二次創作小説(新・総合)

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最期の陰謀が導く学園生活
日時: 2023/03/04 02:42
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: FBVqmVan)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12800

こんにちはベリーと申します。
雑談掲示板にて、「スピンオフを書いて欲しい」という要望があったため、スレを建てました。
100%自己満足の創作ですが、見てくださったら泣いて喜びます。

◤◢◤◢注意◤◢◤◢

〇このスレは「ポケモン二次創作 裏の陰謀」「ポケモン二次創作 最期の足掻き」「神が導く学園生徒」のスピンオフです。本編とは…関係ある場合とない場合があります。その際は記載致します。

〇他の方の要望によっては不快なカップリングや絡みがある場合がございます。ご了承ください。

〇スピンオフ兼ifルートも兼ねているため、胸糞やグロ等少々過激な部分も含まれています。

◤◢◤◢その他◤◢◤◢

〇他の方の作品のクロスオーバーやコラボ等大歓迎です。というか、昔コラボしたり、他の方がクロスオーバーしてるのをみてやってみたいなと感じました。しかし自分から声は掛けれません!恥ずかしいので。もし、クロスオーバー、コラボしたいな等ほんの少しの気持ちがありましたら是非乗らせていただきます。

〇私の創作物同士のクロスオーバーは難しい場合があります。ネタバレなどを含むため。

【目次】

《裏の陰謀》
「買い物」 >>


「裏の陰謀主要登場人物の心の暴露」
>>

《最期の足掻き》

《神が導く学園生徒》

《クロスオーバー、コラボ》

【女剣士様とのコラボ】
「戦士たちの愉快な日々2」×「最期の足掻き」
『バレンタインに異性など関係ない』一気見 >>3-62
【一日目】
奇跡の出会い。 >>3
理解と順応。 >>8
ようこそ!我らが学校へ! >>9
皆仲良く。 >>16
【二日目】
ちなみに明日はバレンタインだ。>>22
チョコレートを作りましょう。 >>25
オマケ >>26
【三日目】
最後は盛り上がっていこうぜ! >>29
最後のパーティ >>32
さて、ゲームを始めようか。 >>42
ぶち壊し。   >>46
【最終日】
姫を助けるナイト達。 >>53
立ちはだかるリーダー。 >>58
最終局面       >>61
お別れ        >>62
  ー完結ー

【野良さんとのコラボ】
「疾風の神威」×「裏の陰謀」
『大切な人が居るのだから』

1問目【虚無】>>75-


「神学」×「裏陰」×「最期の足掻き」
「カラオケ」 
前編>>65
後編 >>72

「裏の陰謀」×「最期の足掻き」×「神が導く学園生活」
『依存性の人達の集まり』
>>



【スピンオフテーマについて】
スピンオフを書くにあたり、「基本的には読者からのリクエスト形式にして欲しい」との要望があったと共に、私もスピンオフのネタは余り出ないかもしれないため、テーマを募集します。詳しくは下のテンプレを見てください。
また、あまりネタが湧かないのと、きっと他の方からのテーマ提供なんて多くても3つ程度と思いますので長くは続かないと思います。頑張って1年……かな。ご了承ください。

【テンプレ】

創作物「」(裏の陰謀等の作品名)

希望テーマ「」(花見や、バレンタイン、学校生活等)

↑*必須項目
ーーーーーーーーーーーーー

要望「」(このキャラとこのキャラの絡みをみたい、このキャラを深堀して欲しい等)

その他「」

↑*これらがあるとスピンオフを書く際に助かります

ーーーーーーーーーーーー

【お客様】
〇謎の女剣士様

Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.21 )
日時: 2022/05/13 20:57
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: 0rBrxZqP)

>>20

良かったです!ポップ君上手くかけてるか心配だったので...
というか構図ムズカシカッタ

Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.22 )
日時: 2022/05/14 15:15
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: 7dCZkirZ)

2日目。ちなみに明日はバレンタインだ。

『キーンコーンカーンコーン』

どこからともなく学校のベルの音が聞こえる。教壇にはポップ先生が立っており、一同は机に座っている。

「さて、今日も元気に授業を初めて行くぞ!」

「早くしろ!」

「早く早く」

双子はワクワクしながらポップ先生に熱い眼差しを向ける。2人は勉強は全く出来ないが意識は誰よりも強いようだ。

「まあ、急かさないでくれ。まずは朝の会だ。今日は転校生を紹介する!」

ポップ先生が言うと一同はザワザワとする。

シュウ「転校生って...急だね」
クロコダイン「というか、転校生ってどこから来るんだ?」
マリオ「まさか...」
レイ「4人。」
タツナ「かなりの手練。」
ミソウ「殺せるかな?」
レイ「いや...1人は...」
ポップ「こら!そこ!物騒なこと言わない!」

