ!」

ゴン!←審判を蹴る

フン!←審判を踏む

球審「ううっ!」

1塁塁審「君達こんなことするのは止めなさい!」

二「うるせー!」

飛「お前も同罪だ!」

相手C「審判の判定は絶対だ!お前らの敗けなんだ!」

翼「僕らは負けてない!勝ったんだ!それを抗議して何が悪い!」

相手D「俺たちがサヨナラで勝ったんだよ!」

木魅「俺達がトリプルプレーで勝ったんだよ!」

滋「ああ!もうあっちこっちで喧嘩に成ってるよ!」

日「乱闘騒ぎね」

赤穂「キャー!」

父親A「こっちがサヨナラで勝ったんだ!」

父親B「こっちがトリプルプレーで勝ったんだ!」

日「喧嘩が観客の方まで飛び火してるよ!」

飛巫「止めようにも止め方が分からないよ!」

ガラガラガシャン!

観客達「うわー!」←グランドに落ちる客達

1塁塁審「えっ?うわー!」

ゴン!

楓花「遂にバックネットも耐えられなくなったわ!」

鶴「先生!どうするんですか?」

楓花「止めようにも止められないわ!一は超の付くブラコンだし・・・」

一「オラッ!よく見てない目なんか失くしてしまえ!」

2塁塁審「うわー!だ、誰か!助けて!」

希「一ちゃん!目は潰しちゃダメ!」

瑞穂「希姉ちゃん!今はそんな話じゃない!」

球審「よくもさっきはやってくれたな!」

ゴン!←殴る

二「いってー!」

一「ハッ!」

希「止まった?」

二「全部お前の間違いだろ!認めろよ!」

球審「私は間違ってない!」

一「このバカ野郎!」

ゴン!

球審「ううっ!」

フン!←球審を踏みつけにする一

球審「えっ?」

一「よくも、よくも私の可愛い弟を傷つけたわね!」

球審「えっ?」

一「このバカ!バカ!バカ!バカ!バカ!」←顔を殴り続ける

希「一ちゃん!」

瑞穂「一お姉さん!球審の方のライフはもう0ですよ!」

放送担当「再度、放送を!」

3塁塁審「ええっ、この試合は没収試合とし、スリーシスターズ学園の負け試合終了です!」

スリーシスターズ学園「はあ?!」

3塁塁審「これ以上の抗議は一切受け付け・・・」

ゴン!

一「ふざけるな!ちゃんとやり直せ!」

3塁塁審「ええっ?」

一「1からやり直しなさい!」

3塁塁審「ええっと、今回は没収・・・」

パチン!

一「没収試合じゃないわ!」

3塁塁審「ええっと、逆転サヨナラで・・・」

パチン!

一「違う!」

3塁塁審「ワンバウンドした為・・・」

パチン!

一「違う!」

3塁塁審「2人のランナーが・・・」

パチン!

一「違う!」

その後もこんなやり取りが100回続いた

3塁塁審「ううっ、センターフライでワンアウト!
     タッチアップで飛び出したランナーもキャッチャーがタッチしてツーアウト!
     フライより先に飛び出したセカンドランナーをタッチしてスリーアウトでゲームセット!1対0でスリーシスターズ学園初等部の勝利です」

一「やれば出来るじゃない!最初からそう言いなさいよ!そんなことも出来ないバカなの?あんたは!このボケ審判」

3塁塁審「ううっ」←叩かれて顔パンパン

希「もう、勝ったと言うより脅しじゃん!」

相手選手達「ウオオオオ!」

エブリデイ学園初等部の選手達が一に襲い掛かる

一「フッ!私を敵にしたことを後悔するのね!」

数分後

チーン!

エブリデイ学園初等部の選手達の山

一「このバカ脳筋達が!誤審で勝ったって喜んでるんじゃないわよ!」

警察官「そこの君!ちょっと来て貰おうか?」

一「はあ?逮捕するならアイツ等でしょ!私は関係無い!」

二「止めろ!お姉ちゃんに手を出すな!」

ドン!

警察官A「公務執行妨害!」

一「あっ!」

二「えっ?」

一「止めなさいよ!」

ドン!

