二次創作小説(新・総合)
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- MMトウスター 〜物語の痕跡〜
- 日時: 2023/08/02 22:05
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『ここに記すは、世界を超える競技の物語』
どうもメタルメイドウィンです
逃走中要素に詰まったので某作者のように逃走中ストーリー部分だけ記載した小説を制作しました
トウスターは『トウソウチュウデオモイツイタストーリーヲココニノセター』の略です
『エピソード内容』
「SEASON2」
【仮面ライダーセイバーif ドグレ黙示録編】
>>1-65
【ネオジャンプ編】
>>66-74
【闇のエンタメワールド編 〜イッツ・アメイズメント〜】
>>75-81
【虚刀・鑢編】
>>82-97
「SEASON3」
【仮面ライダーリバイスif(絶望編)】
>>98-155
【仮面ライダーギーツif 第■■回デザイアグランプリ編】
>>158-171
【仮面ライダーリバイスif(希望編)】
>>172-206
【ばいきんまん編】
>>209-210
【無敵爽快拳コワレナイザー編】
>>211
【ジャックVSリカルド編】
>>212
【英雄の悪魔編】
>>213
【戦慄のフュージョンポケモン編】
>>214
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.73 )
- 日時: 2022/01/31 22:31
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
その翌日、雪はフィルトナを連れ出してジャンプリラへと連れていく。
フィルトナ
「えっ!?嘘なにこれ!?漫画で見たものが沢山ある!!」
雪
「ふふっ、姉さん楽しそうでよかった。」
フィルトナ
「あっあれ!?あれってもしかして………遊園地!?」
雪
「あっほんとだ!ジャンプリラに遊園地があったんだぁ………」
フィルトナ
「あ、あの………雪………」
雪
「うん!行こう!」
………
フィルトナ
「あっ………あっあっあっ………」
フィルトナは中に入って早々、言葉も出ず固まってしまう。
雪
「……姉さん?」
フィルトナ
「あっ、ごめん………初めてこういうところに来たから、何すればいいのか分かんなくて………」
雪
「……じゃあ、観覧車に乗ろうよ!」
……
観覧車の中で、雪とフィルトナはゆっくりと話をする。
雪
「………ねぇ、そういえば姉さんってずっとあの世界にいたの?」
フィルトナ
「うん……私たちのお父さん……カーレッジの方ね、物心ついた頃からあそこに居たの」
雪
(じゃあ、あの世界は父さんが借りてたのか………)
フィルトナ
「空も地面も真っ白なその場所、存在していたのは誰かの忘れ物のような1冊の少年ジャンプ………」
フィルトナ
「私は何度も何度も読んでいくうちに、少年ジャンプだけ出すことが出来るようになったの」
フィルトナ
「それからは、もう能力を広げて広げて………あんな風になった。」
雪
「………別の世界に行こうとは思わなかったの?」
フィルトナ
「思わなかった。」
フィルトナ
「だってその時の私、目の前にあるジャンプの事以外何にも分かんなかったんだもん。」
フィルトナ
「それでね?ちょっと前……私に弟がいることを知って、ジャンプ能力を駆使して初めてコンタクトを取ろうとしたの。」
フィルトナ
「私の好きな漫画を見てもらいたくて、それが初めて別世界に繋げた私達の出会い。」
雪
(そっか、姉さんはずっと………)
雪
(私が生まれて、善人になって、色々起きて………何十年……もしかしたら何百年もの間……)
雪
(あの真っ白な世界で漫画を見続けていたのか……)
雪
(……!)
その時雪に電流走る……
雪
「………なんだ、そんなことだったのか………こんな単純な理由だったんだね……」
フィルトナ
「雪?」
雪
「分かったんだ!姉さんの漫画に必要なもの!」
フィルトナ
「え、それって何!?」
雪
「ほら!ジャンプ読者お馴染みの!ジョジョの奇妙な冒険第4部!岸辺露伴!」
フィルトナ
「す、すごいヒントの羅列……えっと。」
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露伴『漫画に大事なのは………
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フィルトナ
「リアリティ!リアリティこそがエネルギー!」
フィルトナ
「自分で見た事や体験したもの、感動したものを入れてこそ面白くなる!」
雪
「そう!ジャンプで1番有名な漫画家、岸辺露伴先生はより良い漫画を、クオリティを上げるために自分から何だって挑戦、体験、経験してきた!!」
フィルトナ
「ずっと真っ白な世界でこもりきりで何も体験していない……ジャンプを元に続きを書いていただけの私は………リアリティがない!!」
フィルトナ
「そんな漫画が面白いわけがない!!」
雪
「そうだよ!これまで姉さんはずっと、ずっと漫画で見ただけで実際には味わっていない、だから心から響かせるものを作れていなかったんだ!」
フィルトナ
「………ねぇ、雪……今更こんなことを言うのもなんだけど言っていい?」
フィルトナ
「私やっぱり、りりすた革命団の仲間になりたい!!」
フィルトナ
「貴方達と一緒に居て……もっともっと、色んなこと経験して………ネオジャンプに活かして……」
フィルトナ
「そして、そしていつか既存の続きじゃない私オリジナルの漫画を少年ジャンプに連載する!!」
フィルトナ
「ネオジャンプをもっとより良いものにして、小さなファンの期待に応える為に………」
フィルトナ
「もっと色んなことしてもいいかな!?」
雪
「…………うん、勿論だよ!」
雪
「これからもよろしく!フィルトナ姉さん!」
フィルトナ
「あ、そろそろ観覧車終わっちゃう………」
