二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

MMトウスター 〜物語の痕跡〜
日時: 2023/08/02 22:05
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『ここに記すは、世界を超える競技の物語』

どうもメタルメイドウィンです

逃走中要素に詰まったので某作者のように逃走中ストーリー部分だけ記載した小説を制作しました

トウスターは『トウソウチュウデオモイツイタストーリーヲココニノセター』の略です


『エピソード内容』

「SEASON2」

【仮面ライダーセイバーif ドグレ黙示録編】
>>1-65

【ネオジャンプ編】
>>66-74

【闇のエンタメワールド編 〜イッツ・アメイズメント〜】
>>75-81

【虚刀・鑢編】
>>82-97

「SEASON3」

【仮面ライダーリバイスif(絶望編)】
>>98-155

【仮面ライダーギーツif 第■■回デザイアグランプリ編】
>>158-171

【仮面ライダーリバイスif(希望編)】
>>172-206

【ばいきんまん編】
>>209-210

【無敵爽快拳コワレナイザー編】
>>211

【ジャックVSリカルド編】
>>212

【英雄の悪魔編】
>>213

【戦慄のフュージョンポケモン編】
>>214

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.68 )
日時: 2022/01/29 17:09
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

レオン
「ほー、なるほどなぁ。」

カーム
「まさかとは思っていたが、案の定ヘタクソだったわけか………」

龍我
「でもよ、絵は真似出来るんだろ?」


「絵が下手でも内容がアレじゃ意味ないんだよ……キャラ人気だけでどうにかなる程漫画は甘くないよ。」


「キャラだけそっくりで中身劣化してちゃマガイモノが作るマガイモノ漫画だよ……」

フィルトナ
「あなた漫画に詳しいの?」


「だいぶ昔に現役の漫画家と旅をしたことがあるんだ。」


「その人もちょっと問題はあったけど人気漫画家にはなれたしなぁ……」

フィルトナ
「ねぇー!!私どうしたらいいのー!?」

AI
「遊作ちゃん、いつものアレやったげて。」

遊作
「………全く。」

遊作
「いいかフィルトナ・ダウン、お前が覚えておかなくてはならない技術が3つある。」

遊作
「1つ、既存の作品の力に頼らず独自の技術も込める、つまりオリジナリティ。」

遊作
「2つ、その作品を真に好んでいるというならその作品の長所を理解し完璧に叩き込む。」

遊作
「3つ、そもそも元になった作品は何が理由で失敗したのか考察し補う……これに関しては自分が作ったわけでもないのに烏滸がましいと思われるかもしれないがな。」

AI
「まぁ要するに何もかもダメダメってことだ!」

遊作
「黙れ」

AI
「はい」

フィルトナ
「まず何から始めれば?」

たくっちスノー
「姉貴、ちょっと試しにワンピース書いてくれない?」

フィルトナ
「ちょっと試しにで書くにはハードル高すぎない?」

たくっちスノー
「アーロン戦だけでいいから。」

フィルトナ
「序盤の最高峰じゃない、いやどのシーンも最高だけど。」


「ドラゴンボールZの『クリリンのことかーーーーッ!!』の所お願い!」

飛羽真
「BLEACHの最終回」

松山
「斬の第1話、絵柄は再現しなくていいから。」

レオン
「それよりHUNTER×HUNTERの続き代わりに書いてくれない?もう数年は見てないんだよ。」

フィルトナ
「貴方達私をなんだと思ってるの!?」


フィルトナ
「まぁ描いてみるけど………」


…………


「ひ ど い。」

たくっちスノー
「おかしいな過去の流れは分かってるのに本家よりイマイチ盛り上がらないぞ」

松山
「そりゃレジェンド共と比べたらな。」

或人
「打ち切り漫画だって連載レースに勝てた精鋭なんだけど!?」

フィルトナ
「何がダメなのよ〜……流石にこれは私でも酷いとわかるわ〜………」


「こうなる以上どんなジャンプ漫画渡しても豚に真珠かもね………」

松山
「ていうかよー、タイパラの編集キャラも言ってただろ?ジャンプ編集は個性欲しがってんだぜ?」

松山
「既に終わった漫画の真似事してもな?」

たくっちスノー