ポップ先生はいつものお騒がせ3人を指さして言った。いつもなら反抗する所だが、昨日痛い目に会ってるため、3人は何も言わない。

「じゃあ、入ってきてくれ!」

ポップのその言葉を初めに、レイ達の言う通り、4人が教室に入ってきた。
そこには金髪にピンクをベースとしたセーラー服の女性。これまた同じく金髪で緑の三角帽子を被っている男性。茶髪にボサボサの髪に碧眼の、明らかに成人の男性。黒髪に濁ったアイズブルーの少女。
皆はその人物に見覚えがあった。

「じゃあ自己紹介を頼むよ。」

ポップがそう言うと、最初に金髪の女性が前に出た。

「キノコ王国にある城の城主。ピーチです。どうぞよろしく。」

そう言うとピーチはセーラー服の裾をちょいっと上げて恭しく礼をした。

「僕はピーチのボディガードをしてる。時オカリンクだよ。よろしくね。」

時オカはそう言うとニコッと笑った。

「俺はバッツ・クラウザー。まあ、よろしくな!」

バッツはニカッと輝かしい笑顔を浮かべた。

「私はユウ。よろしくね~」

ユウは舌をべーっと出したながらニヤリと笑った。

ゼルダ「ピーチ!貴方もここに来たのね!」
ピーチ「ええ!事情は知ってるわ!事故とはいえ楽しそうね!」

ゼルダとピーチはとても仲が良いらしく満面の笑みでお互い両手を繋ぐ。

「...俺らの女性陣もこうであったら...な...」

タツナがその様子を見ながらリゼとミソウのことを見る。リゼとミソウはそんな視線に気づかないはずがなかった。

リゼ・ミソウ「何」

タツナ「んにゃ。なんにもない...」

タツナは呆れながら諦めた。もしも、タツナとミソウが、シュウ達と同じ歳であったら。もっと鮮やかなメンバーだったかもしれない。

「ピーチに時リンにバッツ!3人も来てたのか!」

マリオが両手を広げて言った。ピーチは少し困った顔をし、時オカはそのピーチに見とれ、バッツはえへへと鼻をかいた。

「レオナも来てるぜ!でも...」

「レオナは保健室の先生になってもらってる。」

バッツが得意げに言うと、いい所をポップ先生に取られる。マリオ一同はレオナの回復術の強さを知ってか、『あぁ~』と納得している。

「...なんでお前がいる。」

「え~私が居ると何か不都合でもあるのかい?フジ君っ」

「その名前で呼ぶな。リウ。」

「その名前で呼ばないでくれる?弱虫フジくぅ~ん。」

レイとユウは昔からの知り合いであるため、お互い知りたくないことも知っている。それが負をそうしてお互いの煽り合いになっているのだ。

「ユウさんも来てたんですね...」

リゼは手を口に当てて驚く。

「3柱が2人になった。」

「頼れる頼れる。」

タツナとミソウがユウに言う。ユウは「やだなぁ~」という顔をしながらも満更ではないようだ。

「ユウ...さん?も...巻き揉まれたの?」

シュウが恐る恐る聞く。ユウは別に癪に触ってないといった態度をとる。

「あー、あのダミのせいでね。あいつは...死んでも人に迷惑かけるんだから...」

ユウはケラケラと笑いながら言った。この次元を作ったダミという人物はユウにとっては故人のようだ。

「...あいつ。やっぱり死んでたよな。あの、すかぽんたん...」

レイは前半部分はいつもの棘がある冷静な声だったが、後半の「すかぽんたん」はゆったりとした。幼児のような声であった。その今日日聞かない1部を見たユウ以外の人物は...もちろん驚いたが

「...ぷっ」

リゼが吹いてしまった。それに続いてタツナ、ミソウが馬鹿にし始め、ユウもケタケタと笑い始めた。レイはいつものように微かに微笑むと...