観覧車が回りきって出口に到達するころ、フィルトナの中ではようやく何かが動き始めていた………
そしてたくっちスノーの方も……
飛羽真
「たくっちスノー、それは………」
たくっちスノー
「姉貴だって頑張ってるんだ、俺も何かしらやらないとな……」
たくっちスノー
「自分だけの何かがないと勝てないことは俺もエグゼ杯で経験した!」
………
遊園地から帰ってきた後、フィルトナは即座に漫画を描き上げてネオジャンプ第4号を完成させた。
相変わらず不評な手紙は多く来たものの、「観覧車のシーンは良かった」という意見も何通か寄せられたのだった。
………
雪
「姉さん、あれから外に出て色んな事始めるようになったんだ。」
たくっちスノー
「………それ締切は大丈夫なのか?」
雪
「そこら辺は問題ないんだってさ、ちゃんと書き上げてるし………」
雪
「………まだまだ時間はかかるかもしれないけど、ネオジャンプはいい漫画雑誌になる日がきっと来るよ」
たくっちスノー
「かもな、それが姉貴の幸せだからな……。」
そんな2人の姿を後方保護者面で眺めるオーケン親子は………
メル
「今回、あえて口出しはしなかったがなんかまとまってよかったじゃねぇか。」
ハインリヒ
「ああ、我々は運が良かった。」
ハインリヒ
「今回もまた、出会った兄弟達が善良で良かった」
メル
「だな………あの時のブルーメンの時もそうだったが………過去に1京も存在していたたくっちスノーの兄弟。」
メル
「オスクムノスになってある程度は死んだが、それでもまだ残ってる奴がいる。」
ハインリヒ
「そして、そこに生きている全てが彼女たちのように真っ当な精神である保証はない。」
メル
「ああ、アイツのガキだし……たくっちスノーも元々そうだったからな。」
ハインリヒ
「覚悟しなくてはならない、必ずや訪れるその時を………」
メル
「………出来ればあのバカは巻き込みたくないけどな、足でまといだし」
ハインリヒ
「相変わらず素直じゃない娘だな……」
メル
「うっせージジイ」
………
ユージン
「ネオジャンプの方もファンレターが増えてきたな……どんなもんでもやっぱ感想貰えると嬉しいよな?星金」
星金
「ああ、それはそうなんだが……」
ヒルデ
「どうかしましたか?」
星金
「第4号でさ、ジャンプリラにあった遊園地の思い出を漫画にしました!ってあったろ?」
星金
「ジャンプリラに、遊園地なんて無いんだよ………」
ユージン
「………は?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪達が訪れた遊園地、その名は『驚楽園。』
彼女たちがそこに入ったのは偶然か、それとも………?
「フフフ、どうやら彼女達にささやかな喜びを与えられたようですね。」
「それでは、今度はその友達も………」
「驚(ドキドキ)と楽(ワクワク)の楽園(エンタメワールド)へとご案内致しましょう!!」
そしてまた、新たな手紙がりりすた革命団に送られる……
ここで物語は区切られ、新たな物語が始まるのだ。
NEXT MMトースター
【闇のエンタメワールド編】
……To be continued?
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.74 )
- 日時: 2022/01/31 22:48
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【あとがき】
たくっちスノー
「どうも!今回からトースターの書き方を変えて尺をまとめてみました、たくっちスノーです!」
たくっちスノー
「1回に3000文字投稿して、それを2回まとめにして保存、そしてその3までだから………18000文字ぐらいの話になった!」
たくっちスノー
「さてこのネオジャンプ編、前々から構想はしてたんだが実は大きくプロットから異なっている。」
たくっちスノー
「というのも、フィルトナ姉さんがヴィランから味方キャラになったところかな。」
たくっちスノー
「元々姉貴はネオジャンプを作るところは変わらないんだが、打ち切り漫画をゴリ推してジャンプより上になろうとしてたキャラだった。それがこうなった。」
たくっちスノー
「そういやブルーメンの兄貴も元々は悪役だったんだよな、これで連続かぁ……」
たくっちスノー
「………たまには完全コメディ回も悪くないな?と思ったんだ。いつも物騒だし。」
たくっちスノー
「登場した打ち切り漫画は全部実在するもの!俺はレッドフード以外は全部読んだことあるけど惜しいなって思ってる!いつかレッドフードも読むよ!」
たくっちスノー
「だが最後、フラグ立てしましたが行く行くは俺の兄貴や姉貴が悪側として戦う日がくることだろう、それはいつになるか分からないが………」
【フィルトナ】
たくっちスノー
「名前の由来はまんま、『ルフィ』と『ナルト』のアナグラムだ!それをなんか頑張って女の子っぽくした結果!」
たくっちスノー
「言葉をセリフに出来る機能とジャンプ漫画のトレースが得意な、非戦闘系に成長したマガイモノだな。」
たくっちスノー
「姉貴と俺達のネオジャンプが、りりすた革命団の大事な資金源になることだろう!」
【次回作について】
たくっちスノー
「皆さん!2週間前ぐらいに突如マスターデュエルが配信されたことはご存知だろうか!?」
たくっちスノー
「俺も始めたんです!ゴールドまで行きました!」
たくっちスノー
「ということでノリに乗ってハマってので、次回作のメインは遊戯王!」
たくっちスノー
「作者の愛用デッキ、【驚楽園】が登場するぞ!」
たくっちスノー
「今回はすぐ続きを書くから乞うご期待!」
たくっちスノー
「以上、たくっちスノーでした!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「ではまた、いつかのトウスターの話で会いましょう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チーン!