「やってることはAIのべりすと君みたいなもんだしな………」

黒影もどき
「いやAIのべりすと君は結構使えるんだぞ個人的な話を作る時とか。」

或人
「とにかく話を作りまくるしかないよ!」

フィルトナ
「そうは言ってももう週刊ネオジャンプ第2号作っちゃったのよ!?」

そう言ってフィルトナはまた何千という漫画雑誌を持ってくる。

松山
「ゴミ増やすのやめてくんない?」

フィルトナ
「そうは言ってももう作ったのよ……。」


「でもここの倉庫供用だから、あんまり置いとけないし……」

AI
「部屋勝手に増やしたらまた遊作に怒られちまう……」

黒影もどき
「まぁ作っちゃったものはしょうがないでしょ?ちょっと俺に名案があるんだけど。」

たくっちスノー
「え、親父が!?」

フィルトナ
「………信じていい?」


「言っておくけど貴方ほぼ出禁なんですから、カキコに書ける範囲で頼みますね!」

黒影もどき
「りょーかい。」ビシッ

黒影もどきは大量の漫画雑誌を抱えて、時空の渦へ入っていった。

松山
「ていうかよー、なんでこいつの自己満足に付き合うわけ?」

たくっちスノー
「最終的に金取れるものにして、りりすた革命団の資金源にするんだよ。」


「あ、悪どい………」

………

そして数日後。

たくっちスノー
「完売したぁ!?」

フィルトナ
「うん!!第2号の在庫が全部切れたわ!」

たくっちスノー
「1体どうしたんだ親父!?」

黒影もどき
「俺の力で中身をちょっと細工して、ジャンプヒロインのグラビアを増やしたりお色気シーンを3倍にしただけだが?」

黒影もどき
「少年誌は青年レベルにならないギリギリのお色気がいいんだ!飛ぶように回収されたぜ!」


「ど、どうしよう………サイテーなのに父さんが凄く見える……。」

フィルトナ
「ジャンプヒロインをいやらしい目で見たことがない人のみが彼に石を投げられるわね………。」

たくっちスノー
「でも第3号以降もこの路線でいくのはのんか嫌だぞ。」

フィルトナ
「ジャンプだものね……やっぱり熱くて子供がハマる漫画を載せたいわ。」

黒影もどき
「でもこれでも子供は興奮して熱くなるぞ?」


「PTAから苦情来る前に路線戻すよ!あと帰って!!」

………

ヨウコ
「じゃあ何か描きたいものある!?こういうキャラとか、ストーリーとか、ネタとか!」

フィルトナ
「ええー!?急にそんなこと言われても………」パラパラ

フィルトナ
「最初は特定のキャラを元に別ストーリー書く感じでいい?」

たくっちスノー
「まぁ俺もそういう創作書くしな。読み切りでいいよ」

松山
「題材は?」

Sonic.exe
「もうシンプルに勇者が魔王倒すやつでいいだろ。」

フィルトナ
「あっ待って脳内で自然とダイの大冒険が混ざり始めた。」

ヨウコ
「やっぱAIのべりすとよコイツ。」


「この話考えてた頃AIのべりすと存在してなかったけどね………」

………

フィルトナ
「とりあえずこれでやってみるわ。」

Sonic.exe
「なんか漫画雑誌の読み切り大賞見てる気分だな。」

たくっちスノー
「えーと、勇者が魔王を倒しに行く話で………」

たくっちスノー
「話で………」

たくっちスノー
「………戦士、魔法使い、僧侶…………ドラゴンみたいなやつを倒して、魔王倒して終わりか………」

フィルトナ
「しょ、しょうがないでしょ!?読み切りなんだからスムーズに行かないと。」

たくっちスノー
「そうは言ってもなぁ………」

……

戦兎
「そういやネオジャンプってラブコメ無かったよな!恋愛書こうぜ!」

或人
「いいかも!」

フィルトナ
「恋愛と言っても……私たち恋なんてしたことないわよ?」

たくっちスノー
「だな、俺達感情欠如してる所あるし。」

松山
「まぁ狂気カーレッジのガキ共だしな。」

フィルトナ
「………あっ、ねぇ雪!貴方って子供居るってことは既婚者よね?」


「え、あ………うん………既婚者……いや、結婚はしてないなぁ………」


「どこもデート行ってないなぁ……海は行ったけど、もっと色んなところで海斗君と楽しいことしたかったなぁ………」グスッ

フィルトナ
「あっ、ごっ、ごべーん!!私が悪かった!!」

フィルトナ
「貴方が泣くと保護者エグゼに殺される!!」




Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.69 )
日時: 2022/01/30 17:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

