二次創作小説(新・総合)

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MMトウスター 〜物語の痕跡〜
日時: 2023/08/02 22:05
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『ここに記すは、世界を超える競技の物語』

どうもメタルメイドウィンです

逃走中要素に詰まったので某作者のように逃走中ストーリー部分だけ記載した小説を制作しました

トウスターは『トウソウチュウデオモイツイタストーリーヲココニノセター』の略です


『エピソード内容』

「SEASON2」

【仮面ライダーセイバーif ドグレ黙示録編】
>>1-65

【ネオジャンプ編】
>>66-74

【闇のエンタメワールド編 〜イッツ・アメイズメント〜】
>>75-81

【虚刀・鑢編】
>>82-97

「SEASON3」

【仮面ライダーリバイスif(絶望編)】
>>98-155

【仮面ライダーギーツif 第■■回デザイアグランプリ編】
>>158-171

【仮面ライダーリバイスif(希望編)】
>>172-206

【ばいきんまん編】
>>209-210

【無敵爽快拳コワレナイザー編】
>>211

【ジャックVSリカルド編】
>>212

【英雄の悪魔編】
>>213

【戦慄のフュージョンポケモン編】
>>214

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.83 )
日時: 2022/03/11 22:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「………カーレッジの野郎に会いに行った?」


「それ………そんなの……」


たくっちスノーと雪は押し黙った、七花の前だからだ。
この手紙を見るにとがめはカーレッジに会いに行った、しかしそれは雪から考えれば自殺行為以外の何物でもない。

永遠に物語を続けたいと考えているカーレッジと、何があろうと物語さえ終わればいいとがめ、2人の考えは対極にあることが分かる

しかし、それを考えてしまうととがめは………

死んだことなる、それを惚れている男の前で言うことなんて……

七花
「…………何を気使ってるんだよ」

七花
「おれだって……そこまで馬鹿じゃない。」

七花
「とがめは………おれにも言わずカーレッジの所に行って、そして……」


「っ………っ、っ、あ、あ、あ………」



「ああああああああああぁぁぁ!!!!っ!!!とがめさん!!!とがめさぁぁぁぁぁぁん!!!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」


…………


七花
「………」

たくっちスノー
「…………」


ヨウコ
「そんな………とがめさんが?止められなかったの………」

七花
「止められなかった……と言うと、本来のとがめの結末も」

ヨウコ
「……ええ、貴方の想像する通りよ、だからこそ満足に生きてくれてただけでも良かったと思ってたのに。」

たくっちスノー
「………なぁ七花、今更こんなこと言ったところで何にもならないんだけど、申し訳ない。」

七花
「………おれの姉ちゃんを行き遅れって言ったことか?」


たくっちスノー
「それも本当に悪いと思ってる、それもあるけど………」

たくっちスノー
「お前や……お前の姉貴、とがめも、時空に来たのは俺達が誘ったわけじゃないだろ?」

たくっちスノー
「お前達は……あの時空監理局のクソ共に利用されて、それで時空に巻き込まれる形でここに来てしまった。」

たくっちスノー
「そのままここに居着いて、そして……知りたくないことまで知った。」

たくっちスノー
「お前らがカーレッジ達の気まぐれに巻き込まれたのは俺たちのせいだ!」

七花
「その件は雪達だって被害者だっただろ……」


七花
「……… 」

たくっちスノー
「待ってくれ、七花………行かないでくれ」


たくっちスノー
「カーレッジの所に」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.84 )
日時: 2022/03/11 22:45
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七花
「とがめは死んだ……」