【ネオジャンプ】一気読みが完成致しました
焼きたてのうちにどうぞ
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.75 )
- 日時: 2022/01/31 23:42
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ネオジャンプ第4号発行直前に雪達が入っていった謎の遊園地【驚楽園】……
その謎を探るべく、たくっちスノーたちは調べていた。
たくっちスノー
「………ジャンプリラにこんなもんが?」
雪
「うん、間違いない…確かこんなところだった。」
Sonic.exe
「オカルト雑誌にも載っているな。」
Sonic.exe
「時空のあちこちに現れたかと思えば消える謎の遊園地、その中は驚きと喜びで溢れているとか………」
或人
「面白そうだけど、一体なんなんだ?」
メル
「バーカ、こんなんどう考えても時空犯罪者のソレだろうが。」
「いや、それは時空犯罪者じゃない。」
たくっちスノー達が会議をしていると、外から声が聞こえた………カメラで確認してみると、そこに居たのはかつての牙組の同期……ズァークだった。
雪
「ズァーク?久しぶり!どうしたの?」
ズァーク
「お前達が驚楽園について調べていると聞いた、入れてくれ。」
雪
「うん………」
………
虎徹
「変わった格好だなそれ、ドラゴン?」
バーナビー
「僕達と同じ能力者の一種ですか?」
ズァーク
「いや、俺のこれは後天的なものだ、気にするな………それよりも大変なことが起きている。」
たくっちスノー
「大変なことって?」
ズァーク
「まず、お前たちはデュエルモンスターズのカテゴリをどこまで把握している?」
雪
「へ?デュエルモンスターズのカテゴリ?」
たくっちスノー
「ああ、ブラマジとかブルーアイズとかしういうの?」
AI
「俺の@イグニスターとかもそうだぜ!」
ズァーク
「ああ……奴らはカードのみならず、とある世界でれっきとした生物として存在しているんだ。」
遊作
「聞いたことがあるな……デュエルモンスターズの生物には魂が宿っているだの、元々は古代エジプトの崇高な儀式の1種だっただの、オカルトに近い噂は多い。」
ズァーク
「これらは事実だ、そして………」
ズァーク
「最近その遊戯王カテゴリのモンスター達が、世界を超えて時空に進出した。」
全員
「!!!?」
レオン
「はぁ!?そ、それってまずくねぇか!?悪者とかいるのか!?」
ズァーク
「ああ……向こうの世界の侵略者、インヴェルズやワームも野放しだ……」
ズァーク
「今のところは俺や配下のドラゴン達が抑えているが……本題はそこではない。」
ズァーク
「驚楽園……正式名称は【アメイズメント】。」
ズァーク
「あの遊園地もカードの世界から時空に進出した………デュエルモンスターズの生物だ。」
雪
「え!?」
たくっちスノー
「遊園地が……遊戯王の!?」
ヨウコ
「それって目的は分かるの?」
ズァーク
「さあな……そもそもカテゴリでもどういう内容なのか分かっているのは極わずかだ。」
ズァーク
「今のところ被害者などを聞かないということは、単に楽しませているだけ……俺と同じエンターテイナーと捉えることも出来るが………」
遊作
「だがモンスターが意志を持って行動している以上、見過ごす訳にはいかないな。」
フィルトナ
「うーん……でもどうやってまたあの遊園地に行くの?私達も偶然みたいなもんだし………」
ヨウコ
「それもそうね………」
AI
「うーん………あっ!そういえば!」
AIはポケットをまくり、自分のデッキを確認する。
AI
「この間から俺のサイドデッキに変なカードが混ざってたんだよ!」
【アメイジングタイムチケット】
AIはカードを1枚取りだして見せる。
遊作
「確かにAIはこんなカード入れてないはずだが……」
ズァーク
「それはアメイズメント専用の魔法カード!何故デッキに………」
と、その時だった。アメイズメントの魔法カードが輝き、大きな時空の渦が現れる。
たくっちスノー
「これって………俺達を招待してるのか?」
松山
「へっ、上等じゃねぇか!その遊園地ぶっ壊すつもりで行こうぜ!!」
ダリア
「発進!!」
こうして、りりすた革命団は渦の中へと入っていった……!!