「 殺 す よ ? 」

殺気前回で皆に威圧を仕掛けた。間近に居たシュウ達は園殺気に犯され何も言えなくなってしまった。3柱のユウもである。
遠くで盛り上がっていたマリオ達でさえ、黙ってしまった。

「さて、落ち着いた所で朝の会、再開するぞー」

ポップ先生が生徒表を肩に担ぎそう言った。レイ以外はそれがいいと思いすぐさま席に着いた。
そうして、授業が開始されたー

ーーーーーーーーーーーーー
~休み時間~

タツナ「そういえば、あの数字なんだ?」
ミソウ「なんだなんだ」
シュウ「あぁ、あれは日付って言ってね。今日は2月13日みたいだね。ん?2月13日...?」

シュウが何か引っかかったようでうーんと唸る。すると、向こうで集まっていた戦士達の愉快な日々メンバーの中から一人、ゼルダが出てきた。

「ん?どうしたの?ゼルダ。」

シュウがまるで普通の学生のようにゼルダに聞く。そうだ。ここでは皆は普通の『学生』なのだ。

「ちょっと、ミソウ、リゼに話があって...あ、そこにいるユウも!」

「ん?私もかい?」

ゼルダは遠くで1人で小さなメモ帳を見ていたユウにも声をかける。ゼルダはうんうんと頷いて3人を廊下に出るように促す。

「おい。クソ。ミソウに何か手を出すつもりじゃねぇだろうな?」

タツナがどす黒い声を聞かせながらゼルダにメンチを切る。しかし、ゼルダは何もたじろかない。
暫しお互いの睨み合いが続く。

「タツナ大丈夫だよ。この人たちは悪い人じゃないし、3柱のユウもいるしね。」

そう言ってしシュウはタツナを抱えて椅子に座らせる。タツナは不服そうだが昨日のことがあってか頬を膨らませながら不貞腐れている。

「でも...まあ、もしミソウに何かあったら...」

シュウへいつものように人懐っこい笑顔を浮かばせる。ゼルダは何か頼み事を言われるのだろうかと思い、無防備で笑顔で向かえるが、レイとユウは嫌な予感がしていた。
シュウではない、かつて昔行動を共にしていたシュウの双子。「チャーフル・ジーニア」通称2代目レイと似たような行動、雰囲気、笑顔であった。

「シュウ、やめっ...」

ユウがそう言った。けれど、シュウはまるで世間話をするかのようにただ、自然に口を開いた。

「 た だ で は 済 ま な い よ ね ?」

それはレイをも、校長先生をも仰ぐような、鋭い殺気を放った。これはいくら器が大きいゼルダでも殺気に晒されてしまい、足をガタつかせそのまま気絶してしまった。
シュウは弱い。確かに施設で生き残れるほどの力はあり、確実に人離れしてはいるが、このメンツの中では霞んでしまう。がしかし、シュウはかつて世界の裏を牛耳っていたチャーフル・ジーニアの片割れである。その潜在能力は、世界一と言っても過言ではなかった。
それを読んでいたレイはすぐさま行動に移し、ゼルダが倒れる前に支える。まるでそれは淑女をエスコートする紳士のようであった。

「なっ、何があったんだ!ゼルダ?!お前ら...また何かしたなっ?!」

そして、いつものようにアイクが血相変えてやってきた。しかし、今回タツナとミソウは事実無根である。逆にシュウの殺気にやられてしまい、気を失いそうな狭間であった。
アイクも鈍感ではない。タツナとミソウが原因でないことは分かった。ならばリゼか?リゼは机に突っ伏している。でなければ、新しく入ってきた怪しいユウか?ユウはさっきから殺気を放っているも、それはどちらかと言うと恐怖に近いものであった。それをアイクが感じ取る。ならばシュウとレイかのどちらかだ。この2択は明らかにレイである。