フィルトナ
「えーん、どうしよう………」

AI
「………こうなったらあの方法しかない!」

遊作
「何か策でもあるのか?」

AI
「ネオジャンプに他の漫画をいっぱい用意して、それを学習元に話を作るんだ!」

AI
「フィルトナはAIでいうならジャンプ漫画という元を頼りに描いてるわけだから、元を増やせばバリエーションが増えてもっと出来のいい漫画になるはずだ!」

Sonic.exe
「それでその漫画はどこで用意するんだ。」

AI
「……………」


AI
「俺達で描く!」

遊作
「そんな事だろうと思った、全く……」

たくっちスノー
「はあ!?俺たちで漫画を!?姉貴よりド素人だぞ!?」

AI
「コイツだってやってることは真似事だぞ?クオリティに差なんか付かないって!」

フィルトナ
「このAIサラッと酷いこと言ってこない?」

………
そしてりりすた革命団総動員による、ネオジャンプ立て直し計画が始まった。

遊作
「いくら能力とはいえ十数ものの作品をまとめて描いてただで済むはずがない。」

フィルトナ
「えっ、でっでも打ち切り作品の続き描けなくなったらこの雑誌のコンセプトが……」

遊作
「その内の複数をAI達に描かせる、お前も一本に絞れ。」

フィルトナ
「………分かったわ、レッドフードだけ描くわ………」

………

黒影もどき
「えーーー!?マジ!?レッドフード取られたの!?俺グリム書きたかったのにぃ………」


「……父さん漫画書けるの?」

黒影もどき
「腐ってもカーレッジと同じ力があるし、俺なりに開花だってさせてるんだ。ちゃんと俺だって成長してるんだぞ?」


「わかった、でも絶対名前は出さないでね恥だから。」

黒影もどき
「なんか雪……ランスロットに対するマシュみたいな態度取ってない?……んーとそうだな、E-ROBOT………」

黒影もどき
「いや、あえてそういう要素がない漫画を貰おうかな……戦星のバルジで!」

黒影もどき
「ヒロアカ作者の漫画なら、可愛い女の子とかいっぱい出しても問題ないしな!」


「ええどんな理屈………というか結局下心で動いてるし……」


黒影もどき
「原稿出来たぞ。」


「早っっ!!?」

…………


「あーーー、こんな事ならユージンに漫画の描き方教えてもらえば良かった………」

Sonic.exe
「呼ぶことは出来ないのか?」


「ダメだよ、ユージンは今も少年サンダーで連載してるから………まぁちょっと連絡入れてみるよ。」

雪は携帯を取り出す。


「もしもしユージン?久しぶり、突然連絡入れて早々何だけど、折り入って相談があるんだ、実は〜〜〜〜」


「ということで今漫画家総動員ってわけなんだけど、なにかアドバイスとか……」


「……え?いや、大丈夫なのそれ?無理はしない方が。」


「えっ本当に大丈夫!?無理だったらすぐ言っていいからね!?」

ピッ


「………あと1本描いてもまだ余裕だから元ネタ渡してくれって。」

Sonic.exe
「化け物か……!?」


「さすが元勇者……。」

………

一方たくっちスノーの方も。

たくっちスノー
「ええ!?マジか!?」

或人
「そっちは何?」

たくっちスノー
「ルドルフさんがギャグ漫画なら描けるって連絡来た………」

或人
「へー、あの人から?」

たくっちスノー
「いや………あの人生徒会どうすんだよ、ウマ娘のレースもあるのに漫画なんてハードスケジュール、トレーナーとして認められねーよ……」

たくっちスノー
「………って言ったら、ウマ娘の中にトレーニングやレースもこなしながら同人書いてる子も居るから参考にするってさ。」

或人
「その人は怪物か何か……?」

たくっちスノー
「いや、怪物っていうよりは勇者なんだろうな………」


………

などと、数多くのメンバーが集まって漫画を修正していった結果………

フィルトナ
「みんなありがとう!!ネオジャンプ3号が完成したわ!!」

たくっちスノー
「いや結構大変だったな………」


「漫画より知り合いに片っ端から連絡入れたことがね………」

ヨウコ
「漫画雑誌作るのってこんなに大変だったのね………。」

フィルトナ
「早速第3号を配ってくるわ!!」

そう言ってフィルトナは漫画雑誌を抱えて消えていった。