…………
たくっちスノー
「う、うおおっ!?まさかここが!?」
渦をぬけた先には、晴天の空に飛んでいく風船。
観覧車にジェットコースター、お化け屋敷にゴーレースにメリーゴーランド。
煌びやかなアトラクションが並ぶ綺麗な遊園地があった。
無事に驚楽園へと辿り着いたらしい。
フィルトナ
「こ……ここだよここ!雪と一緒に行ったのはここ!」
雪
「うん………間違いない!」
AI
「へー!面白そうだな!」
遊作
「AI、俺たちは遊びに来たわけじゃない、この世界の主を調べに………」
「はーっはっはっはっ!!」
たくっちスノー
「!?」
笑い声がしたかと思えば、メリーゴーランドの屋根の上にマントを羽織った派手な青年が立っていた!
ヨウコ
「誰!?」
ズァーク
「あれは………アメイズメントの支配者!」
「はい、いかにも!私こそがこの驚楽園を設立し、管理を行っている人々に近しい支配者!」
「∀rlechino(アルレキーノ)!といいます」
∀rlechino
「私の提供した招待状をご覧になさったようですね?りりすた革命団諸君!」
或人
「俺達のこと知ってるの!?」
AI
「俺のデッキに変なカード仕込んだのはお前か!」
∀rlechino
「いかにも。」
たくっちスノー
「ダリア、広いところに船を下ろしてくれ……」
たくっちスノー
「アルレキーノ!ちょっと俺たちは遊びに来たわけじゃない!話があるんだ!」
∀rlechino
「?」
…………
たくっちスノーは船を下ろして驚楽園の中に入り、∀rlechinoにデュエルモンスター達が時空に降り立った話をする。
∀rlechino
「なるほど、他の世界から進出した生物が居ると、なるほど。」
たくっちスノー
「聞いておくが支配者さんよ、アンタ何かしたか?」
∀rlechino
「この遊園地の仕事は人々を誘い、ドキドキとワクワクを提供すること!侵略行為など以ての外ですね!」
∀rlechino
「ああですが………貴方達はちょっと意図的に呼び出しました。」
レオン
「意図的ぃ?」
∀rlechino
「はい、私達も時空に興味があり驚楽園ごと移動させましたが………その時聞いたのが貴方がたの噂。」
∀rlechino
「バッドエンドをハッピーに塗り替えるエンターテイナー!なんていい響きなのでしょう。」
フィルトナ
「あ、分かった!だからそれで私達を1回誘って確認しに来たのね?」
∀rlechino
「はい!」
フィルトナ
「それで、貴方もりりすた革命団に入りたいんだ!」
∀rlechino
「はい!正確にはこの遊園地ごと加入して欲しいのです!」
たくっちスノー
「えっ」
ヨウコ
「えっ」
全員
「ええええええええーーーーーっ!!?」
たくっちスノー
「嫌だ!!」
∀rlechino
「ええええええええ!!!?」
たくっちスノー
「姉貴とかならともかく、見ず知らずの遊園地のオーナーに仲間になって欲しいと言われて、信用出来るか!」
たくっちスノー
「それっぽいのはラピスで間に合ってる!」
ラピス・ラズリ
「えっ私彼と同じ扱いなんです?」
∀rlechino
「困りましたねぇ………」
ズァーク
「決闘だ………決闘しろ、たくっちスノー。」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.76 )
- 日時: 2022/02/01 20:43
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「え……デュエル?」
ズァーク
「あいてはモンスターだ、こういうものは決闘で決めた方が手っ取り早いぞ。」
ヨウコ
「うーんこのデュエル脳……」
AI
「よし!だったらこの船の決闘者代表として俺が………」
ズァーク
「たくっちスノー、俺のカード何枚か貸してやるからこれで戦え。」
たくっちスノー
「おっ、すまねーな。」
AI
「あの!?俺一応デュエリストなんだけど!?」
ズァーク
「お前らソリティア組がガンガン回しても話的に面白くないだろうが。」
AI
「言うほど俺は回さねーよ!」:
たくっちスノー
「それでいいか?一応聞くが遊戯王出来る?」
∀rlechino
「はい、しっかり私も決闘出来ますのでいつでもどうぞ!」
そう言うと∀rlechinoの右腕からデュエルディスクが展開される!
ヨウコ
「あんた持ってるの?」
たくっちスノー
「無いなら作ればええがと!こうしてこうだ!」
たくっちスノーもまたデュエルディスクを作り出す。
たくっちスノー
「ルールは最新版!ライフ8000でPゾーンが魔法罠にあって融合とかが好きな場所に置けるやつな!」
∀rlechino
「どうぞ。」
たくっちスノー
「行くぞ!!」
たくっちスノー
VS
∀rlechino
DUEL!!