「レイ...テメェ...このっ!」

アイクは剣を抜いてレイに切りかかる。レイは思わぬ冤罪を受けるが、ゼルダを支えながら片手の二本指で件を止める。

「残念だけど、今回は俺じゃ無いんだよね。」

レイはこの状況でもヘラヘラしながら言った。アイクは驚いた顔をしながら剣をしまう。ならば選択肢は残り一つしかない。

「シュウ...?お前が?」

「え?!僕?!何もしてない...筈だけど...」

シュウは先程鋭い殺気を放っていたとは思えない表情を浮かべていた。本人は無自覚のようであった。

「「うん。確実にシュウだね。」」

するとユウとレイの声がハモる。お互いニコニコと笑いながらも邪険にしているように見えた。

「え、えっと、ごっ、ごめんなさい!」

シュウは思ってもないことを言われたため、素直に謝る。アイクは態度の悪いレイ、タツナ、ミソウのようではなく、誠心誠意謝られたため少し慌ててしまった。

「あ、あぁ。わざとじゃないなら仕方ないな。けど、次はないと思え。」

「はい...本当にすみません...」

シュウが涙を流しながら土下座をしていた。本来ならばシュウにこんなことをさせるなんてレイ、タツナ、ミソウが許さないが、今回はシュウが原因のため何も言わなかった。

「ゼルダー!誘えたー?って?!ゼルダ?!大丈夫?!取り敢えず保健室へ!」

ピーチが廊下から顔をチョロっと出すと大惨事に気づいたようで、廊下から女子陣営がゾロゾロとやってきた。シュウはとてもいたたまれない気持ちになった。

そうして、ゼルダは保健室へ運ばれ、授業が始められた。

ーーーーーーーーーーーーー
〜次の休み時間〜

「レイの殺し方は気に入らねぇんだよ。ほら、もっと痛ぶって殺したいじゃねぇか?」

タツナは拳をふるって、さも世間話のように言う、ミソウもうんうんと頷く。

「ポケモンのあの断末魔。あれがないとやってけない。」

ミソウはまるでアル中のように言った。それにリゼとレイ、ユウは「あー分かるー」と微妙な顔をした。

「でもな…俺はやっぱり苦しませずに殺したいんだよ。」

「ほぅ、それは2代目の美学かな?」

レイが苦笑いをすると、そこをユウが突いた。レイは頭に怒りの文字が浮かんでいるが、抑えた。

「それもあるが…」

レイはシュウの事をチラッチラと見ている。シュウは視線に気づきながらもキョトンとしている。まず表育ちのシュウは話にすら追いつけないのだ。

「へぇ、シュウ君に嫌われないよう必死っと…」

ユウは笑いながら手帳に書き記していく。レイは微笑みを深くするとユウに拳を突き出した。が、やはり3柱、ユウはかわす。

「おっとっとぉ。暴力反対ー!www」

ユウは心の底からケラケラと笑いながらもレイは爽やかな笑みを絶やさずにパンチを辞めない。

「お楽しみ中悪いけれど、少し良いかしら?」

その空気を破ったのはピーチだった。ピーチは両手を重ねながら礼儀正しくそう言った。その言葉にレイとユウはピタッと止まる。

「あぁ。リゼとミソウとユウに用事があったんだっけ 」

シュウが思い出したように言う。

「そうそう!3人とも来て頂戴!」

ゼルダは頬をぷくーっと膨らませながらそういう。3人は「?」と思ったが、取り敢えずついて行った。

「あ、あとシュウちゃんも!」

「え?え?!ちょっとま…!」

するとシュウは半強制的に廊下に連れ出され、女子陣営が話し始めた。

『僕は男だ!』

そんな声が微かに聞こえた気がするが、皆は見て見ぬふりをした。

「何だよ。俺らは仲間はずれかよ。」

タツナは自分の片割れを取られたことに不満を全面に出す。レイはからかってくるユウがいなくなり、せいせいしたように感じたが、シュウを取られて複雑な心境であった。

「察し悪ぃなぁ!」

すると絡んできたのはクロコダインであった。2人はお気に入りを取られたこともあり、少し機嫌が悪かった。

「何。」

タツナは不満そうにそう言った。クロコダインは「こりゃだめだ」と汗をかきながら頭をかいた。そこにアイク、マリオ、ピカチュウ、時オカ、バッツがやってくる。

バッツ「これはバレンタインデーだな。」
時オカ「間違いなくそうだね。」

レイ・タツナ「ばれんたいんでー?」

施設育ちの2人はもちろんそのような行事は知らない。それを察したのか、5人はバレンタインデーについて話し始めた。女性が好意をもつ男性にチョコを渡す日であること。男子にとって、チョコの数はステータスであること。
まず2人はチョコというものすら知らなかったため、5人は説明をしなければならない羽目になった。

レイ「へぇ…好意の人からチョコを貰える…か。」
タツナ「表らしい甘ったらしい行事だな。」
バッツ「なにおう!これでもれっきとした行事なんだぞ!」
クロコダイン「バッツはいいよな。貰える相手が居て。」
バッツ「ま、まあ、そりゃ元の世界に戻ったら…多分。貰える…かも…」
時オカ「僕もピーチ姫からチョコ貰いたいなぁ」
アイク「俺もゼルダからチョコを貰いたい…」
クロコダイン「まあ、俺達には関係のない話だがな!ガハハ!」
ピカチュウ「ちょっとクロコダイン?!なんで僕のことを見るの!僕だって…貰える…といいな……」

各々が照れながら自分の心境を語っていく。タツナは理解出来ないと言ったように呆れた。しかし、レイはなにか関心を覚えたのか、真剣に聞いている。

「じゃあさ…」

レイが低く、澄んだ声でそう言った。それは、余りにも美しく、異様で思わず注目せざるおえなかった。

「俺達もチョコ作ったらいいじゃん」

一同『はぁ?』

Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.23 )
日時: 2022/05/14 16:45
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