「なんか出版ペース早くない?週刊にしたってもう少しかかると思うんだけど………」

たくっちスノー
「印刷とか編集とかそういうのねーからなここ………」

飛羽真
「そういえばこの雑誌編集者居ないこと忘れてた………」

戦兎
「酷い言い方だが、編集が無理だと思ったから切られた漫画達だしな…………」


………

数日後

フィルトナ
「ふぇーーーん!!」

たくっちスノー
「今度は何だよ!?」

フィルトナ
「クレームが来た!!」

たくっちスノー
「ああ遂に来たか!!想定内だよ!配る以上クレームは想定してた!」

フィルトナ
「こんなに!!」

たくっちスノー
「ネオジャンプの発行数より多い!!」

………

フィルトナ達は数多く持ってきた苦情を1枚ずつ確認する

たくっちスノー
「どれもこれも漫画の苦情じゃなくてネオジャンプその物への苦情だ………」


「紙飛行機作るのに役立ちますとか絵柄が豪華な折り紙とか書かれてる………」

松山
「Amazonレビューでネタに走られてるアイテムになってんな。」

フィルトナ
「第2号の路線に戻してくださいって髪が5分の1くらい届いてる……」

たくっちスノー
「そいつは親父の世界に送っといてやれ………」

黒影もどき
「そういう目で見るやつは見境ないからな〜、原作知らないけどこの子おっぱいでかいから好きなんて単語があるぐらいだ。」

たくっちスノー
「何が辛いってあんなに苦労してこの結果なのが辛い!!漫画ディスってくれた方が清々しいのに存在すら気にして貰えないなんて!!」

遊作
「…………やはりこうなったか。」

AI
「分かってたならなんで止めなかったんだよ遊作!?」

遊作
「いや……これを言ってしまうと本当に身も蓋もないと思ってな………」

遊作
「この雑誌が想定している層は少年ジャンプと同じとして……」

遊作
「この漫画たちは過去に少年ジャンプに載っていたが、人気が無く終わってしまった……その続きを書いたのがネオジャンプ。」

遊作
「だが……そうやって消えていった作品の話を覚えている人間は稀だ、年代もバラバラだしな」





遊作
「そもそもそういう漫画を読みたいなら、フィルトナのように少年ジャンプで事足りる」

フィルトナ
「うわあああああああああん!!!」


「あっ姉さんどこ行くの!?」

ヨウコ
「ちょっと遊作言い過ぎよ!」

遊作
「だ……だから身も蓋もないと思ったと言ったんだ!!」

松山
「まぁたしかに俺でも同じジャンプならワンピや呪術載ってる方買うわな。」

たくっちスノー
「………無料配布だぞ!?それでも本家ジャンプを優先しちゃうのか!?」


「姉さん含めて漫画を舐めてたね、私たち………」




Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.70 )
日時: 2022/01/30 19:25
名前: エイジア (ID: CCab1VcE)


どうも、エイジアです。

エイジア「何だこりゃ・・・」(ネオジャンプを読んでいる。)

銀時「本当に何だこれ・・・」(同じく)

エイジア「試しに読んでみたが・・・唯の劣化版じゃねぇかこんなの」

霊夢「向こうも悩んでいるらしいわよ。」

新八「そうですか」

エイジア「打ち切り漫画の続きだけど・・・遊作の言う通りこの雑誌に載ってる漫画を知ってる人は少ないだろ。」

神楽「そうアルな」

エイジア「もしこれを星金の所、キラキラコミックだっけ?・・・あそこの編集長が見たら間違いなく百裂拳みたいにボツボツ言いまくるぞ。」

銀時「確かに言いまくるぞ・・・更に百裂拳が百万裂拳にパワーアップするぞホント」

神楽「漫画ならボツボツ書かれた吹き出しでコマが埋まるネ。」

立香「しかし、雪達はこれからどうやって立ち直すんだろう?」

エイジア「さぁな、まぁ向こうは向こうで頑張ってもらうか」

次を待っています。

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.71 )
日時: 2022/01/30 19:58
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