警察官A「ううっ、あっ!」

一「弟から離れなさい!さもないと撃つわよ!」

警察官A「君待ちなさい!落ち着いて話そう!」

警察官B「どうした?」

一「来ないで!」

警察官B「君何をやってるんだい?」

一「この無能警察が私の弟を私を守ろうとしたのに逮捕しようとしたのよ!」

警察官A「いや、正規の判断で・・・」

警察官B「君の条件はなんだ?どうしたらその銃を返してくれる?」

一「今すぐ、そこの間抜け審判を逮捕して、そこの警察官を止めさせたら返してあげるわ!そして私達も捕まえないこと!そしたら約束してあげる!」

警察官A「そ、そんな!」

一「ほら!早くしなさいよ!」

Re: ナンバーズ ( No.255 )
日時: 2024/06/14 22:10
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

No.242・少年野球のでの事件(その後)

一「ほら、早くしなさいよ!」

ピー!

全員「えっ?」

楓花「全員そこから動くな!」

一「お、お母さん?」

警察官B「確保!」

ピー!

楓花「だから動くな!ってんだろう!」

警察官B「はっ!はい!」

警察官A「ええっと、どうすれば?」

楓花「あんたらは一旦待ってなさい!一!銃をその場に置きなさい」

一「はい」

ポト

楓花「それで良いわ!さあ二と共にお母さん所に来なさい!」

一・二「お母さん!」

楓花「よしよし!」

警察官A「ええっと?」

警察官B「加害者のお母さんですか?」

楓花「加害者とは心外ですね!こっちがむしろ被害者ですよ!」

警察官A「でも、この惨情はあなたの子供達が行ったことであり・・・」

楓花「大切な試合で誤審されて怒らない人は居るのでしょうか?」

警察官B「ですが、それで暴行を加えては試合は進行しませんし・・・」

楓花「三氏!四美!」

三氏「これを見て下さい!」

四美「あの審判達は明らかに間違えているのにミスを認めなかったのです!」

三氏「しかも、この試合は全国の切符を掛けていた大事な試合!これだけの証拠があって負けと言われるのは納得しないのも当たり前ではないでしょうか?」

警察官A「で、ですが・・・」

四美「今までの状況全てSNSに投稿して拡散してます!勿論、あなたの兄への仕打ちも含めてね!」

警察官A「えっ?」

SNS
『誤認逮捕?』

『警察が一般人に暴行?』

『罪の無い人を捕まえてるって?』

警察官A「そ、そんなこれは誤解です!」

一「何も話聞かずに私のところに来たじゃない!しかも走って!」

警察官A「それは逃げられたらダメだと思って・・・」

一「はなから私を主犯って決め付けてたじゃない!」

希『実際そうにしか見えないって!むしろ、どうしろと?』

日「あのさ、多分この人の行為は適切だったんじゃない?」

一「なんで?」

日「途中から一の行動見たら勘違いするって!」

赤穂「二は一を庇おうとしたんだと思うけど・・・、だよね?」

二「うん」

鶴「でも、それで公務執行妨害はおかしいんじゃないかしら?」

警察官A「はあ?立派な妨害だろう!」

鶴「二君は愛する姉を守ろうとした行動を私は犯罪と言いたくないわ!」

楓花「それに小学生ですから、逮捕の仕組みを分かっていないと思いますし勘違いしてもおかしくないのでは?」

警察官B「それもそうだな、それとは別で一体何が遭ったんですか?全員ここから動かないように!」

数時間後

警察官B「成る程、最後のプレーで誤審が発生して選手及び審判、挙げ句の果てに観客までもが乱闘騒ぎになったと!」

楓花「はい、その通りです!」

警察官B「しかも観客の乱闘がエスカレートした結果バックネットが耐えられなくなり数十人が落下、下に居た審判含め数十人が大怪我をしたと!」

運営「はい、審判団は乱闘騒ぎで全員気絶していてまともに話が出来ません」

警察官B「まったく子供の喧嘩ですか?」

希『やってたのは子供だけどね』

運営「審判の言い方が悪かったんでしょう!激しく言わず諭すような言い方をしていれば・・・」

一「そんなことより誤審を認めていればこんなことに成ってなかったわよ!」

楓花「一!」

一「審判だって人間だからミスをする間違える!それは認めるよ!でも、その間違いを認めないのは人として最低!皆見てるんだよ!ましてや明らかだったんだよ!
  そりゃうちのチームの選手達が怒るのも無理ないよ!」