七花
「覚えているか?幻想郷って場所で逃走中をした時……前に俺が斬った奴らが霊になって蘇ってた」

七花
「姉ちゃんだって、死んですぐの死体を奴らが掘り起こして今に至る……」

七花
「でも今回のとがめの場合は違うんだよな……?そうじゃなかったら、あんたはそんな顔しない」

たくっちスノー
「…………雪や松山から軽く聞いたことがある、【退場】」

たくっちスノー
「普通の場合は死んでもアイツや時空の意志の匙加減で生き返ったりするパターンは多い、ドラゴンボールとかで生き返ったりするのはそういうアレだ」

たくっちスノー
「でも退場は違う………ソイツが不要って感じたら………もう二度と復活せず、物語に現れることは無い。」

七花
「物語、カーレッジで言うこの時空のことか?」

たくっちスノー
「ああ、お前もDの時に粉々に消えていった田所を見たろ?アレみたいなものだ………」

七花
「あれか………」


七花
「たくっちスノー、あんたが何を言おうがおれはカーレッジのところに行く。」

七花
「これはとがめの仇とかそういう事じゃない………ただ。」


七花
「おれはとがめに惚れてるんだ、今も昔も……ずっと。」

七花
「その為に……カーレッジはおれが止める」

たくっちスノー
「よせ、七花!!」


七花は時空の渦を勝手に作り、たくっちスノーの所から離れて行く。


たくっちスノー
「はぁ、はぁ、はぁ………本当に………行きやがった………」



たくっちスノー
「………こんな時に頼りになるのは………」

たくっちスノーは恐る恐るマガフォンを使用する。

たくっちスノー
「………頼む、頼む………出てくれ………もしもし………」




七実
「もしもし………はい、鑢七実ですが。」

たくっちスノー
「………よかった、出てくれた………」

七実
「何用ですか?とがめさんの件については……私としてもこんな事になってしまって、なんと答えれば良いのでしょうか」

たくっちスノー
「それどころじゃないんだ、七花は………」


七実
「七花……そうね、動くと思っていた、何をすればいいの?」

たくっちスノー
「聞かないでくれ………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.85 )
日時: 2022/03/11 23:13
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

七花は時空間を飛び回り、カーレッジの反応を探す………その最中に



七実
「七花」

七花
「!」

七実の姿が見えたので、立ち止まって七実の方を見た

七花
「姉ちゃん……」

七実
「ここは人が多いわ、静かな場所で話をしましょう。」

………

七花と七実は自分達の世界……時空に入る前に死闘を繰り広げたあの場所に着いた。


七実
「七花、ここで会いに来た理由は……分かってる?」

七花
「姉ちゃんも……おれを止めに来たんだろ?たくっちスノーかなんかに言われて」

七実
「たくっちスノーから連絡入ったのはそうね、でも私は彼に言われたから止めに来たわけじゃないわ」

七花
「と言うと?」

…………

たくっちスノー
【聞かないでくれ……アンタも姉貴ならさ………弟のこと、殴ってでも止めてくれないかな……】

たくっちスノー
【俺にはどうしたらいいのか………分かんないんだ】


………

七花
「全く………おれも、アイツも……馬鹿だな。」

七実
「………姉として、私は貴方を止めるわ」


七実
「今度は負けはしないわ」

七花
「上等」


七花
「2回も姉ちゃんも倒せないようじゃ……おれはカーレッジには挑めない!!」

七花
「見稽古も、虚刀流の技術も全部おれにぶつけてこい!!姉ちゃん………いや!!」



七花
「時空三大犯罪者、鑢七実!」

七実
「虚刀流当主、奇策士とがめの刀、鑢七花!」


七花
「いざ」

七実
「尋常に 」


七七
「「推して参る!!!」」


最初に七花が突っ込む


七花
「虚刀流……【蓮華】!!」

七実
「!」

七花の攻撃を七美は受け止め、そのまま持ち上げる

七花
「っ!」

七実
「っっあああああああ!!!!」ブンブンブンブン!!!

そのまま螺旋を描くように腕で力強く振り回す………これは【地上最強の男】が使っていた『ドレス』という技だ

更に上空に持ち上げ、七花の首を膝に技をかける

七実
「地獄の断頭台!」


ズドォォォン!!