たくっちスノー
「先行は譲るぞ、どんなデッキか俺も確認したいからな。」
∀rlechino
「では私のターンの始まりです!私は手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!」
∀rlechino
「このカードはエクストラデッキのモンスターを特定の枚数除外することでドロー出来るカードです、私は6枚除外して2枚ドロー!」
∀rlechino
「手札から速攻魔法、アメイジングタイムチケットを発動!」
AI
「あっ、俺のデッキに入れやがったやつ!」
∀rlechino
「800Pのライフを支払うことで、手札からアメイズメントと名のつくカードを手札に加えます。」
∀rlechino -800 残り7200LP
∀rlechino
「私はこれでターンエンド。」
たくっちスノー
「いいのか?先行なのにモンスターを立てなくて。」
∀rlechino
「はい、時期に分かりますよ」
……
或人
「な……なんか不気味だな。」
遊作
「ズァーク、アメイズメントは一体どんな戦術を取るデッキだ?」
ズァーク
「トラップビートだ、アトラクションを模した罠カードを自分や相手に装備させ、状況に応じて発動するテクニック寄りのデッキだな。」
AI
「おいおい、それにしてはカードを伏せる気配すらないぞ、手札事故か?」
遊作
「………気をつけろたくっちスノー、何を狙っているか分からない!」
たくっちスノー
「了解、警戒はしておく……俺のターン!ドロー!」
たくっちスノー
「俺は魔法カード【螺旋のストライクバースト】を発動!デッキからレベル7のオッドアイズモンスターを手札に加える!」
たくっちスノー
「スケール8のオッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴンと、スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンで、Pスケールをセッティング!」
たくっちスノー
「これで俺はいつでもレベル2から7のモンスターを呼び出せる!」
たくっちスノー
「が、その前に魔法カード【オッドアイズ・フュージョン】を発動!」
たくっちスノー
「手札のオッドアイズ・ディゾルヴァーとオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンを融合!!」
たくっちスノー
「二色の雄々しき竜よ、焔の魔術と一つとなりて、雷鳴と嵐を呼び起こせ!!」
たくっちスノー
「融合召喚、いでよ!!オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン!!」
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン レベル7
攻撃力2500
∀rlechino
「おっと、ここで私は罠カード【無限泡影】を発動致します!」
遊作
「無限泡影……!自分フィールドにカードがなければ手札からも発動できる罠カード!」
∀rlechino
「相手モンスターの効果をターン終了まで無効にします、私はボルテックス・ドラゴンを選択。」
∀rlechino
「と、罠カードが発動されたことで手札のこのモンスターは特殊召喚できます!」
∀rlechino
「驚きと楽しみを提供する、我が分身!驚楽園の支配人、 その名は!」
「∀rlechino!!」
驚楽園の支配人 <∀rlechino> レベル7
攻撃力2600
たくっちスノー
「こ……攻撃力2600!?」
ヨウコ
「たくっちスノーのモンスターより攻撃力が上だわ!」
たくっちスノー
「まだだ!魔法カード【死者蘇生】発動!墓地からオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンを召喚!こいつの攻撃力は3000だ!」
∀rlechino
「私の効果発動!モンスターが召喚、特殊召喚された時、デッキからアトラクションと名の着く罠を選んでセットします、私はHHをセット。」
たくっちスノー
「知るか!!バトルだ!アドバンス・ドラゴンで∀rlechinoに攻撃!!」
ズァーク
「待てたくっちスノー!迂闊に攻撃するな!」
∀rlechino
「先程セットされたHH(ホラー・ハウス)の効果発動!相手モンスターが装備している場合、そのモンスターを裏守備表示に変更!」
∀rlechino
「そしてセット状態となったことでHHは破壊され、墓地へ送られます。」
たくっちスノー
「………ちっ、ターンエンド!勝負はこれからだ!」
∀rlechino
「私のターン!ドロー!」
∀rlechino
「私はカードを1枚伏せて、【金満で謙虚な壺】を発動、カードを3枚除外してデッキから3枚めくります。」
∀rlechino
「その中で好きなカードを1枚手札に加えて、好きな順番で戻します。」
∀rlechino
「さて、もう1枚伏せて2枚目のアメイジングタイムチケットを発動!800ポイント支払い、アメイズメントを手札に加えます。」
∀rlechino -800 残り6400LP