警察官B「これだけ証拠が揃っていると言うことはまあ情状酌量の余地はありますね!ですが、未成年か・・・」

警察官A「先輩?」

警察官B「今回は厳重注意と言う形で!」

一「この人の処分は?」

警察官B「私が変わって謝っておくよ!本当に荒でな真似をしてしまって済まなかった!警察官としては正しくても人としては良くなかった!」

次の日

理事長室
理「なぜ呼ばれたか分かってる?」

一「全部アイツらが悪いんです!」

理「だからって、何警察のお世話に成ってるのよ!学校のイメージが落ちるじゃない!」

鶴「大丈夫ですよ!理さん!」

理「なんで?」

鶴「三氏君と四美ちゃんが誤審だと言う映像を拡散してくれたお陰で、うちには・・・
  『これは怒って当然!』
  『自分も同じ場面だったら審判殴ってる』
  『審判いくら相手から金貰った?』
  などと擁護されてます!」

日「まあ、一部では・・・
  『子供の喧嘩』とか、
  『時には諦めなければ行けない時もある』
  『やり過ぎ!』
  などのコメントもありますけどね」

理「一さん!あなたやり過ぎよ!相手全滅させてるじゃない!」

一「正当防衛です!あっちから掛かってきたので!」

理「審判にも手を出してたわよね?」

一「だって、あの審判バカだったから!」

理「松本先生!親ならなんとか言ったらどうなんですか?」

楓花「言えませんよ!」

理「えっ?」

楓花「息子が晴れ舞台で活躍出来たと思ったら、それを消されるんですよ!誤審と言う審判の間違いで!それで人生が狂ったらどうするつもりですか?親なら審判を訴えてでも抗議したくなりますよ!ましてや子供の夢が掛かってるなら尚更です!理事長はそう思わないんですか?」

理「そうね、あの時は引率の先生じゃない!親として行ったらああいう気持ちに成るわね
  それより運営から昨日の結果についての通知が来てるけど?」

二「そりゃ、こっちが勝ってたんですから!こっちが出場する権利があります!」

理「でも、相手の学校は『審判はうちの学校が勝ちだと言った』と主張してるわ!」

飛「映像にちゃんと映ってるんだから俺らが出場の権利があるだろ!」

理「でも、相手は『審判の言うことは絶対だろう』って言って譲る気は無いみたい、また日を改めて運営を交えて話し合いましょう!」

数日後
相手A「俺らが勝ったんだから俺らだろ!」

二「本当は俺らだよ!俺らに権利がある!」

運営「でしたら、どちらかは特別枠として・・・」

相手A「なんだよそれ?そんなのどこに付けるんだよ?」

二「特別枠なんて、コイツらに勝ったのに、勝ったことに成らないじゃないか!」

運営『ああ、話は平行線だ・・・』

次の日

一「二!」

二「何?」

一「全国大会出場おめでとう!」

二「えっ?エブリデイ学園とまだ協議中では?」

一「そのエブリデイ学園が降りたのよ!」

二「マジで!やったー!」

理事長室
理「鶴!」

鶴「理さん、何ですか?」

理「あなた、何やったの?」

鶴「何って、SNSで
 『スリーシスターズ学園の野球チームがトリプルプレーで勝ったのに、審判の誤審で全国行けなかった!』、
 『エブリデイ学園は負けた癖に、全国大会の出場権を寄越せと主張してくる!負けたのに図々しい!皆はどう思う』って投稿しただけですよ!」

理「なんて事してるのよ!」

鶴「事実じゃないですか!負けたのに全国へ行くなんて虫が言い話です!そんなの他のスポーツ選手だって認めたくありませんよ!」

理「そうだけど・・・」

鶴「一ちゃんや滋ちゃん、日ちゃんに赤穂ちゃん瑞穂ちゃん達にも手伝って拡散して貰ったな!」

理「だからなんでそんなことしたの?」

鶴「どうせ話が平行線に成るのなら、世間に決めて貰った方が良いじゃないですか!これで解決!」

理「そのせいでエブリデイ学園野球部が廃部になったのよ!向こうの学校の理事長が泣きながら電話して訴えてきたわ!」

鶴「負けた癖に、全国行こうとするから自業自得ですよ!ズルをするとこうなるんです!きっとバチが当たったんですよ!」

しかしこの騒動が後の分校問題に発展するのだが、それは『ナンバーカラーズ』で投稿予定なので、そちらをご覧ください。

Re: ナンバーズ ( No.256 )
日時: 2024/06/15 22:32
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

No.243・2の非常事態事態

飛「全国大会出場決まって良かったな!」

木魅「フッ!負けた癖に『出場権くれ』なんて虫のいい話なんだよ!」

翼「しかも、あっちの学校野球部廃部になったんだってよ!」

二「自業自得だろ!お姉ちゃんや皆がSNSであっちの学校叩いたからな!」

朝摩「フッ!ざまあみろ!だぜ!」

フッ!