どもです〜、やっぱり3人来ましたね。
後リンクの方ですけど…「時オカ」より「時リン」で構いません。
マリオもそう呼んでいたので、お願いします!
確かに甘ったらしいかも知れないけど、表世界…私の描く世界では当たり前なんですよ♪

まぁ、女子組がシュウを女性だって勘違いするのも無理ないですけどw

それでは。

Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.24 )
日時: 2022/05/14 20:30
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: ShMn62up)

>>23
あっ、分かりました次から変えときますね。

>>確かに甘ったらしいかも知れないけど、表世界…私の描く世界では当たり前なんですよ♪

タツナ「まず日付というものが無い。」
ミソウ「ランキングぐらいしかイベントはない」
リゼ「まず自分がいくつかなんて分かりませんもんね…」
レイ「ランキングって2代目レイが考えた企画だから元々施設にイベントなんて無かったんだよ。」
シュウ「そうなの?!さすがチャーフル!(シスコン)」

>>まぁ、女子組がシュウを女性だって勘違いするのも無理ないですけどw

そうですねwww
シュウは15歳ですがまだ第二次成長期は来ていないという設定ですから、体はまんま小学生のようです。身長も150cmと低めですが、それでも施設で生き残れるのはやはりキメラの子だからかもしれません。シュウがキメラの子ではなかったら、最初にシュウと運ばれたモブ奴隷達のようにすぐ死んでたかもしれません。
おっと…最期の足掻き関連になると話が物騒になってしまう……

いつも感想ありがとうございます!

Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.25 )
日時: 2022/05/16 23:27
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: ShMn62up)

2日目。チョコレートを作りましょう。

「じゃあ、チョコレート!作るわよー!」

ピーチが掛け声を上げる。ここは学校の家庭科室。そこでリゼ、ユウ、ミソウ、シュウ、ピーチ、ゼルダはエプロンを装備し家庭科室にあったチョコレートの材料でチョコレートを作ろうとしていた。

「「おーっ!」」

ゼルダとユウ、ミソウはノリノリであった。しかし、同意してない者が2名。

「……バレンタインデーというものは分かりましたが、生憎私には渡す相手が……」

「いいのよっ!取り敢えず作っとけば!」

リゼが顔を歪ませるとゼルダがリゼの肩に手を置き、そう言った。リゼは逆らうのがめんどくさくなったのかもう流すことにした。

シュウ「ちょ、ちょっとまって?!僕男!男なんだけど!ボーイだよボーイ!」
ピーチ「ごめんなさいね。女の子の見た目してるからてっきり……」
シュウ「僕は男だ?!」

そんな鉄板な流れがあるも皆シュウを受け入れていた。シュウは1人だけ男という重みと、思春期特有のキャピキャピした女子と余り関わりたくない感で全く受け入れられなかった。
しかし、そんな気持ちにさせてくれるのはこの環境である。施設だと毎日生きるか死ぬかの死地で「思春期」なんて言葉も一切出ない環境だ。
シュウはこの時間が一生続けばいいのにと言う気持ちもあり、複雑であった。

「で、チョコレートはどうやって作るんだ。」

ミソウはどうやら食べたいだけのようだが、皆は気づかず、一見恋する乙女に見えてしまった。ピーチは調理用の小さいチョコが入ってる袋を取り出す。

「まずは何を作るかね。バレンタインデーのチョコは、ハート型のチョコが鉄板だけど、マフィン、生チョコ、トリュフとかいっぱいあるのよ?」

ゼルダは鼻を伸ばしながらそう言う。チョコレートに興味津々なミソウと、情報に興味津々なユウは「おぉ~!」と目を輝かせた。

ピーチ「今回皆はチョコレートってものを知らないみたいだし、シンプルなチョコにしましょう!」
ゼルダ「そうね。溶かして型に入れるだけで簡単だし!」

そしてピーチとゼルダはチョコの準備に取り掛かった。他メンバーは料理等全くしたことがない上に、まずまともなご飯は夕ご飯だけ。その夕ご飯も生ゴミのような不味さのため、料理とは全くの無縁であった。取り敢えず焼いときゃ食えるだろ精神ばかりである。

そうして女性陣(?)のチョコレート作りが始まった。

ーーーーーーーーーーーーー
〜シュウ、レイ宅〜

「っと言うわけで、チョコレートってどうやって作るんだい?」

一同『ズコーっ』

こちらは男性陣。女性陣のように1人男性が入っている等ない純粋な男性陣。
そこでレイ指揮の元、漢のバレンタインデーが始まった訳なのだが……もちろんレイも施設育ちでバレンタインデーの前にチョコレートすら食べたことない状態である。