∀rlechino
「私のもう1つの効果発動!墓地のアトラクション罠カードを除外することで、その枚数分相手のカードを破壊します。」
∀rlechino
「アークペンデュラムドラゴンを破壊!」
たくっちスノー
「ちっ!Pモンスターは破壊されてもエクストラデッキに送られる!」
∀rlechino
「バトル!私でボルテックス・ドラゴンに攻撃!金満で謙虚な壺の効果で与えられるダメージは半分になります。」
たくっちスノー -50 残り7950LP
たくっちスノー
「へっ!ボルテックス・ドラゴンは破壊されたがこの程度のダメージ……」
∀rlechino
「バトルを終えメインフェイズ2に以降!魔法カード【死者蘇生】を発動!」
たくっちスノー
「はあ!!?」
ズァーク
「奴も死者蘇生を!?」
AI
「やべぇ!死者蘇生は相手の墓地からも呼び出せるカード、まさか………」
∀rlechino
「先程破壊した、ボルテックス・ドラゴンを私のフィールドに!念の為守備表示で!」
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン
守備力3000
∀rlechino
「ターンエンド」
たくっちスノー
「この野郎〜!!俺のターン!ドロー!」
たくっちスノー
「裏守備になっていたアドバンス・ドラゴンを反転召喚!」
∀rlechino
「罠カードオープン!【A・∀・MM(マジェスティックミラージュ)】」
∀rlechino
「今回は私に装備!味方が装備した場合攻撃力500ポイントアップです!」
驚楽園の支配者∀rlechino
攻撃力3100
∀rlechino
「と!罠カードが発動した事により、手札から2枚目の私を特殊召喚!!」
∀rlechino
「あっ」
∀rlechino
守備力2200
∀rlechino
「おやおや間違えて守備表示で出してしまいました、これはうっかり。」
たくっちスノー
「てめぇ………」ビキビキ
たくっちスノー
「魔法カード!【召喚士のスキル】!デッキからレベル五以上の通常モンスターを手札に加える!」
∀rlechino
「では私は更に罠カードオープン【A・∀・WW(ワンダーホイール)】アドバンス・ドラゴンに装備させます。」
たくっちスノー
「まだだ!!手札に入れた2枚目のアークペンデュラムをセッティング!再びPスケールが完成した!」
∀rlechino
「ではここでワンダーホイールの効果!装備されているアドバンス・ドラゴンの攻撃力、守備力の数値を逆転させます!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン
現在攻撃力2500
たくっちスノー
「それがどうした!!ペンデュラム召喚!!エクストラデッキより甦れ!オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン!!」
オッドアイズ・Aペンデュラム・ドラゴン
攻撃力2700
∀rlechino
「私の効果発動!デッキからHHをセットしアークペンデュラムに装備させます。」
たくっちスノー
「知るかよ!バトルだ!アドバンス・ドラゴンで守備表示の∀rlechinoを破壊! 」
たくっちスノー
「本当にミスったようだなぁ!!アドバンス・ドラゴンの効果発動!こいつはモンスターを破壊した時レベル5以上の自身以外のモンスターを手札・墓地から特殊召喚出来る!」
たくっちスノー
「お前も甦れ!!オッドアイズ・ディゾルヴァー!!」
たくっちスノー
「メインフェイズ2に以降!ディゾルヴァーの効果発動!」
∀rlechino
「HHの効果発動、アークペンデュラムを裏守備表示にします。」
たくっちスノー
「もう遅せぇよ!ディゾルヴァーは自身と他のモンスターをリリースして融合召喚出来る!」
たくっちスノー
「神々しくも美しい二色の龍よ!再び焔と一つとなりて、覇王に仕える紫龍を呼べ!」
たくっちスノー
「融合召喚!!飢えた牙持つ毒龍!!覇王眷竜スターヴ・ヴェノム!!」
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム レベル8
攻撃力2800
たくっちスノー
「スターヴの効果発動!こいつは両フィールド、墓地のモンスターの効果をエンドフェイズまでそのままコピーできる!俺はアドバンス・ドラゴンを選択!」
たくっちスノー
「さて、ここでペルソナドラゴンのペンデュラム効果!オッドアイズPモンスターを対象とした効果が発動したターンのエンドフェイズに、Pゾーンのこのカードを特殊召喚!代わりにエクストラデッキのアークペンデュラムをセッティング!」
オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン レベル5
攻撃力1200
たくっちスノー
「ターンエンド、ワンダーホイールの効果は終わり攻撃力は元に戻る。」
AI
「強力なモンスターが三体も並んでる!ほぼ有利だぜこりゃ!」
遊作
「いや………まだだ、攻撃力が1番高いのはまだ∀rlechinoだ、それに……」
遊作
(奴の顔……何かを狙っている……?)