飛「おい、二!ボール外れまくってるぞ!」

二「わりー!」

しかし

飛「おい!どうした?全部右上ばっかだぞ?」

木魅「まさか?肩壊したんじゃないだろうな?」

二「早い球投げようとすると、なんか右上ばっかり・・・」

飛「それ絶対壊れてるって!」

朝摩「畜生!審判達のせいで!」

次の日

松本家の庭

カッ!

二「畜生!」

八期「あっ!二兄ちゃんストラックアウト?次僕にもやらせて!」

楓花「八期!お兄ちゃんは遊んでるんじゃないのよ!」

二「もうすぐしたらどくから使って良いぞ!」

八期「ありがとう!」

鶴「二君、こんな朝早くから気合い入ってるね!」

二「全国大会出場を決めたんだから悔いの無いようにやって行きたいし!」

数時間後

二「よし、遊びたいなら自由に遊んで良いぞ!その代わりちゃんと片付けとけよ!」

八期「ハーイ!」

楓花「二、バッティングならはい!」

二「母さんありがとう!行ってくる!」

一「二!」

二「あっ!姉ちゃん!」

一「一緒に行こう!」

二「ああ!良いぞ!」

バッティングセンター
二「姉ちゃんさ・・・」

カキーン!

二「ソフト辞めて・・・」

カキーン!

二「アイドル目指すって・・・」

カキーン!

二「言ってなかった?」

カキーン!

一「部員を・・・」

カキーン!

一「集めてる・・・」

カキーン!

一「途中なのよ」

カキーン!

一「ただ・・・」

カキーン!

一「誰も・・・」

カキーン!

一「一緒に・・・」

カキーン!

一「やってくれなくて・・・」

カキーン!

二「なんだよ!」

カキーン!

一「そんなことより・・・」

カキーン!

一「あんたの方が・・・」

カキーン!

一「悩んでるんじゃ・・・」

カキーン!

一「ないの?」

カキーン!

二「別に?」

カキーン!

一「周りは・・・」

カキーン!

一「誤魔化せても・・・」

カキーン!

一「お姉ちゃんは・・・」

カキーン!

一「誤魔化せないわよ!」

カキーン!

二「別に大したことじゃ・・・」

カキーン!

二「ないって!」

ポスッ←バットを置く

一「ねえ、二?」

二「何?」

一「この後公園でお姉ちゃんとキャッチボールしない?」

公園
キャッチボール中
一「ほら!右に大きくずれてる!肩壊してるのよね?」

ポスッ!

二「チッ、なんで分かったんだよ!」

ポスッ!

一「最初から見てたからよ!ストラックアウトを!」

ポスッ!

二「やっぱ壊れてるのか・・・、プロに成るって難しいんだな!」

ポスッ!

一「いや、野球は何もピッチャーだけじゃないし!それにあんたはサブ守備センターでしょうが!」

ポスッ!

二「肩壊れてるのにか?」

ポスッ!

一「肩壊れてても外野の守備は出来るでしょ!センターじゃなくても!」

ポスッ!

二「そういう姉ちゃんはキャッチャーだったよな!投手と捕手出来るって何者だよ!しかも打ってもクリーンアップって、勿体無いなあ!」

ポスッ!

一「弟の夢が私の夢!」

ポスッ!

二「姉ちゃんらしい!」

ポスッ!

一「二さあ?」

ポスッ!

二「ん?」

ポスッ!

一「私と一緒にアイドルしてみない?」

ポロッ!

二「えっ?」

一「ボール!」

二「あっ!!」

戻ってきて

二「何言ってんだよ姉ちゃん!」

ポスッ!

一「弟の夢が私の夢って言ったの嘘!」

ポスッ!

二「嘘だったのかよ!」

ポスッ!

一「私の本当の夢はね・・・」

ポスッ!

二「なんだ?」

ポスッ!

一「あなたと一緒に同じ仕事が出来たらなんでも良い!」

ポスッ!

二「なんだそれ?俺について来るのか?」

ポスッ!

一「だから、私は二!」

ポスッ!

二「何?」

ポスッ!

一「あんたと一緒にアイドルがしたい!」

ポロッ!

二「えっ?」

一「また落とした!」

二「変なこと言うからだろ!」

また戻ってきて

二「どう言うことだよ?!」

ポスッ!

一「2回エラーするってことは、お姉ちゃんと一緒でも良いって思ってるよね?」

ポスッ!

二「う~ん、まあありっちゃありかな?」

ポスッ!

一「本当に?」

ポスッ!

二「いや、無いかな?」

ポスッ!

一「本当に?」

ポスッ!