エイジアさん

たくっちスノー
「何故だ・・・キルコさんはネットでも人気だから拘ったのに・・・」


「サム8はアンさんが人気だから頑張ったのに・・・」

松山
「伊達先輩は忍者と極道の要素付け足しただけなんだが・・・・」

星金
「ねぇ皆、ウチの編集長が全員そろって編集部に来いって。」



「貴方って大変だったんだね・・・・」

星金
「数年越しに同情されても困るよ!!」

コメント感謝だよ!

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.72 )
日時: 2022/01/30 22:31
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………


「姉さんは?」

松山
「泣きべそかいて布団に籠りやがった。」


たくっちスノー
「もう………」

………

たくっちスノー
「姉k(ドザザザザザザ)

たくっちスノーが扉を開けるとびっしりと埋まっていたコマが雪崩のように襲いかかった!!


「たくっちスノーーー!?」

たくっちスノー
「あっ!!!死ぬかと思った………。」

たくっちスノー
「姉貴!!」

フィルトナ
「うっ、えヴっ………なんでよ……なんでネオジャンプ読んでくれないのよォ………」

フィルトナ
「私はただ、あのお話達の続きを皆にも読んでもらいたいだけなのに………。」

たくっちスノー
「………」


たくっちスノー
「姉貴!メソメソ泣いてる場合か、作るぞ!!」

フィルトナ
「つ、作るって……?」

たくっちスノー
「ネオジャンプだよ!!ネオジャンプ第4号!!メソメソしてる暇はないだろ!!」

フィルトナ
「で、でも私心が折れて……」

たくっちスノー
「これを見ろ!!」

たくっちスノーはフィルトナに何通かの手紙を見せる

フィルトナ
「こ……これ………」

たくっちスノー
「ファンレターだ!どうやら2、3枚でもあの漫画を好意的に見てくれた人は居たんだ!」

たくっちスノー
「その人たちの期待に応える為にも!もっと成長していいネオジャンプに変えていこうじゃねぇか!」

フィルトナ
「…………たくっちスノー!」

フィルトナ
「私描く!ネオジャンプ描くわ!!」

………

一方雪は、かつて旅をした現漫画家、ユージンと星金に連絡を入れていた。


「ごめんね、忙しいのに連絡入れちゃって………」

星金
「気にしなくていいよ、漫画の事なら俺も雪達に助けてもらったようなものだし。」

ユージン
「俺も連載者の一環だしな………制作風景見せてくれよ」




松山
「ヒヒヒ……それでは今回の連載会議を始める………」

Sonic.exe
「前回の反省点だが………」

星金
「凄いなこの人達1回描いただけで編集者気取りだ。」

………

星金
「あのさ、俺が思うにネオジャンプ最大の問題は代表作が無いことじゃないか?」


「代表作か……ジャンプならワンピース、サンデーならコナン、コロコロならドラえもん、そんな感じだね?」

Sonic.exe
「と言ってもネオジャンプは過去作の寄せ集めだからな……一応オリジナル連載も検討しているが、ほかの漫画に並べられる程の物が見つからなくて………」



ヒルデ
「貴方達何か勘違いしていませんか?」

星金
「なんでこの人編集長面してんの?君俺の隣の人気漫画家にくっついてるだけのニートでしょ?」


ヒルデ
「この雑誌は要するに、終わってしまった漫画の続きを書いているんですよね?」

レオン
「まぁそうだが………」

ヒルデ
「何か見落としてません?終わってしまったジャンプ漫画、見えているのはそれだけですか?」

AI
「それだけって…………あっまさかお前!!」


ヒルデ
「ネオジャンプの立て直し案として連載作品の大幅な見直しを提案します!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネオジャンプVer.2.0