時リン「チョコレートは…色々あるんだけど……」
マリオ「マフィンとか、生チョコとか色々あるよね。」
ピカチュウ「僕マフィン食べたい!」
レイ「じゃあそれにしよう。」

チョコレートは何にするか議論でまさかのピカチュウが食べたいものに決まってしまった。ピカチュウは「ヤッター!」とジャンプをしている。

「で、マフィンってどうやって作るんだい?」

一同『……』

もう一同はレイの無知っぷりに驚き通り越して呆れてしまっていた。レイは確かに優秀だ。戦闘面だけでは。しかし、施設という戦闘面だけ評価される環境での頂点に立ったが故に、いつも自分が周りを引っ張っていたため、今回もその役に自然と降り立った……というか皆を引きずり回しているが、彼は元々マイペースな性格だ。このままでは進行が続かない。

「…レイ。お前じゃ話にならない。その座を今すぐ他メンに譲れ。」

タツナがそれにいち早く気づき言った。しかし、レイのプライドだろうか、頑なに渡そうとしない。それもタツナは嫌ほど思い知らされている。ではどうするか。

「この中で料理。得意なやついるか?特にチョコレート作れるヤツ。」

タツナがそう勝手でた。一同は見合わすとマリオの手を取り、勝手に手を挙げさせた。

タツナ「おっ、マリオ料理うめぇの?」
マリオ「いや、まあ、ちょっと…は?」
クロコダイン「マリオ意外と料理美味いぜ!」
時リン「そうだね、僕達も少しは料理できるけど、マリオは格別だね。」
バッツ「俺もマリオに1票」
マリオ「そ、そんな……(照)」

どうやらマリオの料理はこのメンバーでひとつ頭抜けているようである。レイは居心地が悪くなったのか、皆の上に立っている所を降りる。というか、机の上に立ってるのは行儀が悪い。

「その話!聞かせてもらったっ!」

すると玄関の扉が開かれる。ここは学校の近くにあるちょっとしたアパート。そのため玄関からキッチンまでは筒抜けである。
そこにはチョコレートの材料を持ったポップが居た。

「ポップ先生?!」

アイクが驚きながら言う。一同も同じ気持ちである。ポップ先生はその視線が突き刺されながらも無視してアパートの中に入る。

「ポップ先生……不法侵入ですよw」

「いいじゃないかバッツ。チョコレート作りだろう?ならこのポップ先生が教えてやろうっ!」

そう言ってポップは材料を机にドンッと置いた。そこにはマフィンの材料が大量に置かれてあった。

「おぉ!ポップ先生ナイスだよ!」

時リンが親指を立ててグーを出す。ポップはへへへと照れながらサラッとマリオと同じ席、リーダーのように前へ出る。

「というか、ここ俺とシュウの家なのになんでセンセーがいるの?」

レイが不機嫌気味に言うとポップは少したじろぐが、その後ふふんと鼻を伸ばす。

「まあ、先生だからな。生徒の住んでる所ぐらい把握してるんだって。」

クロコダイン「おぉ!マフィンの材料が盛りだくさん!」
ピカチュウ「これで沢山作れるねっ!」
ポップ「俺の話を聞けいっ!」

ーーーーーーーーーーーーー
女性陣

「まずはチョコレートを粉々にするの。ほらこうやって」

するとゼルダが包丁で細かくチョコレートを刻み始める。ピーチも続く。リゼもシュウもそれに習って板チョコを刻み始める。

「これ…欲しい。」

「へぇ、このナイフ先、鋭いね……この技術を是非教えて欲しい…」

否、ミソウとユウだけはチョコレート作りに徹していなかった。それどころか包丁に興味津々であった。

「ちょっと!ミソウ!リウ!ちゃんとチョコレートきざんで!」

「きざめば良いんだな。」

そしてミソウが包丁をブンブンと降り始める。

「きざむって、人をきざむ訳じゃないよ?!」

シュウは慌ててミソウの包丁を止める。ミソウはつまんなさそうな顔をするとチョコレートをきざみはじめた。ユウもきざみはじめる……が

「あっ…」

ーーーーーーーーーーーーー
〜男性陣〜

「あっ……」

「どしたのレイ…ってえ?!」

時リンがレイが何か言ったのを聞き取るとレイの様子を見る…と、レイはチョコレートをきざむと言っておきながらチョコレートを一刀両断、そしてまな板をも一刀両断にしていた。