二「マジ、無いわ!」

ポスッ!

一「本当に?」

ポスッ!

二「あり得ないって!」

ポスッ!

一「本当は?」

ポロッ!

二「俺も、お姉ちゃんと一緒が良い!だから、悪くはないと言うか・・・、一緒にアイドルでも良いかなって!」

一「正直でよろしい!」

ボールを拾いに行き

二「でも、少年野球で全国大会まで行ったんだ!最後までやりきりたい!」

ポスッ!

一「じゃあ、掛けをしましょう!」

ポスッ!

二「掛け?」

ポスッ!

一「二さあ、全国大会で優勝出来なかったら・・・」

ポスッ!

二「出来なかったら?」

ポスッ!

一「私と一緒にアイドルやって!」

ポスッ!

二「姉ちゃんとアイドル?」

ポスッ!

一「優勝したら、野球の道を進む!」

ポスッ!

二「えっ?う~ん・・・」

ポスッ!

一「拒否権は無いよ!」

ポスッ!

二「何でだよ?」

ポスッ!

一「だって、あなたは・・・」

ポスッ!

二「俺は?」

ポスッ!

一「勝っても負けてもどっちでも良いかって思ってそうだから!」

ポスッ!

二「ああ、そうですよ!野球選手になるのも夢だが・・・」

ポスッ!

一「お姉ちゃんと一緒にアイドル活動も悪くないって?」

ポスッ!

二「そうだよ!悪いか?」

ポスッ!

一「お父さん的にはアウトだけど、お姉ちゃんからしたら大歓迎よ!」

ポスッ!

二「ありがとな!」

ポスッ!

一「お父さんに何か言われてもお姉ちゃんがなんとかするから!」

ポスッ!

二「『本当にしちゃうから怖いんだよな』信じてます!」

ポスッ!

一「それにしても浮かない顔ね?」

ポスッ!

二「いくら負けたらアイドル活動でも、最後まで悔いの無いようにやって行きたいから!」

ポスッ!

一「ちゃんとやりきりたいのね!」

ポスッ!

二「ただ、今のままだと・・・」

一「二!」

二「何?」

一「1回さあ、左手で投げてみたら?」

二「何言ってんだよ!俺は右利きだぞ!ましてや、上手投げだと全然投げられないし!」

一「野球は別に上からじゃなくても良いでしょ!」

二「下投げしろって?」

一「うん!左手で!」

二「行くぞ!」

フッ!

一「真っ直ぐ飛ぶじゃん!」

二「そんな距離出てねーよ!」

一「少しずつ延ばしていけばきっと左手で投げれるよ!千里の道も一歩からだよ!お姉ちゃんいくらでも付き合ってあげる!」

二「その前に良い?」

一「何?」

二「右手用のグローブに替えさせて!」

一「分かった!」←右利きだが投手の時左投げの為右手グローブ

グローブを替えて

一「先ずは5mから!」

二「それ!」

パフ!

一「いいね!段々と離れてやろう!」

6m
パフ!

一「いいよ!いいよ!」

7m

パフ!

一「ナイスピッチング!」

8m

パフ!

一「その調子、その調子!」

10m

二「あっ!」

コロコロ・・・

二「ゴメン」

一「大丈夫!お姉ちゃんが取ってくるから!」

二「やっぱ投げる距離が長くなるとコントロール難しいな!腕も痛くなるし・・・」

一「慣れていけば良いんだよ!それに先ずはストレートだけに集中して他は考えずに!」

二「分かった!」

一週間後

飛「二!今度の試合も投手で出るのか?」

二「ああ、俺はこの全国大会で優勝出来なかったら野球を辞めることにする!」

木魅「マジかよ!」

翼「嘘だろ?」

二「俺の肩は壊れてるんだぞ!だったら選ばれら可能性は薄いよ!」

木魅「だったら何でまだピッチャーなんかやるんだよ!」

二「まあ、見といてくれ!」

フッ!

パフ!

飛「う、嘘だろ!」

翼「ひ、左手で投げた!」

木魅「お前右利きだよな?」

二「右がダメなら左だよ!先週お姉ちゃんと鍛えてきたよ!」

朝摩「大丈夫何ですか?」

二「左手で投げて負けたらそれまでだったってことだろ?だったら潔く諦められるよ!」

飛「二・・・」

二「だが、俺だって全国大会で1勝もせずに終わりたくない!せめて決勝まで行くぞ!」

全員「オオッ!」

二「最後まで試合するぞ!」

全員「オオッ!」

次回、二の野球人生を掛けた運命の試合!


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