【こちら亀有公園前派出所】
【魔人探偵脳噛ネウロ】
【北斗の拳】
【ToLOVEる】
【シティーハンター】
【デスノート】
【遊☆戯☆王】
【鬼滅の刃】
【銀魂】
【トリコ】
【ボボボーボ・ボーボボ】
【黒子のバスケ】
【食戟のソーマ】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヒルデ
「これに変更しましょう!」


「ぐわああああああああ!!!!」

Sonic.exe
「目も合わせられないくらいのレジェンド集団!!」

松山
「こんな本あったら俺が読みてぇレベルだわ」

飛羽真
「いや、無理だ………特にこち亀は作れないとフィルトナさんは言ってた。」

飛羽真
「内容をコピーして続編作ろうとはしたが、あまりの巻数の多さとネタの幅広さから脳内がパンクして嘔吐がしばらく止まらなかったとか………。」

ヒルデ
「でも少なくともこっちの方が売れますよ!」


「あーでもフィルトナさんそういうのはあんまり手を付けてないんだってさ。」


「打ち切り漫画の続きを見たいのは、人気作と違ってすっきり終わらないからそこら辺を解消したいとも言ってたし。」

ヨウコ
「確かに約束のネバーランドとか鬼滅の刃も終わる時はスッキリした感じはしたわね………」

或人
「あーあるある!打ち切りって大抵最後はラスボス倒し切れてない事多いからモヤモヤする!」

Sonic.exe
「レッドフードなんてまんまセリフで言った通りの『俺たちの戦いはこれからだ』だからな。」

ヨウコ
「そういえば伊達先パイはどうなの?あの漫画最終回でヒロインに告白して、伊達先パイは卒業して海外行ったじゃない。」

或人
「それネタバレにならない?」

ヨウコ
「もう十年以上前の話だからセーフよ。」

松山
「それに関しては大丈夫だ。」

松山
「烈!伊達先パイ婚約編 〜烈!伊達義兄サンを始めたから。」

星金
「なんかタイトル聞いただけで拗れそうな感じする。」

或人
「俺あれ好きだよ元高木さん的なノリで。」

星金
「コメディ組はどうなの?」

AI
「とりあえず絵柄は真似出来てるけど、ぼちぼちって感じかなー」

龍我
「なんか描いてると俺達も本当に面白いのか不安になってくるけどな………」

飛羽真
「ギャグ漫画家は病みやすいって本当だったのか………」

星金
「うーーーん………」


「どうかな?星金さん。」

星金
「いや………事情は聞いたけど、ちょっとテコ入れしてどうにかなる問題じゃないでしょ。」

ヒルデ
「やっぱり連載陣をこっちに」

AI
「君ちょっと黙ってて」


星金
「でもまぁ、古い作品のリメイクとかは、ウチも『キラキラアニキ』ってのを発行しようとしてるから分かるけど……」

ユージン
「俺もこの間ゴーストバスターズっていう古い映画の新作がリアルワールドで出るっての聞いたしな。」

ヒルデ
「あっそうだ、未来の漫画家の漫画を盗むって言うのはどうですか?」

星金
「お前そのせいで俺の漫画とか色んな人が迷惑かかったの覚えてる?」
※D-7、りりすたの『もう1つのタイムパラドクスゴーストライター』参照。

ユージン
「この際だ、そのお前の姉とやらをジャンプリラに連れていくのはどうだ?」

星金
「それはいい、その子ずっと真っ白な世界で引きこもってたんだろ?羽休めにもなるよ。」


「………よし!」

…………


雪はフィルトナを呼びに部屋に向かったが……


「姉さん!ちょっと一緒に外行かない?」

「ダメ………」


「姉さん?」

たくっちスノー
「ああ、雪……その、姉貴は今頑張ってる」


「え?」


「もっと、もっと上手くなれるわ………」

たくっちスノー
「今までジャンプしか見てなくて、絵の描き方とか漫画の勉強本とか一切知らなかったらしいんだ。」

たくっちスノー
「多分………ペンと能力を使い分けながら、今度はちゃんとした奴が出来るはずだ。」


「………コーヒーとか、いるかな?」

たくっちスノー
「多分な……」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44