………鑢七実の特異技術『見稽古』

見ることにより技術を複製するその技は、時空に出てより真価を発揮していた。

だが

七花
「やっぱり強いな……姉ちゃんは」

七花の虚刀流という刃もまた……時空に出てより洗練されていた。

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.86 )
日時: 2022/03/11 23:37
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七花
「どこで覚えてきたんだ?そんな技」

七実
「色々……見て回ってきたわ」

七花
「そいつは……面倒だ。」

七花は技をくらってもピンピンしてるように立ち上がり

七花
「虚刀流【野苺】!」

七実
「トールハンマー」

七花と七美のそれぞれの肘をぶつける技が互いに交差するが弾かれ……


七花
「虚刀流奥義【鏡花水月】!!」

七実
「アクセルマキシマムドライブ!」

更に超高速の追撃を与えるが、これもまた同タイミングとなり弾かれる。


七実
(単に技でぶつけ合ってもキリがないわね………)

七花
(病気に蝕まれている姉ちゃんの体は脆い……本気を出せばおれが死ぬか、その前に体が壊れるか……あの時まではそうだった。)




七花
「思えば姉ちゃんもカーレッジの犠牲者だ!あんなクズみたいな考えの奴に利用されて、死んだのにまた生き返らせられて!」

七花
「どんなにどんなに生きて、目的を果たしても永遠に終わらない……とがめはそれが嫌だった、だからとがめも死んだ!」


七実
「だったら………だったら貴方も後を追うと言うの?私を殺したところで振り出しに戻る……また、私を利用する者が現れる、貴方もそうよ」

七花
「そうだ、たくっちスノーが教えてくれた……この時空をぶっ壊して、今度はまたさらに自分に都合のいい物語を作ろうとしているって!」

七花
「おれは生き返らない!とがめも姉ちゃんももう二度と利用させない!!」

七花
「おれはただ……とがめがやろうとしたことをおれがやるだけだ!」

七花
「結末を取り戻して……もう二度ととがめが苦しまないようにする!」

七花
「その為に、おれは………」






「カーレッジを破壊する」

七実
「!」


七花の振り上げた手刀を七実はガードするが………大きく吹き飛ばされ、防いだ手の甲が少し裂けて出血する。

七実
「一撃が突然重くなった……?こんなことが………」


虚刀・鑢
「もう、おれは」


虚刀・鑢
「人間であることに疲れたんだ」


七実
「……!」

七実
「七花………貴方は本気で『成ってしまった』のね」




「約束する、姉ちゃん………何があっても絶対に生き返らないように、利用されないようにする」


「だからもう1回だけ………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.87 )
日時: 2022/03/12 08:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七実
「分かったわ……その代わり、本当にそんなことになったら、本気で怒るから」


「ああ、あの世で存分におれを罵倒して呪ってくれたっていい 」



七実
「…………構え」


「!」


七花と七実は間に立ち……まるでガンマンの抜きあいのように、さながら侍達の『刹那の見切り』のように腕を構えて一撃を溜める。

七実
「…………」



「…………」




「っ!!」


七実
「っ!!」



七実
「虚刀流最終奥義!」


七実
「七花八裂(改)…!!!」

七実が構えを取り、七花が作り出した最強の最終奥義を持って七花に向かっていくが………!!


「………っ!!」

七花は………虚刀流を使わず、手を壁に力強く、高速で擦らせ………


ボッ!!


七実
「………っ!?」(手から炎が………!?)



「はああああああああああ!!!!」

バンッ!!

七花は………七実の七花八裂を全て避け、燃えた腕で炎を覆うように七実を斬った。


七実
「っ………!」


「………」


「火葬……大分時間かかっちまったけど、これで。」

七実
「ああ………負けた、本当に負けたわ」


七実
「一度に限らず2度も、心から本気で戦って、また負けた。」


燃え上がっているというのに苦しむ素振りも見せず、七実は微笑む


七実
「七花、よくも私を殺してくれたわね」


「ああ、殺すのはこれが最後だ」

七実
「七花、ありがとう」

七実
「ここに来て、いやその前から 」


七実
「私は貴方が居てくれたから、ほんの少しだけど幸せというものが感じられたわ」

七実
「本気なら……姉として止めるのではなく、見送るべきね」

七実
「最後に、貴方にカーレッジの場所を教えるわ、見稽古で覚えた力で…… これくらいはしないも」


七実
「後は頼むわ、虚刀流。」

七実と共に建物の炎が広がり、七花は再び時空の渦へと入っていった……





「………」



「今度こそさよならだ、姉ちゃん………」




「………カーレッジ、待っていろ」

………こうして時空に甦った恐ろしい殺人鬼にして、時空三大犯罪者の鑢七実は

再び元の世界で土に帰ったのだった………






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