クロコダイン「ガハハハ!お前はどこまでも面白いやつだな!」
バッツ「笑いどころじゃないだろっ!」

「……この先が不安だ…」

ポップとマリオは顔を見合わせると苦い顔をした。今回はこの2人が苦労しそうである。

ーーーーーーーーーーーーー
〜女性陣〜

「次は湯煎でチョコレートを溶かすわよ……」

ゼルダはもうこの時点で疲れ切ってしまっていた。まずユウはまな板を一刀両断するわ、ミソウはチョコレートを細かく刻みすぎてチョコレートが見えなくなるわリゼは素手でチョコレートを小さくしていき体温でチョコレートがドロドロになり手がドロドロになってしまうわ。
散々だったのである。シュウ、ゼルダ、ピーチはもううんざりしていた。これがまだ料理の序の序だと思うと気が遠くなる。

「まず、お湯の上にチョコレートが入ったボールをセットするわ。あとはゴムベラでゆっくり溶かす!」

今回はやらかさないだろうと希望を宿わせながらピーチがチョコレートを溶かしていく。シュウとゼルダもそれに続いて溶かしていく。流石のミソウもリゼもユウもその工程は分かったようで皆の真似をした。

ーーーーーーーーーーーーー
〜男性陣〜

「タツナ?!何やってるんだい?!」

「えっ、チョコレート溶かすんだろ?」

時リンが驚くとタツナはキョトンとしながら手を止める。タツナはチョコレートを溶かすからとお湯に直接チョコレートを入れ始めたのだ。

「それじゃあチョコレートとお湯が混ざってしまうだろう?こうやるんだよ。」

ポップはタツナのボールを取り上げるとゆっくりとチョコレートを溶かし始めた。タツナ達は「おぉ〜」と関心の目で見ながらその様子を見る。
ここで1つ注意をしよう。【まだ湯煎の段階である】湯煎をするまでここまで濃いものだとは誰も思うまい。

「……んっ、えっしょ。」

レイは不器用ながらもチョコレートを溶かしていく。レイの顔はチョコレートまみれで、チョコレートも少しお湯が入ってしまっている。
まな板を一刀両断するような凄い迷惑より、こういうシンプルに料理が下手な方が教えるのは大変である。

マリオ、ポップ「「(まだ湯煎の段階なのか……)」」

そう2人は今更ながら絶望した。

ーーーーーーーーーーーーー
〜女性陣〜

「何とか型に流せたわね…」

ピーチがふぅと一息つきながら壁に寄りかかる。ゼルダもである。ようやくチョコレートを各々好きな型に溶かし入れ、冷蔵庫に入れたところである。ミソウとリゼは笑いはしない物の楽しそうにジャンプしている。ユウは今までの事をメモっている。流石情報屋である。

『ガラッ』

すると家庭科室の教室があいた。そこには保険教員と聞かされていたレオナが立っていた。

「レオナ…!あっ、今はレオナ先生だったわね。えっと、それ…は?」

ゼルダは戸惑いつつレオナに聞く。レオナは「ああ」と困りながらも「ソレ」を差し出した。レオナは肩にイノシシ、シカを背負い、袋の中にはニワトリが入っていた。

「レオナが仕留めた訳じゃないわよね…?」

「当たり前じゃない。こんな野蛮なことしないわ……」

レオナは頬に手を当てる。最期の足掻き一同はレオナ先生とは初対面だったため、何も言わない。強いて言えば保健教員が動物の死骸を持ってきたクレイジーな先生という印象に残ってしまった。

「これは校長先生が仕留めたものよ。校長先生が『散歩してたらなんか捕まえてた』って言って分けてもらったのだけれど…私には手に負えなくて……」

レオナ先生も苦労してるんだと皆は思った。しかし、ゼルダもピーチも料理の基礎は叩き込まれているが、獣の捌き方等知らない。ミソウ、リゼ、ユウに関しては毛を剥いで骨以外生で喰らい尽くすためそれをしようとしたがレオナとシュウに止められた。

「なんとか処理できる人が居ればいいんだけど……」

「あっ、僕出来ますよ。」

ピーチがうーんと唸ると、シュウが手を挙げた。思わぬ人物に皆はシュウに注目を集める。

「あっ、僕酪農家育ちだから…ポケモンとこの動物の違いは分からないけど、大体構造は同じだと思う。」

そう言うとシュウは慣れた手つきで動物の皮を剥ぎ始めた。リゼ、ユウ、ミソウはそれぐらいはできるため、羽を剥いだり皮を剥いだりし始めた。

ーーーーーーーーーーーーー

「「やっと終わった……」」

マリオとポップがそう言って背中を合わせながらヘロヘロと座り込む。ようやくマフィンを焼くことが出来たのだ。料理の「り」の字も知らないタツナとレイの世話の上に、他にも料理なんて知らないメンバーがいたため苦労したのだ。