∀rlechino
「私のターン!ドロー!私は驚楽園の大使 <Bufo(ブーフォ)>を召喚します!」
驚楽園の大使 <Bufo(ブーフォ)>
攻撃力1600
∀rlechino
「ブーフォの効果発動!アドバンス・ドラゴンに付いていたワンダーホイールを私に付け替えます!その状態でワンダーホイールを発動!」
∀rlechino
「自分フィールドのモンスターに装備されている場合は、私の手札を1枚デッキに戻して、1枚ドロー!」
∀rlechino
「私の手札はこれ1枚のみなのでこれを戻します………さぁ、運命のドローです!」
∀rlechino
「ドロー!ふふ、やりました……ではこのカードを伏せて私の効果発動!」
∀rlechino
「アトラクションを除外しアークペンデュラムを破壊!」
たくっちスノー
「もう一個のPスケールにあるアークペンデュラムのP効果発動!!自分フィールドのオッドアイズモンスターが破壊された時、手札デッキ墓地からオッドアイズを特殊召喚する!!来い、2体目のアドバンス・ドラゴン!」
∀rlechino
「では私も効果発動!その2体目のアドバンス・ドラゴンにMMを装備させます。」
∀rlechino
「このカードは相手が装備した場合、装備モンスターの攻撃力は装備されているアトラクションの数×500ポイントダウンします!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン(2体目)
現在攻撃力1500
∀rlechino
「ボルテックス・ドラゴンを攻撃表示に変更!バトル!」
∀rlechino
「ボルテックス・ドラゴンで1500になったアドバンス・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「うぐっ!!」
-1000 残り6950LP
∀rlechino
「私でもう一体のアドバンス・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「ちっ!」
-100 残り6950LP
∀rlechino
「ブーフォでペルソナ・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「ちっ!」
-400 残り6450LP
∀rlechino
「ターンエンドします」
たくっちスノー
「俺のターン!ドロー!!覇王眷竜スターヴの効果発動!墓地のアドバンス・ドラゴンをコピー!」
∀rlechino
「罠発動!【無限泡影】!」
たくっちスノー
「なにィっ!!?2枚目の無限泡影!?」
∀rlechino
「おっと、この効果にチェーンでブーフォの効果!ワンダーホイールをスターヴに付け替えます!」
たくっちスノー
「手札のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンをPスケールにセッティング!」
∀rlechino
「ワンダーホイールの効果発動!スターヴの攻撃力を入れ替え!」
たくっちスノー
「だがブーフォぐらいなら潰せるぞ!!バトルだ!!スターヴで攻撃!!」
∀rlechino
「くっ………!!」
∀rlechino
-400 残りライフ6000
たくっちスノー
「ターンエンド、数値は元に戻る!」
∀rlechino
「私のターン……ドロー!」
∀rlechino
「ふふふ………3枚目のアメイジングタイムチケット発動!!」
たくっちスノー
「さ、3枚目!?」
∀rlechino
-800 残りLP5200
∀rlechino
「さて、今度は案内人!<Comica>を召喚!」
驚楽園の案内人 <Comica>
攻撃力1400
∀rlechino
「Comicaの効果発動!デッキから好きなアトラクション罠カードをセットできます!」
∀rlechino
「そこからワンダーホイールを発動!再び攻撃力を逆転!」
∀rlechino
「バトル!ボルテックス・ドラゴンで攻撃!!」
たくっちスノー
「がっ!!」
たくっちスノー
-500 残り5950LP
∀rlechino
「残ったモンスターでダイレクトアタック!!」
たくっちスノー
「がああああ!!」
たくっちスノー
残り 1450LP
∀rlechino
「メインフェイズ2に以降……私の効果発動!アトラクションを2枚除外して……Tゾーンのカード2枚を破壊!」
たくっちスノー
「っ!!」
∀rlechino
「ターンエンド。」
たくっちスノー
「………お、俺のターン、ドロー………!!」
たくっちスノー
「ペルソナドラゴンをPゾーンに」
∀rlechino
「先程伏せたアトラクション、CCコースターを発動……味方に装備すれば、魔法、罠を1枚伏せて、破壊することができます」
たくっちスノー
「!!!」
ズァーク
「………終わったな。」
遊作
「たくっちスノーの手札はゼロ枚、フィールドはがら空き、次ターンにはライフが全て尽きるこの状況………」
遊作
「完全なる………詰みだ。」
たくっちスノー
「………さ、降参…………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.77 )
- 日時: 2022/02/01 23:33
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「ま………負けた……」
ヨウコ
「ほぼ手も足も出ずに負けたわよ……」
∀rlechino
「今回は引きが良かったんです、負ける時は負けますよ。」
たくっちスノー
「何がダメだったんだ!?」
ズァーク
「運命力……とか?」
∀rlechino
「さて、約束通り私とこの遊園地をりりすた革命団の物にしてもらいますよ。」
ヨウコ
「ねぇ、一応確認しておくんだけど私達が貴方の仲間になるんじゃなくて、貴方が私達の仲間になるわけ?」
∀rlechino
「はい、その解釈で結構ですよ。」
たくっちスノー
「………どうするよ。」
雪
「どうするって、たくっちスノー負けちゃったんだから入れるしかないよ………」
たくっちスノー
「く………サンボルとか入ってねーのかよこのデッキ……」
松山
「で、どうすんだよこの遊園地。」
フィルトナ
「私が最初住んでた世界に置いておくのは?もう必要ないし。」
∀rlechino
「では、これで話はまとまりましたね。」
…………
かくして、りりすた革命団にまた新たな仲間が入り……
たくっちスノーがクロノス社で仕事していた時のこと。
たくっちスノー
「………はぁ」
月村
「どうかしましたか。」
たくっちスノー
「いや……実は最近変なやつが仲間になっちまって……」
たくっちスノーは月村に事情を説明する。
月村
「あの噂が事実で、今は貴方達の管理下にある……と。」
たくっちスノー
「だが、∀rlechinoって奴の真意が読めなくてどうにもこうにもって感じなんです。」
たくっちスノー
「奴は本当にエンタメの為に動いているのか、それとも……」
たくっちスノー
「………エンタメっていやぁ、逃走中はまだ稼働出来ない感じっすか?」
月村
「まだまだですね………ハンターは新たなプログラムを組み、ミッションや舞台の質の向上などはある程度進んでいますが……」
月村
「それを無事に扱える程のゲームマスターが未だに育っていないのが現状です。」
たくっちスノー
「………また月村さんがゲームマスターをやるっていうのは?」
月村
「それでは意味がありません、僕や貴方が去っていった後も逃走中が続くよう、しっかり候補を育てていかなくては。」
たくっちスノー
「難しいもんですよね………」
「でしたら、この私目におまかせを!」
その時クロノス社から警報が鳴り響く!