アイク「お疲れ。大丈夫か?」
バッツ「今日はありがとな。2人共。」

そう皆は労いの言葉をかける。2人はそれを見てこの役割を引き受けて良かったと心の底から思った。

「ところで皆これは誰に渡すんだい?」

レイがマフィンのラッピングをしながら皆に聞く。それよりレイのラッピング量が異常である。

タツナ「俺はシュウとミソウ」
バッツ「俺は…元の世界に帰って渡そうかと…」
アイク「俺はゼルダ…かな。」
時リン「僕は…ピーチ姫……」
クロコダイン、ピカチュウ、ポップ
「居ない(死んだ目)」

「フッ。滑稽だね。」

レイはこれぞとばかしに渡す相手が居ない3人をバカにし出す。3人はその言葉にイラついた。

ピカチュウ「ならレイは相手いるの!」
クロコダイン「そうだそうだ!お前も俺らの仲間だろうがっ!」
ポップ「レイだけリア充とか許せんぞ!」

そういうとレイはラッピングの中でいちばん豪華なのを選び…

「俺の相手はシュウでぇーす。」

と煽り顔をしながら言った。するとその場がシーンと静まり返った。

クロコダイン「ガハハハハ!結局男じゃねぇか!」
ポップ「レイ。君も俺たちの仲間だ。」
ピカチュウ「そーだそーだぁ!」

その皆の体温にレイはキョトンとする。

「え、シュウに渡すんだよ?別におかしくないじゃないか?」

その言葉を聞いて4人はお互いの話が噛み違っていると分かった。そして1度冷静になる。

「?あぁ。レイはシュウの事恋愛対象として見てるんだよ。」

一同『…?!』

タツナが当たり前だと言うように言うとレイ以外一同は驚く。
同性愛。最近世間が認めるようになってきたもの。同性での結婚も認められてきたぐらいだ。デリケートな話題であるため一同は何も言えなかった。
そして、施設では女は弱い。それは体の構造上仕方がない。そのため同性で群れることが多いため、施設内では同性愛など当たり前なのだ。

「ま、まあ、良いんじゃないか!お前の恋が実ることを願うぜ!」

飲み込みが1番早かったのはクロコダインだ。そう言ってレイに肩組みをする。レイは嫌そうな、照れてそうな微妙な顔をする。
クロコダインのその言葉で一同も雰囲気が柔らかくなった。

アイク「まあ、頑張ればいいんじゃないか?」
マリオ「レイも可愛いところあるんだね……ふふっ」
バッツ「彼女がいる身として、全力でアドバイスしてやるぜ!」

その怒涛のレイの恋愛応援ラッシュにレイは巻き込まれてしまい、顔を真っ赤にして動くことが出来なかった。

「俺もシュウのこと好きなんだけどな。」

「言うのが遅いよタツナ君。」

その騒ぎの中タツナはボソッと呟くが、時リンは呆れ笑いながらタツナの頭を撫でた。

こうして男子陣営のチョコレート作りは幕を閉じたのである。

ーーーーーーーーーーーーー

「ーっとこうして、内臓を取って……」

シュウが手際よく獣を処理していく。皮を剥いだ後はシュウ以外全員管轄外のため、シュウが教える側に回った。

「あ、この内蔵は食べれるからね。あと、この鳥達は丸焼きと照り焼きと……できた!」

シュウが処理を終わるとそこにはさっきまで死骸とは思えなかった新鮮な料理の材料が揃っていた。

「ここからならゼルダとピーチも料理出来るんじゃない?」

「完璧だわ…!ありがとうシュウ!」

ゼルダが手を合わせると早速調理に動いた。しかし、それをシュウが止める。

「あっ。待って。僕にいい案が…」

そう言ってシュウは明日の予定を話し始めた。それはとてもいい案で、皆の最後にピッタリであった。

「それいいわね!私校長先生に許可もらってくるわ!」

そう言ってレオナは早々に家庭科室を出ていった。そしてゼルダとピーチ、シュウは肉の下処理を始めた。

「えっと……私たちは……」

「「「3人は手を出さないで。」」」

ユウが言うと3人は揃ってそう言った。3人は不満ながらも、料理が下手なことを痛感したため、大人しく帰って行った。

シュウ「まず、ローズマリーを入れて……」
ピーチ「タイムも入れたらどうかしら?」
シュウ「あ!それいいね!」
ゼルダ「じゃああとはニンニクとパセリを入れて……」

そうして、女性陣のチョコレート作りは幕を閉じた(?)

    〜二日目。終了〜


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