月村
「何事ですか!」
「何者かによる電波ジャックです!!」
たくっちスノー
「今の声は………繋げろ!!」
通信を移すと、そこには∀rlechinoの姿が。
∀rlechino
「ごきげんようございます、ミスター・月村さん?」
月村
「あなたが例の……」
∀rlechino
「どうやらエンターテイメントでお困りの様子ですね?でしたら………」
……………
たくっちスノー
「ふっっっっざけんな!!!」
たくっちスノー
「てめぇ、俺達の仲間になるまでは別に構わないが………スポンサーになるからゲームマスターをやらせろだと!!?図々しいにも程があるだろうが!!」
月村
「彼には同意見です、逃走中はクロノス社の、僕の大切な宝です……そう易々と貴方に触れさせる訳にはいきません。」
∀rlechino
「そうでしたか……それは残念。」
∀rlechino
「面白いショーが作れると思ったのですが。」
月村
「あなたの目的はなんですか?何のためにたくっちスノー達に近づき、逃走中まで………」
∀rlechino
「目的、そんなものエンタメに決まっています。」
∀rlechino
「私は支配人、この世の娯楽、ドキドキやワクワクは参考にして、どんどん驚楽園を広げていきたいんです。」
月村
「それはつまり、楽しいこと全てに貴方の手が入ることになるわけですか?」
∀rlechino
「はい。」
月村
「僕以外の所にも手を出すつもりですか?」
∀rlechino
「はい。」
月村
「………そして、何もかも驚楽園に変えてしまうのですか?」
∀rlechino
「行く行くは。」
月村
「………」
月村は無言で通信を切り、たくっちスノーに話しかける
月村
「貴方が不審がっていた通り、彼は厄介な存在のようですね………」
たくっちスノー
「なんか……聞いてる限りだとこの世の遊び全部参考にして自分の遊園地へ改造していくつもりか?」
月村
「世界征服……というよりは、娯楽征服と言った所でしょうか。」
たくっちスノー
「狂ってやがる………ま、闇属性のモンスターなんてそんなもんか。」
月村
「このまま彼に逃走中を奪われる訳にはいきません」
月村
「貴方に命令を下します………あの怪人、∀rlechinoを何としてでも抑え込みなさい、逃走中には指1本触れさせてはなりません。」
たくっちスノー
「了解!!」
……
そしてズァークの方も、己の分身が存在している世界【ペンデュラム次元】へと足を運んでいた………
会うために。
ズァーク
「榊遊矢は……いるか?」
遊矢
「!!」
……
ズァーク
「こうして直接対面するのは初めてか。」
遊矢
「………ズァーク、俺に何の用だ?俺はもう覇王には……」
ズァーク
「覇王など今の俺にはどうでもいい、それよりも今大変なことが起きている。」
ズァーク
「エンタメデュエルが奪われるかもしれないぞ。」
遊矢
「エンタメデュエルが………奪われる!?」
………ズァークは現在進行形で∀rlechinoが行おうとしていることを説明した。
ズァーク
「………海馬ランドのスタッフがデュエルに敗北し、海馬ランドが買収された」
遊矢
「えっ!?海馬ランドってあのブルーアイズがいっぱいある、決闘者お馴染みのレジャー施設!?」
ズァーク
「幸いにも海馬瀬人が即座に乗り込んで勝利を決め、取り返したそうだが……」
ズァーク
「奴は自身の遊園地を広げるためにあらゆる娯楽を取り込もうとしている。」
ズァーク
「その先にはあるのは………ドキドキもワクワクも支配された【闇のエンタメワールド】だ。」
遊矢
「闇のエンタメワールド………ダメだそんなの!エンタメデュエルはソイツだけの物じゃない!」
ズァーク
「分かってくれたか。」
遊矢
「………それで、なんで俺に会いに来たの?」
ズァーク
「相手はデュエルモンスターズのモンスターだ、なら決闘者の力が必要になる。」
遊矢
「そういうことか………なら零児にも声をかけてみるよ。」
ズァーク
「赤馬の息子か………出来ればシンゴとデニス……それとお前の父にも声をかけてくれ。」
遊矢
「え?沢渡やデニスまで?分かった、頑張って集めてみるよ。」
ズァーク
「…………」
…………
∀rlechino
「驚楽園は常に驚と楽を与えなくてはなりません。」
∀rlechino
「その為には………もっと、もっと面白いことを集めなくては………♪」
∀rlechino
「ねぇ、貴方はどんな面白いものを見せてくれますか………りりすた革命団さん?」
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